××の先祖返りだった藤丸立香の話   作:時緒

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文字通りの「ネタ供養」

本編に入れられなかったネタや、ストーリー本編・キャラの幕間・今まで書き手がクリアしたイベントのシナリオから「此処にいるのがうちの連載のぐだ子だったら」を考えて書いたネタを順不同に書いてみました。

※ネタバレ・真名バレ注意

書きたいところを書きたい分だけ。
此処から派生させて一話きちんと話を書くこともあるかも。

人魚要素が本編から消えてて書き手が飽きてきたなんてそんなことはない(ある)


ネタ供養①

■マシュとぐだ子(マイルーム水槽設置後)

 

 すっごい見られてる。

 もう一度言おう。

 すっっっっごく、見られている。

 

『……えーと、マシュ?』

「はい!」

『…………マシュ?』

「はい先輩! マシュ・キリエライトです!」

 

 いや、それは分かっているのだけれども。

 別段変装もオルタ化もしていない、目の前にいる後輩を人違いするほど立香の眼は節穴ではない。ないのだが。

 

『……目、乾かない?』

「大丈夫です!」

 

 いや、どう考えても大丈夫ではない。先ほどから見ていて瞬きの数が異様に少ない。確かに妙にキラキラさせているが、明らかに涙が大量精製されている。瞬きしないから落ちず、落ちるより先に乾いていっているだけだ。

 

「すごい……すごいです、先輩、本当に人魚姫なんですね!」

『人魚ね、人魚。姫はやめてくれい』

 

 そして、純然たる人魚でもないのでそちらを主体だとばかりに主張するのは少し良心が咎める。しかし後輩は聞いているのかいないのか、乾燥に悲鳴を上げる眼球を無視してじっとこちらを見つめるばかり。紅潮した頬は如何にも可愛らしいのだが、流石に少し居心地が悪い。

 

「以前読んだ絵本の挿絵で、色とりどりの人魚姫の鱗がとても綺麗だったのですが……先輩も決して負けてないです! いいえ、寧ろ先輩の圧勝かも!」

『それは作家さんに失礼だからやめよう!』

 

 どうにも彼女は何かにつけて立香を全肯定してくるのがほんの少し困りものだ。慕われるのは素直に嬉しいし、先輩らしく振舞ってやりたいとは常日頃思っているが、此処まで無条件に慕われると時々対応に困ってしまう。

 

「す、すみません。つい興奮してしまって……」

 

 まあ、そんなことを最終的に『些細だ』と感じるくらいに、マシュ・キリエライトは可愛い後輩なのだが。

 

「絵本もそうなんですが、『人魚姫』は映像作品も多いんです。幾つか見たことがあるのですが、モノによっては人魚たちが暮らす深海の様子や、何処までも続く大海原がとても美しいものがあって……そこを自由に泳ぎ回る魚や人魚たちが、本当に綺麗で……」

 

 立香の尾びれをうっとりと見つめるマシュ。焦点が少しぼんやりとしている。

 

「何処までも続く海や空の青も、魚の群れも、嵐の恐ろしさも、作品によって描き方が全く違っていて……本当はどんな風なんだろうと、見るたびにいつも考えていました。……その、だから、つい」

『……そっかあ』

 

 立香は、献血でギリギリこの施設に捻じ込まれた一般枠のマスターだ。それだけが原因というわけではないが、彼女はマシュのルーツをよく知らない。

 年齢は立香より少し下くらいだろう。知識は豊富。立香の知らない神話や歴史、文化についても良く知っている。しかしそこには不思議なほど経験が伴っておらず、聞けば彼女は義務教育も受けずカルデアで生まれ育ったという。……酷い言い方をすれば、『まともではない』育ちだ。キャスターのクー・フーリンが言っていた「魔術師に碌な奴はいない」という言葉の意味を最初に察したのは、もしかするとマシュの出自を少しだけ悟った時だったかも知れない。

 

 ……ああ、やめておこう。哀れむのは筋違いだ。それよりも。

 

『マシュ』

「はい!」

『今度のオフ、ちょっと泳ぎに行こうか。具体的に言うとオケアノス辺りに』 

「えっ」

『昨日ねダ・ヴィンチちゃんに頼んでた酸素ボンベが一次テスト終わったんだって、だからそれ使ってちょっと深くまで行ってみようよ。どうかな?』

 

 深海は神秘的な世界だ。排他的経済水域だの漁業法だのとうるさい昨今で自由に泳いだり潜ったりした経験はさほど多くない立香だが、それでもあの青い世界のすばらしさと恐ろしさは生身の人間より知っている。

 最近は『水着』に霊衣を変換するどころかクラスや宝具までチェンジする強者サーヴァント(何故か女性ばかり)も増えてきたところだし、彼女達に護衛を頼めばより安全だ。

 

 ……姉を名乗る不審者にジョブチェンジした聖女が高確率で手を上げそうだが、そのくらいのリスクは呑み込んでおこう。

 

「――はい、是非!」

 

 ぱあっ、と表情を明るくさせるマシュは今日も可愛い。

 うちの後輩は世界一、なんて何処かで聞いたようなフレーズを頭に浮かべつつ、立香はゆっくりと水槽の中で旋回してみせた。

 

 

 

■メドゥーサとぐだ子(マイルーム水槽設置後)

 

『それ』を見かけたのは偶然だった。

 

「マスター?」

 

 何やら少々不審な様子で厨房に入ろうとしていた背中が、メドゥーサの声に小さく跳ねる。

 

「メドゥーサ? こんばんは、奇遇だね」

「ええ、こんばんは、マスター。水分補給ですか? それとも夜食でしょうか?」

 

 サーヴァントに食事は必要ないが、生身のマスターは三食きちんと食べる必要があるし、水分も十分に摂らなければならない。厨房の守護神もそのあたりのことは理解しているから、そこまでこそこそしなくても多少のつまみ食いは許してくれるだろう。

 

「夜食っていうか……んー、ああ、まあいっか。考えてみればもうコソコソする必要ないんだよね」

 

 ついいつもの癖で、と頭を掻くマスターは、悪戯っぽい笑みを浮かべて厨房に入っていく。なんとなく後に続くと、彼女はマグカップを二つ用意していた。

 

「ホットミルクでも飲む? ブランデーと蜂蜜と、あとシナモンなら入れられるよ」

「いえ、自分でできますので……」

「まあまあ。ちょっとした秘密の共有ってことで。オプションの希望が特にないなら私のおすすめね」

 

 実はマシュともたまにやるんだー。そんな風に笑って、立香は実に手際よく二人分のホットミルクを作って見せた。ブランデーは一たらし、蜂蜜はスプーン一杯。くるくるとかき混ぜて、シナモンはなし。

 

「はい、どうぞ」

「……ありがとうございます」

 

 勢いに乗せられてしまったが、元々甘いものは好きだ。昔は砂糖も蜂蜜も果物もなかなか貴重品で、しかも果物に至っては酸っぱいものが多かった。カルデアに召喚されて驚いたことは幾つかあるが、今の時代の果物の大きさと甘さ、そして甘いものがあまりにも容易く手に入る便利さには本当に仰天したものだ。

 

 ところで。

 

「マスター、それは?」

 

 見れば、マスターは同じホットミルクが入ったマグの他に、水の入ったグラスを持っている。彼女が猫舌だという話は聞いたことがなかったので首を傾げていると、立香は「ちょっと舐めてみる? まだ口つけてないから大丈夫だよ」とそれを差し出してきた。お言葉に甘えてほんの少し、口に含んでみると……。

 

「塩水、ですか?」

「そう。塩分濃度約3.1%。海と大体同じ濃さ」 

 

 ホットミルクで甘やかされた舌には刺さるようなしょっぱさだ。慌ててミルクで口直しをするメドゥーサに、立香は気を悪くした様子も無い。

 

「たまにすっごく飲みたくなるんだ。多分血筋の問題だと思う。うちの母さんも同じことしてたからね」

「……ああ、なるほど」

「あ、一応言っておくけど血圧は大丈夫だよ」

 

 マスター、藤丸立香。彼女はセイレーン、ないしはそれとルーツを同じくする生き物を先祖に持つ。最初期に召喚されたメデューサがそれを知ったのはオケアノス特異点の攻略中だったが、モニター越しに見た彼女の姿にはそれなりに驚いたものだ。かつて聖杯戦争で召喚された記憶を持つためか、神秘の薄れたこの時代に幻想種の末裔と相まみえるとは思っていなかったせいかも知れない。

 

「正体バラす前も隠れてたまに摘まんでたんだよね。だからバレるならエミヤとかだと思ってた。聞いてもいいなら聞きたいんだけど、メドゥーサはどうして今日此処に?」

 

 部屋の外に出ていたのは本当に偶然だった。

 その我侭っぷりや無茶ぶりに散々泣かされつつも愛おしい姉たちが二人ともカルデアに召喚されたのは良かったのだが、たとえサーヴァントという枠組みにはめられても彼女たちの性質は何も変わっていなかった。それはそれでとても喜ばしいのだけれど、連日のように「メドゥーサ」「駄妹」と呼ばれてあれこれこき使われたり、部屋に押し掛けられるのは少しばかり落ち着かない。

 

 今の自分はまだ過程とはいえ、半分化物のようなもの。華奢で美しい姉たちにはどうしても近づき難く思うのだけれど、姉たちはそんな末妹の心境は全く、これっぽっちも慮らない。怖がられるよりずっと良いが、それはそれとして少し、本当に少し、疲れてしまうこともあるのだ。

 

 ……と、愚痴を少しだけ言ったところ、立香は「今日くらい部屋にくる?」と提案してくれた。昼間は殆ど出入り自由になっているマスターのマイルームは連日大人気なのだが、流石に夜は皆自重する(たまに添い寝をたくらむ一部のサーヴァントを除く)。時折彼女の後輩、或いは女性や子供のサーヴァントが泊りがけることがあるのは知っていたが、メドゥーサはその中に入ってはいなかった。

 

「明日は丁度キャスター用の種火が出る日だし、編成について話し合う必要があったってことで。どうかな?」

「それは……正直有難いのですが」

 

 実際、明日の編成でメドゥーサは所謂『スタメン』だ。不自然でないこともないのだが。

 

「流石にご迷惑では……」

「ぜーんぜん。私は水槽で寝るからベッド使っていいよ。マシュが7時に起こしに来るからそのちょっと前に声かけてくれると嬉しいな」

 

 最近寝ぼけてアラーム止めちゃうようになって、と苦笑する立香の表情は穏やかだ。半分本音、半分建前と言ったところだろうか。彼女のこういうちょっとした調子の良さと、それを不快にさせない善意がメドゥーサは嫌いではない。

 

「では、お言葉に甘えて」

 

 サーヴァントに食事は必要ないが、睡眠もまた必要ではない。そうでなくてもメドゥーサは眠りが浅い方で、うっかり生前の悪夢を見てしまうこともある。

 それでも。

 今夜、彼女に勧められた通りベッドに横になれば、何だかそのままよく眠れるような気がする。ホットミルクの後味を噛み締めながら、メドゥーサは小さく微笑んでみせた。

 

 

 

■ラスベガス~水着剣豪七番勝負~(序盤)

 

 アメリカ合衆国ネバダ州にある、ということ自体は知らなくても、ラスベガスという地名は日本人にとってとてもメジャーだ。ニューヨーク、ワシントン、ハワイときたら次くらいにはラスベガスがあがるのではないかと個人的には思っている。異論は勿論認める所存だ。

 

 ラスベガスといえばカジノのイメージが付きまとうが、元々は普通の交通拠点である。文字通り砂漠のオアシスであったこの地はゴールドラッシュの際に鉄道拠点として開発され、その後ベンジャミン・シーゲルという男が建設、その後当人の殺害現場となったことで一躍有名になった『フラミンゴ・ホテル』をきっかけにカジノの一大都市となった。そんな物騒な背景を持つ街ではあるが、アメリカでは屈指の治安の良さを誇るので(日本と比較してはいけない)、観光には寧ろ向いた土地である。

 

 なお、先に述べたベンジャミン・シーゲル。本名はさほど有名ではないが、彼の異名(但し面と向かって呼ぶ者はまずいなかったようだ)である『バグジー』を知っている人は多かろうと思う。かのラッキー・ルチアーノと一緒につるんでいた悪童の一人で、立派なマフィアである。かのムッソリーニに塩対応されたという理由で彼を殺害しようと息巻いていたという逸話が残るほど血の気の多い人物だったようだが……否、これ以上は本編に関係なさすぎるので割愛するとしよう。

 

「つまり何が言いたいかというとですね」

 

 オレンジ色のアロハシャツを羽織ったビキニを纏い、何故か焼いた覚えもないのにこんがり焼けた肌になった藤丸立香が、やや沈痛な面持ちで口を開く。

 

「此処にある水場は全てプール……つまりオアシスから人工的に引いてきて殺菌消毒した水であるわけです。ラスベガスどころかネバダ州全体がめっちゃ内陸だから仕方ないというか当然なんですが」

「は、はい」

「そして私、藤丸立香……水を消毒するカルキの臭いがめっっっっちゃくちゃ苦手なのです」

「なっ」

 

 なんだってえー。

 

 ……と、見ていて煩わしいという理由で感嘆符は全て省いたが、本当なら十も二十も並べて表現すべき絶叫がラスベガス微小特異点に響く。

 

「真水なら全然平気なんだけどあの消毒薬の臭いがホント無理で……子供の頃も学校の水道水全然飲めなくてさ。わざわざ家から一回煮沸して冷ましたの水筒に入れて持っていってたくらいで」

 

 まあ水道水くらいなら今は我慢できるんだけど。と続けてみても我ながら言い訳にしか聞こえない。

 しかしこればかりはパクチーやミントを生理的に嫌う人たちと同じような類のものだ。立香の家族もプール嫌いでないのは父親だけである。

 

「というわけですいません、出かけるのは全然いいんだけどプールで泳ぐのはほんと無理……ごめんホントごめん」

 

 実を言うと、カジノ・キャメロットで水着獅子王と相対した時点で結構我慢の限界だったのだ。マシュや北斎や(自称)伊織の水着は素敵だしバニーの獅子王は意味が分からないながらも綺麗だったが、それはそれ、これはこれである。

 嗅覚は時に視覚・聴覚よりもダイレクトに脳へ影響を与えると言われている。視界に映った水着美女たちが如何に美しくても、押し寄せるカルキ臭には敵わなかった。申し訳ない限りである。

 

「ますたぁ、ますたぁ、すまねえ。おれが勝手に『かじの・きゃめろっと』に乗り込んだりしたから……!」

「ち、違いますよ北斎ちゃん! 落ち込んじゃ駄目です! そもそもこの特異点は私が聖杯でうど、いやあのえっと、違ってですね!」

「ふ、二人とも落ち着いてください! あと伊織さんちょっと不穏なこと言いかけませんでしたか!?」

 

 女三人書いて「姦しい」。まだちょっと気分が悪いマスターとしてはもう少し声を落としてほしい所存だ。慌てて背中をさすってくれる小太郎と、真似しようとしてセクハラを危惧し手を引っ込めたジークフリートが今の癒しである。

 

「いや大袈裟にしてごめん。休めば平気だし近寄らなければ何ともないんだ。あ、剣豪との勝負には必要に応じてマスクしてついていくからそこは安心して」

「マスク!? 水着にマスク!? それは駄目! 断じて許せません! 景観を損ねる!!」

「景観を損ねる!?」

 

 何という言い草だ。流石に一言一句聞き返してしまった立香だが、発言者の伊織(しかし武蔵にしか見えない)は真顔である。

 

「わかってない! 立香は何もわかってない! 夏! 夏なんです今は! 夏といえば水着! 水着といえば夏! 照り返す太陽に零れる肌の雫! 可愛い女の子に男の子! これぞ夏と水着の醍醐味! それを風邪でもないのに顔を隠すなんて観音様への冒涜です!」

「むさ……伊織ちゃんが何言ってんのかマスターちょっとわかんないわ」

 

 そういえば彼女、狂化スキルEXのバーサーカーだった……と、立香は思わず遠い目をする。

 というか発言が完全に『自重を捨てた宮本武蔵』なのだが、これで何故他人と言い張るのか不思議である。此処まで恥じらいを捨てているのに何故他人を名乗る意味があるのか。寧ろ捨てたいから他人を名乗っているのか。

 

「そんなこと言われたってプールのカルキ臭はマジ無理なんだって……む、伊織ちゃん私がマスクしてついていくのと何処かで限界迎えて嘔吐するのとどっちがマシ?」

「美少女はゲロしても美少女だからモーマンタイ!」

「問題ないわけあるかい」

 

 辛うじて残っていた取り繕う気が失せた立香は伊織の秀でた額をぺしりと叩いた。叩かれた側は大仰に痛がっているところ悪いが、顔が笑っている。何ならもう一発やっても喜んでくれそうだ。しないけど。

 

「……謎のお兄さんに頼むかなあ」

 

 思い描くのはマーリン……もとい藍色のシャツが良く似合う(笑顔だけは)爽やかなロン毛の美青年。何やらこの特異点についても意味深に知っている素振りだったが、目的はさておき彼の思惑は自分達をこのトンチキ七回勝負に参加させること。となれば、マスターの体調不良による棄権なんてものは認めない筈だ。

 そして奴は腐っても(死んでいれば)冠位持ちの大魔術師。一時的にでも匂いを誤魔化せる、何かそういう素敵グッズぐらい作れそうなものである。ダ・ヴィンチちゃんに頼んでもいいが、彼女も折角の夏休みなのに煩わせるのは本意ではない。

 

「なるほど、彼に……分かりました。ではその件は私、宮本伊織にお任せを!」

 

 何故か胸を張って(伝手があるのだろうか)応えてくれた伊織に是と言えば、彼女はその場で飛び出し何処かへ去っていき……三十分後、何処かで見た淡い紫色の花でできたレイ(ハワイなどでよく見かける首飾りみたいなアレ)を差し出してきた。

 つけて見ればあら不思議、甘いお花の匂いしか感じない。

 

「うーん流石。出どころを隠す気がないことも含めてさっすが」

「先輩、どうにかなりそうですか?」

「これがプールでも続くならいけると思う。フォウ君がめっちゃ嫌がってるのと何処からかブラダマンテが飛んできそうなことを除けばパーフェクトかな」

 

 ちなみに今名前を出された白い獣は、部屋のギリギリまで後ずさって「フォウ! フォーウ!」と此方を威嚇している。時折「マーリン」とか「シスベシ」とか聞こえてくるが、いやいやまさか、あの可愛い生き物がそんな物騒なことを言うはずがない。

 

「よーし、それじゃあ皆さんお手数かけました。これより水着剣豪七番勝負、本格参戦開始します。遊びも忘れず楽しくいきましょう!」

「おー!」

「おおーっ!」

「フォーウ!」

 

 ちなみにブラダマンテは部屋を出た数秒後に何処からか飛んでくると、立香の首筋に顔を突っ込もうとしてマシュに(間違いではない)張り倒されていた。マシュは無意識だったと涙目で謝罪していたが、これについては謝らなくていいんじゃないかな、と立香はちょっと思っている。




もし需要があれば②以降も(思いつき次第)続きます。
需要がなければいつの間にか①が消えます。

【追記】
クソかまってちゃんコメント大変失礼いたしました。皆様お優しいコメントありがとうございます。
ネタを書き溜められたらまた随時あげますので良かったら見てもらえると嬉しいです。あと消しません。

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