それでも月は君のそばに   作:キューマル式

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今回もしないフォギア風のお話。
今後のための重要な伏線回となります。


戦姫『絶唱』?なにそれ?シンフォギア 幕間の物語 その3

その3『灰色の庭園の邂逅』

 

 

「……あれ? ここどこ?」

 

 気がつけば、響は見知らぬ場所にいた。

 間違いなく自室で就寝したはずなのに……そう思いながら響はここはどこだと辺りを見渡す。

 どうやらさまざまな花の咲く庭園のような場所だ。

 しかし、奇妙なことにその場には『色』がない。花も茎も、その場にある植物はすべてが『灰色』だった。

 

「やっと来たか……」

 

 奇怪な灰色の庭園に困惑する響に、声が掛けられる。

 振り返るとそこにいたのは女の子だった。豪奢な血のように紅い色のドレスに金の髪、そして透けるような白い肌の女の子である。

 胸元には『リンゴに噛り付く黄金の蛇』の形をしたブローチが輝いていた。

 

「あなたは……?」

 

「こっちだ」

 

 灰色の庭園で唯一の色のある存在に出会えて響は彼女に尋ねるが、彼女は響を促すとどこかへと向かって歩き出す。響は訳も分からず彼女の後を追った。

 やがてたどり着いたのは庭園を見渡せる西洋風東屋、ガゼボだ。ガゼボにはテーブルと椅子が2つ設置されいる。テーブルの上にはティーセットが2人分用意されていた。

 

「そこに座るがいい……」

 

 その少女に促されるも、響の視線はテーブルに釘づけだった。

 

「これだけ色がある……」

 

 テーブルには花瓶が一つ置かれており、そこには3本の花がささっていた。

 花の色は『青』『赤』『黄色』……それはこの灰色の庭園で少女以外に『色』のある唯一の存在である。

 

「何をしている。 早く座れ」

 

「う、うん……」

 

 訳も分からず言われるままに座る響。そんな響に少女は流れるようにお茶を淹れるとそれを響の前に置き、自らも淹れたお茶を優雅に口にする。

 

「あ、ありがと……あの……ここはどこ?

 あなたは?」

 

「……」

 

 だが少女はそれには答えずお茶を口にしている。

 仕方なく、響もお茶を口にすることにした。そして一口、口にすると……。

 

「うぇ!

 苦っ! むちゃくちゃ苦っ!!」

 

 あまりの苦さに悶絶する響。そんな響に少女はニタリと笑った。

 

「それは当然、それはお前の記憶の中でもっとも苦かったものを再現しているからな。

 ほれ、口直しだ」

 

 言ってどこからか液体の入ったグラスが現れ、それを少女は差し出してくる。

 余裕のない響はそれをひったくるように受け取ると口に流し込んだ。

 

「あ、甘っ! 今度はめちゃくちゃ甘っ!?」

 

「砂糖とガムシロップとカルピスの原液と、その他もろもろのお前の記憶にある甘いものを合わせて再現したものだ。

 美味いか?」

 

「美味しいわけないよ!

 口の中が苦くて甘くて訳わかんないよ!!

 普通の、普通のお水頂戴!!」

 

「ふふふっ、わがままなお客様だ」

 

 そう言ってパチンと少女が指を鳴らすと、響を襲っていた苦みも甘みも、最初からなかったように消えていった。

 

「これは……?」

 

「ここはお前の夢の中だ。 甘いも苦いも、お前がそう感じているだけに過ぎない。

 その感覚をリセットしただけだ」

 

「それって……」

 

「あまり気にしなくていい。

 とにかく、ここはお前の夢の中というわけだ」

 

 そう言って改めてお茶を出してくるものの、響はさすがに警戒して手を付けない。

 

「少し悪戯が過ぎたか。 許せ」

 

「まぁいいけど……それよりここは? それにあなたは?」

 

 響の質問に少女はティーカップを置くと話し出した。

 

「私は……まぁ誰でもいい。ここのことも気にするな。

 さっきも言ったがここはお前の夢の中だ。

 どうせ夢から覚めれば、お前はここのことも私のことも忘れているからな」

 

「でも私の夢だっていうなら、私の知ってる場所とかになるんじゃないの?

 こんな場所、私見たことないよ」

 

「この光景はお前の夢に私がリンクして見せている、私の意識を映像化したような代物だ。

 だからこの光景はお前の見たことのある景色ではない」

 

「あなたの意識を……?」

 

 言われて再び響は辺りを見渡す。

 見渡す限り灰色の庭園、唯一の色あるものはテーブルにある3本の花だけ……何とも寂しい光景が目の前の少女の意識だというのだろうか?

 その響の視線に気付いたのだろう、少女は遠くをみるような目をしながら答える。

 

「アレは今までの私の歩みだ。

 ……数え切れないほど、本当に永劫とも思える時の中で数え切れないほどの『月』を刺し穿ち、『太陽』を切り裂いた。

 それが私の役目、それに私は何も思わずにいた。

 しかし……」

 

 そう言って少女は優しい顔でテーブルの唯一色のある3色の花を撫でる。

 

「永劫の時の中、ただの一度だけ『月』も『太陽』も手に掛けずに済んだことがあった。

 『月』と『太陽』に請われるまま、その敵だけを討ち続けた。

 それは今までに味わったことのない……たった一つの色づく記憶だ」

 

「……」

 

 響には少女の言葉が何のことか分からない。そもそも夢の中……現状は明らかな超常現象なのだが、響には恐怖はなかった。

 それは目の前の少女が、とても大切な思い出を語っているのだということは分かったからだ。

 そんな少女の感情を感じ取った響は、彼女を恐れることなく彼女の言葉を静かに聞く。

 

「お前にはわけのわからない話だったな。 許せ」

 

「ううん、別にいいの。

 それで……あなたが私にこの夢を見せてるのはなんで?」

 

「なに……お前とゆっくりと話がしてみたかった。

 『月』と『太陽』に愛されるお前と。 そして……あの時『月』が愛した魂と同じものを持つお前と。

 先ほどの茶も、そんなお前のことが羨ましい故のちょっとした悪戯だ」

 

「??」

 

「そうだな……ただお前と話をしてみたかっただけだ。

 何でもいい、お前の話を、そしてお前の大切なものの話をしてくれ。

 私はそれを聞きたい」

 

「うん、いいよ」

 

 請われて響は自分が大切だと思うものを、信人や未来、奏や翼やクリス、それにたくさんの友達や知り合いの話をする。

 少女はそれを興味深そうに頷き、聞いてくれた。

 やがて、どれだけ時がたっただろうか……少女が響の話を手で制す。

 

「名残惜しいが、そろそろお前の目覚める時間だ」

 

 そう少女が言うと、響の辺りの光景がぐにゃりと歪み始める。少女の言うように、夢から覚めるのだろう。

 

「あなたとはまた会える?」

 

「……さっきも言ったがこの夢のことはお前はすべて忘れる。起きればここでの話も私のことも覚えてはいない。

 だが……良い時間だった。 またそのうちに話を聞かせてもらおう」

 

「うん、待ってるよ」

 

 そうして響は夢の世界から現実へ帰還する。残されたのは灰色の庭園に佇む少女が1人。

 その少女はテーブルの3色の花を撫でる。

 

「此度も『月』も『太陽』も、そしてできることなら今度は月と太陽を繋いだ『歌』も、この身が討つことがないよう願う……」

 

 『黄色』の花を撫でながらの少女のその呟きは、夢とともに誰にも届かずに消えた……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

その4

『若さはふりむかないことなので欲望に忠実になりたい男子高校生は正常だというそんな言い訳』

 

 

「……」

 

 季節は初夏。その日、俺は少し緊張の面持ちでバイクの前で座っていた。

 少し気分を落ち着かせようと缶コーヒーを購入したものの、手にした缶コーヒーはすでに飲み切りそれでも落ち着かない自分に苦笑いする。

 

「ノブくん……」

 

 そんな俺に声が掛けられ、俺は跳ね起きるようにして立ち上がった。

 

「や、やあ響……おはよう」

 

「うん、おはよう……」

 

 お互いにどこかぎこちない、視線を反らしながら俺と響はあいさつを交わす。

 

「荷物、入れるね」

 

「あ、ああ……」

 

 響が手持ちの荷物をバイクのサイドケースに入れる。そしていつものように俺は響のヘルメットを渡すとバイクに跨った。

 響は、いつもと違い少しだけおずおずとした感じでバイクに乗ると、俺に手をまわして抱きついてくる。

 

「それじゃ、行こうか……」

 

「うん……」

 

 そう言って俺はアクセルを開けてバイクを発進させる。

 こうして俺たちは恋人として特別なデート、『お泊りデート』へと出発したのだった。

 

 

 俺と響が恋人同士になってからしばらく経った。

 その間に俺も響も何度もデートを繰り返していたのだが……はっきり言って恋人同士になる前とあまり変わらなかった。

 元々俺も響も幼馴染で今までも休日に一緒に出かけることなど珍しくも何ともなかったので、いざ恋人同士になってもほとんど変わりがなかったのである。

 これはこれで男として問題だ。恋人という『特別』になった以上、今までない『特別』を響に用意できなければ男として失格なのでは?とも本気で思って悩みもした。

 そして、それは響も同じだったらしい。

 

『ノブくんは、私にどんなことしてもらいたい? 恋人として、私はどんなことをしてあげればいいのかな?』

 

 そんなことを響は俺に真面目に聞いてきたりした。

 なまじ同じ時を長く過ごし心が互いに知れているからこそ、『恋人同士』として改めて何をすればいいのかお互いに分からなくなってしまったのだ。

 

 では何をしたら『恋人同士』なのか?

 そんなことを2人で大真面目に話し合う俺たちは、傍目から見たら酷く滑稽だっただろう。

 そしてどちらともなく、『男と女の身体の結びつき』という結論に行きつく。

 お互いにそういう方面に興味津々な年頃だ、遅かれ早かれこの話は出ただろう。だが、そうすると今度は『何処で?』という現実的な問題が出てきた。

 俺も響も一人暮らしとはいえ、このマンションを借りているのは2課であるし、俺も響も重要人物だ。無いとは思うが、監視でもされていてそういう現場を見られるのは……そう思ってしまうともう家は選択肢に入らなかった。

 では街に出てそういう場所でと考えたが……これももし知り合いに会ったりでもしたらと思うと二の足を踏んでしまう。俺も響も、ことこの件に関しては双方ヘタレであった。

 そして……そんな俺たちが考えたのが『お泊りデート計画』である。

 バイクを買った時からいつか行こうと計画していたツーリング、2人でツーリングに行きそのまま一泊してくる計画だ。

 

「「……」」

 

 バイクで移動中もお互いにほぼ無言状態。初夏の気持ちのいい風が吹き抜けていくというのに、触れ合う肌はお互いに緊張でいやに熱い。

 そんな様子で俺たちは、旅行先の箱根に向かって走っていった。

 

 

「わぁ!」

 

 流れていく綺麗な景色に、響が感嘆の声を上げる。目の前に映るのは雄大な富士山と、自然豊かな光景。それが心地よい初夏の中で鮮やかに流れていく。

 最初はお互いに緊張していたが、さすがにいつまでもそのままではない。俺も響も、いつの間にか普通にツーリングを普通に楽しんでいた。

 

「来てよかったな」

 

「うん!」

 

 2人で昼食を食べながら午前中の感想を言い合う。やはりいつもの街とは違う、富士山や緑の見せる風景は見ごたえのあるものでお互いに興奮気味である。

 

「私も誕生日が来たらバイクの免許とる!」

 

「いいな、それ。 それでその時は2人でツーリングに行こう」

 

「うん。 でも、そうなるとどんなバイク買ったらいいかなぁ?」

 

「響の場合、まずはそのためにお金溜めないと。

 お前、俺と同じで2課のおかげで結構な高給取りなのに、ほとんど食い物で消えてるのはちょっと問題だぞ」

 

「あはは……美味しいものが多いからついつい買い食いで無駄遣いしちゃって」

 

「そのくせ全然太らないのは凄いよなぁ……」

 

「鍛えてますから」

 

 シュッと敬礼のようなポーズとともに響がおどけて言うと、お互いに笑ってしまう。

 こう自然にしていれば朝のような緊張はもはやなく、旅行を楽しんでいるのだが……。

 

「あっ、ノブくん。 口のとこアイスついてるよ」

 

「んっ? ああ……」

 

 食後にアイスクリームを2人で食べていると響がそんなことを言ってくる。

 俺は生返事をして口の辺りを拭おうとするが……。

 

「とってあげるね……」

 

 そう言って響は少し背伸びをすると、俺についたアイスを舐めとる。

 

「えへへ……甘くて美味しいね♡」

 

 そして赤い顔で悪戯が成功した子供のようにチロリと舌を見せた。

 ……前言撤回である。緊張しないわけがない、心臓はバクバクである。

 

(あー、うちの彼女が可愛すぎるんだが! 可愛すぎるんだが!!

 とても大切なことなので2度言ったわけだが!!

 こんな可愛すぎる響と俺は今夜……。

 キングストーン! キングストーンはやく治療してくれ!

 早くしないと心臓バクバクで俺がこの瞬間にも尊死するぞ!!)

 

 キングストーンからは相変わらずのように「知らんがな」という呆れた声が聞こえた気がする。

 とにかく、それは響との甘く楽しい時間だった。

 しかし……。

 

 

 

 

 

その時、不可思議なことが起こった。

 

 

 

 

 

 ブロォォォーーー……

 

「んっ?」

 

「どうしたの、ノブくん?」

 

「いや、なんか聞き覚えのある排気音が……」

 

 昼食も食べ終わりさて次のところへと思って響と2人でバイクに跨ったときだ、どこかで聞いたことがあるような排気音が聞こえる。

 そして俺の隣に並ぶように停車したのはその名前の通りまるで『刀』のようなシルバーメタリックのボディにシャープなデザインのバイク。そしてそれに跨っていたのは……。

 

「やっと見つけた2人とも!」

 

 どこかで見たことのある女ライダーであった。

 ……正直俺も響も、脳が誰であるか認識するのを拒否していた。しかし、そんな俺たちにお構いなしでその女ライダーは続ける。

 

「小日向に聞いたぞ、2人でツーリングだって。

 酷いじゃないか、ツーリングということなら私も誘ってくれ!」

 

「「……」」

 

 そう捲し立てる女ライダーの正体は、認めたくないことだが俺や響の先輩であり『歌の上手い芸人ライダーSAKIMORI』こと翼である。

 

「だが私が来たからには安心だぞ。 バイクの先輩として最高のツーリングを案内しよう!!」

 

「「……」」

 

 どうやらこのボッチライダーはやっとバイク仲間ができたとウキウキのようで、俺と響の反応をまったく認識していない。

 そして俺たちに着いてくる気マンマンである。

 完璧な俺たちの計画に、暗雲どころか晴れない常闇が立ち込めた瞬間であった……。

 

「どうだ、素晴らしい光景だろう!」

 

「「……」」

 

「そうそう、ここの足湯がまたいいのだ!」

 

「「……」」

 

「今日は2人はどこに泊まるんだ?

 ふんふん……ああ、あの旅館か! いいところを選んだな、あそこは温泉も気持ちいいし食事も美味い!

 よし……私もそこに泊まるようにいま電話したぞ!

 今日は色々夜まで話そうな!」

 

「「……」」

 

「立花は中々派手な下着を着ているな。

 先輩としては立花にはもっと落ち着いたものの方がいいと思うぞ」

 

「……」

 

「今回は楽しかったな! またツーリングならこの私が先輩として色々案内するぞ!

 それじゃあおやすみ、2人とも!」

 

「「……」」

 

 ……気がつけばすべての行程が終わり、俺と響は2人揃って暮らしているマンション前に立っていた。

 

「「……」」

 

 無言でお互いの部屋に向かう俺たち。そして互いの部屋に戻る途中、俺は言った。

 

「次は……次こそは!」

 

「……うん!」

 

 これは意地だ。お互いの『覚悟完了』を無駄にしないために、必ずや『お泊りデート』を成功させてやる……そう2人で次回の『お泊りデート』を堅く決意し、頷き合う。

 だがまさかその『次』があんなことになるとは……響は当然、俺ですら予想出来ていなかったのだった……。

 

 

 ちなみに、芸人ライダーSAKIMORIはというと……。

 

「なぁ、奏、それに雪音。 この間ツーリングに行った辺りから月影と立花の私に対する態度がよそよそしい気がするんだが……」

 

「「残当」」

 

「……そうか……そういうことなら、もっといいツーリングスポットを紹介しなくてはな!」

 

「「違ぇよ!!」」

 

 ……いつも通りの通常運転であったそうな。

 




今回のあらすじ

ビッキー「目が覚めたら見知らぬ場所にいた。これで美少女とか出て来たらお約束達成……」

謎の少女「やっと来たか。ずっと話したかったから呼んだぞ」

ビッキー「美少女キター! もうこれ完全なお約束展開だよ! これ絶対夢の中で出会った少女と現実でも会うよ! 夢の中で逢った、ような……ってやつだよ!」

??「ほむぅ!」

ビッキー「いや、だからほむらちゃんはまどマギに帰ってね」

奏「まぁ、あんた原作主人公なんだしこういうお約束展開は有りだろ」

防人「ちなみにこの謎の少女さん(正体バレバレ)の外見だが、作者の好きな蒼き鋼のアルペジオのコンゴウさんをイメージしているらしい」

キネクリ「だからお茶会なのな。 バーニングラブ的な」

奏「それもちょっと違わない?」

防人「それにしてもなんか立花の設定が、この間のフィーネの話と合わせるととんでもない方向にメガ盛りされたような気がするぞ」

キネクリ「これ鵜呑みにすると……ウン十万年前から愛してる~、って感じになるのか」

フィーネさん「つまりまとめると響ちゃんの魂とこの世界の歴史はこうなるわけね」


ウン十万年前、シャドームーンと恋仲になる

歌でシャドームーンとブラックサンの歴史的和解を果たす

シャドームーンの盾になって創世王のサタンサーベルで死ぬ

ブチギレたシャドームーンとブラックサンがゴルゴムを滅ぼす

カストディアン解放

シェム・ハ封印、現人類の時代開始

現代に響として生まれ変わる


フィーネさん「……となるわけね。転生の重要度が私の比じゃねぇ……」

奏「もう完全に今後に関わるような伏線回だね。
  で、この次に来るのが……」

キネクリ「もうこのタイトル、完全に銀魂かなにかじゃねぇか。前半の真面目さとの高低差で耳がキーンとするんだが……」

SHADOW「フィーヒヒヒ! 今夜は響とヨイデワ・ナイカ・パッション重点!」

ビッキー「アタシいま体温何度あるのかなーッ!?
     ノブくん、アイスとってあげるね♡」

SHADOW「舐めとるとか、キスよりもあからさまにエロスなのだ!」

奏「青少年のなんかがあぶない」

フィーネさん「このバカップルどもめ!(ギリギリ)」

キネクリ「いちゃつくバカップルに万年処女のフィーネ=サンが血涙を流しておられる(笑)」

フィーネさん「キネクリ、お前今度殺すわ」

奏「このままだとこの作品の対象年齢が上がっちまう。誰かいないのかい!」


そのとき不可思議なことが起こった。


防人「この作品に卑猥は一切ない。イイネ?」

SHADOW・ビッキー「「アッハイ……とか言うと思うかコノヤロウ!!」」

SHADOW「お前どういうセンサーしてんだよ! 的確に俺らを見つけ出しやがって!!」

防人「うむ、前にツーリングに行った先で知り合った人から伝授された技を使った」

ビッキー「どんな技を誰から習ったんです?」

防人「水晶湖のホッケーマスクつけたJさんという人から習った、いい雰囲気になったカップルの居場所に現れる技だ」

SHADOW「ハリウッド的風紀委員長じゃねぇか!」

ビッキー「あとそれ、完全にカップルぶっ殺すための技ですよね!?」

防人「というわけで今後も何かあればこの私が現れるぞ! 青少年のなんかは私が守る!」

SHADOW「てめぇ、男子高校生のエロスに対する情熱を舐めるなよ!
    次こそは、次こそは!!」

奏「……この引きで次回からの番外劇場版編に続くのかい?」


今回もしないフォギア風のお話。とはいえ今後に繋がる伏線回でした。
実は伏線回収という意味では後半の方が重要だったり……。
あと個人的にやらせたかった響に「鍛えてますから」も言わせられた。
何、本編でやれ? 俺もそう思う、誰だってそう思う。

次回からはG編の前にやっておきたいことがあり、オリジナルの『番外劇場版』編に突入します。

次回もよろしくお願いします。
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