それでも月は君のそばに   作:キューマル式

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第25話

 空には純白の翼の4人の戦姫が舞い、正面には白銀の戦士が佇む。

 ありえない、どこまでもありえないはずの光景。一体自分はどこで間違えたのかとフィーネはほぞを噛む。

 だがそれに対する反応は早かった。

 フィーネはソロモンの杖を掲げると、そこから上空に向かって緑色の光が伸びていく。

 その光は枝分かれし、最終的には数千をゆうに超える数の光となって街へと降り注いだ。そしてその光がノイズとなって街を埋め尽くす。

 人型から飛行型、小型から大型までもはやその種類と数は識別不能な状態だ。

 それは今までの人類史には存在しえない、存在してはならないほどのノイズの群れ。

 だがしかし、そんな大軍勢を前にしても誰一人臆するものはいなかった。

 

「今さらどれだけノイズがいようと、俺たちに勝てると思うな!

 バトルホッパー!!」

 

 SHADOWの声に答えて次元を超えて現れたバトルホッパーが、クリスたち3人が乗ってきた車に取り着くと車をバトルホッパーへと変形させる。

 バイクへと変形を果たしたバトルホッパー、それに跨ったSHADOWはいきなりアクセルを全開にする。

 SHADOWの求めに答え、バトルホッパーの動力源であるモトクリスタルが生み出した超パワーが速度となって現れた。

 

「とぅっ!!」

 

 バトルホッパーを使っての大ジャンプ、さらにそこから飛び上がる超超高度へのジャンプをするSHADOW。

 

「バイタルチャージ!!」

 

 空中でバイタルチャージを発動させたSHADOWは緑のオーラを両足へと集中させながら降下する。

 

 

「シャドーキックッッ!!」

 

 

 放たれたSHADOWの必殺キックが、大型の人型ノイズに突き刺さった。

 すると30メートルを超えるだろうその巨体が、まるでボーリング球を当てられたピンのように吹き飛ぶ。

 辺りの大小さまざまなノイズを巻き込み吹き飛ぶ大型ノイズ。それがキックとともに叩き込まれ体内を暴れまわるキングストーンエネルギーに耐えかねて爆散した。

 その衝撃が、またも大小問わずノイズたちを吹き飛ばした。

 

「ヒュゥ……派手な号砲だねぇ、信人!」

 

「ああ、初手から奥義……私も先輩として負けていられんな!」

 

「あたしらもいくぞ!」

 

「うん! ノブくんに続く!!」

 

 奏が槍を振るい、翼が剣を振るう。それだけで巨大な竜巻と刃と化した衝撃波が発生し、ノイズの群れを吹き飛ばしていく。

 クリスのアームドギアが変形し、まるで戦闘機のようになるとそこから数え切れないほどのレーザーが発射され、それがノイズたちを打ち砕く。

 響が拳を繰り出せば、その拳圧だけでノイズの群れたちが吹き飛ぶ。

 もはや5人にとってノイズなど数が多いだけのただのカカシに過ぎず、瞬く間に刈り取られていく。

 

「響!」

 

「ノブくん!」

 

 SHADOWの声に響が答え、2人が揃って拳を構える。

 そして。

 

「「ダブルパンチッ!!」」

 

 同時に繰り出された拳から発生したキングストーンエネルギーとフォニックゲインが荒れ狂い、最後のノイズの集団を跡形もなく消し飛ばした。

 

「これで終わりかい?」

 

「残るは本丸、櫻井女史のみ!」

 

 奏に応じて翼が言うと、視線をリディアン跡地へと向ける。するとフィーネはソロモンの杖を自らの腹部へと突き刺した。

 フィーネの全身から光が溢れ、それが柱のように立ち上る。だがノイズが召喚されることはない。まるで泥が湧き上がるように溢れる何かがフィーネの身体に纏わりつき、形を成していく。そしてその場に現れたのは巨大な赤黒い蛇のような存在だ。その大きさは『カ・ディンギル』に匹敵する。

 これこそ億単位のノイズたちによって形成された戦闘集合体、フィーネの最後の切り札であった。

 その巨大な蛇の頭部が5人の方を向くと、紅い光が集まって行く。その光の危険性に、SHADOWはいち早く気付いた。

 

「みんな、避けろ!!」

 

 その言葉に散開した5人。一瞬前まで5人のいた場所を、深紅の閃光が通り過ぎた。

 目標を外した閃光はそのまま街のビルを薙ぎ倒し、それだけに飽き足らずその背後にあった山に穴を開けて貫通する。

 

「なんだい、あのバカみたいな火力は!?」

 

「あれは『レーヴァテイン』の光だ!」

 

 奏の戸惑いの声。その正体に、SHADOWがいち早く気付いた。

 

「なるほど……櫻井女史は『レーヴァテイン』も取り込んでいるというわけか……」

 

「で、その超火力をブッ放してくるってことか……厄介だな」

 

 その時、蛇の胴体の側面、そこがまるで無数の目があるかのように穴が開く。そしてその穴から紅い光が漏れ出した。

 

「まさか!?」

 

 言い終わるより早く回避に5人は移る。するとその無数の穴から大量に光が放たれた。

 

「なんだあの弾幕のフィーバー状態は!? あれ全部『レーヴァテイン』の攻撃かよ!?」

 

「『レーヴァテイン』をとり上げない限り、どうしようもないみたいだね……」

 

 言って奏と翼は顔を見合わせると頷き合う。

 

「翼!!」

 

「私たち両翼で、道を切り開く!!」

 

 奏と翼がともに空へと飛び出した。

 

「ならあたしも全力をぶち込んでやる!!

 トドメは任せたぞ、バカップル!!」

 

 言って、クリスも2人を追って空へと向かった。

 

「行こう、響!」

 

「うん、ノブくん!!」

 

 そしてSHADOWと響が地を駆ける。

 空を舞い、一直線に巨大な蛇へと駆ける奏と翼。二人はその持てる力を互いのアームドギアへと収束させる。

 

「これが!」

 

「奏と私の!」

 

「「ツヴァイウイングだぁぁぁぁ!!!」」

 

 2人から放たれたエネルギーは合わさり、やがて一つになって形を成す。

 それは炎を纏った鳥のようで、両翼をはためかせてまっすぐに巨大な蛇へと突き進み直撃した。

 閃光と爆発、その威力に巨大な蛇の身体が揺れ、喰い破った装甲の隙間から中のフィーネと接続された『レーヴァテイン』をクリスは視認する。

 そしてクリスは迷うことなく再生より早くその隙間へと飛び込んで、蛇の内部へと侵入した。

 

「昔っから、デカいやつの倒し方ってのは同じだ……」

 

「まさか……!?」

 

 ニィッと唇を吊り上げて笑うクリスに、何をするのか気付いたフィーネが顔を青くするがもう遅い。

 

「そいつの腹の中に飛び込んで暴れまわればいいんだよ!!」

 

 数えるのも馬鹿らしくなるくらいのミサイルが巨大蛇の、そしてフィーネの元で炸裂する。

 その衝撃によって巨大蛇は内部から腹を吹き飛ばされる。そしてそんな腹から吹き飛んでいく輝きが一つ……それは『レーヴァテイン』だ。

 

「そいつを渡すな!」

 

「『レーヴァテイン』の攻撃力がなければ敵の脅威は半減だ!」

 

「そいつをどこかにやっちまえ!!」

 

 その言葉に反応した響が『レーヴァテイン』へと走る。

 

「させるものか!」

 

 そうはさせじと、巨大蛇からいくつもの触手が生えるとそれが転がり落ちた『レーヴァテイン』を拾おうと向かう。

 先に『レーヴァテイン』の元にたどり着いたのは響だ。響は『レーヴァテイン』を掴みどこか遠くへ投げようとするが……。

 

「アアアアアァァァァァァ!!」

 

 いつかと同じような、破壊衝動の奔流が響を襲う。

 すぐにどこかに投げるくらいなら、と考えて破壊衝動を耐えようとするがそれは甘かった。

 響の意識は濁流に揺れる木の葉のように、いつかと同じ破壊衝動に翻弄されていく。

 

「響!?」

 

「立花!?」

 

立花響(バカ1号)!?」

 

 そんな様子にフィーネは嗤った。

 

「アハハ、愚かな! 『レーヴァテイン』の呪いを甘く見たな!

 『レーヴァテイン』を返してもらうぞ!!」

 

 そんな破壊衝動を耐えようと苦しむ響に、巨大蛇からの触手が殺到した。

 響が触手の海に呑まれる……だがその瞬間、横からやってきたSHADOWが響から『レーヴァテイン』を掠め取ると一閃、触手の海を切り裂いた。

 

「の、ノブくん! 早くそれを捨てて!!」

 

 破壊衝動から解放され肩で息をする響は、同じものが信人にも襲い掛かっているだろうことに気付き叫ぶ。

 

「アハハハ! これは傑作だ!!

 さぁ、SHADOW! 『レーヴァテイン』の破壊衝動に呑まれ暴走するがいい!! 

 そしてお前はその手で愛する者と仲間を殺すのだ!!」

 

 今から起こるであろう光景に、フィーネは愉快そうに嗤った。

 だが……。

 

「何故だ!? 何故貴様は暴走しない!?」

 

 いつまでたっても、『レーヴァテイン』を手にしたSHADOWに変化はない。その予想外の出来事にフィーネが混乱したような声を上げた。

 やがて、そんなフィーネに答えるようにSHADOWは言った。

 

「フィーネ……お前は本当に運がない」

 

「なん……だと……?」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 フィーネの困惑した様子に、俺は笑いを堪えるのに必死だった。

 『レーヴァテイン』を掴んだ瞬間、俺にはすべてが分かった。

 よく考えてみれば、推理のためのヒントはいくらでもあったのだ。

 

「の、ノブくん、本当に大丈夫なの?」

 

「ああ、大丈夫。 なんたってこれは俺の……いや『俺たち』の剣だからな」

 

「どういうことだ!?」

 

「フィーネ、お前は『レーヴァテイン』の能力だけを見ていた。 だが、真実を何も知らなかったんだよ」

 

 困惑するフィーネの様子がおかしくて、少し興に乗った俺はそのまま解説を始める。

 

「『レーヴァテイン』は完全聖遺物……古代から経年劣化や破損がなく本来の機能を残したままの代物だ。

 でもな……同時にこいつは『シンフォギア』だったんだよ」

 

「?? どういうこと?」

 

「つまり『レーヴァテイン』の機能は暴走や絶大な破壊の力じゃない。『レーヴァテイン』の本来の機能っていうのは……『内部に埋め込んだ力ある欠片から力を引き出す』という機能なんだ。つまり聖遺物の欠片から力を引き出す『シンフォギア』と、同じ機能だったんだ。

 だから暴走や絶大な破壊の力はその『力ある欠片』のものなんだよ。

 そして……その『内部に埋め込まれた力ある欠片』のことを俺は知っている」

 

 病院で入院中、『レーヴァテイン』に何かを感じたのも当然のことだ。

 そしてあの移送中、『レーヴァテイン』が何故響に反応して起動した理由も分かる。融合症例である響のフォニックゲインに反応したと思われていたが実際はもっと簡単なこと、『レーヴァテインは響と俺を間違えた』のだ。

 そしてその間違えた理由……それは俺がここ1年以上に渡って毎日のように響にかけている体力回復のための『シャドーフラッシュ』、もっと言えばそのときの『キングストーンエネルギー』が響の身体に残留していたためだ。

 そして『レーヴァテイン』の暴走とは、本来の持ち主以外が使おうとしたことによる『レーヴァテイン』の拒絶反応なのである。

 俺を殺せる一撃を放つ? 当然だ、『レーヴァテイン』の正体は俺や『太陽』のみならず、創世の王すら屠る魔王剣なのだから。

 

「待たせたな……」

 

 手の中の『レーヴァテイン』に呟くと、まるで歓喜するように柄の紅い宝玉が点滅する。

 事実、『レーヴァテイン』は喜んでいた。永き年月の果てに、あるべき場所に戻れたと歓喜の声を上げている。

 俺はそんな様子に微笑むと、その真の名前を呼んだ。

 

 

 

「起きろ、サタンサーベル!!」

 

 

 

 その言葉とともに『レーヴァテイン』の柄の紅い宝玉……そこに納められた紅い欠片が激しい光を放つ。そして……紅い欠片が『レーヴァテイン』を浸食する。

 『レーヴァテイン』を喰らい、紅い欠片が本来の姿を取り戻していく。

 そしてしばらくの後、俺の手の中には『レーヴァテイン』とは全く違う剣が握られていた。

 血のように紅い刀身、リンゴに喰らい付く黄金のヘビのような柄とナックルガード……これこそシャドームーンの象徴としてあの仮面ライダーBLACKすら殺し、シャドームーンすら殺した魔王剣『サタンサーベル』だ。

 

「さて……」

 

 俺はサタンサーベルを手にフィーネへと振り返る。

 フィーネはそんな俺を見て顔面蒼白、これ以上ないほどに狼狽えていた。

 そして震える唇から、絶叫のような声がほとばしる。

 

「伝説の魔王剣『サタンサーベル』だと!?

 そしてその白銀の身体に緑の瞳……まさか……まさかまさか……!?

 お前の正体は……ゴルゴムを滅ぼした伝説の2人の王子の1人、影の王子『シャドームーン』だというのか!?」

 

「……その名前を知っているとは、聞きたいことができたな。

 それじゃあ……決着をつけてから話を聞かせてもらおうか!」

 

 言って、俺は跳躍した。

 

「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 フィーネは悲鳴のような声を上げながら持ち得るすべての触手を俺へと向ける。

 

「ふん!」

 

 だがその触手はサタンサーベルの一太刀ですべてが消滅した。

 俺はそのまま、刀身を指でなぞる。その指に合わせるようにサタンサーベルの刀身が紅い光を放ち出した。

 そしてそのまま、空中から飛びかかると巨大蛇へとサタンサーベルを突き刺す。

 

「組織が崩壊していく!?

 バカな、ネフシュタンは無限の再生能力を持つはず!? それを超える無限の破壊力だとでもいうのか!?」

 

 火花を散らしながら崩壊していく巨大蛇にフィーネが戸惑いの声を上げるがこれは当然のことだ。

 俺はサタンサーベルを突き刺すと同時にキングストーンエネルギーを流し込んでいた。そのキングストーンエネルギーがサタンサーベルによって増幅され、巨大蛇を体内から破壊しているのだ。

 これはあの仮面ライダーBLACK RXの必殺技『リボルクラッシュ』と同じもの、いうなればサタンサーベルを使った『サタンクラッシュ』とも言うべき技である。

 

「私の、私の想いがこんなことでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「ふん!!」

 

 俺はサタンサーベルを抜き振り返ると、サタンサーベルを振るう。

 そして……。

 

 

 

 

 

 

 俺の背後で巨大蛇が大爆発を起こしたのだった……。

 

 




今回のあらすじ

フィーネさん「私は一体どこで間違えた?」

ビッキー「最初からなんじゃないかな?」

SHADOW「小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK?」

フィーネさん「あんたそれ完全に悪役でしょうが!
       でも大丈夫、私にはまだレーヴァテインくんがいる!
       というわけで時間稼ぎの戦闘員のみなさーん!」

ノイズ「「「イーッ!」」」

奏「今さらノイズ如きじゃなぁ……」

防人「これ原作でも思ったんだが、ノイズ倒しに行く必要あったのか?
   街は避難完了してるんだしそのままフィーネ叩いた方がよくないか?」

キネクリ「まぁ都市インフラが完全に破壊されたら復興が大変だし、人だけじゃなく生活も守るのが正義の味方ってことなんじゃないか?」

SHADOW&ビッキー「ラブラブ天驚拳……もといダブルパンチ!」

キネクリ「こういう合体コンビ技はやっぱ映えるな」

フィーネさん「よし、時間稼ぎのうちにノイズと合体完了!さらにレーヴァテインも取り込んだわよ!
       これが真なるデスザウラーの真なる荷電粒子砲だ!!」

SHADOW「それ、惑星全土に被害の出るヤバいのだろ」

奏「レーヴァテインの火力はやっぱヤバいな」

防人「よし、こっちも奏と一緒に合体技だ!」

キネクリ「さらに一寸法師戦法でドーン!」

フィーネさん「ああ、私のレーヴァテインが!」

ビッキー「アンギャァァァァ!!」

奏「また響が暴走してるよ。なんかここまでくると暴走が芸の一つだね」

防人「で、案の定月影がレーヴァテインを持って……」

キネクリ「おや!? レーヴァテインの様子が……!」

フィーネさん「B、B、Bボタン!!」

SHADOW「オメデトウ、レーヴァテインは『サタンサーベル』に進化した!!」

奏&防人&キネクリ「「「知ってた」」」

奏「というかヒントがあからさまだったからなぁ」

防人「シャドームーンが主役という段階でその象徴である『サタンサーベル』は外せない。そんな中でデュランダルをいちいち降板させてまでの登場だからな」

キネクリ「まぁ、普通に何かあると思うよな」

サタンサーベル「ああ、ご主人様! ずっとお会いしたかったです!」

SHADOW「……俺、一度斬られて死にかけたんだが?」

サタンサーベル「よくあることです」

SHADOW「……まぁとりあえず、さきにフィーネと決着をつけよう」

フィーネさん「ゴルゴムのシャドームーンじゃない。そんなの何でいるのよ!?」

ビッキー「あっ、ついにフィーネさんの口からゴルゴムという単語が」

SHADOW「とりあえず話はトドメを刺してからな」

フィーネさん「だ、誰か助けて!
       『シャドームーン』が『サタンサーベル』で『リボルクラッシュ』してくるの!!
       誰でもいいから助かる方法教えて!!」

ビッキー「酷い文章を見た。短い言葉の中に3つも即死ワードが混ざってるんだけど……」

ゴルゴム&クライシス帝国のみなさん「「そんな方法あればこっちが聞きたい」」

SHADOW「一欠」

奏&防人&キネクリ「「「こ れ は ひ ど い」」」

奏「約束された勝利の爆殺」

防人「んっ? そう言えば今回の戦い、もう1回『不思議なこと』が起こる予定のはずなんだが……」


な、なんとレーヴァテインの正体はサタンサーベルだった(棒)
フィーネさんは運がないなぁ(棒)

今回は短めな話ですが、個人的にはサタンサーベルで『一欠』できたので、この作品のノルマの一つを達成した思いです。

次回は無印編最終話。
次回もよろしくお願いします。

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