お気に入り160件ありがとうございます!!
前回も書いていた通り今回は最新話付近のネタバレがあります
それでは、どうぞ
「「とうちゃーく!!」」
まぁ、なんやかんやあったが無事に現地到着だな
早坂も切り替えてるみたいだし、楽しみますかね
「とりあえず、泊まる旅館に荷物を置きに行くんだよな?」
「そうだよ。周りのお店が開く時間と合わせたから、早く荷物置いてまわろう!!」
「そうだな。って、おいおい走るな走るな。危ないだろ」
喜んでくれてるよな?
俺が今まで見てきた中だと、あれが彼女の素だからたぶん大丈夫だよな?
そんなこと気にしても仕方ないか
さ、楽しむぞぉ!!
《~~崇宮君&早坂さん移動中~~》
「早坂?ここであってるよな?」
「うん。地図を見た感じ、ここだよ」
「おっけ、んじゃ行こうか」
さて、ちゃちゃっと荷物置いて楽しむぞ~!!
《~~崇宮君&早坂さん荷物を置き中~~》
「早坂、準備できたか?」
「こっちは準備万端だよ。崇宮君は?」
「俺はいつでも準備バッチリだから大丈夫だよ。それじゃ、行くか」
「うんっ!!」
《~~崇宮君&早坂さん散策中~~》
「すごいね、崇宮君。普段は見れない色んな物があるよ!!あっ、あれ美味しそう」
早坂、楽しんでるみたいで良かった
にしても、ここまで色んな店があるんだな
母さん達と来たときはこんなになかった気がするんだけど、見てなかっただけかな?
「買ってこようか?」
「でも、あんなに大きいし。お昼食べれなくなるかも……」
「俺も食うから大丈夫だって。んじゃ、買ってくるな~」
「待って!!って、行っちゃった………」
さてさて、ちゃちゃっと買って戻るか
はぐれると面倒だし、それに、あんま早坂を一人に出来ないしな
「すんませーん!!これ1つくださーい!!」
「はーい!!970円になります」
「はい、1000円で」
「30円のお釣りです。ありがとうございました!!」
「ありがとうございました!!」
すっげーな、でかすぎない?
これ、二人で食べても昼飯食えるかな?
「ちょっと崇宮君!!急にどっか行かないでよ!!あ、買ってくれてありがと」
「いや、食いたくなっただけだからいいよ。はい、あーん」
「あ、あ~ん///う~ん♪美味しい♪」
「そかそか」パクッ
う~ん♪♪たっまんねぇ♪♪
うっま~♪♪
買ってよかった~
早坂もおいしかったみたいでよかっt……!?
こ、これって、か、かか間接キス!?
ど、どどど、どうしよう
知覚すると急に恥ずかしくなってきた
「///」
「///」
「お熱いね~。羨ましいよ、全く」
「「えっ!?いや、その、そういうことじゃなくて……」」
「いやいや、お似合いだよ。はいこれサービス」
「「え、いいんですか?」」
「いいんだよ。久しぶりに良いもの見せてもらったからね」
「ありがとうございます。それじゃ、僕らはこれで」
「また来てねー。彼女さん大切にしなよー」
「言われなくてもそうしますよ。ほら、行くぞ早坂」
「え、あ、うん///ありがとうございました」
はぁ、全く、疲れた
あ~、恥ずかし
でも、こういうのも楽しいんだよなぁ
「どうしたの?嬉しそうな顔して」
「ん?こういうの、楽しいなって」
「そうだね、楽しいね」
そっか、楽しいか
良かった、良かった
俺は、あんな寂しそうな顔なんか見たくないからな
「ねぇねぇ」チョンチョン
「どうかしたか?」
「次、あのお店行きたい」
「あの土産屋さんか?いいぞ、行こうか」
「うん」
なんか良いもんあるかな~?
「ねぇ、崇宮君。あれ、どう思う?」
「ん?これか?」
この2個で1個のペンダントか?
確かに良いデザインだとは思うけど………
うお、結構な値段してるな
でも、折角だし、いっか
「買うか?」
「いいの?」
「なにか問題でも?」
「いや、そういう訳じゃ……」
「なに?もしかして、申し訳ないんか?」
「うん。だって今日、崇宮君に買って貰ってばっかだし……」
別に気にしなくてもいいのに
こういう時しか金使わないんだし
でも、早坂の性格上気にするよなぁ……
あっ!!そうだ!!
「気になるんならさ。一つだけ、約束してくれないか?」
「なにを?」
「これをお前が着けてる時は早坂は俺に嘘をつかず、素直でいること」
「えっ」
「俺が着けてる時は、俺は大事な人に嘘をつかない」
「そんなことでいいの?」
「おん。じゃ、買ってくるな」
そんなことって…………
あんた、そんなに素直でいることないでしょうよ
これを守ってくれるかは早坂次第……
まぁ、俺は守るけど
基本的には嘘ついてなかったし
お、この指輪早坂に似合いそうでいいな
《~~崇宮君、購入中~~》
「はい、早坂」
「あれ?指輪?」
「あぁ。そいつは俺からのお礼だよ」
「なんのお礼?」
「俺を旅行に誘ってくれたこと、俺を好きでいてくれる事、かぐや嬢の側でいつも支えてくれている事への感謝の気持ちだよ。つけなくても全然いいからよ、受け取ってくれや」
「全然。嬉しいよ!!早速つけるね!!」
そっか、嬉しいか
良かった………
その笑顔の為なら、俺は何でもできる気がするよ
「どう?指輪もネックレスも、似合ってる?」
「両方、その綺麗な肌に似合っててかわいいよ」
「そ、そう?えへへ~///あっ、崇宮君にも着けてあげるね」
「ん、サンキュ」
俺には似合うのか?これ
まぁ、似合ってなかったら、似合う様な服装と髪型を考えるけどさ
「はい、着け終わったよ」
「ありがと。で、似合ってるか?俺に」
「う~ん。今の服装にはそこまで似合ってないかな。でも、制服には似合うと思うよ?」
「つまり、学校にも着けて行けと?」
「や、ちが、そういうことじゃなくて、その///」
「まぁ、着けてくつもりだから良いけどさ」
「え、良いの?」
良いの?って、お前………
「折角、ペアで買ったんだぜ?ちょっとぐらい見せつけたいじゃん?」
「もう………ばか///」
「バカで結構。さ、散策を続けようぜ?」
「うん……。ねぇ、崇宮君」
「んあ?なんだ?」
「崇宮君は、何があっても、私の側に居てくれる?」
なんだ?急に
でも、ふむ……
何があっても、側に居てくれるか、ね
「わからん」
「え?」
「でも、俺が早坂の事を好きな内は絶対に離れない。たとえ早坂が、俺の為と言って俺から離れてもな」
「そっか………。そうだよね。崇宮君ってそういう男だもんね」
「なんだ?その言い方」
「なんでもないよ。崇宮君のそういうところ私は大好きだよ。たぶん、いつまでも」
「そうかい。そう言ってくれてる間は早坂から離れねぇぜ?俺」
「それじゃ、お互いの気持ちを確認できたところで、行こっか?」
「そうだな。行くか!!」
《そうして1日目の散策が終了し、宿に戻って夕食後》
「ふぃ~。食った食った」
いやぁ~、旨かったなぁ
また来て食いたいね~、ああいう料理は
それにしても、早坂遅いな~
一緒に温泉行ったのにまだ入ってんのか?
「崇宮君、いる?」
「いるぞ」
「それじゃ、話すね」
「あぁ」
「私ね、本当の主人はかぐや様じゃないの」
やっぱりか………
「それで?」
「私の本当の主は四宮黄光、四宮家の長男。私の本当の目的はかぐや様の信頼を勝ち取り、一挙一動を報告すること」
四宮黄光………
現段階で次期跡取り筆頭とされてるあのおっさんか
なるほど
「それが、早坂家の生存戦略だったわけだ」
「そうです」
「それを、お前は嬉々としてやっている、と」
「っ!!それは………」
やっぱりか
早坂はかぐや嬢を裏切ってる事に罪悪感を持ち続けてる
つまり、早坂は仕方がないと自分を納得させてかぐや嬢のスパイをしてるってことか
「早坂、こっからはたかだか17年しか生きてないガキの持論だ。だけど、ちょっと聞いてくれや」
「うん」
「信頼なくして我儘言わず、愛なくして我儘聞かず」
「どういうこと?」
「そのままの意味だよ。信頼されてなけりゃ、我儘は言われねぇ。当たり前だろ?そいつは敵かも知れねぇから。そんな奴に弱味なんざ見せられねぇからな」
「うん」
「我儘を聞く側はそいつに対して何らかの愛情がなければそれを必死になって叶えようとは思わねぇ、違うか?」
「でも、私は、かぐや様に申し訳なくて、それで………」
「本当にそれだけか?」
「え?」
俺の思う早坂愛が本当に彼女の素であるなら
きっと、罪悪感や信頼を勝ち取るためだけにあんな行動はしない
きっとそこには姉妹愛のような感情があったと、俺は思う
「早坂、ホントの自分に素直になれよ。お前はどうしたいんだ?かぐや嬢とこれからどうしていきたいんだ?」
「私は………」
「俺は、お前がどんな選択をしようと否定しない。それがお前の本心ならな」
早坂、俺はお前の本心が知りたい
お前が、もしかぐや嬢を捨てても良いって言うんなら俺はかぐや嬢を切り捨ててでも早坂の側に居続ける
もし、別の選択を取るんなら、俺は………
「私は!!かぐや様ともっと一緒にいたい!従者とか、裏切り者だとか関係なく。かぐや様と従者じゃなく、友達として、彼女の側に寄り添いたい!」
「そうか、それが本心だったんだな」
「でも、私にはわからないの!!この事をかぐや様に話せばきっと私は彼女を傷付けそして彼女に嫌われちゃう!!でも、話さないと、私は罪悪感で押し潰されそうで、かぐや様に申し訳なくて、それで………」
「それで?」
「私、もうどうすれば良いのかわからなくて、かぐや様と会長を付き合わせたら、自分は近侍を辞めてどこか遠くに逃げるつもりだった」
早坂………
そんなこと考えてたから、かぐや嬢と御行をくっ付けるのに必死だったのか
なるほどな。でも、だったってどういうことだ?
「でも、崇宮君を好きになって、付き合って。そしたら、崇宮君と離れたくなくなって。でもそれじゃあいつか私は罪悪感に潰される。だから、この旅行を最期に、崇宮君と別れて。それで、自分の恋心に決着をつけようとしたの」
「そうみたいだな」
「でも、今日1日、崇宮君と一緒に色んな事をしたら、ますます離れたくなくなって……。ねぇ、崇宮君。私はどうすれば良いの?どうすれば、私は自由になれるの?」
やっと、やっと心の底に眠らせてた本音を全部表に出してくれたな
ありがとう、早坂
それじゃ、俺のやることはただ1つだ
「早坂、正直どうなるかは俺にもわからない。でも、正直にかぐや嬢に話すしかないと思う」
「でも、そうしたらかぐや様は、きっと」
「あぁ、怒るだろうな」
「だったら!!」
「でも、たぶん同時にこうも思うと俺は思う、辛かったんだろうな。気付けなくてごめん、って」
「そうかな?」
「確証はないが。少なくとも、俺がかぐや嬢ならそう考えるってだけさ」
「でも、それでもし許してくれたとして、そこからどうするの?私が裏切り者であるのは事実だし、かぐや様は許してくれる?」
そこなんだよ、かぐや嬢が早坂を許したとしても、そこは変えられないんだよ
そして、それをどうするか、それはかぐや嬢にしか解らねぇしな
「それは、かぐや嬢次第だ。でも他の四宮家対策なら出来る」
「なんで?」
「もし、早坂を解任したとしたら、恐らく次の近侍は俺か昴さんだろう?だったら、おっさんには情報は回らなくなる」
「でも、私が追われるんじゃ………」
そこは恐らくだが大丈夫だ
だって、
「なんでも利用する四宮の人間が、なにか重要な情報を持ってる奴を解任すると思うか?」
「それはないと思う。だって、情報漏洩の危険があるから」
「安易かもしれないが、どこの連中もそう考える。ということは、早坂は狙われないって事にならないか?」
「確かに。でも、黄光様はどうするの?」
そっちは、出来れば取りたくはない手段だし
何より、不本意だが
「その場合、俺が犠牲になる」
「え?それって、つまり」
「俺がスパイとしてかぐや嬢の近侍になる」
「それはダメ!!そんなことしたら、崇宮君が……」
「大丈夫。俺は二重スパイする気だからな」
「それってつまり」
「長兄様の指示には従うけど、俺はかぐや嬢の従者だからな。その辺はきっちりやるさ」
そう、やってやるさ
早坂は覚悟を決めて話してくれたんだ
俺も覚悟を決めないとな
「でも、良いの?それって崇宮君に何のメリットもないんだよ?」
「何言ってんだ?メリットの有無なんざ関係ねぇよ。それに
こんな事言ってるが、実際は自由ではないんだろう
必ず色々、制約がつく
それをどうするかは伝えないとな
「だが、勿論完全な自由にはなれない。必ずしも制約がつく」
「うん」
「それでも、お前が自由になりたいなら俺は出来るだけの事をする」
「ありがとう、崇宮君」
「その言葉は自由になった時にとっておいてくれ」
「わかった………」
あぁ、そうだ
こういうのは意思表示が大切だよな
「後、俺は何があっても早坂を愛してる。そして、側に寄り添って支えるから。だから、俺を頼りにしてくれ、自分1人で考え込んで、それでも答えが出なかったら俺に相談してくれ。早坂の不安な顔を見るの俺はやだからさ」
「崇、宮、君……。うん……、うんっ……!!ごめんね、心配かけて。ごめんね、1人で抱え込んで、崇宮君を不安にさせて、崇宮君に隠し事して。本当にごめんね」
「別に隠し事があるのは悪いことじゃない。そりゃ誰だって知られたくない事の1つや2つあるさ。でも、早坂はそれを俺に打ち明けてくれた。まだ隠し事があるかもしれない。けど、隠し事があったからって俺が早坂の彼氏じゃなくなることはない。それは忘れないでくれ」
「崇宮君………。いや、
「早坂、いや、
「なに?」ポロポロ
「俺の方こそ、頼りない、結局運任せで力になれない俺の彼女でいてくれて、本当にありがとう」
「愛……」ギュッ
「誠君……」ギュッ
「「愛してる。これからも、きっと、ずっと」」チュッ
お疲れ様、早坂
ホント怖かったろうに、よく言ってくれたな
ようやく俺も、自分のこれからしたいこと、するべき事への覚悟が決まった
だから、その為に俺にできるだけの事をしてやるさ
俺の大切な人達が笑顔で幸せに暮らせるために
その日は、綺麗な月と星が空一杯に広がっていて
とてつもなく、ロマンチックだった
そして、これで俺たちはまた一歩お互いの距離を近づけ、愛を深めたのだ
ということで如何だったでしょうか?『愛の本音と誠の覚悟』
次回は、温泉旅行の後半です!!
今回、シリアスになってるかはわかりませんが
次回からはよりいっそうイチャイチャさせていく予定です
それでは、また次回