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これからも、更新は遅めですがこの作品を息抜き程度に読んでいただけたら幸いです
次回、最新話付近のネタバレがあります
それでは『従者二人の温泉旅行』どうぞ
「だ、大丈夫………だよな?」
荷物はさっき確認した
服装は………多分大丈夫
財布も入れた
髪は、ワックスはつけてねぇが大丈夫
忘れ物もない、はず
「誠君?何をちんたらしてるんですか?」
「い、いやぁ…、そのぉ…、忘れ物の確認を……」
「はぁ~、全く。あなたそれさっきから何回やってるんですか?」
ア、アハハハハハ……
その通りでございます
宿が開くのと同時にチェックインして荷物を置いてから周りを見て回ろうって言ってたけど、なぁ……
「もうっ!!シャキッとなさい!!男の子でしょ!!折角、好きな女の子と旅行できるんですから、そんなオドオドしないの!!」
「ひゃ、ひゃいっ!!」
「ほら、さっさといく!!」
「で、でもよ………」
「あ゛?グダグダ言わないでさっさと行け」
「はい……、行ってきます………」
《~~崇宮君、移動中~~》
母さんの奴、ひどいよ……
なにもあんなにキレなくったって良いよなぁ……
だってさ、緊張するじゃん?かわいい彼女との旅行だよ?誰だって緊張しますとも、しない奴なんているか?いや、いません
これは絶対断言できるね
父さんも絶対最初は見られてないだけでこうなってたもんね!!
俺とあの人って性質ほとんど一緒だし!!
「もう家から出ちゃったんだし、仕方ない。腹括って行くか!!」
でも、気になるな~
俺の今日の服装って変じゃないよな?朝風呂にも入ったし臭くもないよな?大丈夫だよな?
《所変わって四宮別邸にて~side早坂愛~》
うぅ~、大丈夫だよね?
なんで朝早くから誘っちゃったんだろ?
いや、そのときの私の考えはわかるんだよ?
崇宮君と最初で最後の旅行だから出来るだけ長く一緒に居たいっていうのはね?
でもさ、もうちょっと遅くにすればよかったんじゃないかな!?
自分に言うのもなんなんだけどさ!?
「はぁ~」
「あら、早坂、早いわね。ふわぁ~ぁ」
「おや、かぐや様。起こしてしまいましたか?」
「いえ、お手洗いに行きたくなっただけですから気にしないで。それよりこんなに早くから行くの?」
「その事なんですよ」
「なにがです?」
「いや、その、崇宮君の迷惑になってないかな、と」
崇宮君の迷惑になってるんだったら謝らないとダメだし
それに、こんなに朝早くから行くのってなんか、その、申し訳ないし
「誠は迷惑に思ってないと思いますけど?」
「どうしてそう思うんですか?」
「
「そうですかね?」
「じゃあ逆に聞きますけど、あなたは誠に一回でも本気で迷惑がられた事があるんですか?」
「それは………」
ない………けどさ
けど、もし迷惑に思われてたら、ってさ!!考えちゃうじゃん!!
「ないんでしょう?じゃあ、そういうことよ。ちょっとは自分の彼氏を信じなさい」
そう、なのかな?
そうだよね………
私の知ってる崇宮君は、そういう人だもん
好きな人の為なら、どんなに迷惑そうな事でも、迷惑だと思わずその人の幸せの為に精一杯がんばる人だもん、きっとそうだもん
………もっとあの人と一緒に居たいな、無理だろうけど
「もう大丈夫?」
「はい。すみません、かぐや様。ご迷惑をおかけして」
「全くよ。緊張するのはいいですけど、それでネガティブになるのはいけません。折角の温泉旅行なんですから楽しまないと」
「そうですね」ピンポーン
あ、崇宮君来たみたい
最終確認、寝癖は大丈夫、服もきっと大丈夫……多分、荷物は大丈夫、昨日確認もしたし
あ~、緊張するぅ~………
「ほら、噂をすれば来ましたよ。さ、さっさと行きなさい。あまり彼氏を待たせるものじゃありませんよ?」グイグイ
「ちょ、かぐや様待って、まだ、心の準備が………」
「いい加減にしなさい!!ウダウダ言わないでさっさと行く!!」
「え?は、はいぃぃ!!」
え~、何時も自分の時は散々ウダウダ言って、挙げ句なにもしないくせに………
でも、お陰で心の準備ができたよ
そして、覚悟もね
ありがとう、かぐや様
「それではかぐや様、行ってきます」
「行ってらっしゃい。気を付けてね」
「わかってますよ。それでは失礼します」
さて、気合い入れて行こう!!
でも大丈夫だよね?
服装とかさ?
あ~、もうっ!!考えても仕方ない!!
行く!!
「お、おはよう。崇宮君」ガチャッ
《少し時間が戻って~side崇宮誠~》
ふぅ~、大分落ち着いてきたな
お、早坂が出てきた
「お、おはよう。崇宮君」
「うーっす、おはようさん。早坂」
「こんなに朝早くにごめんね?」
「別にどうってことねぇよ。いつもこれぐらいには走りに行ってるからな」
「そうなんだ」
「そうだよ。じゃ、行きますか」
「うん!!」
うわぁ~、なんかいつもより何倍も可愛く見える
って、ぼーっとしてる場合じゃない!!
今日と明日は楽しむぞ~!!
「あ、そうだ」
「ん?どうしたの?」ギュッ
自分から手ぇ繋ぐのって恥ずかしいな///
え~っとぉ、ちょっといきなりすぎたかな?
「んぇっ!?///」
「わり、迷惑だったか?」
「いや、全然。寧ろ嬉しいよ。ちょっとビックリしただけ///」ギュッ
に、握り返してくれた!!
良かった~、嫌がられてなくて
ホント、早坂の手って柔らかいな~、ってそんなこと考えない!!
こういうときはなにか話題転換を………
あ、ダメだわ
なに考えても手に意識を持ってかれるわ
なんか話題出してくれないかなぁ~?
「」チラッ
「えへへ~///」ギュッ
あらまぁ~かわいい
なにあのとろけたニヤケ顔
何あれ、むっちゃかわええやん
更に強く握り返してくるのもええな~
やっば、マジ俺の彼女天使だわ
《崇宮君がそんなことを考えてるとき~side早坂愛~》
崇宮君から手を握ってくれた~!!
きゃ~!!もうすごい、すごく幸せ~
あ~!!さいっこー!!崇宮君、LOVE!!
もっとギューって握っちゃうもんね
「えへへ~///」ギュッ
………でもきっとこれが最後の旅行になるんだろうな
今までで一番楽しい思い出にしよう
でないと私は、この先絶対に後悔する
きっと、この事を話すと崇宮君は私が嫌いになると思う
でも大丈夫。私が我慢すれば良いだけだから
崇宮君には、かぐや様や書記ちゃん達色んな人がいるんだもん
きっと、私一人居ないぐらいなんてことない
「………」
《sideチェンジ~side崇宮誠~》
「………」
難しい顔してんな
辛そうだし
こういうのって聞いた方が良いのか?
いやでもさっきの笑顔を見るに楽しみにしてたんだろうし………
どうしたものか、あ、そっか
夜に宿で聞けばいいのか
そうすれば、最悪仲違いしても1日は楽しめる、よな?
とりあえず、俺は早坂とこの旅行を楽しめばいいかな
後、片手間で考えるか、早坂が何を悩んでるのか
お前が本音で俺を嫌いにならない限り何があっても、絶対に俺はお前の側にいるからな
「さ、それじゃ楽しんで行こうか?早坂」
「そうだね。崇宮君」
ささ、切り替えて行ってみよー!!
《~~崇宮君&早坂さん移動中~~》
やっぱいいなぁ、早坂と話してると幸せな気持ちになるわ
恋っていいもんだな
御行やかぐや嬢と違って、恥ずかしくても告白して良かった~
「でね?かぐや様、その時私が渡した紙読んだんだよ?」
「なんて書いて渡したんだ?」
「プレゼントは私、って書いたんだ~」
「アッハハハハ!!ウッソだろかぐや嬢読んだのかよ」
「そうなんだよ!かぐや様ったらホント無用心なんだから」
「それだけ信頼してるんだろうよ」
「ッ!!そ、そうだね。ホント、かぐや様は私を信頼しすぎなんですよ」
なるほど、なんとなく話が読めてきた
かぐや嬢関係か
それにしても、信頼しすぎ、ね……
「そりゃ、信頼もするだろうさ」
「どうして?」
「だってよ、小さいときからずっと側に居て支えてくれてるんだぜ?」
「………」
なんだ?急に黙りこんで
もしかして……?
いやいや、まさか、な………
「ねぇ、崇宮君」
「どした?」
「もし、崇宮君だったらそんな信頼してる人が裏切ってたらどう思う?」
なるほど、オーケー
今の話でやっと、確信に変わったな
なんで、早坂が今まで時々辛そうな顔をしていたのか
どうして、話していたとはいえこのタイミングで旅行をぶっこんで来たのか
合点がいったよ、ようやく
「さぁね」
「え?」
「その話は今晩にでも聞くよ。だからさ?今は旅行を楽しまないか?」
「良いの?」
「当たり前だろ?だって今日はお前と俺のお疲れ様旅行だからな」
「そうだけど……」
「だったら、そういう話は旅行を楽しんでからしてくれよ。そうじゃないと後悔する気がする」
「そう、かな?」
「俺のよく当たる勘が言ってるんだ。ほぼ間違いねぇよ。だからさ、楽しもうぜ?早坂」
「………うん。そうだね!!後悔が無いように楽しまなきゃね!!ごめんね崇宮君。こんな空気にしちゃって」
「気にすんなって。さ、電車も来たし。さっさと乗って行こうぜ」
「うんっ!!」
こんな事言っちゃいるが、正直今晩話を聞いて決断しなきゃいけねぇかもな
俺がどう身を振るか
これから、かぐや嬢を含めた四宮の人間とどう付き合っていくのかって事を………
ま、今はそんなことより早坂との旅行を楽しむけどね~
はい、という訳で如何だったでしょうか?
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次回は温泉旅行回part2になります
私事ですが、FG◯にて剣豪が当たりました
それでは、また次回