今回はネタに振り切りましたw
やあみんな!雨宮菜月こと、レインだよ!
さて、本当に突然だけど俺は今───
「ぎぃやぁ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“ぁ“ぁ”ぁ“ぁ”ぁ“あ”あ”あ“あ”あ“!!!」
死にかけの状態で逃走中です♪(現実逃避)
「こらーー!待ちなさい!逃げるなーー!【多重炎弾】!」
「いやだぁぁぁぁぁあああああああああああ!」
後ろには、魔法を撃ちながら追ってくる[
「待て!噂に聞くメイプルはこの程度で逃げたりしないだろう!【炎帝】!」
「メイプルさんと比べんじゃねぇぇぇえええええ!アホがぁぁあああああっ!」
「「「ミィ様にアホとか言うな!待てクソガキ!」」」
「うるせぇバーーーーーカ!この状況で待てと言われて待つ奴がいるかァ!」
[炎帝]こと[炎帝の国]リーダー、ミィ。
そしてミィの取り巻き。数はおよそ………………
50人くらーい♪(現実逃避中)
…………みんな、こう思っただろう。
ど う し て こ ん な カ オ ス な こ と に ? と。
それはほんの少し前…探索を放棄して俺を殺しに来たヤツらを一通り片付けた頃だった……
「はぁっ…はぁっ…はあ……………はぁぁぁぁ…」
浅くなった呼吸を深呼吸して無理矢理整える。
そして、不敵な笑みを浮かべている、恐らく…いや、確実に俺を殺りに来た敵の中で一番強い敵に向けて、俺も不敵な笑みを浮かべる。
「準備は出来たのかよ?」
「あぁ…行くぞドラグ!」
「おう、来いや!」
その言葉が合図だった様に、俺と相手は同時に動き出す。
俺が今対峙しているのは前回イベント6位のドラグ。
俺が自分以外の襲撃者を全滅させるのを待っていたらしい。
理由は、一対一で俺と戦ってみたかったからだそうだ。
ドラグが斧を振りかぶる。
そして斧がオレンジ色の光を放つ。
「【パワーアックス】!」
…ドラグの攻撃は重いだろう、恐らくこれ以上無い程に。
一手じゃ叶わない…なら、【氷華閃閃】の最大連撃数、十連撃で勝負だ!
右手の剣が水色に輝く。
「【氷華閃閃】‼︎」
そして剣を肩に担ぐように構え、右上段から最速の斬撃を放つ!
「「おおぉぉぉおおおおおおおッッ‼︎‼︎」」
お互いに雄叫びを上げ、振りかざした剣と斧が衝突する────!
「【多重石弾】‼︎」
え。
声のした方を恐る恐るチラリと見る…すると。
石弾が3発、俺に迫って来ていた。
「え、ちょ嘘だろ待ってちょっと待てゴハァ!」
石弾は俺の腹、肩、膝にそれぞれクリーンヒットし、俺は横に10m程ブッ飛ばされ、転倒する。
元々7割程残っていたHPバーは3割程までガクッと減少した。
「な…んだ…?」
「ドラグー!だいじょーぶー?」
「フレデリカ…一対一だったんだから邪魔すんなよ…」
空気を読まずに魔法をぶっ放してきたのは、スキル【多重詠唱】の使い手、フレデリカだった。
空気読めよ馬鹿が…メイプルさんといい勝負だぞ?空気読まない事に関しては…
「ま、取り敢えずトドメ刺さなきゃね〜」
「…悪いな、レイン。いつか本当に一対一やろうぜ…」
……相手はトッププレイヤー2人。俺のHPもかなり減っているし、何より今俺は転倒している。これは…無理だな、どう考えても。
どこか他人事の様に考える俺にフレデリカが近づき、確実にトドメを刺すために近距離で魔法を使う────
「【炎d…」
「【炎帝】!」
え。
その瞬間、上空から火球が多数飛んで来た。
……またこんなんかよもおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎‼︎
倒れた状態のまま転がって何とか回避するが、1発胸に命中。
「がっ……」
体力がさらに2割以上減り、体力が1割以下になる。
今度は『炎帝ノ国』かよ!
ふざけんな!俺がお前らに何をしたって言うんだァァァァァァ‼︎‼︎
しかもリーダーのミィじゃねぇか!取り巻きもめっちゃいるし!
死ねやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!
「ミィ様!どう致しますか?」
「ふむ…まずはレインの前にあの二人を倒すぞ!」
「「「了解しました‼︎‼︎」」」
……なんてこった。
───チャンスが出来た。
生き残れる確率は低いけど…やるしか無い!
炎帝の国のメンバーの意識が俺を外れ、ドラグ、フレデリカに向く。
瞬間、俺は立ち上がり…
超速で回れ右をして逃げ出した。
「…ッ!ミィ様!レインの野郎が逃げやがりました!」
「…!逃すな、追うぞ!」
「…ドラグ、追うよ!」
「おう!」
気付くのはや!ヤバイかもな…!
「【炎帝】!…貴様、そんな一目散に逃げるとは…プライドは無いのか!?」
…何言ってんだアイツは…?
「はぁ?プライド!?何それ美味いのか!?」
「プライドは食べるものじゃない!」
「ツッコむ所そこォ!?」
フレデリカが見事なツッコミを入れた所で、地獄の鬼ごっこが始まった…!
…というわけだ。
そして今は…
「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ‼︎‼︎」
「「待てーーーーーーーーー‼︎‼︎」」
「「「コローーーーーす‼︎‼︎」」」
クソ、このままじゃいずれ追いつかれる!
もう勿体ぶっている場合じゃない!
使うしか…!
俺はストレージからあるアイテムを取り出し、地面に叩きつけた!
瞬間、そこから煙がモクモクと溢れ出てくる。
「な…なんだ?!」
「見えない…!」
俺が今使ったアイテムは、あるダンジョンのボスのレアドロップアイテムだ。名前は、《煙幕石》。
名前の通り効果は、割ると煙が出てくるもの。ここ一番で使おうと思っていたが、仕方ない。
今 が こ こ 1 番 だ 。
ま ち が い な い 。
「くうぅぅ…!次に戦う時が来たら絶対に貴様を倒す!覚えておけ!」
「あーもう逃しちゃったじゃーん!今度は絶対逃がさないからーー!」
妙に物騒な言葉が聞こえたが、無視。殺害予告された気がするが、ムシムシ。
十分過ぎる程ヤツらから離れたところで一度止まり、さっきサリーさんから送られて来ていたらしいメッセージを開く。
「えーっと…サリーさん達の現在位置か」
以外と近いけどぶっちゃけもう走りたくない…
『少し遅くなるかも』とメッセージを送り、
「ハァ…このイベント嫌いだ…」
とてつもない精神的な疲労感を覚えながら、また歩き始めた。
こうして、俺は何とかこの地獄から脱出したのだった…!
ご視聴ありがとうございました!
この小説は、一月に一本のペースで投稿していくつもりです。
こんな駄文ですが、次もよろしくお願いします!
アンケートを追加しました。
もう一人オリキャラを出そうと思っています。
回答よろしくお願いします。