といっても、温泉旅行は前半だけですけど
お気に入り180件越え
UA14000越えありがとうございます!!
それでは、どうぞ
「ふわぁ~あ、ん。よく寝たな」ナデナデ
「んぅ」
起こしたら悪いしこの辺にしとくか
それにしても、はぁ、全く人の気も知らないでどさくさに名前呼びしてくれちゃって
俺もしちゃったけど
ていうか、昨日結局一緒に寝たんだよな
別に、やましいことはしてないから大丈夫か?
前回一緒に寝ちゃった時はビンタされたからな
出来ればああいう経験はもうしたくないね
「折角だし、部屋に付いてる方の風呂にでも入るか」
名前呼び、か………
俺も、愛って呼ぶべきだよな……?
いや、でも、昨日はどさくさに紛れたから言えたけど改めて考えると恥ずかしいな
「愛、か……///」
は~、やめやめ
さっさと風呂入ってこの顔の赤み引かせよう
《崇宮君、お風呂イン》
「ふぅ」チャポンッ
あ~、やっぱいい湯だなぁ………
てか、この部屋す~ごい豪華だよな
部屋に外が見える風呂があるし、飯はギガうまだったし、部屋は広かったし
何より、こんなに気持ちいい部屋風呂があるなんてもう最高だね!!
「ふぃ~」ウトウト
あ~、なんか気持ちよすぎて眠くなってきた
へ~、気持ちいい~
「隣、いいかな?」
「ん~?」
「ふぅ~、朝風呂って気持ちいいね?誠君」
……………へ?
は、はは早坂さん!?
え、ちょ、なんで隣に!?
え、てか、いつから起きてたの!?
いや、待て、とりあえず一旦風呂から出るんだ
それで落ち着くんだ
「じゃ、じゃあ早坂、俺は先上がってるから……」ガシッ
………へ?
「なんで名前で呼んでくれないの?」
「いや、あのぉ、そのぉ………」
「恥ずかしいの?」
「そういうわけじゃ……///」
「ふふっ、顔真っ赤にして説得力ないよ?」
ぐぬぬ………
顔が熱いから言い返せねぇ………
「さ、一緒に入ろ?ちょっとだけだからさ、ダメ?」
「うっ……」
そんな悲しそうな顔しないでくれませんかね……
断れないじゃないですか
う~、しゃーない!!腹くくって一緒に入るしかないか……
「わかった。ちょっとだけだからな?早坂」
「あ、後名字呼び禁止ね」
「わ、わかったよ。愛///」
「えへへ、よろしい」
なにこの子、かわいい
この顔を見れたらなんでもしたくなっちゃうな
「「………」」
う、う~む、何か話題はないものか……
それにしても、なんか、こう、エロいな
艶っぽい肌とか、ちょっと上気した顔とか
って!!何、変なこと考えてるんだ!?
煩悩退散、煩悩退散
「あのさ、」
「う、うん?どうかしたか?」
「ありがとう」
「おう」
「私の話を聞いてくれて、それでも側に居てくれるって言ってくれて、ありがとう」
ハッ、何言ってんだ?
「当たり前だろ?俺は愛が大好きなんだから」
「えへへ、そっか。私も大好き、誠君」
そっか、そっかぁ
愛、今までより気が楽そうだな
良かった………
「所で、誠君」
「ん?どった?」
「さっきから、胸をチラチラ見てますよね?」ギュ~
「そそそ、そんなことはごじゃいませんよ!?」
い、痛い痛い!!
つねらないで、つねらないで!!
ちぎれる、俺の皮膚がちぎれちゃう!!
てか、こんな力どっから出してるんですか!?
「もうっ!!どうして、男の人ってこう変態なの」ボソボソ
「いやもうホント、返す言葉もございません」
「ねぇ、こういうのって聞こえないもんじゃないの?」
「あのなぁ。俺は難聴系主人公じゃないし、こんなに密着してたら聞こうとしなくても聞こえるっての」
それに今俺と愛ってゼロ距離ですし
あんた俺に寄りかかってるんですし、胸に顔うずめたりしない限りそりゃ聞こえますとも
「そっか。でさ、1つお願いがあるんだけど、いい?」
「ものによるけど?まぁ、とりあえず言ってみ」
「うん。あのさ、私、今から帰ってかぐや様に打ち明けたいの」
「うぇっ?今から?」
「うん、今から」
今から、かぁ………
別にいいんだけど、そうなると旅行は終了か………
こればっかりは、しゃーないと割り切るしかないか
「全然、構わねぇよ。それが愛のやりたい事なんだろ?」
「うん。そこに誠君も同席してほしいの」
「なんでだ?」
そういうのって、二人だけの方がいいんじゃないのか?
「私が怖いから。お願い」
「事情はわかった。同席はする。けど、俺は何もしない」
「うん。ありがとう、誠君」
「なんで感謝なんだよ。感謝されることじゃないよ」
「だって、私の為でしょ?何もしないのは」
「……」
「こういうの事は、本人の口から言うから信頼できる話だもん。だから、何もしないって言ったんでしょ?」
ありゃ、バレちった
それだけ、俺の事を理解してくれてるって事かな
いやはや、俺も早坂の事を理解できるようにしないとな
「そういうこと、わかってくれて嬉しいよ」
「だからありがとうって言ったの」
「そっか。それじゃあそろそろ上がって準備するか」
「うん、ごめんね?無理言って楽しみだった旅行1日潰しちゃって」
「大丈夫。旅行ならまた今度行けばいい。でも、話したい事があるなら、話しておかないとな。それじゃ、俺先に上がってるから」
「わかった。着替えたら呼んでね?」
「へ~い」
《~~崇宮君&早坂さん、着替えと準備中~~》
「よっこらせっと。これで準備完了だな」
「うん。忘れ物もないはず、だよね?」
「持ってきた物は全部入ってたから大丈夫だと思う」
うん、きっと大丈夫のはず
忘れてたら、そんときはそんときだな
「それじゃ、帰りますか」
「そうだね」
さて、こっからまた頑張らないとな
愛が話している間は何もしないって言ったから何もできないけど、側に居ることだけは出来るからな
《崇宮君と早坂さん、帰りの電車内で》
「ねぇ、誠君。ちょっといい?」
「隣、来いよ。手の震えは止めてやるから」
「ごめんね……」
まったく…………
でも考えたら、震えもするわな
裏切りを許さないって奴に、自分裏切ってましたって言いに行くんだもんな
怖いだろうな、俺には何もできないが、な……
「謝るこたないさ。それに、俺は手の震えを失くせても、体まではどうにもできないしな」
「それだけでも十分だよ」
「そっか。でも、情けないよ」
ホント、情けないよ………
もっとなにかしてやればいいんだけどな
「その気持ちがうれしいの」
「そうかい。それなら良いけどさ」
「うん。それで良いの」
愛がいいならいいんだよな………?
今は、かぐや嬢と愛の絆を信じるしかないか……
《そうして、二人は四宮別邸へと戻ってきた》
ふぅ、緊張するな
愛はもっと緊張してるし、可能ならば逃げたいんだろうな
「誠君、準備はいい?」
「愛は大丈夫か?」
「本音を言うと逃げたいけど、いつまでもこのままはイヤだから」
「それじゃ、行くぜ?」
「うん」
《視点変更~side早坂愛~》
誠君が扉を開けてくれる
緊張する、正直今にも逃げ出したい
でも、言わないと
それに、私の側には誠君が居てくれる
だから、きっと大丈夫
「かぐや様」
「あら、早坂に誠もおかえりなさい。早かったわね」
「おう。ちょっとな」
「なに?どうかしたの?」
言うんだ、今日、ここで!!
「かぐや様に言いたいことがあるんです」
「そう。誠、少し席を外してくれる?」
「それはできない。悪いな」
「そう……。わかったわ。早坂、話し始めて」
やっぱり、怖い
でも、話さないと、この地獄を、終わらせないと
「私は、あなたの一挙一動を四宮本家に報告するためにあなたの近侍になりました」
「へぇ、つまり私を、ずっと裏切り続けていた、と」
「そういうことに、なります………」
やっぱり、許されないんだ
当たり前だよね、信頼をずっと裏切ってたんだもんね
許されるわけ、ないよね
「泣くんじゃねぇ!!」
「!?」
「まだ、全部話してねぇだろうが!!なのに、なにもう諦めてんだ!!諦めるなら、全部話した後にしろ!!話す前から諦めるな!!」
「ごめん、なさい」
「かぐや嬢、悪いな?話、続けてくれや」
「えぇ。早坂、あなたはどうしたいの?」
え、いま、なんて………
「それは、どういう……」
「だから、あなたはそれを私に話して、私を怒らせて、どうしたいの?と聞いているの」
「それは………」
「早坂、あなたの言葉で話しなさい。あなたは私にどうして欲しいの?」
私が、かぐや様にどうして欲しいか
「私は、」
そんなの決まってる……
「私は、かぐや様に、打ち明けたいの!!」
「そう……」
そうだ。私は、かぐや様に打ち明けたい
「いつも、辛かった。自分の本当に大切な人を裏切るのが!!でも!!そうしないと、ママ達に迷惑が掛かるから!!そう思っても、私は毎日、罪悪感に潰されそうだった」
私が、いつもどんなことを思いながら、本家に報告していたか
「それでも、たとえ最初は利用するために近づいたとしても、それでも」
私が、あなたの事を、どう思っているのか
「
そう、私は、楽しかった
「毎日、かぐや様のバカみたいな惚気を聞くのも、無理難題を押し付けられて、それを叶えるのも。そのすべてが、私にとって、幸せで楽しい時間だった」
「早坂………」
「許してください。なんて事は言わない。けど、私にとってあの時間だけは、苦痛じゃなかった。だからそれを、打ち明けたかった。あとは、かぐや様にお任せます」
「それは、あなたをどうするか。ということですか?」
「そうです。裏切っていた私をどうするか。すべて、かぐや様にお任せします」
全て、出しきった
もう、何も言い残す事はない
ない………きっと
「だ、そうだ。かぐや嬢、どうするんだ?」
「いいえ、まだよ。まだ早坂は嘘をついている。早坂、自分自身に嘘をつくのはやめなさい。どうなりたいのか。はっきり言いなさい」
「わ、私は………、私は………」ポロポロ
ひどいよ、私の大切な人達は
私が諦めようとしてるのに、決してそれを許してくれない
そんなの、ズルいよ……
「私はかぐや様と一緒にいたい!!従者としてではなく、かぐや様と友達になりたい!!」
「そう。それが、あなたの本心なのね」
「はい」
これが、私の気持ち
これで、本当に出しきった
だから、これから何を言われてもきっと、辛くても、満足できる
「じゃあ、今度は、私の気持ちを言うわね?」
「はい」
「今日、私はね?はじめての感情を持ったの」
はじめての感情……?
「私ね。誰も、許したことなかったの。だから、私にはわからないのよ」
「なにがでしょうか」
「ここまで言って、まだわからない?私がわからないのは、
……え?
それって、つまり
「誠、あなたならわかるかしら?」
「ん?俺に聞くか。そうだな、人と状況によるけど俺だったらこう言うな。許す、とか、それに似た類いの言葉を」
「そう………。早坂」
「………なんでしょうか」
「今まで、気づいてあげられなくてごめんねぇ」ポロポロ
え、どうして?
「か、かぐや様!?」
「辛かったでしょう?苦しかったでしょう?それなのに、主人の私が気づいてあげられなくて本当にごめんねぇ」ポロポロ
「かぐや様………」
どうして、あなたが泣くんですか………
泣くのは、私の筈なのに
「泣かないで下さい。私まで、泣いちゃうじゃないですか……」ポロポロ
「だって、だってぇ~、私だってずっと考えてたんだもん。いつか、早坂と友達になれたらいいのにって」ポロポロ
え………?
「本当に?」
「うん。だから、これからは従者としてではなく、私のたった1人の親友、早坂愛として、私の近くにいてくれない?」
「うん……、うんっ!!わかった。近くにいる。友達として、近くにいる!!」
なんだ、こうなるならもっと早くに話せばよかった
やっぱり私は、出会いに恵まれてるなぁ………
《それから、二人が、今までの事、辛かった事そして、これからの事を話し合った後》
「あれ、そういえば誠は?」
「言われてみれば、どこに行ったんでしょう?」
あ、連絡がきてる
「かぐや様、これ見てください」
「もうっ、
「えへへ、そうだね。
『たぶん、かぐや嬢と見てるんだろう?とりあえず、和解おめでとう。これからは抱え込まず友達として相談しろよ?俺には、彼氏としてもうちょっと頼ってくれるといいかな?まぁ、あとは二人でじっくり話な』
やっぱり、かっこいいや
「フフッ」
「どうかした?かぐや」
「いや、今のあなた、幸せ満天って顔してるから、嬉しくって。つい」
そっか、私にも、そんな顔、できたんだ
幸せ満天、か当たり前でしょ?だって、
「
どうだったでしょうか?
因みに、崇宮君は早坂さんの口から友達になると聞いた後に部屋から退室していました
次回は、予定ではミコちゃん登場の予定です
それでは、また次回