今回は、崇宮くん視点からスタートです
ここから概ね本筋通りですがいくつか改変があります
また、時系列は前回の話から少し後になります
それでは、どうぞ
優と一切の連絡がを取れなくなってから1ヶ月が過ぎた
いくらなんでもおかしい………
ゲームをしないならまだわかる
秀知院の授業に追いつけねぇとかもあるからな
ただ、メールすら返信がないのはあまりにも不自然だ
今までは新生生徒会スタートのゴタゴタで手が回らなかったが様子を見に行くか………
「白銀会長、中等部への資料なんですけど。自分が持って行っても良いでしょうか?」
「構わないが、何かあるのか?」
「ちょっと後輩の様子を見に行こうと思いまして」
「わかった。こっちも資料整理がままならないからな。よろしく頼む」
「任せてください」
よし、じゃあ様子を見に行くか………
《〜〜崇宮君、移動中〜〜》
さて、資料の届けはこれで終わりだな
それにしても、久し振りだなこの校舎も
「優は確かこのクラスですね」
昼休みだし全員いると思うんだが
さて、クラスでも浮いてるって言ってたが
大丈夫だと良いんだが
「失礼します。高等部の崇宮です。石上くんはいらっしゃるでしょうか」
「……!!」ガタッ
…………空気が変わったな、何か後ろめたいことがあるんだろうな
それに、こいつらの目
よく見る目だ、自分は正しいことをしていると錯覚して、貶していた奴が大きな力を持ってることに気づいて怯える目だ…………
「石上に何かようですか?あいつだったら停学中になってそっから学校に来てませんよwww」
「へぇ…………」
停学してそのまま来てない、ね…………
あいつがそうなる程の何かがあったのは間違いなさそうだな
「もしよかったら、僕が「結構です」……え?」
「個人的な用なので結構です。教室の雰囲気を悪くして申し訳ありません。それでは」
あれは、やってるなイジメかそれに近いものを
そして、教師サイドも放置している臭いな………
とりあえず、ロッカーに借りてたゲームは入れとくか
「優のロッカーはここですね」ガチャッ ベチョッ
なんだ?これは?
「あ?」
あいつら……こんな陰湿なことやってんのか……
舐めやがって……
「「何々〜。え、やば」」
………ロッカー、壊れちまったな
片付けに行くか。このロッカー、付け外しできるタイプで良かったな
《〜〜崇宮君、移動中〜〜》
「何あれ……。ヒッ、ロッカー持ってる」
ちょっと重いな
それに視線が鬱陶しいな
まぁ、今はんなこたどうでもいい
とりあえず、早くロッカー交換しねぇと
「よっこらせ」ガシャンッ
さて、入るか
「失礼します。ちょっとロッカーを破壊しちゃったんで交換したいのですが、予備ってどこにあるでしょう?」
「な、何でそうなる!!それにそのロッカーは誰のだ!!」
あぁ?あぁ……こいつ優のとこの担任か……
「石上優のロッカーです」
「あぁ………あいつのか。じゃあ、置いておいて構わない。問題にはしないから」
「あぁ!?」ブチッ
てめぇ、停学開けても来ねぇ奴のロッカーだからって舐めたこと抜かしやがって!!
「……まれよ」
「ん、何だ?早く退室しなさい」
「お前それでも教師かよッ!!」
「な、何だね!?」
何だねじゃねぇだろうが!?
「自分の担当生徒のロッカー破壊されてそのままにしておけってどういうことですか!?」
「何だよ!?今の声!!」
「誰が騒いでるの〜?」
外野がうるせぇ
「外野!!うるさいっ!!」
「「………ヒッ!!は、はい!!」」
はぁ………ここで言っても仕方がないな………
「もういいです。とりあえず、ロッカーは交換して帰ります」
「お、おい君」
「あなたの意見は聞きません。自分は自分のしたいことをさせていただきます。失礼しました」
こうなったら、状況やここまでへの流れ含めて、徹底的に調べてやる
優、連絡もつかなければゲームもしてねぇからわからねぇが、遅くとも卒業までにはなんとかしてみせる
だから、待っててくれ
《〜〜崇宮君、移動中〜〜》
「誠、ごk……何だその服は!?」
「崇宮さん!?何で服がそんなに汚れてるんですか!?」
ん?あぁ、あの泥やらでだいぶ制服が汚れてるな、もう帰るだけだしどうとでもなるだろ
「今はそれは置いておいてください。会長少しお話があります」
「あ、あぁ。で、どうした?」
「忙しいことは承知の上ですが、少し生徒会に来る回数を減らしても良いでしょうか?」
「…………どうしてだ?」
話すしかないか
「友達を救う為です」
「えぇ!?一体何があったんですか!?」
「崇宮君、ちゃんと説明しなければわかりませんよ?」
「わかりました………」
説明するか
《〜〜崇宮君、説明中〜〜》
「そんなことが………」
「正直、優………いえ、石上優がそんな人間だと自分は感じていません。それに」
「それに?」
「どんな理由があろうとも、加害者をイジメていい理由にはなりません」
これは俺の中で譲れない部分だ
絶対に何があってもそんなこと許されない
「なるほど、崇宮君は知り合いだったのですね」
「四宮、知っているのか?」
「はい、噂程度ですが」
「だから、申し訳ありませんが、しばらく不定期に参加する形にします。それでh「ちょっと待て」……何でしょう………」
早く調べ上げたいんだがな………
「
「は〜い!!ちょっと詳しい後輩にその辺の話聞いてきます!!」
「…………は?」
何で、藤原がそんなことを………
「いえ、会長これは私情です。ですから……」
「そうか。なら俺たちも私情だ」
あぁ………そうか………
「そうですよ!!こういうときは頭数が大事なんです。ね、かぐやさん」
「そうですね。私も出来得る限り協力します」
この人たちは、そういうお人好しだった………
忘れてたな………
「では、よろしくお願いします!!」
「「「おう(えぇ)!!」」」
《それからしばらくして………side石上優》
あれから僕は一ヶ月の停学となった
当然だ。殴ってこちらに比があることは明白だったから
罰はその停学と反省文だけだった
当時は軽いなと、率直にそう感じた
ただ、そこから正しく停学が罰であると思い知らされた
毎日普通に通えば数倍は楽であろう課題をこなし
毎晩親父には怒鳴られ
毎週末の課題提出時には教師に小言を言われる
それでも、反省文だけは書けなかった
僕自身、全く間違った行いをしていないという自負があったからだ
だから、僕は停学が開けても学校に通うことが出来なかった
そうして、親父はついに僕に手を上げ始めた
当然だ。中学生にもなった息子がごめんなさいの一言も書けないのだから
先輩からもメールやゲームでも連絡が大量に届いていた
ただ、怖かった、先輩も荻野の言うことを信じていたらどうしよう………
そんなことが頭をよぎってメールを見ることが出来なかった
そうしたある時
あの教師からこんなことを言われた
「荻野も謝れば許してくれるんだから、いいやつじゃないか」
目の前が真っ暗になった
何を言っているんだあいつは
全部告発してやる
そう思い何度も告発分を書いてやろうとした
そうして、世間ではクリスマスだ年明けだなんだと言っている間に僕が書けた文章は
あぁ…………誰か…………
僕を助けてくれ消してくれ
というわけで、いかがだったでしょうか
次回は予定通りに行けば、過去編が終わります
誤字脱字や感想等あればいただけると励みになります
それでは、また次回