全力で死亡フラグを回避しようとしたら、事態は加速していく 作:クリス&シェリー全力投球
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〈白銀 偵光side〉
俺はイレイナさんと哀ちゃんと合流した後、階段を登り屋上を目指してもう少しの所で大きな爆発音が屋上から鳴り響き火の手が上がっているのが見えて、パーティ会場だった階へと向かっていた。
「ったく、ホント余計なことしかしないな。絶対今度見かけたらぶっ飛ばす!」
「ジン流のやり方なんだから文句言っても仕方ないでしょう。まあでもこの誰これ巻き込むやり方は気に入らないわね。今度会ったら絶対文句言いましょう」
「2人ともどうしてそんなに冷静でいられるのかしら? 逃げる方法が無くなったのよ? 火がいつ消えるかも分からないし、パーティ会場でずっと待つつもり? あのジンがパーティ会場に何も仕掛けをしていない訳が無いでしょう?」
「こんな修羅場いつも通りって感じだからもう慣れたよ。間違いなく爆弾辺りでも仕掛けてそうだけどな。そうなったら脱出方法が最悪なパターンになるんだけどな‥。っと会場はここだな」
「そうね。白銀探偵事務所や組織にいるとこんなこと日常茶飯事だしね。あら? 誰かいるわね?」
「よう、遅かったな、みんな。待ちくたびれたぞ。向こうではコナンと毛利さんが事件解決してこっちに向かおうとしてたみたいだが、灰原さんに頼んで止めておいてもらったぞ」
「山川さん!? どうして貴方までここにいるの? 江戸川くんもここに来ようとしていたのね」
「山川は白銀が私達を助けに行ったのが分かって来たってとこでしょうね。流石白銀の右腕ね! あのメガネのボウヤの姿を見ないのはそういう訳ね」
「イレイナさんの予想でだいたい合ってるよ。屋上の方もどうやら奴らの手が回ったみたいだな。奴らのやり方らしいが巻き込まれるこちらの身になったら勘弁して欲しいよ。ここの会場にも爆弾がたくさん仕掛けられてるぞ? タイマーまで付いてるしな。解体するには1人だと人手が足りなくて困ってたんだよ。偵光とイレイナさんが来たなら何とか間に合いそうだな。道具は持って来てるからそれ使ってもらえるか? 解体できていない爆弾は水銀レバー着いて無かったから取り外して、そこに固めてある」
「りょうかーい、タイマーはあと20分ね。この量ならとっとと終わらせますかね。コナン止めてくれたのは助かったわ。哀ちゃんはここでのんびりしてて」
「やれやれ、所員を働かせすぎじゃないかしら。それにしても山川まで私の正体を掴んでいるとはね。白銀から聞いたのかしら? それともシェリーちゃんみたいに、元組織の一員で正体を隠しているのかしらね?」
「白銀から聞いたんだよ。うちの事務所で黒の組織について知ってるのは、何人かいるよ。ただそいつらに手を出すってならイレイナさんでも容赦はしないぞ?」
「白銀から教えてもらったね......。手を見たら分かったわ。貴方、銃を撃ち慣れている手をしてるわね。話に聞いた所、山川ったらスナイプの腕が相当みたいね? 長距離狙撃も得意って聞いたわよ。私達の組織にも優れたスナイパーがいるわ。キャンティ、コルン、カルバドス、そして裏切り者だった、ライこと赤井秀一、そして何年か前に同じく裏切り者としてクマの着ぐるみを着た組織の最優先ターゲットに消されたスコッチというコードネーム持ちがね。スコッチに心当たりは無いかしら?」
「スコッチっていう名前には心当たりあるさ。偵光や安室達の幼馴染だったってことをな。それ以外は知らないさ」
「なーに2人で、ヒロの話で盛り上がってんの? こっちはもう解体終わったよー。ってかイレイナさんと哀ちゃんには正体隠さなくて良いと思うよ、景光。どっちも勘づいてるだろうから隠すだけ無駄だよ。イレイナさんは俺がクマの着ぐるみの中身だってことも掴んでるだろうしな。って痛いよ、哀ちゃん!? 何で腕つねったの!?」
「やっぱり怪我してるじゃない! 腕を庇いながら爆弾解体してたからおかしいって思ったのよ! 手当てされてたのに傷がまた開いて血が出てきてるわよ! 怪我してる状態でこれだけのスピードで爆弾を解体するんだからたいしたものね。山川さん、貴方の正体については白銀さんの言う通り勘づいてたわ。この人の手当するから救急セット借りるわね。それとクマの着ぐるみの正体も含めて白銀さんと山川さんにはしっかり話してもらうから。良いわね?」
「い、イエッサー。クマについては隠しておくべきだったかも」
「何か言ったかしら、白銀さん?」
俺は哀ちゃんをこれ以上怒らせないように黙って手当を受けるのだった。手当てを受けて、山川さん達も爆弾を解体し終わり、救助を待つ傍ら、哀ちゃんとキュラソーことイレイナさんから説明をしろと言われたので、諸伏景光が、山川光となった経緯を説明しようとしたら、山川さんが変装をとき素顔を晒した。
「この顔で2人と話すのは初めてかな? 諸伏景光だ。数年前に組織に裏切り者として消される運命で、自殺をはかろうとしたら目の前に降りてきたクマに銃で撃たれ殺された存在だよ。ベルモットやバーボンが俺の仇として血眼になって追っているクマの正体は、そこで手当てされながらもケロっとしてるバカだよ。ベルモットとパーボンには俺が生きていることは知らない。あの2人にだけは、クマの正体が偵光ってのは秘密で頼む。俺が生きていることは幼馴染連中とベルモットには内緒にしていてくれ。俺が生きてるのを知ったら色々と迷惑がかかるからな」
「なるほどね。私が予想していた通りでビックリしたわ。スコッチが生きていたこともだし、組織が追っている最重要ターゲットのクマの中身が白銀だとはね。まあ、白銀って分かったら納得したけど。2人が正体をバラしたなら私も隠す必要は無いわね。私の本当の名前はキュラソー、ラムの腹心よ。安心しなさい、貴方達の正体を知ったからといって組織に伝えはしないわ。今の生活が気に入ってるし、事務所の人達もこんな私と仲良くしてくれる良い人ばかりだしね。歩美ちゃん達や白銀達には助けられた恩もあるしね。それに哀ちゃんとも約束したしね」
「ウィンクしながらこちらを見ないでもらえるかしら? ただでさえ、驚く情報の連続で色々整理したいってのに。スコッチが白銀さんの幼馴染の1人だったとはね。だから、美樹さんと白銀さん、山川さんの3人で色々と話すことが多かったのに合点がいったわ。クマのぬいぐるみについては、他の動物の着ぐるみを博士の家で見たことあったし、白銀さん主導で何人かでこそこそ開発していたのも知ってたわよ。クマが組織とやり合ってることはある人から聞いてて、そんな馬鹿げたことをするのに当てはまる人物なんて白銀さんしかいないって思っていたしね。そんな危ないことは金輪際無しにして欲しいんだけど、言っても無駄ね」
「哀ちゃん? そんな冷めた目で見られたら流石の俺でも泣いちゃいますよ? しかも手当てしてくれてるのはありがたいんですけど力強くない?
着ぐるみ着て組織とドンぱちしていたのは申し訳ないです。あのスーツの機能って相当頑丈だし俺が怪我しないようにする為に作られた物だから心配しなくても大丈夫だよ?」
「そういう問題じゃないの! 組織ってやり合ってるってことが問題なの! どうして分からないのかしら!?」
「あ、はい、すみません。クマで組織とやり合うことになった経緯については色々と事情があるんですよ?」
「色々って言ったって、どうせいつも通り事件に巻き込まれたか首を突っ込んだかのどちらかでしょう?」
「あっははははは! 哀ちゃんは偵光のことよく分かっているな! コイツのことをよく知ってる人なら同じ考えに至るだろうな。いつもどおりのお節介だよ。さてと、こんな所で長話してもあれだろうし、帰ってからにしようぜ。遠隔で爆弾操作されたりしたらどうしようも無くなるぞ?って、どうした偵光?」
「ヒロが変なこと言うから、それが現実になりそうな気がして・・・ってやっぱりな! ジンの奴ら遠隔で操作しやがった! 爆発まで5分しかないぞ! おい、ヒロ! 爆弾が解体出来なかった時の脱出方法考えてるよな!?」
「まったく、偵光といると碌なことが起きないな! ああ! 毛利さんが
当たった車があるだろう? キーが着きっぱなしだからあれで外に出るしかないぞ! 隣の屋上のドームを開けてもらったから、そこのプールに飛び込むしかないぞ! ただ・・・」
「無理よ!隣のビルまでの距離は60m、高低差は20mあるわ。計算したところ、2秒で60m、1秒で30mだから時速に直すと108Kmね。この会場では出せたとしても50から60kmね」
「そうね。けれど、他にも使えるものがあるからそれを使ったらどうかしら? ここに纏めておいてある爆弾とかね。どうかしら、白銀?」
「いけるな。後ろのトランク開けて、爆風と同時に行けば辿りつけるかな? ヒロ! この位置に爆弾置いたとして車からタイマー見えるよな?」
「ああ、見えるぞ! それならいけるぞ! 早く脱出の準備するぞ! 爆弾はもう固めてあるな! 車の運転は任せたぞ、偵光!」
「私と山川は後ろに乗れば良いわね。白銀、私達の命運を任せたわよ!」
「了解! それじゃあ、哀ちゃんは助手席ねー。悪いけど時間無いから抱えるね!」
「きゃっ! ちょっ、ちょっと!」
俺達は車に乗り込み爆風と同時に車を発進させて脱出するのだった。
次回で、天国へのカウントダウン編は終わりです。
その後、黒の組織との真っ向勝負編に入ります!