今回は原作「秀知院は体育祭」です
後、前回を少し修正しました
男女混合二人三脚ではなく、単なる二人三脚に男女混合でエントリーしたことに変更しました
何気ない変更ですので、あまり気にしないでください
それでは、どうぞ
今日は待ちに待った体育祭だ〜!!
よし、今日は楽しむぞ〜!!
「……んで!!」
ん?愛の声だ
どこだ……っと校舎裏か
「愛さん〜?そろそろ2人3脚が………」
「来るって言ってたじゃない!!いっつもそう!!守れない約束なんてしないでよ!!」
ん?誰かと電話か
電話の内容的に相手はたぶん奈緒さんか
忙しくて来れなくなったとかだろうな
うちの親も今日そんな連絡が入ってきてたし
「………本当は私の事なんてどうでもいいんでしょ」
いや、あの人の限ってそんなことはないと思うけど
あ、かぐや嬢
「誠、あれ、大丈夫かしら……?」
「大丈夫でしょう。彼女、あぁ見えて切り替えは早いですから」
「いえ、そうじゃなくて、あれ、浮気とかじゃないの?」
「え?」
そんなわけねぇだろ
自分で言うのはこっ恥ずかしいけど、俺めちゃくちゃ愛されてるし
「ママの嘘つき………」
やっぱり奈緒さんだったじゃねぇか
ちょっと動揺するからそんなこと言わないでほしいね、全く………
かぐや嬢も(あ、マザコン………)みたいな顔してるし
「ああいう事ですよ。それにしても大変ですね?会長と同じ団になれなくて」
「そ、そんなことありませんよ?あら、電話が終わったようなので私は失礼しますね」
あ、逃げた
まぁ、かぐや嬢は平常運転っぽそうだし大丈夫だろ
問題は愛の方だな
「っ!!誰ですか、そこにいるのは」
「あらら、バレちゃいました?愛さん、そろそろ競技の集合時間なので呼びにきましたよ」
「なんだ、誠君か~。びっくりさせないでよね。で、どこから盗み聞きしてたの?」
盗み聞きとは人聞きの悪い
たまたま聞いちまっただけだっつーの
「大体、来るって言ってたじゃない〜辺りからですかね」
「ほぼ全部じゃん。別にいいけどさ」
「すみません。盗み聞きの形になってしまって」
「いいよ、謝らないで。私も不注意だったから」
それはそれとして、ちょっと妬けるなぁ〜
愛には俺がいるんだけどな〜
でも、母親には来てほしいっていう気持ちもよくわかるからな………
あぁ〜!!なんかよく分からねぇけどむず痒い!!
「ふふっ」
「ん?どうして笑うんですか?」
「いや、誠君がヤキモチ妬いてるな〜って」
なっ……!!
「そ、そんなことはありませんよ?///」
「顔真っ赤にしても説得力ないよ?」
う、うるせぇ!!
あ〜、くっそ!!
「愛さん?」
「なn、ン〜〜〜!?」
暴れんなよ
唇、離れちまうだろうが
「っぷはぁ!!」
「っぷはぁ、流石に苦しいな」
「な、何!?急に///」
何って、そりゃお前
「からかわれた仕返し、ですかね?」
「うぅ〜〜、誠君のいじわる………///」
うるせぇ、俺も恥ずかしいんだよ
でも、なんか、やりたくなったんだよ
「いじわるで結構。そんな拗ねた表情されると辛いんだよ」
「でも、ママに会えるの、楽しみにしてたもん………」
ふ~ん…………
ママに会うのが楽しみだった、ねぇ〜〜〜
「それは確かに残念だったな。けど、何もそれだけが体育祭の楽しみじゃねぇだろ?」
「それは…………」
「それに、奈緒さんはいないかもしれない。でも、お前にはかぐや嬢がいて、みんながいて、俺がいるだろ」
「っ!!」
よし、いい表情になってきたな
あと一押し、だな
「折角の体育祭なんだ。いつもと違う、かっこいい彼氏様の姿に集中してほしいもんだな」
「ふふ、あはははははは!!」
え…………
全然、笑うところじゃないんですけど………
「なんで笑うんだ?」
「だ、だって、珍しい言い回しばっかりしてるなって、頑張って励ましてくれてるんだなって思ってたらさ」
「おん」
「本音は
う、うるせぇ!!///
折角こういうイベントなんだし、好きな人にちゃんと見てもらいたいじゃん!!
来れない人のことじゃなくて、今いる人に集中してほしいじゃん!!
あ〜〜!!もうっ!!
「ほら、もう二人三脚の集合時間です。行きますよ」
「あ〜、待って待って。へそ曲げないでよ、誠君」
「へそなんか曲げてませんよ?すぐ行かないと間に合わなさそうなので、急いでるだけです」
「そっか。でもさ」
なんだよ、急に近づいてきて………
「私の目には誠君しか写ってないし、今日は誠君しか写すつもりないから大丈夫だよ?」
ッッッ!!///
そういうこと、耳元で囁くのずるくないっすかね………
なんか、ゾクゾクってして、他のこと、どうでもよくなっちゃう………
「フフッ、さ、誠君。行こっか」
「んぇ?あ、あぁ、行きましょうか」
《〜〜従者カップル移動中〜〜》
ん、だいぶ意識がはっきりしてきたな
さっきはマジでヤバかった
しばらく本気でなにも考えられなかったからな
「愛さん?」
「なぁに?誠君」
「さっきのあれ、どこで覚えたんです?」
「あぁ、あれね。あれは渚ちゃんが教えてくれたんだよ」
渚…………………
あっ!!あの女か〜〜〜〜
全く、なんつうこと教えてんだよ
あいつ、もしかして俺たちで遊んでるんじゃねぇのか?
「心臓に悪いので、あまりしないでくださいね?」
「さぁ?ど〜しよっかな〜」
「全く………」
自重する気一切ねぇな
なんとか耐えれる様に慣れるしかないな
「とりあえず、二人三脚頑張りましょうか」
「そうだね。負けるのは嫌だからね?」
「当然です。必ず勝ちますよ」
『それでは、第一走者の方たちは並んでくださーい』
よし、時間だな
ん?愛からアイコンタクト?
「(誠君、二人三脚どうする?千切る?)」
「(一旦は様子見で行こう。あんまり差をつけても面白くないからな)」
「(了解)」
間延びしてだらけそうだったら無理やり動いて他を千切り捨てるつもりだけどな
「さて、頑張りましょうか」
「もちろん」
『それでは、位置についてヨーイ』
「「いっち、に、いっち、に」」
「よし、誠君行こ…っひゃあ!?」
「愛!?あぶねぇ」
引き寄せる……は間に合わねぇ
なら、愛の足を掬うようにして無理やりこっちに倒れ込ませる!!
「おらっ!!」ダキッ
「きゃっ!!」
「「キャァァァァァァァァァァァァァ!!」」
外野がうるせぇ
「あ、ありが「話は後だ」ふぇ?」
「ぶっ千切る」
「……わかった。任せて」
ふぅ、それじゃあ
「「(せーのっ!!)」」ドンッ
「「「え、はっや…………」」」
歩幅も体格も俺のほうが上、だったら愛に合わせれば!!
「「いっち、に、いっt速っ!?」」
「「お先に失礼」」
走ることだってできる!!
前は後2組、ゴールまではまだある
捉えられるかは、やってみるしかねぇ!!
「「愛さん(誠君)!!絶対に勝つ!!」」
前は、え?優!?
エントリーしてなかったよな?
ってか速すぎだろ!!
まずい!!
「くそっ、ハァッ、ギリギリ、ハァッ、届かなかった」
「そう、ハァッ、だね………」
くそっ………
あと数歩だったのに………
「先輩………」
「優か………。強いですね、あなたも、先輩も。ですが」
「そうッスね。だから」
「「次は(も)負けませんから」」
言うじゃねぇか
まぁ、負けたのは事実だしな、ここは素直に受け止めるしかないな
………………次は絶対俺が勝つ………!!
「ごめんね、誠君。私のせいで」
「ん?気にすることはありませんよ。勝負は時の運で決まります。一発勝負なんですからこういうこともありますよ」
あんまり気にしてほしくないけど
気にするよな……
「安心してください。次は負けませんから」
「誠君がそう言うなら、それでいいけど………」
さて、こっからはしばらくは応援に専念しますか
《〜〜それからしばらく〜〜》
いや〜、見てるのも楽しいもんだな
それにしても、御行のソーラン節、なかなか様になってたな
あいつあんなに踊れたっけ?そうじゃなかったと思うんだけどなぁ……………
それよりも
「」ジーッ
「愛さん?どうかしましたか?」
「んにゃっ!?な、何でもないよ!?」
さっきからチラチラ見たりジーッとこっちを見たりどうしたんだ?
「誠君は気付いてない。
なんかボソボソと言ってるし
この騒がしさじゃ流石に聞こえねぇな
「何かあったら気軽に言ってくださいね?」
「う、うん。わかった」
んで、次の競技は……………
あ、赤の応援合戦か
さてさて〜、後輩の雄姿を見るとしますか〜
「優、張り切ってますね」
「そうだnわっ!?」
「ねぇねぇ、崇宮君。崇宮君」
ん、あぁ同じクラスの………
愛を押しどけて来るほど知りたいことでもあるのか?
とりあえず、愛をこっちに引き寄せてっと
「どうかしましたか?」
「崇宮君って、石上?だっけ。生徒会の会計と仲良いよね?どうして?」
「どうして、と言われましても…………」
「だってあの子、
根暗っぽい、ね……………
まぁ、高校からしかあいつを知らないから無理もない、か
「あ、気を悪くしたらごめんね?別に彼を悪く言うつもりはないの。でも、なんか毛色が違うなーって」
「別に構いませんよ。そうですね。確かに彼は、根暗っぽく見えるかもしれませんね。実際そういう節もあります。ですが、話してみると意外にそうじゃないですよ?彼、面白いですし」
「へぇ~、そうなんだ。なんか意外」
根暗っぽいというか、自分に自信がないだけなんだけどな
まぁ、人間誰しもそういう部分はある
優の場合
わかんねぇけど
「まぁ、何にせよ。石上優は私の
「なんかいいな〜。そういう関係、ま、なんとなくわかったから。じゃね〜」
「はい、それでは」
優、結構卑屈だけど意外と注目集めてるんだな…………
いや、当たり前か
あの生徒会に居たら否が応でも目立つな
「優、あなたはしっかり進んでいますよ」
ん?優の動きが一瞬止まった?
「誠君、どうかした?難しい顔してるけど」
「少し、気になることがあるので行ってきます」
「…………うん、わかった。待ってるね」
「頼む」
あれから動きがぎこちないな
俺たちが居た方と真逆…………
観客席になにかあるのか?
ん、そろそろ見えるな
「彼女は………………」
あぁ、そういう………………
そりゃ、ぎこちなくもなるわな
ということで、如何だったでしょうか
次回からは過去編に入ります
目標の1ヶ月にはなんとか間に合いましたが、やはり時間を取れないのがつらいですね…………
なんとか課題を終わらせて、書いていきたいです