本当に、三ヶ月近くかかってしまいまし
かなり短いですが、これからも継続はしていきますので
どうか、気長におつき合い下さい。
「VS理不尽」
「逃げろ!!」
「此奴ら何だ、糞!!」
「何であんなに早く空を動けるんだ!!」
周囲の丸い者達が、悲鳴を上げながら逃げまとう
それを何とも思わないようにドラゴン達が空中からブレスを吐き、先代のメインプレイヤー達を焼き殺していく。
そして…
「頂きます!!」
「ウァッアアアア!!」
ある者は生きたまま捕食された
「こいつら、大した事ないな」
「ふわふわ、浮いてるだけで動きもロノイし、体当たりしてきても全く痛くねぇや」
「ガツ!ガツ!味もそんなに上手く、ない…」
新たなメインプレヤーその実力…それは、まるもの達がまったく相手にならない程に強大であった。以前の様に国家に近い形で連携出来ていたのならもう少しは対策がとれたのであろうが…哀しいかな、まるいものの王が魔王に墜ちた時から国家という概念はなくなりそのままであった。
こうして、まるいもの達はかつて自分達が駆逐した古代生物達と同じ様に一部の種は絶滅し、わずかな種が大陸の隅に身を縮めて生き延びるだけとなった。
ただ、絶対無敵と思われていたドラゴンにも未だに崩せぬ巨頭が2つ存在した。
一つは、強大な現魔王にてまるいもの王ククルククル
一つは、狡猾な原初の魔王トロス
ククルククルは、万を超えるドラゴンの軍勢をたった一人で相手しドラゴンにも凄まじい出血を強いており、そのあまりの強さからドラゴンの王が自ら動き、その側近達の四大聖竜及び八大精霊竜までも動員されてた。…しかしそれまでの戦力を動員して尚、ククルククルは沈む気配を見せなかった。
対してのトロスは、実力ではククルククルに及ばないもの大量に増産した泥の兵にドラゴンと一体一ならば勝利する事すら可能な魔人を引き連れ、数の少ない群れや弱った個体を襲っていた。
この攻撃により流石のドラゴンも正面のククルククルだけに集中する事が出来ずにいた。無論この行動はククルククルを強敵と認め、その強敵が数の暴力でなぶり殺しにされる事に義憤を感じていた為…ではない。
単純にククルククルが倒されたときに次に狙われるのは自身であるという現実が今は兎に角、奴に倒れて貰う訳にいかないと必死に安全地帯からであるが、援護をしていただけであった。
「殺せ、殺せ、殺せ!!」
トロスの悲鳴にも似た号令が、兵達に伝わる。
地を這う泥の兵達がまるいものならいざ知らず。ドラゴンを相手に出来るか…それは、まず不可能である。しかし、ククルククルが強さにて群を抜くものであったのならば、トロスは決して相手の土俵で闘いを挑まないものであった。
ビュ!!
ビュ!ビュ!!ビュ!!
ビュ!!ビュ!!ビュ!!ビュ!!
まるいものの王を相手にしているドラゴン達の背後から泥の兵による一斉射撃が襲いかかる。元の和弓やボウガン、投石程度ならドラゴンの注意を引く事すら難しい威力であったが現在の武装は、以前のそれを大幅に上回っていた。
「ガァ!!」
一体のドラゴンに矢が突き刺さる。その傷口を汚染する様に黒い液体が溢れ出す。
「お、おいお前大丈夫か」
違うドラゴンが、様子の激変した仲間を気遣う様に近づいていく
「馬鹿、近づくな!!」
仲間の言葉も空しく悲劇が起きた。
「えっググ!!ウウウウウオオオオオオオオ」
まるで、助けようとした仲間と同じ様に黒い液体を口からはき出す。
「近づくな!!トロスの毒だ」
「あの卑怯者め!!後ろから我らを襲い尚且つ毒まで持ち出すとは…」
ドラゴンの様子を見ながら、トロスが嗤う
「馬鹿やろう共が、これは戦争だよ!!戦争、絶滅戦争に卑怯も毒もあるか」
怒りに震えるドラゴン達をあざ笑いながら、攻撃の指令を強める。
新型の武装、自称「トロニウム合金」より作られた武器は己の血肉を混ぜ込み鍛冶LVをつぎ込み完成した。その威力は、本来大抵の毒をものともしないドラゴン達にも多量の出血をしいた。
「こい、てめえら絶滅させてやらぁ!!」
激闘の時代、トロスが後に語る。「大絶滅時代」
それは、既に幕をあけていた。
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Kuku1000年…新たなメインプレイヤーの「ドラゴン」が誕生する。瞬く間に丸い物達を蹂躙し、大陸のほぼ全てがドラゴン達の物となる。
Kuku1001年…ククルククル、ドラゴンと対峙する。一撃の下に10体以上のドラゴンを葬り去る。以後ドラゴン達の最大の打破目標「ククルククル」となる。尚、トロスは偵察兵により現状把握するも、ドラゴン達のあまりにも高い性能に怖じ気づき戦力を出し惜しむ。
Kuku1005年…トロスほんの僅かな傷がククルククルに残っている事を発見する。万が一倒れられる分けに行かないと出陣する。しかし、100年以上地上に出ていなかったので慣れるまで現状の把握に努める。
Kuku1006年…魔王に全力を挙げているドラゴン達を後ろから奇襲する。ボウガンをより発展させた武器を用いて泥の兵達の射撃の後に魔人達と突撃する。一撃でドラゴンを倒した。トロスであったが、配下の魔人達が苦戦しておりこの際に24体に増産した魔人の中で無事に勝利した物が11体であり残りはドラゴン達に敗北していた。
Kuku1007年…配下の魔人が全滅する。あまりの早さに呆然とするも直ぐに残りの兵達を纏め、援護射撃をさせながら撤退を行う。この際にドラゴンの追撃により泥の兵も8割方を無くしそのまま地下に逃亡する。
Kuku1008年…ドラゴンポピンズと遭遇する。小型ながら道具を使い泥の兵達を攻撃してくるので、反撃を行う。普通のドラゴンと比べ弱い事を発見したトロスにより虐殺の憂き目に合う。
Kuku1009年…ミミズに似た地竜を発見する。保存していた魔人を迎撃に向かわせるも三体の魔人が1時間以内に全滅した姿を見て、改めてドラゴンの危険性を実感する。
Kuku1012年…トロニウム合金製の武器を制作中に毒に似た物質を放出されている様子を見かける。以後武器に転用出来ないか模索する。
Kuku1015年…毒武器実用化に成功する。直ちに量産化に移る。
Kuku1020年…第二次ドラゴン全滅戦線開始…の筈であったが以前虐殺したドラゴンポピンズとの戦争となり中止となる。
Kuku1025年…毒性の武器がドラゴンポピンズにあまり効いていない様子を確認する。苦しむ事は、あっても死ぬ様子がみられず。自身の武器に自身を少し失う。
Kuku1030年…新たに製造した魔人及び保存していた魔人も全て動員し、ドラゴンポピンズとの戦争に挑む。絶滅戦争と自身で言ったとおり以前のまるいものに対する攻撃よりも遙かに苛烈な攻撃が彼らに降りかかった。
Kuku1035年…ドラゴンポピンズ側も何度か闘う内に学習したのか此方の武器に似たような物や新たなからくり仕掛けの武器を使用してくるものの相手が自身よりも弱いと調子づいたトロスが最前線に出てきており、次々に戦線が崩壊する。
Kuku1040年…ドラゴンポピンズ全滅する。一部の観賞用のタマゴや実験用の個体を除き、ほぼ全ての個体が殺戮される。一度ドラゴンに対する恐怖を味わったトロスによる。殺戮は1年続き哀れに状態異常に強いホビット達は、魔王と魔人により一体、一体が念入りにつぶされる羽目となった。
Kuku1050年…疲弊した戦力を整える為、第二次100年計画を開始する。
Kuku1055年…ポピンズ達の居住地より、4体の黄金の像を発見する。貴重な物と思い窃取し宝物庫に放り込む。
Kuku1060年…泥の兵達の性能向上を開始する。100体で一体のドラゴンの足止め及び、攻略を目標とされたため全体的な性能の向上が目指された。
Kuuk1065年…速度向上するも、防御面、攻撃面での向上見られず。
Kuku1070年…厚い皮膚の思想の元、防御を重点的に改造する。折角の速度が以前よりもおちてしまう。
Kuku1077年…妥協する。防御面と攻撃面の向上を目指す。
Kuku1087年…試行錯誤の上で完成する。以後泥の兵をDRと呼称する。以前と比べ早さは、向上が見られないが防御面と攻撃面が上昇しており、30体で魔人一体の性能を有していた。
Kuku1090年…DRの数が整う。以降は、一体一でドラゴンとの完全な勝利を物とする為魔人の強化に乗り出す。
Kuku1092年…既存の魔人の内半数を強化の為に実験に使用する。全て泥の兵達を自身の血により強化した物であり、武器と同様にトロリウム合金により強化を目指す。
Kuku1093年…改造した3体の内1体だけ成功するも早さと堅さは上がった物の肝心のドラゴンの厚い皮膚を通す攻撃性能が不足していた。
Kuku1094年…暇つぶしに訪れていた。ポピンズ達の住居から一部の本を発見するも内容が全く理解出来ず。実験用のポピンズを何体か引きずり出して翻訳の協力を無理矢理せまる。
Kuku1095年…ポピンズより一組の雄と雌を解放する事を条件に解読を行うと言われる。逆上してポピンズに手をかけようとするトロスであったが、ポピンズより「真の神に謁見し願いを叶えられる。」ときき数週間の考慮の末に許可を出す。
Kuku1095年…一組のドラゴンポピンズの夫婦が解放される。その後の協力により以前手に入れた4体の像を特定のダンジョンにて捧げると謁見が可能となるとポピンズ達から話された。
Kuku1100年…万を期して、自身の魔法LVが2に上がった所で神への謁見の為、ダンジョンに向かい4体の黄金像と共に謁見を行う。
「おい、違うだろその象は右だ」
数多くのDRと共に、配下の魔人達に号令をかけながら神への謁見の為の準備を行う。
「確かにここで、合ってんだろうな?」
トロスが連れてきた一体のドラゴンポピンズへ感じていた疑問を投げかける。
「ああ、間違いない…あの伝説通りならばここがかの地だ。」
「それに、いまさら貴様を欺こうが最早あの一組の夫婦以外に種をつなぐ事が出来なくなった我々に何の益があろうか」
ため息と共に言葉が紡がれる。
「…嫌がらせとか、死ぬ間際に不幸にしてやろうとか思うだろ?普通」
トロスが、頭頂部を曲げながら疑問を投げかける。
「どうやら、我らと貴様は想像以上に別の生き物らしいな」
「どういう、意味だ?」
「…お互い理解出来ない存在だろう。故にこれ以上の話は無駄であろう」
「まあ、俺もお前らとの会話なんか楽しくねえから良いけどよ」
その交わらない会話の中で魔人達が謁見の為の準備を整えていた。これらの魔人は、DRから進化させた存在であり強化に成功した魔人並の性能を有していた。
ギギギィィ!!
「おお、開いたぞ!!」
「伝承は、本当であったか…」
トロス自身が喜びいさんで、いくらかの魔人とDRと共にトビラへ飛び込む
「おい、あんた上手くいったらお前ら解放して良いぜ!!」
「!!本当か」
「ああ、望みがかなって気分が良いしお前らもう脅威になりそうもねぇしな」
笑い声と共に光と共にトロスは、ポピンズの目の前から姿を消した。
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後に4人の少女?を連れ戻ってきたトロスであったがその時に起きた事は、生涯決して誰にも打ち明ける事は無かったと伝えられる。
次回、本作のヒロイン登場?
したらいいな、うん…