…ウソです。すみません。
最後にアンケートがあります。
「はぁ……」
スキルを2つ選び終わり、お茶でも飲もうと街を歩く。
俺がメダルを使って選んだスキルは、【カウンター】と【
【カウンター】に関しては文字通り。
ダメージを受けた際、その攻撃の威力を次の自分の攻撃に乗せるスキルだ。
【
全ステータスを10%アップだと言う。
結構使えるスキルだ。
…?あんなにプレイヤーと戦ったのに銀のメダル10枚しかないのかって?
……いやぁ、勿体ない事したよ。
最後の方はもうメダル回収がめんどくさくなって回収してないんだよね…
「…ていうか、テンションおかしくなってた時にメイプルさんたちに送ったメッセ…既読スルーされてたけど大丈夫かなぁ…怒ってるよな…」
「大丈夫。怒ってないよ、怒ってない怒ってない」
「ははは。ならいいんだけど……
…はっ!?」
後ろには、いつの間に来たのか…
口は笑ってるが目は笑ってないメイプルさんとサリーさんが。
「怒ってないよ、うん。怒ってない」
「私もメイプルも怒ってないからさ。向こうでO☆HA☆NA☆SHI☆しようか…」
「嫌だァァァァァッ!」
サリーさんが完全に俺を
メイプルさんに至ってはもう『怒ってないよ』しか言わなくなってる!
ポプテ〇ピックかよ!
「…よし2人とも落ち着こうかおい待て早まるなちょま……
…ギャァァァァァアアアッ!!」
…何をされたかは、俺の心が再び折れるので聞かないで欲しい。
ただ。1つだけ言うことがあるなら…
マジでトラウマもんでした。
542名前:名無しの大剣使い
イベント終わったな
話すことも満載だぞ
543名前:名無しの大盾使い
おう
まぁまずはコレだな
《画像》
544名前:名無しの弓使い
うん…
うん!?(二度見)
545名前:名無しの大剣使い
ファッ!?
546名前:名無しの槍使い
おお
俺これ見てたぞ!
レインがメイプルちゃんとサリーちゃんに噴水に顔突っ込まされて溺れてたやつな!
547名前:名無しの魔法使い
何がどうしてこうなった
548名前:名無しの大盾使い
なんかレインくんが道に迷ったらしい
で怒られたんだと
549名前:名無しの弓使い
怒られたどころじゃなくて草
550名前:名無しの片手剣使い
おい…拡散してんじゃねぇぞ
《
てわけでちわーっす。
551名前:名無しの大盾使い
マジかw
552名前:名無しの弓使い
本人登場しやがったw
「はぁ…寝るか…」
…俺はメイプルさんたちに〆られたあと、すぐにログアウトし、早々にベッドに入り眠った。
「…………」
そして早々に目が覚めた。
時計を見ると、今の時刻は10 : 35。
明日は日直の仕事をしなければいけない。
だから早く寝たいけど……
「……寝れねぇ」
寝たくないし、全然寝付けないけど明日は早いのだ。
寝なきゃいけない。
…かくなる上は!
自分で自分を締め上げて寝てやる…!
※真似しないでね!
そして1時間後。
「うぐぐぐ……あひゅう」
俺は死んだように寝て…いや。
気絶した。
突然、後ろから白峯さんと本条さんに羽交い締めにされる。
『エッ!?何!?何!?』
『ひひひ…雨宮ァ…お前、カナヅチらしいな…!』
そして、水がたっぷりと入ったバケツをクラスメイトの男が顔に近づけてくる!
『な…ヤメロー!シニタクナイ!シニタクナイ!』
『お前最近さぁ…白峯さんや本条さんと仲良いよなぁ…?
リア充がァ!溺れ死ねぇ!!』
『ちがーう!あの2人は…ゴボボボボ
…そんないい人じゃないか…ゴボボボボボボボゥ
…もはや俺のトラウマだゴボボボボボボボボゥア!?』
『へぇー…私達が良い人じゃないって?』
『いつからそんな口を聞けるように…なったの?』
暗黒微笑を浮かべたメイプルさんとサリーさんはそう言うと、何処から取り出したのか、水が大量に入ったバケツを近付けて来て……!
「イィィイヤァァァアッッ!!」
「ヒィヤァァァァッッ!!」
…はっ!
ゆ、夢か…
なんてひどい悪夢だ!
トラウマ掘り返してきやがって……!
……っていうか俺の他にも悲鳴が聞こえた気がするんだが……
ぐるりと自分の部屋を見渡すと…
「び…びっくりしたー…どうしたの兄さん…」
驚いてカエルみたいにひっくり返っている俺の妹がいた。
「…うん、ちょっと聞いていいか?」
「ん?なに?」
「……この溢れてるコーラは何かな?あとなぜ俺の部屋で映画を見ている」
床にたっぷりと溢れているコーラを指差しながら問いかける。
俺は昨日コーラなんて飲んでない。
つまり…
「あああっ!溢れてる!兄さんが驚かすからだよ!」
「人の部屋で飲むなよ」
「おうち映画にはポテチとコーラでしょ!」
「それはそうだけどさぁ…」
……こいつは俺の妹。
雨宮凛だ。
毎朝俺を起こしてくる…
…これだけ聞くといい妹だと思うかもしれないが。
起こし方は毎度毎度ヒップアタック。
毎朝死にそうになる。
『菜月、凛、ご飯よ〜』
のんびりとした声が響く。
お。
母さんが呼んでいる。
「ほら、行くぞ。飯だ」
「あ!お母さん、朝から兄さんのために頑張ってたよ?」
「何を頑張ったんだ…?」
「それはお楽しみという事で」
階段を登り、自室からリビングに向かう。
「おはよ」
「おはよう菜月、凛」
早速朝ご飯を食べるために自分の席に着く。
すると僅か二秒後。
ドンッ
「……母さん…何これ」
「すげぇな菜月…お前の皿だけきのこの山じゃん…」
「父さん…端的にありがとう…で、このチョコじゃないきのこの山は何よ母さん?」
ちなみ俺はきのこが嫌いだ。大嫌いだ。
「菜月、きのこ嫌いでしょ?この機会に克服してもらおうと思って!」
「朝から嫌いな物で腹満たしたくないのでパス。ていうかこの機会にって…今日なんかあったっけ」
そう言いながら、凛にきのこの山を回す。
「わたしに回さないでよー」
「ふっふ、青いな菜月。いつだってどんなときだって、今日という日の今この瞬間はここでしか味わえないんだ。お前は同じような一日がまた訪れると思ってるかもしれないが、そうやって実は無数の『これだけ』って瞬間を見逃して…」
「今そういうのいいでーす」
適当に流して味噌汁を啜っていると、きのこの山が帰ってきた。
「…これ結局どうすんの?もう母さん食べてよ」
「でも、お母さんきのこ嫌いだし……」
「俺に食わせようとしてんのに!?」
「あ、でも勘違いしないで。お母さんが嫌いなのはきのこだけじゃなくて秋の食べ物全般だから」
「勘違いどころかもっと酷かったんですけど!?」
そう言えば…母さんがごぼうとか食べてるの見た事なかったな。
ならば!
「じゃあ父さんが食ってよ」
きのこの山を父さんに押し付けつつ言う。
すると…
「…菜月…母さんが嫌いで、お前も嫌いな物をオレが好きだと思うか!?」
「あ、はい」
そして結局俺の元に戻ってくるきのこの山。
…もう最後の希望に賭けるしかない!
「凛、お前は「やだ」…ほんとに誰も幸せにならねぇなこれ!?」
誰も食わないじゃん!
「仕方ないな。じゃあ、みんな大好きチキンライスに入れてやるぜ!」
「あんたも食わなかっただろうが…」
「はいそこ!ちょっと黙って」
結局。
父さんが作ってきたチキンライス…いや、『きのこライス』と化したものは俺と父さんで処理した。
「急がないと…!」
俺は今、きのこの山のせいで時間の余裕が無くなったため、急いで準備中だ。
「行ってきまーす!」
「あ、兄さん!」
「どうした凛。何かあったのか?」
「なんか昨日ショッピングモール行ってガラガラやったらVR当たった」
…………え。
!?
「…マジで?」
「マジで」
マジかこいつ。
その幸運ちょっと分けて欲しいわ…
「…えっと、それで何?」
「兄さんがやってるゲーム、わたしもやってみる」
……マジで?
雨宮凛
15歳
中学三年生
黒髪黒目、ひんぬー
運動、勉強どっちも優秀。
家事?知らんな。
…あ、性癖の暴露してるわけじゃないですからね?