最初の回想風の書き方よりもこっちのほうが書きやすいですね………
視点は崇宮君sideに戻っています
それでは、どうぞ
あれから2週間が経った
「とりあえず、調べる事のできる範囲で調べてみたが」
「やはり」
「あぁそうだ」
「「あまりに不自然な点が多い」」
なんで優は沈黙を貫き通しているのか
正しい行いをしたはずの荻野とかいう生徒がビクビク怯えているのか
とにかく謎な点が多すぎる
「ですが、これらはすべて一つの仮説を基に成り立っていますから、確固たる信頼は得られないでしょうね」
「そうだ。俺たちから言わせてもらえばその石上優という生徒が誠の言う通りの生徒ならばという話になってくるからな」
「それはメールのやりとりを見せて理解していただけたと思っていました。信じていただけませんか?自分を」
そこばっかりは、御行やみんなにはわからない部分になってくるからな
俺から見た石上優を信じてもらうしかないな
「崇宮さんの言う通りですよ。かぐやさんはともかく、会長は私より長い付き合いなんですから信じましょうよ!!」
ナイス!!藤原!!
「それはそうなんだがな………」
「校内での情報だけを精査すれば、荻野さんという生徒に部があるように見えますね」
まぁ、そうだろうな
片や学校の人気者、片やあぶれ者だ
何を考えているかわからねぇのは後者だもんなぁ
「ですが…………」
「えぇ。ですから、私もツテを使ってしっかり調べてみました」
「副会長…………」
この件については完全に私情だからあんまり別邸で聞かなかったんだよな
まさか動いてくれてるとは………
流石、頼れる御行関連以外では頼れるご主人様だな
「どうだった、四宮」
「結論から言うと、尻尾は出しませんでした。ですが、そういった輩との交流は確かにあったようです」
「ってことは!!」
こりゃ、ほぼほぼクロだな
それにしても
もしかして、早坂に調べさせたのか!?
まぁ、大丈夫だろうけどさ、あんまり危険なことはしてほしくねぇなぁ
「あぁ、ただそうなってくるとこの件は慎重に動かざるを得ないな」
「そうですね」
「えぇっ!?崇宮さんまでなんでぇ!?」
そりゃ、だって
「「もし仮に大友という生徒を守るために沈黙していたなら、リベンジポルノの可能性があるからです(な)」」
「っ!!なるほど、そういうことですね!!」ビシッ
こっちに指さしてくんな
で、だ
「とりあえず、年内に1度は優の家に行きたいですね」
「そうだな。その辺は俺から学園側に取り合ってみよう」
「私、ここからできることあります〜?」
藤原、ここまで本当に助かった
でも
「いえ、ここからは自分のやる仕事です。藤原さんには色々と調べていただいたので、ゆっくりしてください」
「では、私もゆっくりさせていただきますね?」
「あぁ、二人ともここまでご苦労だった。あとは俺たちに任せてくれ」
さて、優待っててくれ
絶対に悪いようにはしないからな……!!
《〜〜それからしばらくして〜〜》
色々と時間がかかっちまって冬休みになっちまったな
さて
「誠、準備はいいか?」
「あぁ、開けてくれ」
「それじゃあ…………行くぞ」ピンポーン
優、待たせたな
「は〜い」
「すみません。秀知院学園高等部の生徒会長白銀御行と」
「同じく生徒会総務の崇宮誠です」
「本日はご子息の石上優くんにお話があり、お伺いしました。中に入れて頂いてもよろしいですか?」
「は、はぁ………。どうぞ、中へ」
意外とすんなり中に入れるもんなんだな
にしても、優の母親ずいぶんと疲弊してるな
そりゃそうか。自分の息子が不登校になって挙げ句復学できてねぇもんな………
「あなた、秀知院学園の生徒会の方々ですって」
「生徒会?なんでまたそんな奴らが来るんだ」
「なんでも優に話があるそうで」
なんというか、感じの悪い父親だな
まぁ、気持ちはわからんでもないけどな
「で、一体どのようなご要件で?」
「ご子息の石上優さんの復学についてです」
「そんなことなら一人で良かったのでは?もう一人はなんのためにここに来たのかな?」
「自分は優と仲良くさせてもらっていまして、少し様子が気になったので補佐という形でここに居ます」
実際は、強行突破も視野に入れてるからついて来ただけなんだけどな
まぁ、とりあえず表向きは補佐ってことにしとくか
「それで、優さんの復学についてですが………」
「あぁ、それには及びませんよ。なんせあいつがどう考えても悪いのですから」
ほ〜ん…………
「失礼ですがお父様、息子さんから話を聞きましたか?」
「えぇ聞きましたとも。あの年になって謝罪の一つも出来ないとは、情けない限りです」
あ゛ぁ゛?
「今日はその件でお伺いしました」
「いえいえ、お気になさらずこれは我が家の問題ですから」
…………なんだコイツ、
「失礼。お母様、優の部屋はどこでしょうか?」
「あの子の部屋は……「待ちなさい」」
「何でしょうか」
「なぜ、あれの部屋を聞くのかな?」
はぁ~、もうまどろっこしいな!!
「誠、待t」
「俺はあんたと話に来たんじゃないからだよ!!」
「な、なんだと!?」
「じゃ、そういうわけだから、御行悪いがあとはよろしく」
さて、間取りはわかってるんだ
なら、一人部屋に出来そうな場所に行くだけだな
「待ちなさい!!」
《その頃〜side石上優〜》
なんか、下が騒がしいな
まぁ、そんなこと、僕には関係ないか………
「…………なさい!!」
「……るせぇ!!」
ん、なんか近づいてきてる………?
「……のしていることがわかっているのかね!?」
「……ましい!!自分の子どもを信じられねぇ親が講釈垂れんな!!」
この声、先輩………?
いやまさかそんな………
「しつっこいんだよ!!俺は優の友達だ!!あいつを信じてるからここに来た。一体それの何が悪いってんだ!!あぁ!?」
「あいつが悪いことは状況的にも明らかだろう!信じてどうなる?」
父さん…………
まぁ、そうだろうな客観的に見れば悪いのは100%僕だ………
「〜〜〜っ!!それが父親の言う事か!?もういい!!優、入るからな!!」
「待ちなs「まぁまぁ石上くんのお父さん、下で僕と話しましょう。まだ話の途中ですし、何より息子さんについて少しお話したいこともありますから」な、何だね君は、あ、ちょ、待ちなさい!!」
なんで………
「ふぅ、助かったぜ御行。さて優、開けてくれ」
なんで…………
「お〜い、優?いる………よな?鍵閉まってるし」
「なんでいるんですか………先輩………」
《視点は戻って〜side崇宮誠〜》
なんでいるんですかって………
「
「……………っ!!」ガチャッ
ん、開けてくれたな
よし、じゃあ入るか
「失礼しまーす、と」
だいぶ荒れて拗れた跡があるな…………
全く、親なら子どもの言うことを少しは信用しろっての
頭ごなしに叱ることに価値なんて存在しねぇんだからよ
「さて、じゃあ事情の説明から入ろうか」
「はい…………」
《〜〜崇宮君、過去編説明中〜〜》
「以上が、俺たち生徒会の見解だ」
「はい………」ポロポロ
え、泣いてる!?
え、えーっとこういうときはどうすれば………
あれ、なんか違ったのか………?
「ゆ、優?なにか、こう、おかしな点があったか?」
「い、いえ、ただ、信じてくれる人が、いると、思わなくて…………っ!!」
「そうか、辛かったな。よく耐えたな」
「うわぁぁぁぁぁ」
全く、こんなになるまで一人で抱えるんじゃねぇよ
世話の焼ける後輩だな全く…………
「で、だ。落ち着いたか?」
「なんとか」
「それじゃ、事の顛末を話していくぞ。大丈夫か?」
「大丈夫ッス」
よし、じゃあ話すか
「まず、大友という生徒についてだがな」
「どうなりましたか?」
「喜べ、一切手は出されていない」
「っ!!そうッスか………」
だいぶ元気が戻ってきたな
これならあと一押しで
「で、だ。問題の荻野とかいうカスについてだが」
「あいつは何してるんですか!!」
「ビクビクしながら過ごしてるよ」
「え、どうして………」
どうしてって、そりゃお前
誰だって怖いだろ
「自分が陥れた相手が課題だけ出してずっと復学しないんだぞ?怖いに決まってるだろ」
「まぁ、そうですね」
それに、
「面白かったぞ〜。お前の教室で話題に出したときのあいつの反応」
「え、ちょっと待ってください。先輩、僕の教室に行ったんですか?」
え、そんな反応する?
なんで目ぇ見開いてんだ?
「いや、行くだろ。音信不通だったんだから」
「あ、はい。それはわかりました。で、荻野の奴どんな反応でした」
「目に見えて動揺してたよ。うっわ、俺敵に回す相手間違えたかも、みたいな顔してたぜ」ケラケラ
「ぷっ、笑いながら言うことっすか?」
笑いながら言うだろ
アホ面晒してたんだからな
「で、だ。まぁ、結果的にお前は最善の選択肢を取り続けてた訳だな。誇っていいぞ」
「そうですね………。ありがとうございます、先輩」
と、いうわけで〜〜
「お前が、反省文に書く言葉は決まってるんだよ」
「え、形だけでも謝罪するんスか?」
そんなわけねぇだろ
謝罪の必要がない以上謝罪することは悪手だからな
だから、書くことは一つ!!
「この一言でいいんだよ。お疲れ様、優」
「本当に、ありがとうございます。先輩っ!!」ボロボロ
泣くなよ〜
先輩として、友人としてできることをやっただけなんだから
「さて、ここからは復学について話そうか」
「できるんですか?」
「大丈夫だよ。ただ、復学は高等部に上がってからになる」
「なんでですか?」
そりゃ、お前
あの、えーっぐい秀知院VIP勢にかぐや嬢が洗いざらい話してるころだろうし、間違いなくあの学園にはいられねぇよ
………こんなことは、言うべきじゃないな………
「簡単だ。それまで俺たち生徒会メンバーでお前に必要知識を叩き込むためだ」
「休学中の、ってことですよね?」
「ん、あぁ
「それ以外になにかあるんスか?」
あ、言ってなかったな
「お前を
「え、どうしてですか」
「噂や起きたことを完全に葬りさることは出来ない。だから、せめて居場所を持ってほしいって、ウチのトップの申し出なんだよ」
「お人好しですね。白銀御行会長は」
「ホントだよ……………」
眩しいほどにお人好しだよ、あいつは
というわけでいかがだったでしょうか
これにて過去編は完結になります
次回は体育祭も終盤に入っていきます
投稿時期は未定ですが、お楽しみに!!
それでは、また次回