それでも月は君のそばに   作:キューマル式

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第21話

 奏と翼、そしてクリスが大型飛行ノイズを倒し、数だけが多い残ったノイズたちを殲滅しているころその異変は起こった。

 二課本部にいた俺にゾクリと、慣れ親しんだ不快感が背中を駆ける。

 

「これは!?」

 

 同時に二課のアラートが鳴り始める。

 

『ノイズの反応多数! 凄い数です!!

 場所は……ほ、本部直上、リディアン音楽院です!!』

 

 その声を聞き終わるより先に、俺は駆けだしていた。エレベーターに飛び乗ると地上へと出る。

 そんな俺の目に見えたのは……。

 

「ノイズ!?」

 

 大型から小型のものまで種類豊富な、リディアン音楽院へと迫る視界を埋め尽くすような数のノイズの群れだった。

 

「ノブくん!」

 

「信人!」

 

 どうやら騒ぎを聞きつけ、俺に気付いたらしい響と未来がやってくる。

 

「すごい数のノイズ!?」

 

「あれ、学校に向かってるの!?」

 

「どうやらそうらしい」

 

 2人の言葉に頷くと、弦十郎司令(おやっさん)から通信が入る。

 

『今すぐ一課の部隊を展開し避難活動を開始する!

 信人くんと響くんは今すぐにノイズ撃退に出撃! 少しでもいい、避難の時間を稼いでくれ!』

 

「言われなくてもやるさ! 響!!」

 

「うん!!」

 

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron……」

 

 

「変身ッ!!」

 

 

 そして響がギアを纏い、俺もSHADOWへと変身を果たす。

 

「未来は学校のみんなを、避難をお願い!」

 

「わかった。 響、信人……頑張って!」

 

「任せて!」

 

「ああ、任せろ!」

 

 学校へと向かう未来に答えて、俺と響はノイズたちに向き直った。

 

「改めて物凄い数……」

 

「全力全開、最速最短でヤツラの頭数を減らして避難までの時間を稼ぐ!

 バイタルチャージ!!」

 

 俺は初手からバイタルチャージをして飛び上がる。

 

「シャドーキックッッ!!」

 

 シャドーキックでノイズたちの中心に飛び込み、そこを中心にノイズたちが砕け散る。

 

「はぁ!!」

 

 響は身体をたわませ全身のバネをまるで強弓のように引き絞ると、放たれた矢のごとく疾走する。

 その動きとともに放たれた拳が、ノイズたちを次々に無に帰していく。

 だが、後から後から湧き上がるようにノイズの濁流は止まらない。

 

「くっ!?」

 

「このままじゃ学校が!?」

 

 俺も響もノイズたちを殲滅しながらも焦燥を募らせる。

 だが、今の俺たちに出来ることはこうして全力で戦い続けることだけだった……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 突然のノイズ襲来、それは平和だったリディアン音楽院を混乱の坩堝に叩き起こした。

 ノイズの被害に、日本は国家的に対応してシェルターの作成や避難訓練などを実施し備えている。無論、リディアン音楽院に通う生徒たちも避難訓練には参加していた。しかしノイズの被害が実際に自分の身に降りかかってくるなど思ってもみなかったのだ。

 遠くから聞こえる時間稼ぎのためにノイズと戦闘する自衛隊員たちの銃声や爆音が、これが現実なのだと訴えている。

 

「落ち着いて、シェルターに避難してください!」

 

 そんな中、同じリディアンの生徒であるのに混乱することなく自衛隊員とともに冷静に避難を促す未来の存在は、彼女たちを落ち着かせるのに一定の効果があった。

 その声に従ってスムーズに避難していくクラスメイトたちを未来は見送る。

 

「未来」

 

「あっ、みんな!」

 

 するとそんな未来の元に、板場弓美、安藤創世、寺島詩織の3人がやってくる。

 

「どうなってるの? 学校が襲われるなんてアニメじゃないんだからさ」

 

「みんなも早く非難を!」

 

「小日向さんも……」

 

 詩織の言葉に未来は首を振る。

 

「まだ残ってる人がいないか見てくる!」

 

「あ、ヒナ!」

 

 そう言って創世を振り切って未来は駆けだした。

 人のいなくなった教室をまわり、人がいないことを確認。そのままグラウンドにも人がいないかを見に出る。

 ……そこに広がっていたのはついさっきまでの平和な学び舎の光景ではなかった。

 響と信人の2人の力も万能ではない。2人の奮戦してもなお多すぎるノイズたちは防ぎきれず、リディアン音楽院を破壊していく。

 

 体育館は大型のノイズによって半壊していた。小型のノイズたちの攻撃で、ところどころで火の手が上がる。

 それは平和な日本にはあってはならない光景、まさに『戦場』そのものだった。

 

「酷い……」

 

 思わず口元を押さえて呻く未来。だがその間にも戦場では戦いが続いていた。

 自衛隊員たちが、無駄と分かっていながらも避難完了までの時間稼ぎのためにノイズたちに戦いを挑む。バラバラと絶えず銃声が響き、爆発音が相次いでいた。

 未来はもはやここにいては自分は邪魔でしかないと悟り、シェルターへと急ごうとする。

 だが、そこに不幸が降りかかる。

 

「う、うわぁぁぁ!!」

 

 断末魔の声とともに、隊員の1人が炭素へと変えられていく。だがその隊員はノイズたちに向かって対戦車無反動砲を構えていた。

 引き金を引かれ発射される対戦車砲弾だが、支えとなる隊員を失ったためそれは見当違いの方向へと放たれる。

 そしてその砲弾は未来の正面数十メートルの辺りに着弾した。

 

「きゃぁぁぁぁ!!」

 

 爆発の衝撃に未来の華奢な身体が吹き飛ばされ、そのまま校舎の壁へと叩きつけられてしまう。頭を打った拍子に出血、未来は壁にもたれかかるようにそのまま意識を失ってしまった。

 そして自衛隊員との戦闘を終わらせ移動を開始しようとしていたノイズの集団が、未来の存在に気付いてしまう。

 気を失い意識のない未来にノイズたちがにじり寄っていく。

 そんな時だった……。

 

 

 ユラァ……

 

 

 倒れた未来が起き上がる。しかしその未来の目は虚ろで、普通の状態では無いことが一目瞭然だ。

 しかし、感情など持ち合わせていないノイズにはそんなことなどお構いなしだ。そのまま突撃していく人型ノイズ。

 逃れようのない死が未来に迫っていた……はずだった。

 

 

 バシィ!!

 

 

 突撃してきたノイズを未来は右手を突き出して受け止めていた。

 ノイズは触ればそれだけで人を炭素の塊へと変える凶悪な攻撃力を持っている。それは信人のような力持つものか、シンフォギアのようなものでなければ防ぐことは敵わない必滅の力……だが未来はそんなノイズを受け止めても微動だにせず、炭素へと変わる様子もなかった。

 

 

 ドカァ!!

 

 

 未来が掴んだノイズをそのまま地面へと叩きつけると、ノイズは炭素の塊となって崩れる。

 その姿に未来を敵だと認識したノイズたちが一斉に飛び掛かって行った。

 

「■■■■■■■■■■■■……」

 

 だが未来が何かを呟くと、未来の腰のあたりから『太陽』のような赤い光が溢れだした。

 その光の放射を前に、ノイズたちは一匹残らず未来に届くことなく崩れ去っていく。

 すべてのノイズが消えると、未来は力を失ったかのようにフラリと倒れ込んだ。

 その3分後、倒れた未来はやってきていたツヴァイウイングのマネージャーであり二課のエージェントの忍者である緒川慎次が発見する。

 

「未来さん!」

 

 緒川は未来に駆け寄り様子を見る。そして気絶しているだけだと分かると、ホッと息をついた。

 

「運がよかった……」

 

 気絶したところをノイズにでも見つかっていたら、今頃未来は死んでいただろう……緒川はそう未来の幸運にホッと息をつくが、そのとき校舎の壁の血痕に気付いた。

 意外なことだが、ノイズの被害において『出血』という事態は多くない。何故ならノイズは人間を炭素の塊にして殺すため、基本的に血は流れることなく人体そのものが無くなってしまうからだ。

 『出血』はノイズによる副次的な被害……例えば生存者同士の暴行や瓦礫などによる怪我……にほぼ限られる。

 しかし、この場にはその『出血』の主となりえそうな者がいない。そう……『()()()()()』の未来以外はこの場にはいなかったのだ。

 そのことに少しだけ違和感を感じる緒川だが、今は気絶している未来の保護が先だ。頭を打っているという可能性もある。

 緒川は未来を抱えると、シェルターへ向けて走り出した。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 未来が残っている人間がいないか走りだした後、残された板場弓美、安藤創世、寺島詩織の3人は途方に暮れていた。

 避難しなければならないというのは分かるが、このまま友達の未来を残したままで行っていいものか……そんな友情による迷いが、彼女たちの避難を妨げる。

 

「君たち、急いでシェルターに向かってください!」

 

 そんな3人を見つけた自衛隊員が避難を促すために近付いてくる。

 

「校舎内にもノイズたちが……!」

 

 だが、彼はそれ以上言葉を続けられなかった。窓を割り突入してきた飛行型ノイズ、それがドリルのような突撃形態になって自衛隊員を刺し貫いたからだ。

 そして3人は、目の前で数秒前まで話をしていた人間が黒い炭素の塊になって崩れ去るという瞬間を見てしまう。

 

「い、いやぁぁぁぁぁ!!」

 

 ノイズの被害とはこういうものだと言うことは知識としては知っていた。しかし平和に暮らす高校一年生の少女たちにはあまりにも衝撃的な光景に、弓美は悲鳴を上げる。

 だがその悲鳴は結果としてノイズを呼び寄せることになってしまった。

 窓を突き破り、ナメクジのような形状をしたノイズが校舎に飛び込んでくる。壁に張り付いたナメクジ型ノイズは未だショックで呆然とした弓美へと飛び掛かってきた。

 

「「っ!!?」」

 

 創世も詩織も、ショックと突然のことにまともに声すら出せなかった。ただ親友に「逃げろ」の一言さえ言えなかった。

 そして親友の弓美が先ほどの自衛隊員と同じように炭素の塊となって消える様を思わず幻視し、それは数瞬の後に現実になるはずだった。

 

「危ないっ!!」

 

 だが、横合いから飛び込んできた誰かが弓美を押し倒すと、ナメクジ型ノイズはその上を通過していく。

 創世と詩織、そして九死に一生を得た弓美は呆然としながら、飛び込んできたのが誰なのか悟った。

 

「か、霞野くん!?」

 

 それは3人の共通の友達である響や未来の幼馴染である信人の親友として紹介され、何度か遊んだことのあるファリネッリ男子音楽院高等科の男子高生であった。

 

「ファリネッリの霞野くんが何でここに……?」

 

 このリディアン音楽院と姉妹校とはいえ女子高内に男子高生が、しかもこんなノイズの現れる緊急事態に何故彼がここにいるのか分からず弓美の混乱に拍車がかかるが、丈太郎はそれらを無視すると弓美の身体を抱き起こす。

 

「説明は後! 今助けられたのは運がよかったからだ!

 今みたいなことは何度も出来ないぞ!!」

 

 丈太郎の視線の先では、目標を外したナメクジ型ノイズがゆっくりとこちらに振り向いたところだった。

 

「さっさと逃げるぞ! そこの2人も早く、こっちだ!!」

 

 戸惑う弓美の手を引き、さらに創世と詩織を伴って丈太郎は走りだした。そしてエレベーターに滑り込む。

 

「頼む、間に合ってくれよ!」

 

 言いながら丈太郎はパネルを操作すると間一髪、ノイズたちがやってくるよりも早くエレベーターが地下へ地下へと動き出した。

 

「ふぅ……助かった……」

 

 丈太郎はエレベーターの壁に背中を預けて大きく息をつく。

 

「あ、ありがとう。 助けてくれて……。

 それでさ、もう手を……」

 

「ああ、わるいわるい」

 

 九死に一生を得て、未だ手を握られたままの弓美が少し顔を赤くしながら言うと丈太郎はその手を離す。

 弓美たちは命の危機を脱したことで少しだけ精神的に余裕が出来た。そしてエレベーターの窓の先に映る、巨大な施設に気がつく。

 

「何なの、ここ……?」

 

「凄いです……」

 

「嘘でしょ、私たちの学校の地下にこんな施設があったなんて……。

 まるでアニメじゃない……」

 

 3人の説明を求める視線に、もはや秘密にできることではないと悟った丈太郎は肩を竦めると話を始めた。

 

「ここは『特異災害対策機動部二課』、その本部だよ」

 

「それって、政府の……」

 

「ああ。 そして俺はファリネッリ男子音楽院高等科に通う高校一年生ってのは仮の姿。

 うちの家系は忍者の家系でね、二課所属のエージェントで忍者の高校一年生っていうのが俺の正体さ」

 

「『忍者』って……何そのまるでアニメみたいな盛り込み設定?」

 

「そう言われても実際そうなんだからしょうがないだろ。

 あっ、ここのことも含めて今のことは全部国家機密になるからな、秘密を知る民間協力者ってことであとで色々約束してもらうぞ」

 

 この秘密の施設を見て、自分たちが知っていいことではないと薄々気付いていた3人は黙って頷く。

 

「それにしても……ノイズの襲撃と同時に外部への通信システムにロックがかけられてるな。 外部に連絡がつかない」

 

 通信機で外部へと通信を試みるものの、ザーという雑音しか返ってこないことに丈太郎は天を仰ぐように見上げ、苛立たしそうにガリガリと頭を掻いた。

 

「それってただノイズにやられたってことじゃないの?」

 

 ここまで来れば毒を喰らわば皿までの精神で、と弓美は半分開き直って聞くと、丈太郎は首を振る。

 

「いや、二課はノイズ対策の本部だ。 通信システムだっていくつものバックアップ回路があって、一つ二つ壊されたって通信不能になんてならない。

 それが一斉にダウンするってことは……いや、それが出来るってことは敵の正体は……」

 

 そう丈太郎が言いかけたそのときだった。

 

 

 ガコンッ!! キュィィィィン!!

 

 

 エレベーターの上部から何かが乗ったような音がした。それと同時にまるでチェーンソーのような音とともにエレベーターの天井が切り裂かれていく。

 

「きゃあ!?」

 

「何々! 今度は何なの!?」

 

「!? ちぃっ!?

 こっちだ!!」

 

 すわノイズかと悲鳴を上げる詩織と創世。丈太郎は素早くエレベーターのパネルを操作して手近な階に停止させると、近くにいた弓美の手を引き、創世と詩織を促してエレベーターの外へと転がり出る。

 そして破壊されたエレベーターからゆっくりと出てくる黄金の鎧の人物。

 

「何よあれ……まるでアニメに出てくる悪の女幹部じゃない」

 

「ははは……そりゃ随分的を射た話だな。

 なんたってノイズを操ってここを襲わせた、一連の事件の犯人だ。

 そうだろ、フィーネ……いや、了子さん!!」

 

 言うが早いか、丈太郎は懐に忍ばせていたクナイを引き抜くとそのまま投擲する。狙いは鎧のない左胸、心臓だ。

 だが鎧もなくその柔肌に突き立ったと思ったクナイは、そのままフィーネに一滴の血すら流すことができずに乾いた音とともに地面に転がる。

 

「随分硬いおっぱいだな。 それがネフシュタンの鎧の効果だって言うんなら全人類の男の敵だな、それ」

 

 冷や汗を流しながらも軽口を叩く丈太郎。そこにフィーネが手を振ると、トゲのムチのようなものが蛇のように丈太郎に絡み付いて締め上げた。

 

「どうして私の正体に気がついた?」

 

「当たり前の消去法だよ。 この本部の通信システムすべてをロックして完全に外部との連絡を絶つなんて真似が出来るのは了子さんくらいだ」

 

「なるほど、私の優秀さゆえにバレたというわけか」

 

 つまらなそうにフィーネが呟くと、ムチの締め付けが強くなる。

 

「ぐぁぁぁぁ!!」

 

「か、霞野くん!?」

 

 苦悶の表情を浮かべる丈太郎に、弓美は何もできずことの成り行きを見守っていた。すると……。

 

「そこまでだ、了子!」

 

 突如、天井に穴が開いたかと思うと人が降ってきた。フィーネは咄嗟にムチを振るい丈太郎を投げつけると距離をとる。

 そして投げつけられた丈太郎をキャッチしたのは……。

 

「か、風鳴司令……」

 

「丈太郎くん、よく頑張った」

 

 弦十郎が丈太郎をゆっくりと床に降ろす。

 

「霞野くん!」

 

 それを見ていた3人はすぐに丈太郎に駆け寄った。それを横目に、弦十郎はフィーネへと視線を向ける。

 

「了子……」

 

「私をまだその名で呼ぶか」

 

 弦十郎はゆっくりとフィーネに向かい構えをとる。

 

「この私を止められるとでも?」

 

「応とも! そしてお前の……『カ・ディンギル』とやらを使った企みも止める」

 

「ほう……『カ・ディンギル』の正体に気付いたか」

 

「ヒントは信人くんの言葉にあった。

 『地上に無いなら地下』……天を突くような巨大な塔のような地下構造物……それはこの二課本部だ。

 この本部こそがお前の言う『カ・ディンギル』、それを使って何かをするのだろう。

 だからここから先は……ひと汗かいた後で話を聞かせてもらおうか!」

 

 そして弦十郎はフィーネに向かって踏み込んだ……。

 

 




今回のあらすじ

SHADOW「案の定ノイズの大軍が攻めてきたぞ」

ビッキー「未来は避難をお願い」

393「……これさ、原作でも思ったけど私普通に邪魔じゃね?自衛隊の人が避難しろって言ってるところ勝手にいなくなったりしたら……」

SHADOW「そういう正論は言ってはいけない」

393「グワーッ!」

ビッキー「おーっと、393吹っ飛ばされた!」

SHADOW「ここのシーンはハリウッド版ゴジラの、南極でキングギドラが目覚めたところで、ミサイルの爆発で吹っ飛ばされる主人公のシーンをイメージしてたらしい」

393「ノイズ、センメツ」

ビッキー「で、何だか未来が意識のないままノイズボコボコにしてるんだけど……」

SHADOW「今はまだそれを語るべきときではない……」

弓美「目の前で人が死んでPTSDになりそう」

ジョー「待たせたな!」

SHADOW「393が気絶して緒川さんに保護されるんで、ジョーに3人が保護されて二課に降りてきたぞ」

ビッキー「XDUの竜姫咆哮メックヴァラヌスで一躍話題に上った3人がフィーネさんと遭遇したよ」

ジョー「銃弾防いだりナイフ刺さらない硬いおっぱいに変えるとか、お前は世界の男すべてを敵に廻したぞネフシュタンの鎧!!」

SHADOW「100%いいことを言った!
    第6条 男の夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い!」

フィーネさん「それバイオロン法でしょ! 私にも適応されるのそれ!?」

OTONA「俺、参上!」

SHADOW「よし勝ったな、風呂入ってくる!」

次回はフィーネさんの受難その1。対OTONA戦です。
次回もよろしくお願いします。

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