他の柱はヒーローしています。
【鬼喰】の方のモチベーション上げもかねても。
友人と鬼滅キャラの【個性】が発現したならばどんな個性かの話蜜璃ちゃんは扒倍かな
友人「食べたもので変色でしょ」の会話から。
【扒倍娘】と呼ばれた彼女に俺は転生した。
甘露寺蜜璃。鬼を狩る剣士の【柱】の一人。
修羅の世界【鬼滅の刃】の世界。そこに転生したと思った。
私になってから余年。ある程度成長して世界を見てから違和感。違和感から確信へと変わる。
現代日本。生前と大差はない。大正時代ではないのは明白だ。
変だなぁ。変だなぁとは思っていた。しかし生前の世界とは異なり似てもつかない世界。
【ヒーロー】が職業と成り立っていた。
テレビに映ったり生で彼等の活躍を見た。
うん、ヒロアカじゃない!?【僕のヒーローアカデミア】だよね!キュンキュンするわぁ。
生前の記憶は多少あるものの大部分は【甘露寺蜜璃】と化していた。惚れっぽくときめきやすい彼女となるのは所謂【メス堕ち】なのでは?と思うがまだ4歳なので深くは考えない。
華のなかった前世。せっかく女の子になったのだ。楽しまねば。
ヒロアカ。ということは【個性】と呼ばれた異能を持つ超常社会。全人類の八割が持つ超人社会なのだ。
残り二割の【無個性】は所謂弱者としてカテゴライズされてしまう。それはどうかと思うけどなぁ。
大体の個性は4歳までに発現されるとされる。個性は大部分は身体機能。私甘露寺蜜璃の姿なので多分異形型はない。うーん彼女を表する桜餅色の髪ではなく黒髪なのもそれは違和感。まぁ、桜餅の食べ過ぎで変色するびっくりワガママボデーなので現在進行中で桜餅を食べている。ごめんよママン。この体思っていた以上にカロリーを欲するのよ。
甘露寺母はパワフルに働く人で豪快だった。
甘露寺父は穏やかな人で私を猫可愛がりしてくれる。大好きな二人と今日は個性を調べに行く。
結果。分からないと。無個性ではないらしいけど。いろいろ検査したけど分からないらしい。
「蜜璃。気にしなくていいよ」
「そうよ蜜璃」
両親はそう言ってくれるけどやっぱり個性は欲しい。
両親用意してくれた桜餅を食べる。
食べる。食べる。食べる。遊ぶ。疲れ知らずのこの体で元気に遊び回っていた。
母譲りの綺麗な黒髪の桜餅色の髪へと変わっていた。
染めたわけじゃないの。うん。一日170個を8か月食べたら変色しました。女児の喰う量じゃないって?このみつりんボデーに言ってくれ。
心配した両親に再び個性診断へと連れてかれる。
うん。個性は発現していたよ。
【大量に摂取した食べ物の色へと髪が変色する】
長いから変色ねうん。両親はポカーンとしていたよ。女児離れした膂力は個性じゃなく扒倍の筋肉密度の体質ですってきゃー。
そっち個性じゃないのよ蜜璃ちゃんよー。てへ。
私のヒーロープランどうしよう。
▽▽
私は小学生になった。転生者であることを加味しても早熟であった。
このすぐキュンキュンしてしまうのはいかがなものか。カッコイイもの可愛いもの色々愛しくて仕方ない。甘露寺蜜璃としての特性が【俺】は忘却されようと頑張っています。頑張れ私!いや、頑張るな。
友達が出来た。クラスの中心で快活な少女だった。芦戸三奈ちゃん。変わった肌の色をしているが持ち前のコミュニケーション能力でクラスの中心にいた。
桜餅色の髪をしている私も特にいじめなどあわずに仲良くしていたよ。前世なら間違いなくいじめにあっている気がする。異形型の個性がある世界で髪の色や肌の色は些事なのかもしれない。
「三奈ちゃんあそびっましょー」
「蜜璃?いいよ~」
「わーい」
平和な小学生生活だった。三奈ちゃんと常に一緒にいた気がする。
「蜜璃って将来何になりたいの?」
「ヒーロー!」
「あたしと一緒じゃん!雄英目指そ!雄英!」
そう。私はヒーローになりたかった。素敵な殿方に出会いたいから鬼殺隊にいた彼女。その根幹は変な髪の色に女性離れした膂力に見合い相手から化け物扱いにちかい扱いをされた。自分を殺す。ありのままの自分を認めてくれた居場所。彼等のために戦っていた彼女。
誰かのために戦える彼女とそれに共感する【俺】
ヒーローに憧れたのは必然。ヒーローを目指すための登竜門。国立雄英高等学校を目指す。
【変色】というほぼ無個性の私は扒倍の膂力でヒーローを目指すのだ。えいえいおー。
▽▽▽
中学生になった。小学生位までは大体の情報源はテレビだ。早い子だと小学生で携帯やパソコンでネットに触れる子もいるけど甘露寺家ではスマフォを持てたのは中学生からだった。
だから私はその敵の名を聞いた時震えた。
敵名【鬼舞辻無惨】個性【感染・鬼化】
都市伝説に過ぎないその敵は。【俺】は確信へと変わるように存在を認知する。
何故お前が転生している。前世の甘露寺蜜璃は。物語として知っている【
鬼殺隊は仲間たちの犠牲の上に奴を討ち滅ぼしたはず。
鬼舞辻無惨。鬼の首魁。始祖の鬼。鬼化の能力を持つ始まりの鬼。狡猾で姑息で唯我独尊。より完璧さを求めた鬼。
何故【ヒロアカ】の世界にいるのだろう。
不安でいっぱいだけど今の私は無力な中学生だった。転生者とはいえ甘露寺蜜璃以上の力は有していないしかつての彼女までは発展途上だ。
【呼吸】の真似事をしているがかつての彼女は感覚でしていたため再現出来ていない。
現状どうすることも出来ない。ヒーローになって私が捕まえるにしても未来に過ぎるのだ。
▽▽▽▽▽▽
災厄とはいつも突然だ。三奈ちゃんの家で勉強会してたら遅くなってしまった。三奈ちゃんはイメージ通り少しだけ勉強が出来なかったから人生二週目の私が勉強を教えていたのだ。ふんす。
持ち前の扒倍膂力である程度の悪漢は返り討ちできるだろうと高をくくる帰り道。
暗くなった人気のない帰り道。
あれ、いくら遅くなってしまったとはいえまだまだ人は居るはず。なんで人が居ない。
「……ふん、【柱】の転生者か。忌々しい。成長しきる前に殺しておこう。なぁ、童磨」
「そうでございますなぁ。前の世界ではやはり柱は邪魔でしたからねぇ。こうして遭遇出来たのは絶好の機会かと」
ヘラヘラと笑う血をかぶったような青年と無表情の顰めっ面のスーツの男。
「あっ……」
突然の遭遇に思考が停止する。体が硬直し動けない。
鬼舞辻無惨……!?
「……剣士でもなくヒーローでもない小娘を縊るなど動作もない」
「いやはや無惨様!この世界は個性という異能があります故!窮鼠猫を噛むという言葉がございます。そうそうに殺して喰ってしまいましょう!」
「つくづく五月蝿い奴だな、お前は。まぁよい。面倒なことになる前にな。やれ童磨。」
「は~い。てなわけで女の子ちゃん。美味しく食べられてね!」
いやいやいやいややばい!!やばい!!やばい!!扒倍膂力じゃ、どうにもならない。
氷の血鬼術。いや、この世界じゃ個性なのか?
炎の呼吸・壱ノ型【不知火】
炎の線がヘラヘラと笑う鬼の腕を両断する。
「よもや!よもやだ!!ようやく相見えることができたな!!鬼舞辻無惨!!」
燃えるような鬣のような毛髪。炎のような羽織。そして背中に刻まれた滅の文字。
煉獄杏寿郎。【炎柱】との今世での邂逅だった。
これは
ヒーロー名【レンゴク】
ヒーロー事務所【鬼殺隊】のヒーローの一人。
アングラな事務所であるはずが個性的なメンツのせいか妙な人気があり有名。