オーダー、アバウト、ガーリーエアフォース   作:弧蒼 ソタ

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身体が変わっても

やっと隊長が来てくれた。長いよ。

アタシロンリーガール状態だったんだよ!

あ、とうとう意識と一人称が一致しなくなった。

 

「遅れたな、俺が来るまでいろいろあったらしいな。お疲れさん。取り合えずこれのめ、鎮静剤のさらに劇薬版だ。」

「さらっと動物扱いになりましたね。」

「アニマなんだからモノ扱いされないだけましだ。」

「それでちょっと聞きたいことがあるんだ。そのね、、、、、トイレってどうするの?」

「どうって、、、、、、座ってするしかないだろ。」

 

やっぱりかぁ。俺いま女の子だもんな。さっき触ったけどツルツルだったし、無いし、穴しかないし。何処がとは言わないけど。

もうちょっと胸あったほうがよかった!!

ん、なんか自分で言っててイライラしてきた。ライノからすれば酷評されてるんだから当然か。感度は良かった!あ、やばい。余計怒らせた。

とりあえず隊長の監視のもと、トイレに俺は向かう。俺は今この隊での最重要人物なので特別に隊長は女子トイレの個室の前で待ってもらい用をすます。あ、気持ちいい。いや、そんなこと言ってる場合じゃないけど、解放感と言うか、、、、、はい、変態ですね。

「トイレは済んだな?」「ええ、とりあえず残尿感はありませんでした。」

トイレの前で待っていた隊長に声をかけ、俺たちは船へ向かう車があるガレージへと向かう。

ガレージでは警察用の囚人を収容するような鉄格子入りのバスが停車していた。

背中を押されながらあたしは車に乗り込んで顔を見た覚えがない軍人たちがこちらを監視するような向きで乗り込んでバスが発車した。あたしの苦手な部類の沈黙が車内に充満しているなか、何事もなく湾港に到着した。

そのまま隊長とともに押し込まれるようにタンカー船へと押し込まれた。あたしたちが押し込まれた部屋は鉄の雰囲気を”生かした”、”湿度を保てる”部屋で二段ベッドと机がある(おまけとばかりに大量の日記帳がついている)。えーっと、、、、、あははは、これは笑うしかないね、いつも笑う事でしか解決できなくてワンパターンだけどこれは怒っても嘆いても解決しそうにない。とりあえず、隊長と一緒に待遇を掛け合ってみようかな。

 

 

「ふんぬー!92回!にぃやぁー!93回!」

拝啓、お父様、お母さま。(顔も知らんけど。)あたしはいまパイロットをやっていて実験に協力したらなぜか女の子になってしまい、わけあって船で日本へと出荷されています。

「ねこぉぉぉぉ!100ッ回!」

え?さっきから何をやっているのかって?懸垂してるの。

この体になってから、筋肉や体重の付き方が変わってしまったので格闘戦が全くできなくなっちゃったんだよねぇ。あたしはかまわないんだけどなんか俺としては落ち着かない。

とにかく戦いの基本は体から。香港にいた頃のオードリクセンじゃない方の隊長の座右の銘だった。

何度も何度も教えられた。その習慣は今の体になっても身についているよ。隊長。

 




フィー。疲れた疲れた。親の趣味に付き合うのも楽じゃない。
とにかく疲れたので短編になります。

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