代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 作:イエローケーキ兵器設計局
「……ニューマコーニオシスが失踪したのは?」
『およそ30分前、最後の連絡はトンネル内からでした。』
「……ふむ。君は今、何をしている?」
『……出撃準備です。』
「何をどうする?」
『代理人を、探します。』
「なるほど。君一人で探せるのか?」
『……私以外に居ますか?』
「いや、居ないな。DOLLSには。」
『そうでしょうね。』
「ああ、困った事だ。」
『……何ですか?』
「ニューマコーニオシスは私が作り出した存在だ。私も手伝おう。」
『アナタに何ができるんですか?あなたはDOLLSですら……』
「しかし人間でもない。さあ行こうか。」
作者はいつの間にか顔も服装も声も何もかも変わっていた。
「私の事は……そうだな……モビィディックとでも呼んでくれ。」
『それ……船を沈める方じゃ……』
「まあなにはともあれ、行くぞ。」
その時、作者が私よりも大きな羽、ARMSだから主翼か。Inverted gull wing(逆ガル翼)の主翼を広げて滑走態勢に入った。
「F4G、出撃します。ついてきて。」
『これは……』
目前に浮かぶぼんやりとしたイメージ。ホログラムだっけ?
「現在、赤色十月の一部が機能停止している。だけれどこれは私達がカバーする問題ではない。正規軍に任せちゃおう。で、本題は極東のトンネルで行方不明になった代理人、ニューマコーニオシス。彼の捜索だね。」
ホログラムで地図が投影される。ちなみにこれは飛行中の会話。作者は何でもできるのかもしれない。
「最後に消息を断ったのはここ。ここで私とのリンクが切れた。」
『リンク?』
「そう、リンク。」
『代理人とのリンク……繋がっていた……?』
「一応3人目だから、ね。何の3人目かはさておき。」
「もうそろそろトンネル近く……あいつ何やってるんだ?」
『マウスさんが……重型攻撃機を操ってますね……あれは試作段階だったやつだ……』
「てことは……あれか。12.8cm砲を搭載した四発機……」
『……そうですね。』
遠く離れてはいたが、大きなARMSを操る小さな影が青いオーラを纏う災獣に対して射撃をしていた。
「ふむ……弾切れか。交代だ。行こう。」
『え?えぇ……』
その頃……
「うん、必ずしも災獣が悪いとは教会様も言わなかった。
エノシスのDOLLSより、構成体の回収に漕ぎ出すことが幸福の秩序です。
第5小隊だってです!
Ⅲ号(戦車)たちの笛や太鼓に合わせて回収中の鉄屑が零れ落ちるさまは圧巻で、
まるでホログラム・グラフィティなんだ、それが!
総人工色の青春グラフィティや一億総プチブルを私が許さないことくらいCityじゃあ常識なんだよ!
今こそ、黄昏に向かって凱旋だ!
絢爛けんらんたる硝煙は鳥居をくぐり、周波数を同じくするオイ車とマウスは先鋒をつかさどれ!
消費期限を気にする無頼の輩は我らの進む道にさながら屑となってはばかることはない!
思い知るがいい!製図用コンパスたちの膵臓を!
さあ!この祭典こそ内なる小学3年生が決めた遥かなる望遠カメラ!
進め!集まれ!
私こそが!
お代官様!
すぐだ!
すぐにもだ!
ワタシを迎え入れるノだ!」
窓ガラスを突進で割っていく影が本部ビルに。
どうも、マーサです。お久しぶりです。
帰るべき場所は陥落し、弟も失い、弾も尽き、燃料もあと僅かなのでどこか立ち寄れるところを探しているところです。
『12.8cmの弾倉が15発×2しかないのは辛いな……ん?なんだありゃ?カマキリの羽根の付いたDOLLS?』
「おーい!マーサさん!」
『嫌な予感しかしない。逃げよっと。』
それは高度を落とし始めたときだった。
「なんで逃げるのさ!」
頬を掠める冷たい光線。口径はきっと7.62mmや、7.92mmどころではない。
「外しちゃったか!でも……次は当てる!」
蒼い弾丸が、氷柱のシャワーが右翼を掠める。単独行動は危険。下は……パレード?呑気にパレードか。
『下に逃げるわけには行かないな。』
「ちぇっ……落ちろ!」
さっき飛んできた銃弾とは違うもっと規模の大きい……爆弾のような何か、ロケットが飛んできて私を地面に叩き落とした。
新しく着任してほしい架空DOLLS募集
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オイ車(極東重鋼)
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T-95GMC(星屑連邦)
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T-35(赤色10月同盟)
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それ以外で…