キャラを崩壊させただけでストーリーは原作まんまです。

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キャラの喋り方を変えただけでストーリー自体は原作まんまです。
なので一旦短編小説として1話だけ投稿し、もし需要がありそうなら連載にしたいと思います。


チャラ男っぽい喋り方の義勇さんとギャルっぽい喋り方のしのぶさん

「─────よく頑張って戻ったね。」

 

那田蜘蛛山から戻って来たのであろう、ゼエゼエと息を切らす鎹烏に、お館様は慈しむような手つきを添え、優しく撫でる。

 

「私の剣士(こども)達はほとんどやられてしまったのか…そこには十二鬼月が居るかもしれない。

────柱を行かせなくてはならないようだ。」

 

現当主・産屋敷耀哉の采配。それはいつだって物事をいい方向へと導いてきた、信頼できる「お言葉」だ。彼がそうしろと指示したのなら、それに従った方が賢い選択だろう。

 

「義勇……しのぶ。」

「「──御意。」」

 

隊を支える九つの柱。その内の2名が、魔境・那田蜘蛛山へと行くことが決定された。

 

 

 

 

 

「えていうかさ、鬼とウチらが仲良くすりゃ戦う必要なくね?冨っちもそう思わね?」

「いや〜〜〜無理無理、あいつらが俺らパックンチョする限りそれ絶対無理だから」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「禰豆子……禰豆子……!」

 

地を這いながら、倒れている妹のもとへ向かう。

ヒノカミ神楽の技で窮地を脱したのは良いが、その代償は大きかったようだ。徐々に視界が狭まり、耳鳴りも酷い。体中に激痛が走っている。彼──竈門炭治郎が重傷なのは、素人が見てもわかる。

 

「!?」

(──血の匂いが濃くなった……そう言えばあの灰のような匂いがしていなかった…!まさか!!」

 

「望みが絶たれた」と書いて絶望。

ボロボロの彼をさらに追い込むように、絶望が襲う。

 

「僕に勝ったと思ったの?可哀想に。哀れな妄想して幸せだった?」

「僕は自分の糸で首を斬ったんだよ。お前に首を斬られるより先に。」

 

首を撥ねたはずの鬼は、地に伏せる炭治郎に憤怒の感情を抱いて歩を進める。止めを刺そうと一歩一歩、確実に。

 

「血鬼術────【殺目籠】」

 

炭治郎の身体を切り刻んと近付く血鬼術による無数の糸。

 

(呼吸を乱すな……!焦るな……!!)

 

しかしそう己を鼓舞しても、疲労が溜まりに溜まった体は動かない。

今度こそ己の死を覚悟────…した、次の瞬間の事だった。

炭治郎の身体に迫っていた糸が、ぱらぱらと散ったのだ。

それに気付いた炭治郎が面を上げると、1人の隊士が立っていた。

 

(誰だ…?善逸か……?)

「俺っちが来るまでマジ頑張ったね、後は任せておいて?☆」

 

男は炭治郎に軽くウィンクをして、そう言った。

 

(次から次に!!僕の邪魔をする屑共がァ……ッ!)

 

「血鬼術────【刻糸輪転】!」

 

自らに迫ってくる累の大技にも、義勇はその軽い「ノリ」を崩さない。

 

「全集中・水の呼吸────拾壱ノ型────【凪】」

 

ノリは崩さないが、柱の称号は伊達ではない。

義勇の間合いに糸が入った瞬間、一本残らず糸がばらける。

累は驚愕が隠せないようだ。当然だろう。

自分の大技を難なく対処された上に、気付かぬ内に首まで斬られていたのだから。

 

「じゃ、ばいばい☆」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「!!────鬼!?」

 

村田が姉役の鬼を視認したその瞬間、姉鬼は手から放出させた糸で山中に居た村田を繭状に包む。

村田はなんとか切ろうと中でもがくが、胎動のように繭が揺れるだけで全く切れない。

 

「無駄よ、切れやしない。あたしの糸束は『柔らかいけど硬い』………。まず溶解液が服を溶かす。それからアンタの番よ。すぐドロドロになって私の食事になる────」

「へぇ──マジヤバァッ!!それ手から出してるわけぇ?」

「ッ!?」

 

気がつくと彼女は背後に居た。

 

「はんばんこ〜〜〜今日マジで月綺麗よね〜〜〜」

 

口調は軽いが、どこか不気味さを彼女に感じた。

すぐに距離を取って繭の糸を手から放出するが、彼女は蝶のように舞い全く糸に触れずにそれらを避け、距離を詰める。

 

「うちと仲良くするつもりは──── 無いって事でおけ?

「ッ!!────ま、待って!!私は従わされてるだけなの!逆らったらバラバラにされる!」

 

不気味さと底知れぬ恐怖にゾッとした姉鬼は、すぐに被害者の面を被る事にした。

 

「!…それマジィ?めっちゃ可哀想じゃ〜ん、助けてあげるからさァ、うちと仲良くしよ?

────でも、仲良くなる前に聞きたいことあんだよね〜〜〜」

「!?…聞きたい事…?」

「今まで何人食って来たの〜〜〜?」

「……………5人……でも、命令されて

「あ〜〜〜〜そんな下手なウソ付かなくてもいいよ〜〜うち分かっちゃってるから。80人ぐらいっしょ?

ウチ西の方から来たんだけどさァ、めっちゃ繭が下がってて中のヤツみんな死んでたの。んで繭の数数えたら14個だったのね?

『14人死んでる』の。」「あ、ウチ怒ってるわけじゃなくてぇ、正確な数を知りたいんだよね。」

「…知って………どうするのよ…?」

「ウチが殺された人数分アンタのことボコボコにすっからさあ、それに耐えたらうちと友達になろ?つまりゴーモン!アンタ鬼だから途中で死んだりしないっしょ?」

 

軽い口調で綴られたのは、拷問の提示。当然そんな事受け入られるはずがない。

 

「冗談じゃないわよこのクソ女ァ────

 

蟲の呼吸────蝶ノ舞────【戯れ】

 

…アッ……!?」

 

姉鬼の叫びと共に行われる筈だった糸の攻撃は、しのぶの剣技による刺突で遮られた。

仲良くできないとわかったならもう会話はする必要はないという判断の元の無慈悲な行動である。口調は軽いが、鬼に対する憎しみなどは失っていないようだ。

 

(!!…………?…首が切られて無い……?)

 

瞬間、姉鬼は確信する。しのぶが鬼の首を切れないこと、そして自分がこいつに勝てるということを。

そして殺そうと歩を進める───が、次第に自分の異変に気付く。

 

「!!!がッ………あぁあああああ………!が あ ぁあ ああ」

「切られてないからって油断しちゃダメだって〜〜〜。ウチみたいに毒使うヤツもいんだから☆」

 

 

 

 

 

「……あ、もう逝っちゃってるから聴こえてなかったわ。うっかり☆」

 

素早く村田のところに距離を詰め、連続の刺突により繭の糸がばらける。

既に服が完全に溶けていて、救出時には全裸になってしまっている。

 

「ヒッ!」

「いやいやそんな急いで隠してもそもそも見ねーから。」

「あっ……はい…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「冨っち〜〜〜〜〜鬼と仲良くできねえって言ってた癖になんで庇うわけ?だからみんなから嫌われんじゃねえの?」

「は!?いやいや俺嫌われてねえから」




オチが弱すぎて草生えない

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