Vtuberの中の人!@ゲーム実況編   作:茶鹿秀太

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あなたに誇れる私でありたい

不動 瀬都那(ふどう せつな)がラインを見たのは、朝5時のことだった。

 

「……南森ちゃん……?」

 

不動は、南森と定期的にラインで話す仲になった。

 

昔なら想像つかない自分に驚いた。

 

昔なら、曲を作って、ライブを繰り返して、一回助けた彼女との関わりを深めようと思わなかっただろう。

 

それでも彼女と関わり続けようとしているのは、……。

 

「……MV?」

 

眠たい目が徐々に、背筋の冷えと一緒に覚醒してきた。

 

「Vtuber!? 南森ちゃんが!?」

 

ベッドから飛び出し、顔を洗って、ペットボトルの水を冷蔵庫から取り出して、文面を読み返す。

 

「Vtuberデビュー……今日、生放送でMV撮影!? 何考えて……」

 

スクロールをすると、目に入ってくる文面が、不動の心に入ってくる。

 

『今日、撮影があるんです! ぜひ見に来てください! 不動さんに、今の私を見せたいです!』

 

「……、……、……。っ、ごめん……」

 

反射的に、『今日は他県に移動する用事があるからいけないけれど、生放送必ず見るよ』と送り返す。

 

「ダメ、ごめん、ごめんな……」

 

かつて、笑顔でロックを語った彼女は、青ざめた表情で震えるばかりだった。

 

 

 

 

 

 

朝六時。

 

佐藤が目を覚ましたのは、嫌な予感ばかりだったからだ。

 

「今日が、先輩の子のデビュー日か……、くそっ」

 

体を起こす。鍛えている体が冷え切っていた。

 

「上層部も、なに手ぬるいことをやってるんだ。あの、あの先輩だぞ……きっと僕らの想像なんて100倍にして返ってくるんだ……。生放送一発撮りMV? あぁ普通に考えたら失敗するだろうさ。だが……」

 

佐藤が洗面台の前に立つ。真っ青になりながら、口元だけはゆがんでいた。

 

「先輩が会社辞めてもプロデュースしようとした子が、デビューするんだぞ。間違いなく、何か起きる……」

 

 

 

 

 

 

 

朝7時。

 

「うぅ、起きちゃった。日曜日なのに」

 

南森が目を覚ました。

 

「あっ……ライン」

 

不動の断りのラインを見て、少しがっかりしたけれど、生放送は見てくれる。嬉しかったが、同時に、体が震えだす。

 

「だ、大丈夫、大丈夫……成功する、がんばる、がんばる……うぅ……がんばんなきゃ……がんばんなきゃ……」

 

今まで、泣きながら前に進んでいたのに、いざ本番が来ると考えるだけで恐怖が体を貫いていく。

 

「本番、12時から……集合、11時……うぅ、ぅぅぅ……だいじょうぶ、だいじょうぶなのに……うぅ……」

 

初めて、ここまで頑張っている。

 

初めて、何もできなかった自分が立っている。

 

初めて、デビューする。

 

誰も見てくれないかもしれない。誰も応援してくれないかもしれない。

 

誰も評価してくれないかもしれない。誰も、望んでいないかもしれない。

 

嫌な想像ばかりが膨らんでしまう。

 

「え、えぇいい!」

 

布団から無理やり体を出して、声を張り上げる。

 

「ふぁっ、ふぁいとー!」

 

「一凛(いちか)!!! 何時だと思ってるの!! まだお父さん寝てるのよ!!!」

 

「ひんっ!? ご、ごめんなひゃいお母さん……」

 

南森は、今日はちょっと自信がないなぁと不安ばかりが胸をうずかせた。

 

階段を下りて、居間を見ると、母親がすでに朝食の準備をしていた。

 

「ほら、早く身支度すましちゃいなさい」

 

「う、うん!」

 

 

 

 

 

 

普段はめったに淹れないコーヒーが食卓に並ぶ。

 

「お、お母さん?」

 

「今日、本番なんでしょ? 生放送、見るから」

 

「う、うん……、あの、その」

 

顔色の悪そうな娘を見た母親は、力強く背中を叩いた。

 

「ひゃん!? お、お母さん!?」

 

「あんた、車轢かれても死なない体で産んであげたんだから、自信持ちなさい。繭崎さんと頑張ってきたんでしょ? あの人を信じなさい。ミスったら全部あの人のせいよ」

 

「お母さん!?」

 

「だから、堂々としなさいよ。頑張ってきてるのなんか、お母さん全部わかってるんだから」

 

「う、うん!」

 

ちょっぴり自信を持った南森が食パンに小豆を乗せて食べ始める。

 

南森の母は、こっそりスマホを取り出し、南森の写真を撮る。

 

「……死なないんだから、大丈夫よ。死んじゃったら、全部終わりなんだからね」

 

「え。なに? お母さん」

 

「こら! 口にモノを入れながら話さないの!」

 

「ひんっ!? ご、ごめんなさい……もぐもぐ」

 

南森がもぐもぐ食べている間に、母親は繭崎にラインを送る。

 

「えーと、『早く合流してウチの子を安心させなさいこの眉毛』っと。ふん、ウチの子預かってるんだから、ちゃんとなさいよ」

 

母親が真剣なまなざしで、南森を見つめる。

 

もう失いたくない、未来に思いをはせるように。

 

 

 

 

 

朝11時。

 

「くまこちゃん寝坊! 20分に来るって!」

 

「大丈夫大丈夫。サーシャさんも30分後だって」

 

魚里の遅刻に慌てる南森だったが、呑気に構えている大野がサーシャの寝坊を伝えた。

 

「うぅ、あと一時間で始まるんだぁ……」

 

「大丈夫だって。tiktokやった時もそうだったけど、投稿してみたら意外とあっけないもんだよ。あ、こんなんでいいんだーって感じで」

 

「そうなんですか……。でも、はぁ……」

 

放送部と一緒に最終確認をするために、二人は校内を歩き回る。

 

「いいなぁ大野君。緊張しないタイプ?」

 

「ううん。緊張してる。でも、なんだろう。ここから南森さんがVtuberとして始まるんだーって思うと、なんか伝説の立会人って感じで嬉しいな」

 

「で、伝説って!」

 

「はは、冗談じょうだ」

 

「おいなにこれ、邪魔くさいんだけど!」

 

突然二人の後ろから、大声で非難を浴びせてくる人間が来る。

 

金管楽器を持った男子が二人、南森と大野に寄ってくる。

 

「あのさぁ、練習の邪魔にならないようにドミノ置くって言ってる割に結構邪魔なんだけど」

 

「そーそー。歩くとき邪魔」

 

にやにやしながら寄ってきたが、突然男子二人の頭を叩く存在がいた。

 

「痛っ!? なんだよ……って、部長!?」

 

「なんでここに!?」

 

「練習さぼって何してんの? レギュラーなるつもりもなく練習するつもりもないなら帰れ」

 

「「す、すいません……」」

 

吹奏楽部の女子部長がしっしっと手で男子二人を追い払う。

 

「あ、ありがとうございます……」

 

「いーよ。…………、よくわかんないけど、ま、頑張って」

 

「はい……」

 

大野と南森が二人だけになった時、南森が自嘲気味に愚痴をこぼした。

 

「……はは。ダメ、かも」

 

「そ、そんなことないよ! 大丈夫、成功するよ!」

 

「……うん。ごめん、ちょっと用事」

 

南森が大野の制止を聞かず、何も考えたくない一心で走る。

 

学校にいたくない一心で、外に出た。

 

「ん? ……どうした?」

 

外には繭崎がスマホを耳に当てながら立っていた。

 

南森の表情を見て、繭崎がスマホを仕舞った。通話がつながらなかったようだ。

 

「繭崎さん……わたし、もう……ダメかもしれないです」

 

「そうか」

 

繭崎が南森の目線に合わせてかがむ。

 

「どうしてそう思った?」

 

「だって、だって……。誰も、本当は応援してくれないんじゃないかって、不安になって……、こんなに頑張ったのに、煽られるし、先生たちからも良い目で見られなかったし……、もう、本当にどうしたらいいかわかんないです……」

 

「なるほどなぁ」

 

繭崎が南森の目をじっと見つめる。

 

「俺は、今緊張してるように見えるか?」

 

「そんなこと……あっ」

 

繭崎の胸元は、怯えも、焦りも、苛立ちも、緊張も、全部ひっくるめた色になっていた。

 

「……どうして?」

 

「俺だって不安だ。もう、正直どうにかなりそうなくらい、緊張してる。でも、それってこっちが全力でやったからだろ」

 

「全力……」

 

「適当なことやってたら、こんなに緊張しないさ。俺たちは全力で、自分のベストを尽くした。諦めなかったから、怖いんだ。結果なんて、分かりっこない。周りは馬鹿にしてくる。そうだよな?」

 

「はい……」

 

「俺が担当したアイドルも、みんなに馬鹿にされてたよ。馬鹿にされて馬鹿にされて、それでも俺と、信じてくれる仲間のこと信じて練習続けたよ。ホント、きつい話だよ。結果出ないときは、いつもきつい」

 

「……」

 

「でもな、南森。今からまだ見ぬ画面の向こうのやつらをトリコにするんだ。Vtuber『白銀 くじら』はここにいるって、みんなの視線を全部奪っていくんだ。それってすごくないか? それが出来る世界に、南森は来れたんだぞ」

 

「で、でも……」

 

「自分の力以上を出す必要はないし、怯える必要もない。失敗しても誰も困らない。失敗したら、また一緒に立ち上がろうぜ」

 

「……!?」

 

「だからベストを尽くして、楽しめ。大丈夫だ。お前は南森 一凛(みなもり いちか)で、誰よりも愛される白銀 くじらになるんだから」

 

「……はい」

 

南森は、少しだけ繭崎の胸元を見た。

 

まだ感情は落ち着かない。

 

でも、自分と同じくらい緊張してくれている人が目の前にいて……。

 

一緒に立ち上がってくれると言ってくれる。

 

怯えよりも、頑張りたい気持ちが前に出た。

 

でも、これ以上不安が襲い掛かってきたらと思うと、どうにかなりそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

11時55分

 

本番、5分前――。

 

 

「あばばばばばばばばばばばば」

 

「大変だー! 南森さんが壊れたー!!!」

「110番! 119番! いや、177番!?」

「恐ろしく速い貧乏ゆすり。私じゃなきゃ見逃してる……」

 

 

南森は緊張で壊れた。

 

全身が震えと汗でもうどうにかなってしまっている。

 

「なんかなー。ここまで緊張されると、こっちも落ち着くわー」

 

「うん遅刻した人が言うセリフじゃないね」

 

魚里と大野の会話も南森に入ってこない。

 

「全く、緊張し過ぎよ。リラックスさせないと」

 

「お前リラックスしすぎだろ寝坊しやがって」

 

サーシャと繭崎の会話も耳に入らない様子だった。

 

「うぅ、がんばる、がんばるぅ……」

 

「大丈夫だよ、僕たち頑張ったよもう! 気楽にいこう!」

 

「う、うん……」

 

大野の声にようやく意識を取り戻す南森だった。

 

「……でも、なんかすごいなぁ。サーシャさんに絵の依頼をしてから、4か月経ったんだ……」

 

南森は今までのことを振り返る。

 

サーシャに出会ったこと。不動に出会ったこと。魚里に出会ったこと。大野に話しかけたこと。

 

そして……アイギス・レオのこと。

 

「私、あの人たちみたいに輝きたいなぁって思って……ここまで来たんだなぁ……」

 

アイギス・レオと同じ舞台に立つ、と言ったら怒られるかもしれない。

 

でも、ギリーが待っている舞台に、これから立つために。

 

自分がついに、Vtuberとしてデビューするために。

 

カメラが動いてから、少しして、ドミノを押すだけ。

 

それで、デビュー動画が始まるのだ。

 

なんとなく、浮足立っていて、なんでここに立っているのかも忘れてしまいそうだった。

 

「よーし、がんばるぞ、がんばるぞぉ! ふぁいとー!」

 

南森の声に、みんなが笑いだす。

 

「本番2分前でーす!」

 

放送部の子の声が響き渡る。

 

ここから、南森 一凛の物語が始まる――、

 

 

 

「そこの撮影、今すぐ止めなさい!!!!!」

 

はずだった。

 

「……えっ」

 

南森が、声にいち早く反応して振り返る。

 

スタート地点の教室に向かってきている……年配の女性教員。

 

「生徒指導の……なんで!?」

 

「今すぐ撮影を止めなさい!! この子たちから事情は聴きました、魚里さん!! あなたがこの動画撮影を利用して学校の品位を下げようとしているとね!!」

 

「……は? はぁあああああああ!?!? 私ぃ!?!?」

 

魚里は理不尽な怒りが沸き立ち教員に食って掛かる。

 

「あんたねぇ!? 誰がそんなこと言ってん!? 今大事な撮影なんだから……じゃ、ま……えっ」

 

魚里の動きが止まる。

 

南森は、見えた。

 

見えてしまった。

 

年配の女性教員の後ろで。

 

明確に悪意を持って、魚里を攻撃しようと感情を爆発させる、男たちがいたことを。

 

「へっへっへ、よぉ魚里……バンド組んだ時以来だなぁおい」

 

「あ、あんたら……!?」

 

「ウチの演奏の邪魔、よくもしてくれたよなぁ。なぁおい!!!!」

 

男が三人、南森も見たことがあった。

 

「あ、あぁっ……」

 

思い出した。

 

思い出してしまった。

 

あの日、不動に救われる日。

 

魚里に向かってマイクを投げつけた男子生徒。

 

あの日のバンドメンバー。

 

彼らが、今ここに来ていた。

 

「ちょっと、ダメです!! もう撮影はじめますから!」

 

大野が教師を止めようとしても、彼女は止まらない。

 

「かわいそうに……大野君。貴方騙されてるの、だからそこで見てなさい。……南森さん!!!!」

 

「ひっ!?」

 

「今すぐ撮影を止めなさい!! あなたが魚里さんなんかと組んで学校の風紀を乱そうとしているとは思わなかった!! 

 

ぐいぐい教室に踏み込んできて、南森の腕を握り締める。

 

「っ、いたい……っ!?」

 

「ちょっと、何してるんです!?」

 

気付いた大人たちが女性教員に近付く。

 

「黙りなさい!!! 学校に部外者を入れて恥ずかしくないのですか!! さぁ、南森さん、今すぐここから解散しなさい!! これ以上続けるなら、特別指導も辞さない状況になるわよ!!」

 

「っ、ぅうっ……」

 

「の。残り1分……」

 

「黙りなさい!! 今すぐ止めなさいと言ってるの!!」

 

南森は見ていた。

 

じっと、見ていた。

 

教員の胸元は、あざ笑っていた、気がした。

 

あのバンドの男子たちは、邪魔することに喜びを感じていた、気がしていた。

 

人の感情が、突き刺さる。

 

騒然となった教室で、まるで全員の感情が、南森に突き刺さるイメージ。

 

誰もが、自分に感情を向けているような気がしている。

 

息が荒くなる。

 

怖い、怖い。

 

また、怖がってる。

 

あの日を、思い出す。

 

あの日が、南森の始まりだったのかもしれない。

 

不動と初めて会ったときのあの日。

 

(だれか、助けて。私は、その時そのことばかり考えていた)

 

この感情は何だろう。

 

南森の目に力が入る。

 

あの日と違うのは……きっと。

 

「カメラを止めるな!!!」

 

繭崎が吠える。

 

「ここで止めたら、南森の努力が全部無駄になる!! 絶対、カメラを止めるな!!」

 

大野が女性教員を引きはがそうとする。

 

「やめてください!! 南森の邪魔を、しないであげてください!!」

 

魚里がバンドの男たちに吠える。

 

「あんたら……音楽で見返せばいいじゃない!! それが出来ないからって人の足引っ張るだけかよ!!! 一凛ちゃんの……邪魔しないでよ!!!」

 

サーシャが南森を引っ張る。

 

「体罰! 体罰よこれ!! 早く放しなさい!!! 私の……大切な子を!!」

 

 

 

 

 

 

南森が気付けたのは、サーシャの声だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大成しなかったんだぁ。

 

 

 

 

 

卒業が近づいたときはもう泣きじゃくったわけよ。

 

水商売までやって、何も成し得なかったって。

 

……就活も力が入らなくて、ただ大学を漫然と過ごしてた人と同じような進路になるの。

 

ほんと、私才能なかったんだなぁって……死ぬほど思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日。

 

あの時、南森は誓ったはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

絶対にサーシャさんがよかったと思えるものを作ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

大切な子。

 

それを聞いて、嬉しかった。

 

同時に、気が付いた。

 

ドミノを見る。ドミノに貼り付けられた絵には、白銀くじらが描かれている。

 

(そうだ、そうだよ)

 

燃える。胸が張り裂けそうに、何かが燃える。

 

(サーシャさんは……すごいイラストを描いてくれたんだ……、何も成し得てない、ううんそんなはずない!! この絵は、この絵は本当にすごくて、私は、私はそのために、この絵と、白銀くじらと頑張るって決めたの!!!)

 

 

 

 

 

 

バチンっっ!!!!

 

 

 

 

 

 

女性教員が吹っ飛ぶ。

 

手は、自然と出てしまった。

 

「い、一凛ちゃん……?」

 

サーシャが驚きのあまり呼びかけた後声を失った。

 

女性教員が、頬を抑える。

 

すぐに、顔を真っ赤に燃やした。

 

だが、南森はもう彼女のことを見ていない。

 

(私はまた見失ってた。私だけの、作品じゃない……Vtuberの中の人は、私だけじゃないっ……、絶対に、絶対にっ)

 

「絶対に、サーシャさんがっ、喜んでくれるようにっ! やってるのっ………じゃま、しないで……っ!!!!」

 

「……一凛ちゃん」

 

「私は、わたしはぁぁっっっ!!!!」

 

「撮影まであと、3,2,1っ!!!」

 

南森は、人生で初めて叫んだ。

 

アイギス・レオのライブを見て、湧き出た感情に嘘をつかないように。

 

「Vtuberに、なりたいんだああああああああっっっっっっ!!!!!!」

 

南森の指先が、勢いよくドミノを押した。

 


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