それでも月は君のそばに   作:キューマル式

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お正月特番編 第09話

『ハイクをよめ。カイシャクしてやる』

『サ、サヨナラーーー!?』

 

 

 

 『赤い月』は消え去り、こうして人類対クライシス勢力の戦いは終わった。

 それと同時に、この世界にやってきたときに聞いたあの声が世界全体に響き渡る。

 

 

『すべてのクライシス勢力は駆逐されました。人類の勝利です。

 おめでとうございます!!』

 

 

 どうやらこの聖遺物『ジュマンジ』からのゲームクリアのアナウンスらしい。

 同時に全員が、ここに来るときと同じく光の粒子のようになって身体が崩れていく。

 そんな中、信人は隣の響と会話を交わしていた。

 

「どうやらこれでこの世界から出られそうだ。

 思えば結構楽しかったなぁ……」

 

「そうだね……」

 

 響の胸に去来するのは様々な意味不明なルールと自転車で戦場を蹂躙する大日本帝国……アカン、これじゃ常識が死ぬぅ!?

 響はその思考を振り払い、別のことを考えようと信人に聞く。

 

「ところで結局、今回の敵の『クライシス勢力』って一体何だったの?」

 

「ああ、『地球と、その意思に触れて再構成された元人間と元動物』だ」

 

 そう言って、信人はこのクライシスMODの裏の世界観についてを話し出す。

 

「さっき潰した『赤い月』は『地球のコアの分身=地球の意思』だ。

 環境破壊によって傷付いた地球は自分を治そうと『黒い水』で地上全体を覆おうとした。まぁ、傷口にかさぶたが出来るのと同じような感じだ。

 地球としては人類を明確に滅ぼす気はなかったんだろうが……『傷を癒して再発を防ぐ=人類の絶滅が必要』ってことになったらしい。

 この『『黒い水』に触れて溶かされ、再構成された元人間や元動物』が俺たちの戦っていた『クライシス勢力の構成員』だ。

 『クライシス勢力の構成員』は最初は地球の意思を反映するように環境汚染の源である人類に襲い掛かってきたんだが……やがて『元人間』に自我が芽生え始める。

 そして自分たちを『新たな環境に適応した新人類である』と定義、地球の意思に関係なく人類に襲い掛かってきたのが……」

 

「最後に出てきた『新世界』ってこと?」

 

「そういうこと。

 一度『黒い水』に溶かされて死んでも、人間の本質が変わらない辺り皮肉な話だ」

 

 そうして信人が肩を竦めたあたりで完全に身体は光の粒子になり、2人の意識が消える。

 次に信人や響が目覚めたのは現実世界に戻ってからだった。

 

 

 

「全員無事か……」

 

「まったく……今回は流石に肝が冷えたぞ」

 

 ここはS.O.N.G.本部内。全員無事に『ジュマンジ』から解放されたことにキャロルとサンジェルマンたちが胸をなで下ろす。

 

「ふぃー、さすがに疲れたデスよ」

 

「もう帰って休みたいね、切ちゃん」

 

 コキコキと肩を鳴らす切歌と同調して眠たそうな調。だが、

 

「おっと、お前たちはこれからオレと弦十郎で説教だ。

 今夜は寝れると思うなよ」

 

「ゲェェェェ!!? フナ、助けてほしいデスよ!」

 

「フナちゃん、ヘルプ!」

 

「残念だけど僕ではどうしようもありません……」

 

「「NO~~~!!?」」

 

 やってきた弦十郎に連れてかれる切歌と調に全員が合掌した。

 

「ところで……今回の原因の聖遺物『ジュマンジ』、どうするんだい?」

 

 そう言って奏は、今は起動していないゲーム機……聖遺物『ジュマンジ』を指さす。

 

「どうするか……。エミュレータとして優秀なのは確かなのだが……。

 オレも居候同然の身、こんな面倒ごとを起こしたというのは問題だ。

 S.O.N.G.側から封印や破壊の要請があれば考えるが……本音を言えば破壊などせずそのまま使いたい。

 まぁ、結論が出るまでは保留だ」

 

 そう言ってこれからのことを考えただろう、キャロルは頭を抱える。

 こうして人間をゲームの中へと取り込みゲームクリアできなければその魂を喰らう聖遺物『ジュマンジ』によって引き起こされた小さな事件は幕を閉じた。

 しかし……

 

「……」

 

 信人の視線が『ジュマンジ』に注がれていたことに気付くものはその場にはいなかった。

 そしてその2日後……。

 

 

 

「あのバカ2号ッーーーー!!?」

 

 クリスの怒号がS.O.N.G.本部内に響き渡る。他の装者も渋い顔だ。

 ただ一人、エルフナインだけが泣きそうな顔で申し訳なさそうにしている。

 

「ごめんなさい、みなさん……」

 

「ああ、フナちゃんは謝らなくていいの」

 

「そうだよ、今回悪いのは全部信人なんだから!」

 

 そう言って響と未来がエルフナインを慰める。

 何と信人は言葉巧みにエルフナインを丸め込み再び『ジュマンジ』を起動、ゲームの中に取り込まれたというのだ。

 

「それで、ゲームは今回も同じ『Hearts of Iron IV』なんだな?」

 

「そうらしいが……知っての通りMODで様々な内容に変わるゲームだ。

 信人がどんなものを選択しかのか分からんから、状況はほとんど分からん」

 

「それで、結局また私たちが『ジュマンジ』に入り込んでノブくんを引っ張り出して来ればいいってことだね、キャロルちゃん」

 

「その認識で間違いない」

 

 かくして再び『ジュマンジ』の中に入り込むことになった一行は、すぐに目を点にする。

 

「あの……なんか見たことのある緑色のロボットがたくさんいるんだけど……」

 

「信人のやつ! 今度は『ガンダムMODの世界』じゃないの!!?」

 

 一瞬でこの世界が何なのか分かった未来が叫ぶ。

 そして信人の居場所も一瞬でわかった。

 

 

『このキャスバル=オレ=ノブクンが増長しきった連邦政府に鉄槌を下そうというのである!!』

 

 

 街頭のテレビから流れる演説に映っているのは間違いなく信人だ。

 

 

「「「「「……」」」」」

 

 全員が無言のまま頷くとギアを展開、そのまま総統府の執務室へと突撃をかける。

 

「ちょ!? お前らなんだよ!?

 男の夢のロボットだぞ、ガンダムだぞ! もう少しくらい楽しく遊ばせてくれよ!」

 

「やかましいバカ2号! とっととゲームクリアしてお前はさっさと帰るんだよ!!」

 

 信人に銃を突き付けてクリスが至極もっともなことを言う。

 本当ならここで信人をボコボコにしてからゲームクリアして終わりなのだが……ここに波乱が舞い込む。

 

「なんですかあなたたちは! 兄君様に何をするんですか!!」

 

「「「あ、兄君様ぁぁぁ??」」」

 

 その波乱の形はツインテールの少女の姿をしていた。少しでもガンダムを知ってるファンならば、物凄く見たことのある人物だ。

 その少女が信人を庇うように立ち塞がったのだ。

 

「兄チャマ……私たちだけでなく……」

 

「その子にまでそんな呼ばせ方してるの?」

 

「ところでどこかで見たことがある子なんだけど……あなたは?」

 

「私はハマーン=カーン! 兄君様のお嫁さんです!!」

 

「……歳は?」

 

「14歳ですけど……」

 

「「「「「……」」」」」

 

「待て待て待てぇぇ! そんな冷たい視線はやめて!

 キャスバルルートだと結婚イベントがあってララァとナナイとハマーンの誰かと必ず結婚することになるの!

 だからこれは仕方のないことなの!!」

 

 信人はわめくが聖遺物を無断使用で遊んで、さらに14歳はにゃーん様に兄君様と呼ばせて結婚……もう完全にスリーアウトでギルティである。抹殺することも許される。

 

 

「質問だよノブくん。

 私が殴るか、未来が殴るか……当ててみて」

 

「ひ、ひと思いに響がやってくれ!」

 

「「NO!NO!NO!NO!NO!」」

 

「じゃ、じゃあ未来?」

 

「「NO!NO!NO!NO!NO!」」

 

「ふ、2人ともですかぁ!?」

 

「「YES!YES!YES!YES!YES!」」

 

「もしかしてオラオラですかぁ!?」

 

「「YES!YES!YES!YES!YES!」」

 

 

 信人は星の屑となり、以降簀巻きのまま転がされることになる。

 

 ゲーム自体は未来が無慈悲に小惑星アクシズを地球に落下。ただでさえ『ラプラスの箱』の公表によって混乱する連邦政府には、ネオジオンに対して有効な手を取ることができなかった。未来はザクを使った電撃戦で数ヶ月のうちに地球連邦政府から勝利をもぎ取る。題名になっている『ガンダム』が開発される前に片を付ける結果になった。*1

 

 こうしてゲームをクリアし帰還を果たした装者と、今回の下手人である信人。

 

 

「くそぉ……次はマブラヴMODのつもりだったのに!」

 

「「「「「いい加減にしろぉぉぉぉ!!」」」」」

 

 

 まるで反省の足りない信人には響と未来と弦十郎、そしてキャロルとサンジェルマンによるキツイ一撃が叩き込まれることになったそうな……。

 

 

 

 お正月特番編 『A.D.1937 人類滅亡戦記 クライシス』  ~完~

 

 

 

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『あとがきのような何か』

『HOI4プレイヤーもっと増えろという雑念』

 

 

SHADOW「これにて今回の『クライシスMOD編』は完結だ」

 

ビッキー「うん、本当にシンフォギアでも仮面ライダーでもない話だったね」

 

SHADOW「まぁ、そこは作者も少し反省している。今回の話は小説というよりほとんどプレイレポみたいなものだからな。

    ただHOI4のタグの小説は片手で数えるほど少ないから正月特番と銘打ってあれば多少は許されるかと思ったし、何より『環境汚染によって現れたクライシスという敵』という『クライシス帝国』を彷彿とさせる内容だったんでやってみようという気になったそうだ。

    あとこれでHOI4に興味を持ってくれるようになることを期待しているそうだ。

    HOI4プレイヤー増えろぉぉぉ!!」

 

ビッキー「いや、この作品を呼んでHOI4やってみようというのは結構無理あるんじゃ……」

 

SHADOW「というわけで今回は最後にHOI4をやってみようという人向けに、HOI4での7大国の紹介をしてこの話を終わりにするぞ」

 

 

 

~ドイツの場合~

 

 

キネクリ「ドイツはHOI4において主人公みたいな国だ」

 

393「第二次世界大戦を題材にしたゲームだから、その中心的な存在として色んなことがあるね」

 

キネクリ「とにかく色んなイベントもあり、IFルートも色々あるしHOI4の中で一番面白い国ではあるな」

 

393「特に陸軍の強さは最強クラスで、機甲師団による『電撃戦』が強力だね。 それが出来るだけの国力も技術力もあるし」

 

キネクリ「ただ史実を知ってれば分かるように、当然みたいに敵が多い」

 

393「ルートにもよるけどざっと考えただけでイギリス・アメリカ・ソ連……どれも難敵なんだよね。資源の問題もあって戦争で資源地帯を奪わないとまわらないから戦いを避けることはほぼ無理だし……」

 

キネクリ「総評としては『面白いけど初心者向けというより中級者向け国家』かな?」

 

 

 

~アメリカの場合~

 

 

マリア「アメリカはHOI4において最強の国家よ!」

 

セレナ「国力(IC)が普通に二番手であるソ連の倍以上。日本とかと比べれば3倍以上ありますからね」

 

マリア「さらに資源も輸入の必要がほとんどない状態で、もうアメリカ国内だけでほぼすべてが完結するという始末……文字通りの桁違いの化け物国家よ。

    この国力を背景に大量生産される武器・航空機・艦艇はそれだけで圧倒的で他国を鼻歌気分で叩けるわ。

    とはいえ……」

 

セレナ「それもこれも『覚醒すれば』という注意書きがつくんですよねぇ……」

 

マリア「アメリカは当初、二重三重のデバフをつけられて、この有り余る国力を全くいかすことができなくなってるわ。

    それを順番に解除していく必要があるんだけど……どうしてもスロースターターになっちゃうのよね。

    このゲームの花形である『戦争』に関しても、民主国家だから自分から殴りにいけないし……」

 

セレナ「序盤から中盤までずっと内政だけっていうのはキツイですよね。

    おまけに独自の『議会システム』もあって初心者には向かない気がします」

 

マリア「というわけで総評としては『内政が長く面倒くさいけど絶対に負けない国家』かしら?

    死に覚えをしたくない初心者にはいいんじゃないかしらね」

 

セレナ「ちなみにIFルートでファシスト化すると、『化け物国力を他国を滅ぼすために全力で使う最悪の狂犬』が誕生するのでこっちの方が初心者にはおすすめですかね」

 

 

 

~ソ連の場合~

 

 

奏「ソ連は国力的にはアメリカについで世界第二位の国家だ」

 

防人「初期の軍隊がとにかく多く、初期から約140個師団が存在する。

   資源も多く人的資源も豊富とかなり恵まれてはいる」

 

奏「とはいえ質はと言われるとちょっと頭を抱える部分もあるけどな」

 

防人「小銃は兵士2人に1丁で十分だ!(スターリングラード的に)」

 

奏「あと技術研究スロットが初期3枠……これはフランスと並んで七大国最低数で技術研究は遅くなるし、『大粛清』とかのマイナスイベントもあって本気のソ連が見れるまでにはそれなりに時間がかかる。

  アメリカほどじゃないけどスロースターターだね」

 

防人「だが史実通りのルートなら敵はドイツだけ、それに集中すればいいので簡単と言えば簡単だ」

 

奏「総評としては『史実通りにやるなら初心者向けの国家』かな?

  立地的に海軍は捨てることになるから陸軍と空軍に注力すればいいだけで、操作内容としても簡単だ。

  逆に世界征服プレイとかしようとすると、有力な国はほとんどどこも同盟を結んでくれないから独力で戦うことになって少しキツい」

 

防人「みんなもソ連で気に入らない国はシベリア送りにしてやろう!」

 

 

 

~イギリスの場合~

 

キャロル「世界に冠たる大英帝国、イギリスは世界各地に植民地を持ち、かなりの国力を持っている」

 

フナちゃん「特に海軍、ロイヤルネイビーはアメリカや日本に並んで世界最高峰です」

 

キャロル「陸や空も決して弱くはない。そして国家方針(ナショナルフォーカス)には研究速度ブーストが多く、最終的にはアメリカに追い抜かれる可能性があるが、こと技術力という点においては世界最高峰であることは間違いない。

     そうして開発した新型兵器をいち早く戦場に投入できるというのは強みだ」

 

フナちゃん「資源に関しても植民地から搾取……ゴホゴホッ……えぇと……お安く譲ってもらえるのでほとんど問題ありません」

 

キャロル「と、ここまでいい点を言っていたが当然イギリスにも弱点はある。

     人的資源(人口)が少ないためとにかく数を揃えるのが苦手だ」

 

フナちゃん「戦いは数だよ、姉貴!」

 

キャロル「……おい、なんだそれは?」

 

フナちゃん「信人お兄様から教えてもらった言葉だけど……」

 

キャロル「……(あいつはいつか必ず殺そう)。

     とにかく戦いではどうしても数の不足に悩まされる。

     それに資源を輸入に頼る関係上、海上護衛や全世界の植民地の管理とやることは多い」

 

ガリィちゃん「植民地はお得意の三枚舌外交で兵隊を出させたりしないといけませんからねぇ」

 

キャロル「性根の腐ったガリィの言う通り、植民地の使い方や他国との外交などやるべきことがとにかく多い。

     しかも連合国宗主だからどこかしらで確実に戦争をすることになるので戦争を回避するようなことはほぼ不可能だ」

 

フナちゃん「総評としては『やることがいっぱいで初心者にはちょっと難しい国家』です。

      逆にその辺りを出来ると面白い国ですね」

 

キャロル「あと、当然のようにIFルートも存在しているからファシスト化してドイツと手を組んで世界征服というのも面白いぞ」

 

 

 

~フランスの場合~

 

サンジェルマン「さてフランスだが……最初にはっきりと結論を言ってしまおう。

       『七大国最弱の名をほしいままにし、絶対に初心者にはお勧めしない・してはいけない国家』だ」

 

かえる「いきなり凄いぶっちゃけたワケダ!?」

 

サンジェルマン「それ以外の言いようがない。

        国内安定度が低くほとんど政治力が得られない。しかもイベントで政治力を消費することが多々あるため政治力を使っての行動がほぼ取れない状態。

        国家精神『政治的準内戦』のせいで戦争協力度も低く、パリを占拠されればすぐ降伏だ。

        普通にやれば1939年には強力なドイツ軍が攻めてくるし、こちらの技術研究スロットはソ連と並ぶ3枠で技術的にも後塵を拝しているし、ドイツと同時にイタリアも攻めてくるから二正面作戦をする必要がある。

        質・量・政治の何もかもがすべて劣る状態で枢軸陣営と戦いになるんだ。おまけに同盟国のイギリスは頼りにならない。

        ……改めて、この国は一体何なんだ? こんなだから『世界征服の養分』とか『初期拡張のエサ』とか言われるんだ!!」

 

あーし「サンジェルマンが壊れた!?」

 

サンジェルマン「とにかく、普通にやるならとてつもない苦労をすることになるだろう。

        強みというかいい点をなんとかあげるなら、国家方針(ナショナルフォーカス)で工場をもらえる機会が多いことか。上手くすればこれだけで最大50近い数の工場を貰える。ルートにもよるが20以上は比較的簡単に増やせるだろう。

        とはいえ、それも戦争で降伏せずに戦線を持たせていたら、という話に限る。

        幸い、ドイツとの国境には最強の要塞『マジノ線』があるのでここを少数で守り切り、ベルギー国境とイタリア国境を固め、数年は防戦に徹してからの枢軸陣営への反撃というのが基本的な戦争計画だ。……基本的なとは言ったが、はっきり言ってこれ以外にほとんどできる手がないしこれでも普通に負ける。

        IFルートも完備されているのでファシスト化してドイツと共闘という手もあるが……これはこれでソ連やイギリス・アメリカとの戦争を覚悟することになるので終始厳しいことに変わりはない。

        ある意味では『史実ルートフランスを守り切れればHOI4プレイヤーとして一人前』というベンチマークのような国家だ。

        脱初心者という意気込みならぜひやって欲しい国家だな」

 

 

 

~イタリアの場合~

 

切ちゃん「ファシズム発祥の国、イタリアは国力としては七大国最弱級デスよ」

 

しらべぇ「おまけに資源輸入国だから、民需工場を資源輸入に廻さなきゃならなくて工場の新規建設も結構遅いね。ゴムはまだしも石油が国内で全く取れないのはかなり致命的な弱点」

 

切ちゃん「とはいえ、イタリアは『公式チュートリアル国家であり、初心者に最もおすすめできる国家』デス!!」

 

しらべぇ「他の国のようにややこしいイベントも厄介なデバフもなく、陸・海・空の三軍がバランスよくてしかもファシスト国家だからこのゲームの一番面白い『戦争』もやり易い」

 

切ちゃん「特に海軍はなんと初期から100隻を超える数の艦艇が存在するデスよ! これはアメリカ・イギリス・日本に次ぐレベルで強力デス!

     もっとも、主に戦うことになるイギリスには質・量ともに敵わないデスが……」

 

しらべぇ「それを言ったらおしまいだよ、切ちゃん」

 

切ちゃん「ともかく、全軍がバランスよく、しかも新ローマ帝国とか独自陣営をつくったりと面白いことが色々出来るデス!!」

 

しらべぇ「ポテンシャル自体は高いから初心者から上級者まで、色んな人に対応できる。

     ノリと勢いだけじゃないところを皆に見てもらいたいな」

 

 

 

~大日本帝国の場合~

 

SHADOW「最後は我らが日本こと『大日本帝国』だ」

 

ビッキー「自分の国ってことで日本人なら必ずプレイしたくなるんじゃないかな?

     それにこの作品は日本プレイを基本にしてるから、この作品読んでHOI4に興味を持ってくれたのなら一番やりたくなるんじゃない?」

 

SHADOW「その日本だが……先に結論を言うと『やることが色々あって、それをしっかりやらないとどこかで簡単に詰む国家。総じて初心者向けじゃない』

 

ビッキー「史実通り、全然資源がないからね」

 

SHADOW「しかも日本本土は狭い。工場を建てて国力(IC)を増やそうにも早い段階で頭打ちになる。それに資源輸入国だから輸入に民需工場を消費して新規工場建設速度はあまり早くない。

    領土拡張の『戦争』の方も、『包囲殲滅』に『強襲上陸』、『海軍の運用』に『制空権の確保と航空支援爆撃』と、戦争・内政・外交とこのゲームのおよそ全てのシステムを理解して動かせるようにならないと日本でプレイするのは難しい。

    そしてそれらのシステムを理解して、それでもなお史実通りにプレイすると最初の相手は中国なんだが……このゲーム、日中戦争の泥沼を再現するために『日中戦争が始まると日本軍すべてに鬼のようなデバフがかかる』んだ。

    それを解除するためには政治力を使ったディシジョンを何か月にもかけて実行する必要があるんだが……普通初心者ならそんなことわからずに無駄に攻めて一瞬で戦線崩壊、大陸から叩き出されて即座に詰む」

 

ビッキー「どう考えても初心者向けじゃないね」

 

SHADOW「だが、決して『弱い』ってわけじゃない。むしろ『日本は今現在、もっとも世界征服の容易な最強格の国家』だ。

    陸軍も初期からそれなりに多く、空軍も悪くない。海軍に至ってはアメリカやイギリスと正面からやり合って勝てるだけのポテンシャルを秘めている。

    国家体勢がファシストだから戦争もしやすく、史実にこだわらない自由な動きができる。

    この作品でもやったが『初手オランダ』や『初手フランス』は日本プレイの常套手段だし、『初手アメリカ』も比較的簡単だ。これは立地や海軍力、政治体制による攻略の自由度が噛み合った結果だな」

 

ビッキー「それに忘れちゃいけないのが他の国にはない国内の安定性だよね」

 

SHADOW「このゲーム最強キャラの1人である『昭和天皇陛下』が強すぎるんだよ。いらっしゃるだけで国内安定度が+60%とか……現人神にも程がある。

    そのおかげで国内安定度は95%スタート、最初から選択できる国家方針(ナショナルフォーカス)の『皇道派の粛清』を選ぶと安定度+10%だからこれでもう安定度100%。

    さらに国民戦争協力度は最初から100%。安定度と協力度が両方最初からほぼMAXってのは明確な日本の強みだな。

    しかし……全国民が戦争のために一致団結とか、ここの日本人はサイヤ人か何かか?」

 

ビッキー「それにこの作品でも散々活躍した日本とオランダにしかない『自転車大隊』とか『死なないカミカゼ攻撃』とか『何もない空間から現れる大和型戦艦2隻』とか、ユニークなものも多いしね」

 

SHADOW「操作に慣れて来たら是非ともやって欲しい国家だな」

 

 

 

 

 

ビッキー「これで本当に今回の話は終わりだね」

 

SHADOW「これでHOI4に興味を持ってもらえたら嬉しい限りだな。

    みんなもHOI、しよう!!」

 

 

 

*1
HOI4『ガンダムMOD』、ジオンから派生するキャスバルルートの基本的な流れ。

ザビ家は不正が暴かれ失脚、ジオンの後継者となったキャスバルはニュータイプの存在を確信して政治を進める。そんな中、ビスト財団がキャスバルに接触し『ラプラスの箱』の情報を渡す。回収された『ラプラスの箱』を公表し混乱する連邦を相手にキャスバルはジオンをネオジオンに改名、地球寒冷化作戦でアクシズを落とし連邦との戦争に突入する……という流れになる。

このMODは題名になっているガンダムが敵に搭乗すると一気に厳しくなるので、ジオン側プレイ時には敵にモビルスーツが出てくる前に決着をつけるのが基本。ガンダムとモビルスーツ戦で戦おうとしてはいけないのである。




これにてお正月特番編『A.D.1937 人類滅亡戦記 クライシス』は終了となります。
シンフォギアやライダーとは全く関係のないお話で、いまだ本編登場前キャラのセリフ回しや動かし方のチェックなど少し実験色が強くなりましたがいかがでしたでしょうか?
これでHOI4に興味を持ってもらえたら幸いですね。


次回からはついにG編を開始する予定。
次回もよろしくお願いします。
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