従者カップルはイチャつきたいから告らせたい   作:トネッピー

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お待たせしました!!

今回は『かぐや様は怯えない』『かぐや様は診られたい』の回となります

バレンタインイベントが楽しすぎて、つい

それでは、どうぞ


従者二人は診させたくない

《ある日、四宮かぐやの私室にて》

 

「かぐや、ホントになにやってるの?」

「な、何がですか………」

「いや、何がとかじゃなくて……、ねぇ?誠君」

「そうだな」

 

「「どうして、御行(会長)を体育倉庫に連れ込んでキスしそうになって、怖くなって伊井野(さん)にしがみついたんです?」」

 

「そ、それは……、そのぅ……」

 

あ~あ~、全く………

体育祭の備品整理に二人で行ったと思ったら、そこでキスしようとして、怖くなってタイミング良く入ってきた伊井野にしがみつくなんて………

そんなの

 

「流石に傷つくだろ」

「えっ…………」

「あ~あ、めんどくさい事になっちゃった」

 

え、俺なんかやっちゃった?

めんどくさい事って………

 

「だ、だって、仕方ないじゃない!!私からしてみれば、ここまで想定してなかったのよ!!」

「は、はぁ…………」

「あ~、私知~らない」

 

えぇ~………

私知~らないって、そんな冷たい事言うなよ

 

「そもそも、普段は億劫な会長が急に分かりやすいアタックを仕掛けて来るなんて予想外で気が動転していたんです」

「でも、事故なんだろ?」

「それは、まぁ………。でも─────」ゴニョゴニョ

 

御行の奴、かわいそうに

御愁傷様だな

御行に聞いといてやるか

 

『御行、今日伊井野からすごい目で見られてたけど、なんかあったんか?』

『いや、まぁ、な。四宮とちょっとな………』

『お前は気にしてるのか?』

『気にはしてるが、四宮とはできるだけ何事もなくいこうとは思ってる』

『ふ~ん。まぁ、もし仮に険悪になったら出来るだけの事はするからな』

『あぁ。頼む』

 

さて、かぐや嬢にちょっとアドバイスするか

 

「かぐや嬢?」

「何ですか?」

「まぁ、只の事故だったんだよな?」

「え、えぇ、そうよ」

「じゃあさ、何て事なかった様に謝って、何時も通りに接する方がいいと思うぞ」

「そうかしら……?」

「そうじゃないと、変に拗れるととんでもない事になるからな」

 

それに、学校生活だってそう長くはないんだから

このまま拗れると最悪そのまま卒業になりかねないもんなぁ

ないだろうけど

 

「そう、ね。そうしようかしら」

「そうするべきだと思うぞ。さて、もう寝る時間ですよ」

「あら、もう?」

「そうだよ。さぁ、寝ましょうね」

「えぇ、わかったわ。二人ともありがとうね。お陰で落ち着いたわ」

「「いえいえ。それでは、おやすみなさいかぐや(嬢)」」

「はい、おやすみなさい」

 

《~~従者二人、移動中にて~~》

 

「誠君、どう思う?」

「どうって?」

「かぐやと会長の事、このまま普段通りにできると思う?」

 

どうだろうねぇ~~

 

「御行の方は普段通りにするって言ってたから問題ないだろうけど、かぐや嬢は数日は微妙だな。ちょっとはおかしな感じになるとは思う」

「会長は普段通りにするって言ってたんだ、良かった………。じゃあ、かぐやもすぐ戻るか」

「たぶんな」

 

かぐや嬢次第だな

………嫌な予感がするな

数日間は気を更に張っとくか

 

「愛」

「な、なに?急に真面目な顔して」

「こっから数日間はいつもより気を張っておいて欲しい」

「………どうしてですか」

「嫌な予感がするからな」

「わかりました。かぐや周辺の警戒を少しきつめにしますね」

「悪いな」

 

普段のかぐや嬢周りの事は俺より、愛の方ができるからホント申し訳ないな

 

「申し訳ない事ないよ」

「え?」

「だって、生徒会の時は誠君がしてくれてるから」

「いや、でも………」

「でももだってもありませ~ん。はい!!この話終わり!!」

 

……………

 

「そんな申し訳ない顔しないで、ね?」

「………わかったよ」

「うんうん。で、何の話してたっけ?」

「柏木さんと翼君がどうこうっていう」

「そうそう!!それで渚がね─────」

 

《そうこうしている内に玄関に着き》

 

「もう玄関か。それじゃあね、誠君」

「あぁ。本当に助かるよ、愛」

「大丈夫だよ」

「それじゃ」

「うん」

 

さて、今日は帰ってゲームせずに寝るか!!

 

《数日後、生徒会室にて》

 

かぐや嬢、ほぼほぼ通常運行に戻りつつはあるけど

まだちょっと、って感じだな

あと2、3日で戻るか

 

「ん……」

「どうかしたか?」

「いや、四宮」

「どうしました?会長」

「髪に糸屑ついてるぞ」

「え………。どこですか」

 

かぐや嬢、らしくねぇな………

 

「ほら、ここに」ついっ

「あら………。本当に」

 

なんか、おかしいな………

 

「こんなものにも気づかないなんて私ったらなんだか最近、少し、調子が……」フラッ

 

っ!?

 

「かぐや嬢!!あぶねぇ!?」ガシッ

「うぅ………。胸が………」

 

こりゃ、ちょっとまずいかもな

 

「御行!!救急車!!」

「もうやってる!!」

「優は陸部だったよな!!医務室で先生呼んでこい!!」

「は、はい!!」ダッ

「か、かぐやさん?」

「し、四宮副会長?」

 

息はしっかりしてる、脈が早いな

詳しいことは一切わからんが、とりあえず、ソファで寝かすか

それと、身体を締め付けているものは、してないな

あとは二人だな

 

「二人ともしっかりしろ!!」

「で、ですが……」

「で、でも……」

「お前らがそんなんだとかぐや嬢に悪い!!ダチなら語りかけてやれ!!いいな!!」

「「は、はい!!」」

 

っし、大丈夫だな

 

「かぐやさん、頑張って下さい!!私、まだお別れなんて嫌です」

「副会長、私もまだ、あなたの事もっと知りたいです。だから頑張って下さい」

「先輩!!呼んで、来ました」ハァ…ハァ…

「何があったの!?」

 

さて、後は、医務室の先生に任すか

 

《~~少しして~~》

 

ピーポーピーポー

 

「ん、来たか」

「誠………」

「どうした?」

「お前は、行くのか?」

「あぁ、お前らよりは冷静だからな。事情を説明してくる」

「頼むっ……!!」

 

頼むつってもなぁ………

 

「後は、医者の仕事だ。俺にはどうにもならんし、絶対に無事と言い切る事もできない」

「っ!!」

「だがな、もし何かあったら。それは対処して、指示を出した俺の責任だ。お前らが責任を感じる必要はない」

「そんなこと………」

 

こう言っても、責任感じるだろうけどな

今は、何もないことを祈るだけだな

 

「それじゃ、行ってくるわ」

「あぁ………」

 

さて、っと、愛から電話か

 

『誠君、かぐやはどう?』

「今はなんとも、そっちは?」

『私は、今救急車に乗せてもらったところ、そっちは?』

「今、かぐや嬢と向かってる。そろそろ着く」

『あ、見えた』ピッ

 

思ったより冷静だな

………違うな、気を張って泣かないようにしてるんだろうな

自分が泣けばかぐや嬢が不安になるから

 

「あなたも同行するんですね?」

「はい。お願いします」

「わかりました。それでは、出ます」

 

かぐや嬢、なんともないといいんだがな………

元々、あまり身体が良くなかったみたいだからな

大丈夫だろうか

 

「誠君、かぐやはどうだった?」

「突然、フラッと倒れたよ」

「そうなんだ………」

「あぁ………」

 

愛………

かなり参ってるな

どうすれば良いんだ………?

 

「かぐや、大丈夫かな…?」

「正直わからん。でも、俺達は信じるしかない」

「そう、だね……」

「ん、ぅん………」

 

「「っ!?かぐや(嬢)!!」」

 

「愛さんに、誠……?」

「病院に着きました!!お二人も着いてきて下さい」

「「はいっ!!」」

 

《~~処置室にて~~》

 

かぐや嬢、だいぶ落ち着いてきたように見えるな

 

「かぐや嬢、大丈夫か?」

「わかりません。今から検査してみてでしょう」

「そうだな」

「お待たせしました」

 

田沼正造さんか

この人なら、安心して見てもらえるな

小児心臓バイパス手術の第一人者として知られるゴッドハンドだからな

 

「どういった症状なのでしょうか?」

「不整脈というのでしょうか。突然心臓が激しく鳴り出し、時折、死んでしまうのではないかと思う程胸が痛くなって………」

「ほう………」

「やはり……。何かの病なのでしょうか………」

「ふむ………」

 

どうだ………?

 

「お話を伺い、大体の所はわかりました。四宮さん、いいですか。慌てずに聞いてください」

「はい………」

 

「それは恋の病でしょう」

 

…………うん?

ちょっと待って?

 

「………それは、何かそう呼ばれている心臓病などがあるのでしょうか?」

「いや、普通に好きな人にドキドキする感情の事です」

 

「「────────」」

 

「お医者様でもご冗談を仰るのですね」

「冗談ではないのです」

「でしたらなんですか!?私は恋のドキドキで倒れて救急車に運ばれたと!?」ぐわっ

 

………………

 

「はい。私も医者を30年やって初めての出来事に少し動揺しています」

「馬鹿を仰らないでください!私は恋される事はあっても、恋に落ちるなんて無様な真似をする筈ありません!」

「天邪鬼な子だな」

「最近はツンデレって言うんです」

「ちょ、ちょっt「お話を整理しましょう」

 

チョットマテェ!!

 

「学校の活動で特定の人物の事を考えると鼓動が速くなると」

「はいそうです」

「それで、今日髪に付いていたゴミを彼が取ってくれて、頬に少し手が触れたタイミングで、胸に突然キュンキュンとした痛みが走り………。息も出来なくなると」

「だからそう言ってるじゃないですか!?」くわっ

 

この問答地獄すぎない?

あ、愛さんはどうなんでしょうか?これ

 

「……………っ///」

 

あ、ダメそう

 

「愛、大丈夫か?」コソコソ

「もうやだ………。誠君、一緒に外で待とう?」コソコソ

「ん、わかった」コソコソ

 

「愛さんも何か言っt……愛さん!?」

「私と誠君は外で待ってますので終わったら、呼んでください」ぅぅぅぅぅぅぅ

「ま、誠……?」

 

いや、そこで俺にふられても………

 

「これは仕方ないわな。諦めてくれ」

「もう耐えきれない………。私だってこの病院使ってるのに、もう来れないですよ。マジ最悪………」はぁぁぁぁぁぁぁ

「な、何だって言うのよ二人とも」

 

何だって言うのよって言われましても………

認めたくない事実を突き付けられてるのを見るの辛いんですよ

それに、それが病院で尚且つ救急搬送ですよ?

ちょっと考えればわかるでしょう………

 

「とにかく!もっとちゃんと調べてください」

 

《そうして、検査室へと移動し》

 

「これは、ウチでも一番新しい測定装置です。先端医療ですので、医療費は相当高くなりますが宜しいのですね?」ウィィィィィン

「自分の命と比べれば安い出費です」

『計測終わりました』

「どう?」

 

『とても綺麗で健康な心臓してます』

 

「そんな筈ない!!穴の一つや二つ空いてる筈です!!」

「だったらもう死んでるかな」

 

………もうやだ

 

「じゃあなんですか!私は顔を触られた位で倒れる程ドキドキしたって言うんですか!」

 

もう認めようよぉ…………

 

「確かに多少は嬉しかったですが、それで倒れるなんて私は会長の事が死ぬ程大好きって事になるじゃない!」

「因みに向こうの彼かな?」

「何を仰ってるんですか?彼は別にかっこ良くないです」

 

《その頃、見ている側は》

 

『彼は別にかっこ良くないです』

 

ぐふっ、う、うっせぇやい!!

なんでそんなこと言われないとダメなんだよ!!

自分かっこいいと思ってる訳じゃないけどさ!!

 

「もうやだ……。俺外居る」

「誠君大丈夫、誠君はかっこいいよ。だからここで一緒に居よ?」ダキッ

「…………」

「ほら、ね?誠君、もうすぐ終わるから。ね?このままでもいいからさ?」

「………ぅん。このままで」

「うん、いいよ」

 

はぁ~~~~、癒される~~~~

 

《崇宮君はリタイアにて、早坂さんに》

 

「すいません。イチャイチャしているところ悪いのですが。患者さん、お似合いと言われて心拍数が200オーバーです。凄いバクバク言ってます

「もうやめてもらえませんか?最新技術を使って、主人の気持ちを暴くの」

「申し訳ありませんが、本人のご希望なので」

「はぁ………」

 

仕方ないか、この人も仕事だし

それにしても

かぐやとはあとでちょっとお話かな?

 

「最近なんか心境が変わる心当たりとかありませんか?」

「心当たりですか………」

 

あ、そういえば

 

「この子こないだ彼とキス寸前までいって。それ以来凄く意識しちゃってるんです」

『あー、そういうことか』

『ちょっと愛さん!今その事は関係ないでしょ!!』

「いや、100%それですから」

『だいたいあれは純粋な恐怖で─────』

 

はぁ………

まだ言ってるの?もういい加減認めたほうが楽ですよ

それに、認めないと恥ですよ

看護婦さん、顔赤くなってるじゃないですか

 

「すいません。私の主人が、本当にすいません」

「いえ、これも仕事ですから///それにしても、すごく個性的な人ですね」

「えぇ………。まぁ、色々あるんだと思います。彼女の中で」

「詳しくはお聞きしません。まぁ、でも、病気ではなくてよかったですね」

「そうですね。良かったです」

 

あれはもう病気の域だと思うけどね

 

《そうして、検査が終わり四宮別邸にて》

 

「あの医者はヤブよ!!」

「世界の名医だよ。何て事を言うの?」

「こうなったら別の病院に──」ガシッ

「大丈夫だよ。座って?」

 

これ以上、恥をばらまくのはやめてもらわないと

それに

 

「あ、愛さん?顔が怖いですよ?」

「今日、誠君凄い傷付いてたんだ」

「え?」

「だから、お話しようか。かぐや」ゴゴゴゴゴゴゴ

「え、あ、はい」

 

《その後、四宮さんは崇宮君に謝罪、生徒会全員に無事を報告したが会長に、完治してないことも、あなたが原因ですとも言えないのでした》




いかがだったでしょうか
もしよければ感想よろしくお願いします

久しぶり過ぎて中々筆が捗りません
次回は、もっと期間が空くかもしれません
申し訳ないです

全然関係ないですけど、崩壊3rdでスターアンカー再ピックアップまだでしょうか
当たらなかったんですよねぇ………

それでは、また次回
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