作者の気の迷いによって生み出されたカオス短編です。


あまり細かいところとか気にしないでください……。

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気の迷いです。


ええ、これは気の迷いですから。


サウザーは世紀末聖帝であるッ!

 

 起立、礼、拝。

 

 

 そして、着席。

 

 1つ朝のHRに入るまでに不思議な行動が含まれたが、これでいい。

 

 それは彼らが過ごしている『香川県立中野中学校』に限った事ではなく、四国の学校で神樹様への拝を行わない学校は無い。仮に面倒くさがるような不敬な者がいれば、間違いなく聖帝十字陵の頂点で礎にされてしまうだろう。

 

 

 というのもいろいろな事情があって、四国以外の全ての大地が致死性のウイルスによって汚染されてしまったのだ。

 

 

 地は裂け海は枯れ、あらゆる生命体が絶滅してしまったかに見えた……。

 しかし! 人類は滅びてはいなかった!! 

 

 

 日本の、それも四国という土地だけが滅びを避けることが出来たのだ。

 なぜ四国だけが生き残っているのかといえば、それは土地神様の集合体である神樹様が聖なる結界を張り巡らせているからである。

 

 なぜ四国だけ、とかそういう細かい事は知らんッ! 詳しくはググるが良いだろう!! 

 

 

 

 ただ、それが終わればあとは普通の学校生活が始まる。

 

 正直、神樹様が護ってくれたと言われてもピンと来ないのは分かるが、基本的にそれは事実である。ただ、なぜ日本の四国だけが救われたのかは全くの不明だが、そんな事はどうでもいい! 

 

 

「フハハハハハ!!! ビバ!!! 神世紀!!!」

 

「騒がしい!! 少しはじっとしていられんのかッ!!」

 

「フフフ……、レイよ。今日こそ貴様よりも私の方が美しい事を証明してやる……!」

 

「いつも言ってるが、正直興味無いんだが……」

 

 号令が終わった途端にうるさくなる生徒が大抵の学校には居る事と思う。その筆頭格であるサウザーはクソデカな雄叫びを上げる。窓際の彼の近くの席の生徒は、心底うるさそうな顔をしている。

 その近くの席、というか隣の席の主であるシンはそのままサウザーを窓の外へと蹴り飛ばす。

 

 少し離れた所では、これまたいつも通りにレイとユダが夫婦漫才に花を咲かせる。レイユダ……良いよね……! 遠くの席から二人を眺める腐った目線に二人は気付かない。

 

 

 そう、この男達にとってはそのような些事、全く気にする事ではないのだ!! 

 

 

 


 

 

 香川県立中野中学校種籾部。

 

 

 それがサウザー達4人が所属する部活……? 部活だ。

 最早名前だけでは何をする部活なのかは全く分からないが、普段から行っている活動内容を掻い摘んで説明すれば、

 

 ・学校周辺の治安維持

 ・暴徒の鎮圧

 ・幼稚園、保育園で聖帝軍のプロパガンダ工作演劇

 ・井戸掘り

 ・水の確保

 

 ──など、多岐に及ぶ。

 

 様々な活動を行って地域との関係を深いものとする、というのがコンセプトであるが、暴徒の鎮圧とか読んで字のごとく危険なことを行っているので、今年の新入部員はゼロである。

 

 一応、インターネットで仕事を募集していたりもするが、大概畑作りとかそういった力仕事だったり、いつも通り暴徒の鎮圧だったりするので、活用する人間はそう多くはない。

 

「では、今日はこれからの活動の予定を決めようと思う」

 

 一応部としての体裁を保つため、会議のようなものも定期的に執り行ってはいる。1ヶ月に1度、月末頃に開催するが大体は気まぐれだ。なんせ部に 室に4人も集まる事が当然という訳では無いから。

 たまたま今日は件の四人が部室に集まっているからと、レイが司会進行を行う。というか、レイ以外が基本、校則すらまともに守らない程の不真面目なチンピラなので必然的にレイがやるしかない。

 

 よってレイは現在、胃痛に悩まされているが、それはそれ。

 

 

「我々はこれまで……、これまで……。何をしていたのかよく分からないが、今月からはもう少し地域の役に立つ活動をしたいと俺は思っている。みんなはどうだろうか?」

 

 活動報告から入ろうとしたレイだったが、今月何かをしたというよう記憶が無いためなぁなぁで済ませてしまった。きっと今月は部員の集まりが悪かったのだろう、そういう事にしておきたい。

 

 

 そんなレイの生真面目な問いに大して、

 

「フン! 力を持たぬ奴らに、なぜ私達が手を貸さねばならん!」

 と執念を取り扱った小説を読みながら答えるシン。ちょくちょく独りでにククク……、とか笑い出すので心底気持ちが悪い。ただこの中ではレイに次いで会話が成立する数少ない常識人だ。

 

「私の美しさは……誰にも劣ることはない……!」

 ヒビの入った鏡の前で一張羅を残し、全裸でポージングを取り続けるユダ。fufu……話を聞いていません……。こいつは1度自分の世界に足を踏み入れるとしばらくは帰ってこない、何も話を聞かない、無能。

 

「それならば……、チュ~~ッンハァッ……。俺の聖帝十字陵を……チュ~~~ンフゥ……。作る栄誉を……チュ~~チュ~~~フハァ……」

 

 僅かも吸えていないいちごシェイクを両手で必死に掴みながらサウザー。こちらはユダと違って、一応話を聞いているだけユダよりかは幾分かマシだろう。ただユダの方が話を聞かない事が多いだけで十分サウザーも聞く耳を持たない。結局はどんぐりの背比べ、五十歩百歩なのだ。

 

 

 こんな調子でまとまりが無いのが種籾部の平常運転である。今日こそはと意気込んでいたレイだったが、真面目にやっているのがとうとうバカバカしくなってしまったので、諦めて自らの武術に更なる磨きをかけるために瞑想を始める。

 

 そうしてから、僅か3分後。

 

 

 

 突然、スマートフォンからけたたましくサイレンが鳴り響く。

 

「ムッ!」

 

「今回は遅かったな……、ククク……」

 

「ようやく来たか……フフッ」

 

「悪の権化……バーテックス……」

 

 机上に置かれている4人のスマホがバイブレーション。そして、聴く人にとっては不快感をも感じるサイレンと共に画面がパッと明るくなる。

 

 

 4人がスマホの画面を覗けばそこには──

 

 

 

樹 海 化 警 報

FORESTIZE WARNING

 

 

 

 

 悪夢は、これから始まる……。

 

 

 

 


 

 

 

「フフハハハハハ!!! この聖帝サウザーが異形の怪物ごときに遅れをとるものか!!!」

 

 

 一応、三体のバーテックスに一斉攻撃を仕掛けられたのだが、そこは南斗六聖拳が内の4つが揃っているのだ。万に一つも負ける可能性などは無かった。

 ただ、いかにもサウザーが滅ぼしたように聞こえるが、実際のところほとんどの場面で奴は後衛である。

 

 

「いつも通りサウザーは援護! シン、ユダと俺が前に出る!」

 

「レイ!? 貴様、またもこの俺を後衛だと……ッ!?」

 

 サウザーは1人置いていかれてご立腹の御様子だが、この中で一番飛び道具を持っているのは以外にもサウザー。これは作戦上仕方の無い事なのだ。いわゆるコラテラル・ダメージという奴だ。

 

 それにサウザーは前線にやたらと出たがる。確かに上手く行けば被弾はゼロで済むしサウザーの火力はバカにならない程に高い。しかし乱戦になってしまうと一変。ヤツのバリアは紙っぺら同然だから、数回攻撃を受けただけで『天空の鳳凰は落ちぬッ!!』とか言い出す始末。

 なんで聖帝様そんなすぐ死んでしまうん……? 

 

 何も考えていないサウザーの文句が後ろから飛んでくるが、徹底的に無視し続ける三人。

 

 

「今回の敵は三体か……」

 

 レイの目には三体のバーテックスが見える。

 

 いかにも硬そうな装甲を持った鈍足な奴、キャンサー。

 先端に極太の針を有した長い尾を持つ奴、スコーピオン。

 そしてデカい口を空けたままにしている奴、サジタリウス。

 

 どう相手どろうか考えるレイだが、自分たちが連携など微塵も出来ないのを知っている。レイが他に合わせるならまだしも、息を合わせて攻撃をする事など彼らがするはずがないからだ。

 となれば、せめて相手をして欲しい奴を押し付けて自分はさっさと敵を狩り殺すしかない。

 

「シン! お前は一番前の奴だ!」

 

「レイ……ッ! 俺様を見下すことは許さんッ!!」

 

 上から目線で命令されたシンはたちまちご立腹。いまにも殴りかかってきそうな勢いでレイを睨んでいるが、当のレイはさっさと無視。

 

 そして、レイの少し後ろを走って着いてきているユダに大して、

 

「ユダ! お前は一番奥のデカい口の奴だ!」

 

「フッ、……いいだろう。この戦いで、お前よりも強く美しい事を証明してやるわァッ!!」

 

 レイはユダを上手く乗らせることに成功した。というか勝手に乗った。なんだかんだレイが何か言えば大体従ってくれるのがユダだ、俗に言うツンデレともいえよう。なおシンならまだしも、サウザーの言うことは微塵も聞かない。あと自己暗示を掛けている時も同じく何も聞こえていない。

 

 サウザーの遥か前を走る3人はレイの指示の元、途中でそれぞれの敵の元へとガンダで向かい始める。不思議とシンも文句を言ってはいたが、キャンサーへと体を向けている。彼も彼でキャンサーを相手するのは何となく相性が良い、とか思っていたりするのだろうか。

 ──なんて考えてはみたが基本的に自らの欲望とクラスメイトのユリアの事しか考えていない脳無しなので、そんな事は無いだろうとレイは思考をやめた。

 

 と、ここでデカい口のバーテックス──サジタリウスが口から多数の矢を発射しているのを目撃する。

 

 前衛の三人は当然、自らの拳の射程距離に入らなければ役目を果たすことは出来ない。

 レイは自衛のためにハイジャンプで空へ華麗に舞った後に南斗狂鶴翔舞の構えを取る。シンは同じく自衛、更に攻撃に転じようという小さな欲望の為、走りながら右手を逆手に構えている。

 

「南斗狂鶴翔舞ッ!」

 

 美しく空を舞うレイ。射掛けられた数多の矢を身体に纏った真空波で全て防ぎ切り、攻撃の波が弱まったところでそのまま反撃へ転じる。

 

「喰らえぇい!」

 

 太い闘気の刃を反撃に飛ばして、そのままに羽ばたくように距離を詰める。

 

 一方シンの方も、

 

「南斗迫破斬ッ!!」

 

 渾身の力が込められた逆手で振り抜かれた右腕が、ムチがしなるように空を切る。迫破斬の衝撃波により射掛けられた矢は、その勢いがさらに強められて射手の方へと打ち返された。

 

「フハハハハッッ!!!」

 

 サジタリウスに突き刺さる蒼い闘気の刃と、紫のオーラが加わり威力が増して跳ね返されたサジタリウスの矢。防御体勢など取ることもなく全ての攻撃をそのデカいヒットボックスで優しく包み込んだ奴はたちまち仰け反る。

 これにはシンも思わず高笑い。

 

 

 

 さて、一方ユダの方には一本たりとも射掛けられなかった、どうやら迅速な間合い詰めが功を奏して距離が近すぎたらしい。そんな訳で仰け反ったサジタリウスを見、好機とばかりに攻撃を仕掛ける。

 

「フ、フフ……。喰らえィ! 『伝衝裂波』ッ!!」

 

 素早い構えから放たれた高速の紅い斬撃、素早さの『す』の字も無いような鈍足のサジタリウスでは当然避けれるハズもなく。

 

「ヒャハハハハ!!! 面白いように切れるぞ!!」

 

 南斗紅鶴拳は圧倒的な攻撃の速さと、それにより放たれる密度のある衝撃波が特徴の拳。紅の嵐がその身体を襲い続けている間も、サジタリウスが進行を止めること無い。

 それがユダの狙い目でも有る事を、サジタリウスが当然知ることは無い。

 

 南斗紅鶴拳の中でも伝衝裂波、この技は相手との距離が近くなるほど威力も増し増しになっていくというモノ。当然だろう、波というものは距離が開けば開くほど、弱いものへと変わっていく。

 

 意志と関係なく進み続けなければならないバーテックスにとって、こういう相手は心底辛いことだろうが、当のユダは返り血……のような、切り刻まれる度に流れ出す変な液体を被りながらいたぶり続けて──

 

 

 ──サジタリウスは、折れた。

 

 

 口の真ん中から大きく裂け地表へと落下していくサジタリウスの下半分。奇しくもそれはユダを狙い澄ましたかのように。巨大なサジタリウスの下半分が落ちてくるのに対し、ユダは右手の人差し指だけを空に掲げ。

 

「フン……。やはり、醜いな」

 

 そしてそのまま。

 

 ──地面へと振り抜いた。

 

 

 

 下半分はそのままパックリ縦に両断され、ユダの左右にそれぞれ落ちていくが……。これまた不思議な事に、ユダの正面側からではなくその反対側から裂けていったのだった。

 

 上半分も間もなく落下し、ヤツを構成するコアである御霊が高速で飛び回っている。時間が経てばこの樹海もタダでは済まないが、如何せん素早い動きだ。並の攻撃ではかすりもしないだろうが。

 

「南斗紅鶴拳奥義ッ!!」

 

 ──速さを司るのはこの南斗紅鶴拳、捉えられないモノは無い。

 

「──血粧嘴!!」

 

 御霊はたった一本の衝撃波によって捕捉され、切り揉み回転して紅い弾丸と化したユダにより粉々に砕かれたのだった。

 

 

 


 

 

 場面は戻ってシン。

 

 相対するはキャンサー。

 

 

 正面に見据える巨大な装甲を破れるのは、確かにシンかサウザーしか居ないだろうがそのサウザーは後ろに下がっている。

 ──というか、随分高い場所から南斗爆星波は延々と打ち続けているのだが、距離の関係上威力は減衰しスピードもお世辞にも速いとは言えない。

 

 ただそれでも樹海がボコボコのクレーターに変化する程の威力は持ち続けているから、撃つ意味があるのだろう。

 

 

 その件の爆星波も先程からキャンサーやらスコーピオンやらに直撃しているが、スコーピオンはともかくキャンサーは物ともしない様子。

 

 さてシン、これからどうす──

 

「南斗獄屠拳ッ!!」

 

 突如として放たれる南斗獄屠拳(5クト拳)。命中率は75%、リバサ刹活孔すらすり抜けてガー不。なお相手は死ぬ。

 

 だが厚く固められている正面装甲を破るには至らなかったものの、僅か一発の攻撃でヒビを入れた火力、やはり凄まじい。

 それならば、と。

 

 シンはまたもキャンサーに向かって走り出す。次なる攻撃の手は如何な──

 

「ウリェェェェェヤァァァァッ!!!」

 

 突如として放たれる南斗雷震掌(5様ゲイザー)。画面を見なくても当たる、オーラガード不可。これもやはり相手は死ぬ。

 

 樹海の大地へと力強く掌を突き刺したかと思えば、シンの持つ紫の闘気と樹海に流れるアレなエネルギーが混ざりあって活性化。大きな爆発力を孕んだ衝撃波が生まれる。

 

 キャンサーの前面装甲も強大なものであったが、5クト拳でヒビが入ってしまう程の強度で5様ゲイザーまでも防ぎきれるとは考えづらく。

 

 程なくして難攻不落かと思われた大殻は脆くも崩れ去った

 

 ──のを、欲望まみれのシンが見逃すハズは当然無い。

 

「フハハハハッ!!! 南斗千手斬!!!」

 

 強烈な突きの連打で殻を失ったキャンサーはボコボコに穴を空けられた末に──

 

「終いだァッ!! 南斗翔鷲屠脚!!」

 

 

 ──シンは一撃をスカった。

 

 

 

 

 

 

「何遊んでいるんだアイツは……」

 

 レイは独りごちる、あらぬ方向に蹴りを放っているシンがその目には映っていた。

 

「えぇい! フゥゥァァッ!!」

 

 しかし、長い時間そんな事に気を割いている暇は残念ながらレイには無かった。

 このスコーピオンとやら、他の2体に比べて圧倒的に強い。地対空にしろ空対空にしろあのバカでかい尻尾が邪魔になり、さらに先端にはバカでかい針と来た。

 そして尾っぽの根元には毒々しい紫の色した液体が貯められているのをみるに、やはりスコーピオンの名前に違わず毒を持っていると思った方が良いだろう。

 

 何か打開策は……、と回避行動を取りながら考えているレイだったが──

 

「何を遊んでいるのだレイ!! このオレを後ろに下げておきながらその体たらくかッ!!」

 

「なッ!? サウザー何故出て来た!」

 

「貴様が苦戦しているからであろうが!! コイツはこの聖帝サウザーが蹴散らす!!」

 

 まさかのサウザー参戦、やわらか聖帝は空を舞い爆星波をバラ撒きながら徐々に距離を詰めていたらしい。が、爆星波を撃ちながら少しずつ距離を縮めて来ていたサウザーを想像して、気持ちが悪くなってしまったレイ。

 

「往くぞ下郎めが!! 鳳凰呼闘塊天ッ!!」

 

 南斗鳳凰拳、鳳凰呼闘塊天により、サウザーの身体はみるみるうちに光り輝き始めた。

 そして次の瞬間には

 

「フハハッ! フハハッ! フハハッ! フハハッ! フハハッ! フハハッ!」

 

 スコーピオンに高速で槍を投げつけていた。一本一本が尻尾を構成している球体に見事に命中、その後に小さな爆発まで起こしている。

 レイもこの機に乗じて流星パンチからブーンループへ繋げてスコーピオンの身体を徐々に削り取っていく。

 

 しかし、スコーピオンもタダではやられまいとまずは地面で槍を投げつけてくる金髪の坊主を蹴散らさんと、突き刺さった槍だらけの尻尾を振るう。

 

「フハハッ! そんな見え見えの攻撃にこの聖帝サウザーが当たるわ──」

 

 断末魔を上げながら空中に吹き飛ばされるサウザー。やはり「天空の鳳凰は落ちぬッ!」とか言っているので、一撃で大分深手を負わされたらしい。

 しかしサウザーもそのまま空中から反撃姿勢へ、繰り出す技はもちろん

 

「帝王に逃走はないのだッ……!! 彷翔十字鳳ッ!!」

 

 全身に黄金の闘気を纏ったサウザーが、落下エネルギーやら何やらを引っ括めた超加速でスコーピオンへ突っ込んでいき──、見事に貫通した。

 

 大穴が開けられたスコーピオンは地に臥せてしまい、もはやこれまで。

 

 最後は美しく羽ばたいたレイの一撃を受け──

 

「飛翔白麗ッ!!」

 

 ──その身を花へと変えた。

 

 

 


 

 

 

 戦いが終わって元の世界に帰ってくると、そこは校庭の隅っこに造り上げられた聖帝十字陵のてっぺんだった。

 

 被害を受けたはずのサウザーも不思議とピンピンしてお──いや、絆創膏とか体中に貼り付けて強がっているだけだった。他の3人は被害という被害は無く、あるとすればサジタリウスの矢の雨だろうか。

 

「ほらサウザー、保健室行くぞ」

 

「フ、フフフ……。こ、この程度で、聖帝サウザーは倒れぬ……」

 

「見ていたかレイよ、この俺が美しく敵を粉々にしたのを!!!」

 

「すまんユダ見る気が無かった」

 

 

 

 これからも平和は、彼らによって守られていくのだろう!!! 

 

 

 

 

 

 

 




感想とかで続き求められたら、もしかしたらやるかも知れません。


気の迷いで。

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