海洋が70%を占める、とある海の惑星。其処は、突如現れた謎の敵性体、「セイレーン」により人類の制海権、その約9割が喪失する被害を受けていた。

人類はこれに対抗して四大国家による軍事連合「アズールレーン」を結成し、「KAN-SEN」と呼ばれる、セイレーンの技術を模して作り出した艦艇の魂と力を持った少女達を駆使した一大反抗作戦の末に、このセイレーンを退けることに成功する。

しかし、セイレーンが齎した技術の是非を巡って各国家が対立、セイレーン技術を欲する「重桜」と「鉄血」率いる新興軍事同盟「レッドアクシズ」と、セイレーン技術を唾棄し、あくまで人類の力のみで対抗しようとする「ユニオン」と「ロイヤル」率いる旧「アズールレーン」との内乱が勃発する事態を招いてしまい、更にはその内乱の最中、アズールレーン側の独自の調査により、重桜のKAN-SEN「赤城」に、セイレーンとの癒着の疑いがかかってしまう。

ーー然し、境界の彼方より飛来した、たった2機の宇宙戦闘機から生まれた2人のKAN-SENと、彼女達が連れてきてしまった"無限の憎悪と悪意"、そしてそんな彼らと敵対する"次元戦闘機部隊"が、その世界の運命を、そしてその行く末を永遠に変えてしまう。

また、時同じくして各地の海域で謎の巨大生物の目撃情報が相次ぎ、同時にセイレーン艦隊が尽く壊滅するという事件が起きる。セイレーンから'タイプ-G'と呼ばれる其れは、KAN-SENの姿をとりつつ、ゆっくりと、然し確実に真っ直ぐ、2人のKAN-SENと"ケダモノ"共の元へ目指して行く。

全ての運命の歯車が狂い出し、全てが交わろうとした時、終わりが始まる。


※本作は大人気艦船擬人化ゲーム「アズールレーン」と、1987年発表のSTGシリーズ「R-TYPE」、そして「とある作品」とのクロスオーバーになります。伏せ字作品につきましては、まだ「関連キャラクター」を登場させるまで、敢えてはっきりとは明示しないものとします。ただ、登場させるまでに幾つかヒントを出していこうと考えておりますので、どうかなまあたたかーい目で、お楽しみ下さいませ……。
次元を漂流する"鏑矢"
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