MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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今回はアーヴァイン氏のチート指揮官の前線活動のコラボに参加しています

今回は前半はBB小隊とアラマキ元指揮官の開戦当初の初動の様子、後半はアブノーマルの反撃を描写します
以下は参考した話です

https://syosetu.org/novel/267132/81.html
https://syosetu.org/novel/190378/201.html
https://syosetu.org/novel/190134/168.html


極東にて:2

「ルースキ島に入ってそうそう、先制攻撃でこちらのヘリがすべて撃ち落とされるとな……全員無事か?」

「はい、全員ダミー含めて全員無事です」

「ヘリのパイロットも俺達とほぼ同時にヘリから脱出したようだよ」

 

作戦領域に侵入してすぐにパラデウス側の狙撃で乗っていたヘリを撃ち落とされた俺達BB小隊とアラマキ元指揮官――今はアラマキ隊長だったが、彼の第六感じみた判断で全員無事だった

 

しかし、俺達が降下したポイントは予定よりもずっと離れた場所だったのがきがかりだった

それはBB小隊副長のP228さんも同様で周囲を警戒しながら口を開いた

 

「アラマキ隊長、ここは予定の降下ポイントよりも離れた場所で周囲に友軍の姿も見当たりません」

「つまり、私達孤立したっていいたいの?」

 

驚くMP5FさんにP228さんが首を縦に振るのを見て、アラマキ隊長が動じる事もなくこういった

 

「確かにワシら以外に友軍の姿は見えんが……破壊されたのはヘリだけならそこまで心配する必要はない」

 

隊長の言葉にMP5Fの隣に立っていたリーとパラが彼の言葉の意図に気づいたのか、はっきりとこういったのだ

 

「あ、そうか……壊れたのはヘリだけで僕達のダミーのケースは無事だったね」

「もしかしたら、パラ達の他の積み荷のコンテナも近くに落ちているのかも」

「そうじゃ……この近くにもコンテナのパラシュートが降下するのを見えた」

 

二人の言葉を聞いて、俺はすぐに納得した

確かに、ヘリは一瞬でボロボロに空中分解したが積み荷の物資コンテナは特になんの損傷もなくパラシュートが展開し、ゆっくりと少し離れた場所へ降下するのが見えた

確かあのコンテナには、今回の作戦のためにジル主任が開発したアラマキ隊長用の装備と新たらしく新造した俺の武器庫改が入っている

それが使えれば、この作戦で大きな力になる

 

アラマキ隊長は俺達に号令を下した

 

「すぐ近くに降下した物資コンテナを回収、物資の状況を確認次第ワシらも前線へ向かうぞ!!」

「了解!!」

 

俺達が隊長の号令に返礼すると俺達はさきほどの物資コンテナが落下した場所へと急行する

そして、物資コンテナが降下したポイントへ到着し、コンテナと内部の物資の無事を確認するとアラマキ隊長の予想通りコンテナに損傷こそあったが内部の物資は無傷であった

 

 

 

 

 

 

それから十数分後、コンテナ内の武器庫改や隊長用の特殊装備を回収、装備した俺達がパラデウスが展開している最前線へ到達するとパラデウスの歩兵や兵器群が迎撃せんとばかりにそれぞれの武器屋武装を俺達がいる方向へ砲口を向け、待ち受けていた

 

遮蔽物に身を隠しつつ、様子をうかがうとP228さんが小さく口を開いた

 

「ストレリツィ30体、ロドレアが12体、ガンナーも同じく12体、グラディエーター5体、さらにウーラン重戦車が2両です」

「そうか、幹部……ネイトの姿は見えるか?」

「いえ、ネイトらしき姿は確認できません」

「しかし、例のスナイパーもどこかで狙撃を試みているかもしれません。警戒を」

 

P228の言葉にアラマキ隊長が質問にぶつけると彼女は首を横に振るとM14さんがsらに言葉を重ねる

 

やりとりを聞きながら、俺の隣を見るとパラちゃんとリーが不思議そうに視線で隊長――普段の強化スーツに特殊装備を重ね着した姿を興味深そうに見ていた

 

「アラマキのおじいちゃん、ずいぶんとずんぐりむっくりな格好だね……」

「戦前のロボットアニメに出てきたロボットみたいだね」

(確かにそうだよな……あれで動けるかな)

 

二人の言葉通り強化スーツの上に特殊装備を装着した二回りを大きくなったアラマキ隊長の姿はさきほどまでとは大きく変

確かにずんぐりとした胴体に若干短めな手足、半球形の単眼のセンサーを取り付けたヘルメットに、手にしたFMMAG汎用機関銃、複数軽火器類が懸架され、箱形の多連装ロケットランチャーと一体化したバックパック、濃緑色とオリーブドラブ、焦げ茶の三色迷彩が施されたその姿はどこか「むせる」と思わせるような外見であった

 

二人のやりとりを聞いたMP5Fさんがそれに対して口を挟んだ

 

「はいはい、無駄話はそこまでね……隊長、どこぞの最低野郎みたいに被弾しただけで爆発しないよね?」

「そんな装備だったら持ってこないぞ……M14、始めるぞ」

 

MP5Fさんの軽口を隊長は否定するM14さんが俺に指示を出し

 

「皆はどちらかというとどこぞの地球寮の訓練機にも似ていると思いますが……M16A4、武器庫改を展開して!」

「了解」

 

彼女の指示に俺はうなずくと俺は背中に背負っている武器庫改を展開し、チャージを始めると隊長や他のBB小隊の面々も各々の武器を構える

もちろん、俺のダミーも全員が普段通りに銃剣を取り付けた愛銃で突撃体制をとらせる

 

「よし、武器庫改のチャージ終了と同時に一斉射撃を加えるぞ!!」

「了解!!」

 

新造された武器庫改は細かいところで改良が加えられているか、以前の半分くらいでチャージが完了すると隊長が俺に号令が下った

 

「目標、敵陣の中央のウーラン重戦車!!」

「了解!!!」

 

彼の号令と共に武器庫改から高密度のエネルギー砲弾が発射される

パラデウス側も発射と同時にエネルギー弾を回避しようとするも間に合わず、中央のウーランに着弾、周囲に多数のパラデウス兵を巻き込んで派手に大爆発を起こした

 

それに続くように俺のダミーやM14さん達も銃撃の雨を浴びさせ、奇襲と誘爆に巻き込まれで動きが鈍くなった残りのパラデウス兵達を一掃していく

最初の誘爆で残り少なくなったパラデウス兵達が反撃を試みようとする

 

半壊したグラディエーターが半壊した右腕を振りかざし、アラマキ隊長に襲いかかる

 

「ピガ―――!!!!!!」

「頑丈だな……隙だらけだな」

 

隊長はグラディエーターの拳を軽く回避すると特殊装備に備わっている対湾曲装甲対応弾頭が備わったロケット弾を叩き込み、グラディエーターにトドメにさす

さらにロケット弾の爆風の余波で周囲のパラデウス兵の湾曲装甲が無力化された事で、他のパラデウス兵もあっという間に駆逐される

 

最初こそ、ヘリをすべて撃墜されるとトラブルに巻き込まれるも戦局は俺達に有利であった

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、これは予想以上に戦局が悪くなっているな」

 

ルースキ島の高台で狙撃体制をとるハウンドハンターは戦況がパラデウス側が不利になるも特に狼狽えることもなく、冷静に戦況を見ていた

 

「ヘカトンケイルは2機撃破され、モリドーはグリフィン側に拿捕されたか……例のPownもここに近づいている」

 

ハウンドハンターは冷静に戦況を分析を続ける

 

「残りのヘカトンケイルは例のハンター率いる部隊と交戦中……こちらはまだ持ちそうか」

 

ハウンドハンターが別の方向をみると彼の額から生えたスコープごしに残り1機のヘカトンケイルと死闘を繰り広げるアラマキとBB小隊の姿を映し出していた。

他二機のヘカトンケイルを撃破した万能者やリヴァイルと異なり、M16A4の武器庫改やアラマキの特殊装備を除けば、標準的な装備しか持たない彼らに苦戦を強いられていた

 

戦場を一通り見渡すとそれの脳内に行動すべき事を導き出した

最初にソレが起こしたのはパラデウスから借りたモリドー以外のネイト達への連絡用通信機を起動させることだった

 

「まずは味方の動揺を抑えるのが先だな……ロキプラ、ネイトの奴ら聞こえるか?」

『この声は例の援軍か……な、なんのようだ?』

「私からの意見具申という奴だ、よく聞け」

 

これまでの想定外の事態に動揺するロキプラに気にもかけずに言葉を続ける

 

「私としては、これ以上無意味にこの場で連中と戦って戦力を浪費するよりも目標達成を優先すべきだと思う」

『だが、例の目標は未だ座標もとれていないわ』

 

上級ネイトの一人であるグレイが困惑の言葉を漏らすもソレは気にせず言葉を続ける

 

「それについては、こちら側が把握した上でロキプラに伝達ずみだ」

『なんですって……ロキプラ?』

『あはは、こちらも知ったのはついさっきなんだぜ……やべぇ』

 

ソレの言葉に不快感を示すグレイに気にもとめずに言葉を続ける

 

「それに伴って、俺と残りのヘカトンケイルが例のやつらがここにくるまで足止めをする……以上だ」

 

その言葉を最後に通信機を切るとハウンドハンターが狙撃体制をとり、大型ライフルのスコープを覗く

 

スコープに写るのはパラデウスを相手に大型の大砲を手に無双する万能者の姿だった

 

「そして、次にやることは重砲を持つ相手を一時的に黙らせる……!」

 

ハウンドハンターは小さく呟くと同時に引き金を引き、大口径の弾頭が音速を超える弾即で放たれる

そして、放たれた弾丸はそのまま、万能者が持つ大砲の砲口から放たれた直後の砲弾を撃ち抜く

 

「え、狙撃だ……うぎゃああああ!?」

 

撃ち抜かれた砲弾は直後に誘爆、爆風と衝撃をもろに浴びせられた万能者はそのまま、空中で制御を失いそのまま地上へと吹き飛ばされ、廃墟の壁へ叩きつけた

それを見たハウンドハンターはすかさずに追撃の銃撃を腐食弾頭で数発放った

 

放たれた腐食弾頭はソレの誘導能力で万能者が叩き込まれた廃墟の壁へ吸い込まれ、複数の大穴を開けた

 

それを目にした万能者はその意図をすぐに理解した

 

「おいおい、そこまでするk……うぎゃあ!?」

 

緑色の腐食弾頭が弾痕を開けた廃墟は万能者の周囲を中心に急速に腐食、崩壊し、瓦礫の山へ化して万能者を飲み込んでいった

 

 

一見するとグリフィン側が有利なこの戦いはまだ、勝ち戦と

判断するには早いようである




はい、ウチの子達がヘカトンケイルと交戦中です
そして、ハウンドハンターが本格的にスナイパーアクションを始めました。
その最初の犠牲者として、万能者が砲弾の誘導から廃墟の瓦礫に生き埋めにさせてもらいました
まぁ、空から派手に砲撃をしていれば、目立ちますからね

以下は今回アラマキ元指揮官が追加装備した特殊装備の設定です

強化スーツ用パワーアーマー
筋肉を着込むと称されるアラマキの強化スーツの増加装甲を
兼ねたパワードスーツ
パワーアーマーの装甲は小銃弾はもちろん、対戦車ロケット弾の直撃も一度だけなら耐えられる強度を誇る
また、強化スーツ以上のパワーアシスト機能により、より大型の重火器の運用や多数の銃器の運搬も可能としている
また、動力源に複数の戦術人形用バッテリーを採用による軽量、小型化により運動性の低下を必要最小限に留め、人間サイズの銃火器も問題なく使用できる

更に汚染地帯での活動に必要な空気浄化機能等も備わり、まさしく人型装甲車とも言える性能を有している
その代償に通常時よりも二周りも大型化している

今回アラマキは普段の対アブノーマル用のM14や斧、コルトガバメントに加え、対湾曲障壁兼用弾頭を装填した多連装小型ロケット砲、バッグパックから弾薬給弾されるFNMAG汎用機関銃、グレネードランチャーや各種大型手榴弾を装備している

外見のイメージはボトムズのスコープドックと水星の魔女のデミトレーナー(チュチュ専用機)を足して2で割ったようなイメージです
特に頭部とバックパックはデミトレーナー(チュチュ専用機)に近いイメージです
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