従者カップルはイチャつきたいから告らせたい   作:トネッピー

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そして、お気に入り250件&UA22000越えました
こちらも、本当にありがとうございます

今年は受験なのでかなり更新頻度が落ちるでしょうが、この作品を見ていただけるとありがたいです

それでは、『崇宮君は手助けしたい』どうぞ


崇宮誠は手助けしたい

《~ある日の生徒会室にて~》

 

「あ、あの………。お、俺、選挙、じ、辞退するから……」

 

「いやだわ。勘違いなさらないで?そんなことを強いてる風に聞こえましたか?」

 

「私は、貴方の味方ですよ?」

 

「そ、それじゃあ、四宮さん、俺は、これで」

「あら、もう少しゆっくりしていけば良いのに……」

「お、俺今日、じゅ、塾、あるから、も、もうこんなじかんだし……」

「あら、それはいけません。塾に遅れないように気をつけて帰ってくださいね?」

「じゃ、じゃあ、俺は、これで……」

 

「誠、これはどう見ますか?」

「やめるだろ、あれ」

「そうですか…。それにしても、意外ですね」

 

ん、意外?

 

「てっきり、会長に正々堂々勝って欲しいと言って止めてくると思っていたのだけれど?」

「じゃあ、あんたは俺の腹のそこが見えちゃいないな」

「その様ですね」

 

あんたの言うように俺は御行に勝っては欲しいさ

ただ、この程度の脅しに屈する様な人間に御行とやり合う資格なんざねぇよ

それに、かぐや嬢の言うほど俺は綺麗な人間じゃないよ

 

「じゃあ、あなたの腹の中、見せていただけませんか?」

「少なくとも、あんたに牙を向ける事はしねぇから安心しな」

「……その言葉、信じて良いんですね?」

「あんたの料理人になったときにも言ったが、俺はかぐや嬢の幸せの為に頑張る。だから、牙を向ける理由がないよ」

「そうだと良いのだけれど……」

 

まぁ、少なくとも今の所はないな

それにこのまま行くと敵対する事はないし

 

「あ、そうだ。かぐや嬢」

「なんです?」

「伊井野の件だが」

「どうでした?何かゆすれる物はありましたか?」

「真っ白だった。気持ちの悪い程に清廉潔白だよ、あいつ」

 

正直、期待してなかったけど

ここまで善人だと気持ち悪い

ただ、彼女は受からないだろうけど……

かぐや嬢に警戒させるに越した事はないからな

 

「そうでしたか……。」

「愛の方からの報告は?」

「明日辺りに結果が出るらしいわ」

「そっか」

 

まぁ、シロだろうな………

これで親が真っ黒何て事はないだろ

 

「ほいじゃ、帰りますか。かぐや嬢」

「そうね。帰りましょうか、誠」

 

《~~次の日~~》

 

「あれ~?崇宮君一人?」

「どうかしたんですか?鷹村さん」

「いやぁ、愛が居ないからさ、てっきり此処かと」

「愛なら、四宮さんと二人で食べてくる~。って言って何処かに行きましたよ?」

「そっか~」

「そうですよ」

 

ムグムグだから、俺は今日は寂しくボッチ飯ですよ~

ん、この卵焼き今日はちょっと味が薄いな

全く、こういうとこ味見で気づけなかったものか

ん、この鯖おいしい!!

やっぱり、俺の味付けって天才か~、なんてな………

それにしても………

 

「いつまでそこに居るんですか?」

「ん~?あたしがどこにいてもあたしの勝手でしょ?」

「まぁ、そうですが……。話したいことがあるなら、聞きますけど?」

「お、さっすが。よくわかったね」

 

白々しい、横目でチラチラこっちを観察してたくせに

それにスマホ触ってるふりしてロック画面のままなの気づいてるんですけど?

 

「それで、何が聞きたいんですか?」

「いやぁ~、野暮かも知れないけどさ?そのネックレスどうしたのかな~、って」

「これですか?まぁ、色々ありまして………」

「それは君の独占欲の象徴でしょ?」

 

うっ…………

痛いところをついてくるな、この人

やっぱり、内面を読まれるってのはいい気分じゃねぇな

 

「やっぱり、あなたみたいな人は苦手ですよ」

「だろうね。だから、今まで極力関わらないようにしてた、でしょ?」

「正解ですよ。全く、思考が読めるなんて難儀な人ですね」

「どうして?」

 

どうしてって、そりゃお前

 

「オンオフが効くならそりゃ便利な能力ですよ。ただ、無意識的に行われているその行為は人にとって地獄以外の何物でもないでしょう?」

「そうだね」

 

それはつまり、人の悪意を受信してしまうこととほぼ同義だからな

鷹村、今まで辛かったろうな

 

「だったらどうして、最近は関わるようになったの?」

「まぁ、つまるところ。そんな厄介な力を友達の為に使った鷹村さんはたぶんきっといい人だって思ったんですよ」

「最初は警戒してたんだ」

 

そりゃ、下手に思考を読まれて誘導されるなんざたまったもんじゃないからな

 

「そうなりますね。でも、別に100%読まれる訳じゃないですし」

「そんなことできたらもっと上手い生き方するよ~」

 

ケラケラ笑いながら言うか?それ

いや、でも、それじゃあ、今まであんな話するか?

ちょっとカマかけてみるか

 

「………今までそうしてきたから、それが嫌になってそんなナリをしてると思ってましたよ」

「え、え?」

「当たってるでしょう?」

「え、いや、でも、なんで」

「顔と表情、その他もろもろ見たらわかるよ」

 

まぁ、こういうのしっかりしないと天才二名の恋愛頭脳戦(笑)に付き合えないし、その他にも、面倒なお家関係でも使えるし

 

「だから、私が気にする必要ないってこと?」

「そういうことですよ。心を読むなんて、大なり小なりできるんだよ。それを気にして心を閉ざす必要ないって」

「崇宮君に何がわかるの?君のそれは読もうとしてるからできるんでしょ?私のとは違うじゃん」

 

あ~、全く、類は友をよぶって言うのか?

どうしてこうも闇を抱えてる人が俺の周りには多いんだよ………

俺ってそんなに闇抱えてるか?

それとも、お嬢様ですお坊ちゃんってこんなもんなのか?

 

「オンオフなんて、そんな器用なことできませんよ」

「だとしても、読もうとして習得した崇宮君にはわかんないよ。でも、最近はこの才能があって良かったって思えるから良いんだけどね~」

「それは本心でしょう?」

「それはどうかな~?」

「へぇ~」

「「っ!?」」

 

え、愛!?

 

「あ、愛、あ、あのね?」

「二人とも、楽しそうに話してるね?彼女であり、親友である私を差し置いて」

「愛、これはですね………」

 

ヤバイッテ、絶対キレてるって

どど、どうすれば………

 

「なーんてね☆」

「「へ?」」

 

もしかして、騙された!?

 

「んも~。いくら私が嫉妬深いからって彼氏が女子と話してるだけで機嫌悪くなったりしないよ~」

「ほ、ほんとに?」

「ホントだよ~☆えへへ、上手かったでしょ?」

 

うわ~、綺麗に騙された~………

なんかすっげぇ悔しい

 

「そっか。それじゃ、二人の邪魔しちゃ悪いから私はこれで~」

「ん、じゃあね~」

「それでは、また」

 

なるほどね

愛のおかげ、ってことね

 

「やるじゃん」ナデナデ

「ん~♪何~?」

「なんでもないよ」

 

あんまり撫でるのも髪型が崩れるからダメだな

 

「さて、授業の準備しますか」スッ

「んぅ………」

 

なに!?その不満そうな目は!?

もっと撫でろと!?

やだよ!!周りの目が怖いもん!!

 

 

「あ、そうそう。誠君?」

「どうかしました?」

「かぐやが放課後、生徒会室に、だってさ」

「あいよ。了解」

 

今日は伊井野かな?

やれるかな?

さて、直接は顔を合わせんが、見せてもらおうかね?

彼女、信念を曲げないそうだし

「何か勝算があるのか?かぐや嬢」

 

《その後、放課後の生徒会室にて》

 

「んじゃ、かぐや嬢。俺は何もできないけど。ま、頑張れな」

「そうですね。伊井野さんにあまり勝算はないですけど、切り口がない訳じゃないので」

 

でも、なんで俺がここにいる必要があるんだ?

 

「かぐや嬢、どうして俺がここにいる意味が?」

「私の護衛ですよ?」

「あー、そういう」

 

もし仮にキレて襲って来たときの為ってことね

なるほど、了解

 

「さ、そろそろ伊井野さんが来ますから。隠れてください」

「はいよ~」

 

はぁ、外は見えないし声は聞こえづらいなぁ………

暇だし、外の声は愛から借りた盗聴器で聞こえるし、愛とL〇NEでもするか

 

『愛~、暇か?』

『あれ?誠君、かぐやと生徒会室じゃ?』

『なんか、護衛だけでいいから隠れろって』

『それで暇なんだ』

『うん。くっそ暇。だって、聞き耳たててなくても愛がくれた盗聴器で聞こえるし』

『あ、使ってくれてるんだ』

『早速重宝してるよ。ありがと』

『えっへへ~』

 

文面だけなのに癒されるな~~

と、かぐや嬢の方は~………

ん~~、何々

 

「あなたと白銀会長……、本っ当にお似合いですね!!」

「へ!?お似合い………?」

 

あ、終わった

 

『愛』

『どうかした?』

『次の選挙、伊井野と御行の二人になりそうだわ』

『あ~、なんかアクシデント?』

『伊井野が地雷を連爆してる』

『ちょっと待って、それってかぐやが相当ヤバイんじゃないの?』

 

あ、考えてみれば

これでやらかしたら色々終わるな

最悪、盗聴器につけた連絡機能使うか

 

「で、かぐや嬢と伊井野はどうなってる?」

 

「夜は不純異性交遊を取り締まりましょう!!」

「あーーーっ!!」

 

あ、かぐや嬢が軌道修正した

 

「藤原先輩が副会長ならきっとできます!!」

「え、誰が副会長って………。正気?」

「勿論です!!」

 

はぁ、伊井野ミコか………

藤原に並ぶ危険人物かもな

 

『愛、15分後位に帰れるように手配しといてもらえる?』

『終わったの?』

『あぁ、結果は失敗だ』

『じゃあ、会長が負ける可能性があるんじゃ……』

『ないよ。断言できる』

『どうして?』

『まぁ、色々あるのさ』

『え~、教えてよ~!!』

『生徒会選挙に期待しな。俺の言った意味、わかるだろうよ』

『ぶ~、ぶ~』

『まぁ、今晩電話してでも教えるさ』

『ホント!?じゃあ、今晩待ってるね~♪』

『おう』

 

この紙に書かれた事が本当なら、御行の勝利は確実……

 

『伊井野ミコ 極度のあがり症のため、人前で話せない。これにより、これまで選挙に受からず』

 

ただ、かぐや嬢の脅しに屈服しなかった度胸と御行に対しての鬱憤もあるし、ちょっと邪魔するか

伊井野ミコ、どこまでやってくれるかな?

さて、選挙の策略練りますか




如何だったでしょうか?

次回は選挙の予定ですが、更新はかなり遅くなると思います

感想、誤字脱字報告をしてくださると嬉しいです

それでは、また次回まで
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