よく寝た。あたしにしては遅寝になっちゃったかな?
、、、、、また今日が始まっちゃったんだよね。あの部屋はもう嫌だよ。
あれ?今どうなってるんだっけ?今基地にいるよね?でもあたしはもう自由になって、、、、
あ。俺は何を言っていたんだ。今、誰かに乗っ取られていたな。
さて、起き上がって、って起き上がれない!?
懐を見てみれば鎖でがんじがらめにされていた。
「起きたか、化け物。」
「たた、隊長!?」
「お前のような奴に隊長呼ばわりされるような顔は持ってないんだがな。」
嘘だろ......?起きたらこの仕打ちはないだろう。多分間違いなく俺の姿が変わって身元不明の女の子になってるのが原因だろう。どうする?さすがに人権は尊重されるだろう、いや、この光る髪を見ればアニマだと間違いなく思われる。そうすれば敵国のアニマ扱いされることは想像に難くない。オードリクセン隊長の拷問は見たことがないが拷問された捕虜の声は聞いたことがある。それはそれはとんでもない声を上げていた。どうする!?どうすれば俺だと信じてもらえるッ!?
「話を聞いているのかッ!?」
「ヒィィィッ!?」
どうやら考えているうちに何か話が進んでいたようだ。なにか、何か答えなければ。
「な、何の話をしていたんです?」
「黙れや!このスパイ!いっぺん往生するか?アアッ!?」
......あの鬼瓦のような猛烈な怒顔でにどやされることだけは確かだ。ここはどうにかして何の話をしていたのか確かめなければ。
「ええっ!?そんなこと言われても困りますよ!?」
「何が困るってんだ。」
低い声でうなるような声をひりだす。ヤバい、この受け答えはまずかったか?
「いやー本日はお日柄もよく、集まってくださった皆様には大変お世話になっております。」
「何の話だ。」
「あっ!あそこにザイの大群が!」
「なんだって!?」
よし!今のうちに逃げてしまえ!
しかし俺は自分ががんじがらめに束縛されていることを思い出す。何とかもがいてほどこうとするが悲しいかな、金属がこすれるばかりで一向にほどける気配がしない。
「仮にもお前軍人だろ?そんな方法で逃げられると思っているのかよ。」
「い”や”あ”あ”あああ!!!人体実験はいやだー!!!シニタクナアアアアイ!人体実.....へ?
いま、あたしの事、軍人って.....?
「何の話をしているんだ明日架橋。」
えっ!?隊長は俺の事が誰だかわかっているのか!?それじゃ俺の今までの醜態何だったんだ。なんかちょっと恥ずかしくなってきたぞ。
「一応話を最初から聞いてなかったようだから言うが、食事はいるかと聞いただけだぞ?」
「じゃあなんでこんな椅子に縛り付けるような真似を?」
「そこなんだが......実はお前がアメリカ軍が失ったアニマ、ライノにそっくりなんだ。」「俺が?」「そうだ。」
「えっと、、、つまりあたし、引き渡されちゃう感じですか?」「そういうことになるな。」
「やめてくれ!!アメリカだろ!?エイリアンを人体実験しちゃうところだろ!?死にたくないからな?あたし童貞のままとかいやだからな!?」「お前童貞だったのか。しかも一人称がアタシ、になってるからな。どう見たってその姿に引っ張られてるだろ。とにかく俺たちはこの事態を良しとしない。戦友であり自分から任務にその身をささげたお前をみすみすアメリカに引き渡すわけにはいかないさ。脱出の準備ができてる。向かう先は日本、独飛だ、そこに俺の日本の友人がいるんだ。そいつがお前を開発したことにする。そうしなきゃどこに向かってもお前がつかまる予想しか立てられなかった。みんなはお前が誰か知らない。俺の独断でやろうとしてるんだ。予定は明日。その時計画は知らせる。」
「ありがとうございます。隊長。あと、」
「なんだ?」
「なんで俺が明日だとわかったですか?」
「...............お前の寝言はいつもうるさい上に根に持つことが小さいんだよ。ちょっと脅かした事とかちょっと本を借りてただけで怒ることじゃないだろ?」
「うっさいっし!あたしの思い出の本なんだよ!?ロイヤリティあふれるものなんだけどな~?あたしが怒らないと思ったら大間違いなんだよ!」
「引っ張られてる引っ張られてる。」