誇り高く、潔癖で、認めたものでなければ肌の接触を許さない種族、エルフ。
美貌に浮かぶ数々の嘲笑、同胞を称え合う美辞麗句。彼等と彼女等を眺め、接するうちに少女は思ってしまった。

ーー見目麗しいエルフこそが、一番醜いのではないか。

ただ、そう思っている少女にも。
他種族に対する差別意識が根付いていた。

面倒くさいエルフの少女が友だち百人作るお話。
  第1話()
  オラリオへの道()
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