初心者のくせに思いついたものを勢いで書いてしまいました。
なお、この投稿はあくまでもNARUTOのIF物語です。パラレルワールドです。

BORUTO?なんですかそれ?な世界です。
ただでさえ文才に乏しい上、原作がお好きな方にはおすすめできる内容にはなってません。

誠に申し訳ありませんが、そういった点をご了解の上お読みください。

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ワシは物書き

ワシは物書き。筆名を「三代目石川四ェ門」と号す。

 

 

かつて、大水に巻き込まれ瀕死の状態でいたところを二代目四ェ門に救われた。

その際に打ち所が悪かったらしく以前のことは覚えておらぬ。

途方に暮れるワシを憐れに思い、二代目は助手として拾ってくれた。

それ以来、師匠の草庵にて、あるいは旅の伴として付き従うことになった。

 

 

二代目も物書きであり、我が師匠にあたる人である。

師匠は文筆界では知らぬものはなく、作品のいくつかは映画化されるほどであった。

 

 

中でも暗部を主人公としたサスペンスアクション作品には特に定評があった。

国家的陰謀を阻止しながら女性とラブロマンスを繰り広げるという「暗部大作戦」シリーズは傑作であり、世の男どもを虜にした。

 

 

なお、二代目でおわかりのとおり、当然ながら初代も存在する。

初代は先の忍界対戦時に戦場特派員として活躍する一方、血潮が滾るような小説を執筆する豪の者であったらしい。

 

 

「らしい」というのも、人嫌いなのか表に出ることを極端に嫌い、出版社ですらその素顔を知る者はほんの一握りであった。

 

 

その初代は何を思ったかB級グルメのルポを引き受け、その取材中に忽然と行方をくらませた。

初代の失踪による連載小説のストップ。彼のファンは過激な武闘派が多く暴動を起こしかねない。

 

 

日に日に高まる危機感の中、出版社は一計を案じた

初代の編集を務め、彼の作品の一番の理解者である者、つまり師匠を隠密裏に二代目とする。

当然、師匠は断ったものの、月給取りの弱みから初代の作品を受け継ぐことになった。

 

 

こんなことがまかり通ったのも、初代の顔出し厳禁主義のなせるものであろう。

 

 

二代目である師匠も初代の理解者とはいえ、成り変わるには相当な苦労があったらしい。

当初はその不出来な作品が続き、過激派なファンからクレームが相次いだ。

ある時はファンレターと称してクナイが送られてきたり、更にある時は器用にも時限式起爆札で作られた封筒が届いたこともあったとか。

 

 

そのような恐ろしい話を笑いながら語る師匠も豪の者であろう。

 

 

そんな師匠も水の国を取材中、不覚を取って間欠泉に巻き込まれて半身不随の身になった。

初代も師匠もリアリティを追求するあまり危険を顧みることをしなかった。

かくいうワシも取材同行中に命からがら難を逃れたことは度々だった。

 

 

その師匠が取材活動ができない。取材に重きを置く師匠にとって事実上の引退となった。

再び危機が訪れた師匠と出版社が目を付けたのはワシであった。

取材活動を身近で見守り、作風に最も通じ、なおかつともに危地をかいくぐった豪の者。

そんなワシを師匠と出版社が見逃すはずもなかった。

 

 

しかし、偉大なる師匠の後継者に指名される重責は苛烈なものであった。

毎日、書いては原稿用紙をクシャクシャに丸めて捨てる。

自己満足の文章しか書けない己のふがいなさに煩悶する日々が続いた。

 

 

 

―――――もはや精も婚も尽き果てた……ワシは所詮ここまでか……

 

 

 

そのようなワシを突き動かしたのは師匠だった。

 

 

 

―――――あきらめたらそこで試合終了だよ。

 

 

 

悩み座り込むワシを突き動かしたのは、なぜかバスケットボールを持った師匠の言葉であった。

 

 

それからのワシは師匠の指導の下、不眠不休で執筆作業に打ち込んでいく。

後にワシの編集者から聞いたところでは、メガネを光らせながら眺めながら語っていたそうだ。

 

 

 

――――――彼はきっとすごい漢になる。

 

 

 

そして、ようやく満足のいく作品を師匠に読んでもらった時、師匠はワシを改めて三代目に指名した。

あの時の感動は生涯忘れることはないだろう。

 

 

それ以来、ワシは三代目として今日も取材活動に心血を注いでいる。

 

 

取材のため、作品のためならたとえ火の中、水の中、どんな場所にも足を運んだ。

ある時は剣林弾雨の紛争地域をかいくぐり

またある時は、ワシを慕う美女のの引き留めを振り切りつつ、

更には川■探検隊もビックリな秘境に潜入することもいとわなかった。

 

 

今日はその成果を世に知らしむる晴れの日である。

師匠の悲願でもあった、初代の絶筆作品復活の日がやってきたのだ。

この日を訪れを待ちわびた、熱烈なファンが長蛇の列を作っている。

 

 

ワシは心の中で感涙に浸りながら一人また一人と握手する。

皆めったに見せないワシの姿にある者は瞠目し、ある者は呆然としながら握手を交わす。

 

 

 

―――――うむ、わかるぞ、その気持ち。ワシも二代目がどういった方か知った時は同じ気持であった……

 

 

 

なかでも病を患っているのか、ワシに病を移すまいと口元を黒いマスクをした男性ファンなどはワシをガン見し、握手を終えると文字通りに飛び出していった。

 

 

 

―――――フッ、なんてシャイな男よ。ワシも罪作りな男よのォ……

 

 

 

しばらくして、ただならぬ気配を感じワシはふと入口を眺める。

他のファンたちも硬直する中、一人の女性ファンがうつむきながら列をかいくぐりこちらに向かってくる。

 

 

ワシはマナーにはうるさくはないが、他のファンのためにも咎めようと思った。

 

 

しかし、ここでふと思う。

 

 

ワシの作品は熱血もののため、男性ファンは多いが女性層にはあまり受けがよろしくない。

向かってくる女性はうつむき加減だが、度重なる取材活動の経験から類稀な美女だということがワシのセンサーが告げている。

 

 

 

―――――ワシにもついに熱烈な女性ファンができたか……

 

 

 

目頭に熱いものを感じながらワシは感慨にふける。

 

 

 

―――――さあ、思う存分にワシの胸に飛び込んでくるがいい!

 

 

 

椅子から立ち上がり両手を広げるワシの姿を見るや、女性はゆっくりと顔を上げた。想定通り絶世の美女じゃった。

 

 

ただ、背後に浮かぶJ●J●ばりの「ゴゴゴ……!」と言う擬音はなんなのか?

その時、なぜかふと思った。

 

 

 

―――――笑顔の由来はネコ科の肉食獣が威嚇する表情から来たものだったかのォ……

 

 

 

次の瞬間、閃光とともにワシは圧倒的な衝撃と浮遊感に襲われ……その先のことは不覚にも覚えておらぬ。

 

 

 

「このフルオープンスケベが!!今の今までどこを遊び歩いておったァァァァッ!!」

「つ、綱手様!?おやめください!カーフブランディングはいけません!自来也様が死んでしまいます!!」

「止めるなシズネ!この死ぬ死ぬ詐欺男は本当に死なねばわからんのだ!!」

 

 

 

 

……ワシは物書き、三代目石川四ェ門。

この時のワシは新たな受難の日々が始まることをまだ知らない。

 

 

 

 

 

―――――続かない。




※繰り返しますが、BORUTO?誰ですかそれは?果心居士?なんてフルーツ?な世界です。

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