はじめまして。うぱると申します。処女作です。
天使なガハマさんの熱い想いを、これでもかと叩き込んでみました。自室のベットの上でひとり、ニコニコニヤニヤプンプンゴロゴロアワアワドッタンバッタンするアホで元気で乙女で一生懸命なガハマさんの様子を思い浮かべて書いてみました。ドアの隙間から由比ヶ浜マが覗いている感じ。詰め込んだら長くなりました。
はじめてですので、加減が分からず暴走気味ですが、温かい目で読んでいただけたらなと思います。

けれどわたしは、ゆきのんが好きです。

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誰よりも優しくて、素敵な人。

彼は他人を信じない。

 

 

疑って、捻くれて、諦めて。

辛い過去の経験の数々が、どうしようもなく彼を捻じ曲げてしまったんだ。

 

何でも一人で。彼の目の前で起こる出来事の責任は彼だけのもの。他人に介入されることを嫌う。人に頼ることをしないから、自分の身を削るような選択肢であろうと、彼にとっては普通のことでしかない。それしか選べないから。選べる手札が無いから、効率が良いなら躊躇いなくそれを選ぶんだ。その選択は、他人の為なんかじゃない。だから自己犠牲とは違う・・もっと辛い選択肢。

 

 

・・でもね。誰よりも優しくて、素敵な人なんだ。

 

 

彼の優しさは、全くもって分かり辛い。

彼自身が繕う彼の上辺に囚われる人たちには気付くことができない、彼の内面。

 

そんな彼と知り合うきっかけは、決して良いと言えるものではなかった。あの事故を思い出すと今でも罪悪感で胸が苦しくなるけれど・・

それとは違う感情のほうが、大きくなっちゃったんだ・・クラスや奉仕部で日々彼と過ごすうち「彼は自然に、当たり前に、困っている人間を助ける行動を取ることができる素敵な人なんだ」と、知ったから。捻くれてるけど、捻くれてるけど!

 

ヒッキーは、あたしの大好きな男の子。でもちょっと、あたしのことバカにしすぎだし!むぅー・・あ、でもヒッキーってば、くっついて揶揄うとすぐ顔真っ赤になってキョドっちゃうんだよね!いろはちゃんに教えてもらったし!ふふーん!・・で、でもあれさ、あたしも恥ずかしいんだけどいろはちゃん・・はうぅ・・

 

 

 

彼女はいつも真っ直ぐで、決して嘘を吐かないんだ。

 

 

他人に対する彼女の言葉は鋭く冷たい。その正論は人の心を容赦なく抉る。

辛い過去の経験の数々が、どうしようもなく彼女を諦めさせてしまったんだ。

 

他人は彼女を蹴落とそうとする存在であり、努力して彼女に並び立とう、という発想は無い。だから彼女は他人を頼らない。いつも一人で。誰よりも努力して、いつでも正しい自分というものを万人に認めさせようとする選択。そこに正しくも辛辣な言葉が伴えば、いくら正しくても他人に理解されることは難しいと思う。それは孤独が付き纏う、悲しい選択肢。

 

 

・・でもね。誰よりも優しくて、素敵な人なんだ。

 

 

・・ん?あたしヒッキーにも同じことを?・・ま、いっか。えへへ。

 

不器用だけど、真摯に、全力で。目を逸らさずに最後まで面倒を看る。

彼女の綺麗で儚げな佇まいと、投げかけられる氷のような言葉に囚われる人たちには気付くことができない、彼女の内面。

 

彼女と知り合うきっかけは、これもまた決して良いと言えるものではなかった。奉仕部の部室へ依頼に訪れ、クッキーの作り方を教わるために移動した家庭科室であたしに向けて放たれた、ゆきのんの厳しすぎる正論。今思うと確かにあたし優柔不断でめんどくさいこと言ってたなーって思うけどさ?初対面であれはちょっと酷いと思うんだよ?

確かにカッコいいとも思ったしそう言ったけど、言ったけど!・・ゆきのーん・・ぐすん。

 

でもね。彼女の言葉があったから、あたしは変わることができたんだ。

 

人に流されず自分の意志をぶつけることの大切さを、あのとき彼女に教えてもらったんだ。ずっと他人の顔色を窺ってオドオドしてたあたしだけど、ちょっとは変われた・・と、自分では思ってる。・・あ、あははー・・

 

・・あ、クッキー作りの依頼のときのことだったっけ。最初は彼に「木炭」とまで言われた、お粗末とさえ言えない出来のあたしの手作りクッキー。でもね、彼はそれを食べてくれたんだ。最後に背中を押す言葉もくれた。・・捻くれてたけど。もー・・そういうとこだよ?ヒッキー。ほんと今も、変わんないよね・・まあいいんだけど。いいんだけどさ!むぅ・・

 

それほどまでに壊滅的な腕前だったのに、努力の末に遂にはおいしい・・であろう・・ちょ、ちょっと失敗しちゃったけどね?彼に手作りのクッキーを渡すことができたんだよね。サブレを助けてくれたヒッキーに。

そう、そうなの。た、ただの、お礼、だったんだもん・・あぅ・・

 

あたしがまともなクッキーを作れるようになったのは、暇を見つけては自宅マンションに招いてくれて、根気よくクッキー作りの練習に付き合ってくれた彼女のおかげだよね。あたしのいちばんの親友としても、ずっと仲良くしてくれてるし!んふー・・あ、でも勉強を教えてくれるのは嬉しいけど、もうちょっと優しく教えてほしいなー・・たははー・・でも、あたしが悪いしなぁ・・総武入って浮かれて遊びすぎてたし・・はぁ・・。

 

そんなゆきのんを、彼女を冷たい人だなんて思わない。「彼女は、努力を惜しまない人間に頼られたとき、絶対に見捨てない人なんだ」と、知ったから。・・ってかそれもあるけど、知れば知るほどかわいいとこはっけん!なんだよ?ゆきのんって。ほんとに、ちょーかわいいんだよー?ゆきのん。冷たいとか思ってたあたし、ほんとバカだし!

 

と、ゆーことで、ゆきのんは、あたしの大好きな女の子なんだ。いつか、パンさんや猫だけじゃなくて、サブレのこと、あたしが好きなワンコのことも、好きになってほしいなあ・・一緒にお散歩、できたらいいなぁ・・なんか、あたしもゆきのんが好きな猫とパンさんのこと、もっと知りたくなっちゃったかも!

 

 

あ、2人のこと考えてたら思い出したけど!部室でのヒッキーとゆきのんとのおしゃべりのことなんだよね・・これが本当に思春期の高校生の会話なの?って思うよ・・最近のアレは、どういうことなのさーもぉー!裕美子ならそっこーでキレるよ確実に!・・で、その後ゆきのんに泣かされちゃうの。あ、あははー・・

てかさ、部室でのあたしってここのところ、会話の切欠作りとツッコミしかしてないんじゃない?華の女子高生を会話の切欠作り兼ツッコミ担当要員にさせるだなんて酷いよ?最近はゆきのんも一緒になってあたしのことバカにしてくるしさ!ぐぬぬ・・

 

・・まあ、そんなのも楽しいから良いんだけど。・・ん?あれ?あたし、いくらなんでもバカにされすぎ?しかも楽しんじゃってるし?むぅぅー・・今度ヒッキーがバカにしてきたらヒッキーキモいって言っちゃうんだかんね!最近控えてたけどいいよね言っても!もう!バカヒッキーキモい!ゆきのんはどうしてくれようか・・うん、その時は抱きつこうそうしよう!えへへぇー。

 

でも、ゆきのんとヒッキーが2人で話しているときは、会話に入れないんだよね・・

 

だって、2人ともすっごく楽しそうなんだもん。あれが、めおとまんざい?って言うやつなのかなあ・・それとも、ちわゲンカ?

ゆきのんは罵倒以外の何物でもない言葉をヒッキーに浴びせるんだけど、ヒッキーのけいみょー?な返しで、不思議なくらい会話が成立していくんだよね。ヒッキーも罵倒されてるのに楽しそうだし・・ってヒッキー・・そういう性癖じゃ・・ないよね?

 

ゆきのんはゆきのんで、偶にテレて顔真っ赤にしちゃったりしてね。顔背けてこっちからは見えないように頑張るんだけど、耳まで真っ赤になるからバレバレだし。

あれ、すっごくカワイイんだよね・・キレイでカワイイとかズルいよゆきのん。そういうとこだよ?ゆきのん!そりゃ抱き着きたくなっちゃうよ。あー思い出しただけで・・はふぅー・・

 

・・ハッ!?あ、あれ?あたし・・?ゆ、ゆきのんがカワイイから悪いんだし?

 

ごほん。てゆうか、あの会話の邪魔なんてできないよ・・せいぜい、話を振られたときに相槌を打つくらい。あと、ツッコミするときね。・・はぁ。あ、さっきはゆきのんの言葉を罵倒以外の何物でもないって思ったけど、楽しそうにニコニコしながら、とても相手を罵倒しているとは思えない柔らかな表情でヒッキーと会話してるんだよね。本人は気付いてないだろうけど。

 

で、隠しきれない笑みを必死に抑えながら会話するヒッキー。本人は気付いてないだろなあ・・あ、違った。「その顔、気持ち悪いから止めてくれないかしら?ニヤケガヤくん?」っていつもゆきのんに言われてるんだった。ヒッキーってば・・確かにあれはキモいよ?あたしにもキモいと思われても仕方ないよ、うん。だってキモいし。

 

 

でね?そんな2人の会話を聞いてるとやっぱり、ね?なんだか・・2人と、1人を・・いつも、感じちゃうんだ・・

 

 

きっと・・いや、間違いなく。ゆきのんはヒッキーのことが好き。

 

そしてヒッキーも、ゆきのんのことが・・。

 

 

 

でもあたしは、ヒッキーを取り合ってゆきのんと争う、なんてことは絶対にしたくないんだ。

だって、ヒッキーと同じくらい、ゆきのんのことも大好きだから。

大好きな捻くれ者の男の子と、大好きなちょっとイジワルな親友。

あの、紅茶の香りが満ちる暖かな陽だまりのような部屋を壊したくない。3人の大切な場所を。

 

 

そして何よりも、その先の未来に続く、3人の関係を。

 

 

 

 

 

だから、だからわたしは、全部欲しいんだ。

 

 

 

 

 

ヒッキーのことが好きなゆきのん。

 

ゆきのんのことが好きなヒッキー。

 

そんな2人の恋を2人の側で応援する、わたし。

 

そんな3人で、一緒に過ごしていきたいんだ。

 

 

それが今の、わたしが欲しいすべて。

 

目先だけじゃない。その先に続く、わたしの希った欲しいもののために。

 

 

この3人が抱える、いちばん大きな欺瞞。

3人で乗り越えることができたら、きっと・・・

 

 

 

・・ってあたしらしからぬ、カッコいいこと想ったんだけど、ね?

 

 

あたしだって一応、素敵な恋を夢見るじょしこーせーなのです!2人が付き合い始めたらしばらくの間は、その仲良しなところを見て嫉妬だってしちゃうし、胸が痛むだろうし、苦しいんだろうなあと思うし・・後で自分の部屋で泣いちゃうことだってきっと、あるんだろうなあ・・2人は付き合いはじめても、あたしと遊んでくれるかなあ・・ちょっとは遊んでほしいなあ・・

こわいよぅ・・ぅぅぅ・・

 

 

 

 

それでも。

 

 

 

 

あの時とは違うんだ。

 

もう、ずるい子なんて言わせない。卑怯な子なんて言わせない。

 

進むことも戻ることもできず迷い立ち止まっていた、過去の自分に。

 

 

 

2人の気持ちごと受け入れる。恋する2人と、その2人のいちばん近くに居る、わたし。その関係性を受け入れるんだ。全部全部、貰うんだ。あたしが2人に押し付けるんじゃない。2人から、それを貰うんだ。その気持ちごと、ぜんぶ。

 

きっとゆきのんも、それと・・ヒッキーも・・とっくにあたしの恋心に気付いていると思う。だからお互いが好き同士・・つまりは、り、りょ・・りょりょ両想いである、ヒッキーとゆきのんはね・・「あら?自分が思ったことでダメージ受けてる場合じゃないのだけれど。自傷行為は許さないわよ?由比ヶ浜さん?」・・よ、よし!ゆきのんのモノマネしたおかげで精神ダメージ少な目で乗りきれた。ありがと、ゆきのん。

 

・・えーと何だっけ?あ、ああヒッキーとゆきのんはりょうおも・・お、お互いに好き同士だけど、踏み込むことに罪悪感を抱いているんだ。あたしに対して。

 

うっ・・なんかエラそうに決めつけちゃってるけどあたしこれ、じいしきかじょー?なんじゃない?「あたしに対して」キリッ ・・とか、ヒッキーみたい。うへぇ・・やっぱりダメージデカかったんじゃん・・あたしのアホ・・両想い・・ヒッキーと両想いかあ・・いいなあ・・ぐすん。

 

 

・・ま、まあとにかく!2人とも恋心にブレーキをかけちゃってるってことで!誰よりも優しい2人だからね!当たり前だよね!たぶんだけど!

 

だってそれが、痛いほど分かっちゃうんだもん。

 

て、ゆうかね?なんかあたし、わーって余計なことを長々と考えて、やらなくていい自爆までしといてなんなんだけどね?そもそもね?あの2人が何のアシストも無しにお互いに踏み込むとは思えないんだよね!まずそこなんだよねぇ・・はぁぁぁ・・

 

あたしも、そんな2人と同じ。恋心に、ブレーキをかけてたんだ。

 

 

 

・・ううん、違う。違くて・・あたしはただただずっと、怖がってただけ・・

見ないフリをしていただけなの・・

 

優しくなんて、なかったの。

 

ただズルくて、卑怯だっただけなんだ。

 

そうして逃げて誤魔化して間違えて。

 

本当に大切なものは何なのかなんて、きちんと考えようとしなかった。

 

 

どうしようもなく歪んでしまった、その果てに。

 

あたしは、あたしの大好きな2人が何よりも嫌ったものを押し付けて、欲しがったんだ。

 

 

大好きな、大好きな2人のはずなのに。それは変わらないはずなのに・・

 

その2人を差し置いていちばん大好きだったのは。

 

 

大好きな2人とは比べるべくもない、

 

あたしの、どうしようもないほど弱く醜い心、だったんだ。

 

 

 

 

・・だけど、だけどね!そんなあたしだったけど今は違うんだ!それもこれもみーんな、2人から貰っちゃうかんね?罪悪感も何もかも、全部欲しいんだ!ふふーん、欲張りなんだよ?あたし。くれないと泣いちゃうよ?だから2人にも、頑張ってもらうんだ!

 

あたしと、一緒にね!拒否権はありませーん!うふふ!

 

そんでね?全部貰ってから、余計なものはあたしが吹き飛ばしてやるんだ!

ズルいよね?卑怯だよねあたし?ふっふーん!

 

だって2人の罪悪感なんてあたし、要らないんだもん!

 

そうして3人で、何の遠慮も気兼ねも無しに、笑って、時にはケンカして、また仲直りして。そうやって、過ごしていくんだ。

 

 

諦めたんじゃないの。犠牲になんてなったつもりもないし、自分の気持ちを偽ったわけでもないんだ。我慢だってしてな・・い・・い、今はまだ、ちょっとだけしてる、かも・・もうちょっとだけ待ってね、あたし。頑張れ!あたし!あぅぅ・・

 

 

 

なんであたし、こんなふうに考えるようになったんだっけ・・そう。そうだ。

 

 

あのね?わたしね?ゆきのんとヒッキーのことを想うと、泣きたくなるほど愛しいと感じるの。

 

どうしようもない切なさと共に湧き上がるこの気持ちは、間違いなんかじゃない。

だから3人のこの問題だけは、誰にも頼れない、いや、頼らないんだ。

 

あたしには困ったときに頼れる友達がそこそこ居るんだと、自分では思ってる・・居るよね?裕美子、姫菜、いろはちゃん・・いいんだよね?・・あ、ゆきのんは親友だよ!ゆきのーん!

 

だけど、たとえ頼れる友達が居るとしても。

 

 

誰かの気持ちを、わたしとあの2人の気持ちの間に入れちゃいけないんだ。

 

そうじゃないと、あの日彼が欲した「本物」に。

 

彼女が知りたいと願った「本物」に。

 

手が届かなくなってしまう気がするから。

 

 

だから、ひとりで頑張って、考えて、苦しんで・・いっぱい泣いた。あの長かった日々。そうして今ようやく、最後の最後に残ったこの気持ちだけは、誰にも否定させやしない。

 

 

 

 

わたしは、覚悟を決めたの。

 

 

わたしが本当に大切なものを、何度も何度も確認して。

 

わたしが本当に欲しいものが何なのか、何度も何度も問い直して。

 

わたしの本当の本当に大切な気持ちに、順番を決める覚悟を決めたんだ。

 

 

そうしてやっと気付いて掴んだ、わたしの恋心よりも大切な、いちばん大切な、気持ち。

 

 

 

覚悟と決意が、そして何よりも、わたしの大切な気持ちが。

 

前を向いて歩きだす勇気を奮い立たせたんだ。

 

大好きな2人と過ごした日々が、導きが、後押しが。頼もしいチカラとなって。

 

誰かに言われたわけでもない。相談したわけでもない。

 

 

ぜんぶ、自分で決めたから。こんなちっぽけな私に自信がついたんだ。

 

だから、こんなに強く、想えるんだ。

 

これがわたしの「本物」なのかどうかなんて、分からない。

 

 

だけど、大好きな2人と笑って泣いてケンカして、

仲直りして過ごしていく。そんな未来へと、ずっと続いていく道。

 

 

 

・・ただ、それだけが欲しいの。

 

 

 

 

捻くれているけど。

 

目の前で困っている人がいたら誰でも助けちゃう、どこまでも優しい男の子。

 

言葉は辛辣で融通が利かないけど。

 

どこまでも真っ直ぐで、努力する人を絶対に見捨てない優しい女の子。

 

 

この大好きな2人と一緒に居たい。これからの未来に何度か訪れるであろう人生の大切な瞬間には、彼や彼女の側に居たいんだ。

 

困っていたら助けてあげたい。

あのどうしようもなく捻くれた男の子を。残念なほどに不器用な女の子を。

 

今度はわたしが選択肢になるんだ。

辛い選択肢も、悲しい選択肢も、選ばせてなんかあげないんだから!

 

 

 

いっぱい助けてくれた2人だから。大好きな2人だから。わたしの、順番を決めることができた気持ちとは違う。比べることなんて、順番をつけることなんて絶対にできない、かけがえのない、2人だから。

 

 

 

必死に足掻いてやっと掴んだあたしのいちばん大切な気持ちに、真っ直ぐに向き合うと決めた。

 

それが今のわたしが出した答え。わたしだけの答え。

 

 

でも・・もしも、ヒッキーとゆきのんもわたしと同じ気持ちを抱いてくれたなら。

 

それが・・あの日彼が欲しいと願ったものと、彼女が知りたいと願った言葉の、答えだったなら。

 

 

そうだと、うれしいな・・

 

 

 

そんなわけだからね?恋するあの2人を、あたしの大好きな2人を、いちばん近くで見守ると決めたんだよ?ほんとはガンガン手伝いたいんだけどさ。ヘタに煽っちゃうと意固地になっちゃいそうだもんね、あの2人。はぁ・・ほんとめんどくさい2人だよね。ぜんとたなん?だよ・・小町ちゃん、こんな気持ちだったんだよね、今度からあたしも手伝うからさ、頑張ろ?・・はぁー・・

 

 

で!あたしはあたしで、新しい恋を見つけて頑張るんだかんね!

そんで、いつかぜったいに、ヒッキーよりもカッコいい男の子とお付き合いするんだ!

 

 

その時こそあたしが欲しかった全部が、ううん、それよりもっと素敵な全部が、手に入るんだ!あたしは、よくばりなの!

ダブルデートなんかしちゃったりして・・もう一人加わった大好きな人・・あたしのか、か、彼氏と、あたしの大好きな2人に囲まれて・・えへへぇー・・ん?まま、待って待って?そこにゆきのんとあたし、お互いの・・こっ、ここ、子供たちが加わった日には大好きな人があたしのまわりに、もっとまわりにいっぱいに・・幸せすぎる・・はわわわ・・///

 

 

・・ハッ!?あ、あれ・・? ん、んん!・・と、言ってもまあ、まだ時間かかりそうかも・・あたしの恋、終わっちゃったばっかりなんだもん・・ううぅ・・

 

 

・・でもでも!このケツイは、またあたしを強くしてくれた気もするんだ。

ゆきのんが導いてくれて、ヒッキーが背中を押してくれた、3人が出会った日のように。

 

 

 

それにね?

 

夢見る女の子は、決意を固めた女の子は、前を向いた女の子は、さいきょーなんだから!

 

 

 

 

だから、だからね・・?

 

 

 

 

いつまでも痴話ゲンカみたいなやりとりばっかりしてないで、甘い言葉のひとつやふたつさっさと吐いて、とっとと付き合っちゃってよね!ヒッキー!、ゆきのん!

 

 

 

 

でないと・・はやくしないと、わ・た・し・・・

 

心変わりしちゃうかもよ?ゆきのん?ふふっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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