二話目です。
「おお…こんな感じなんだ。っと、ステータス」
ヴォンという音と共にレインの前に半透明の青いパネルが浮かび上がる。
レイン
Lv1
HP40/40
MP12/12
【STR 40〈+15〉】
【VIT 10】
【AGI 40】
【DEX 10】
【INT 0】
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【初心者の片手剣】
左手 【空欄】
足 【空欄】
靴 【空欄】
装飾品 【空欄】
【空欄】
【空欄】
スキル
なし
「よし。本条さんと合流したらレベリング行ってみるか!」
「あの〜」
「はい?」
「もしかして、雨宮くん?」
結構小さい、黒髪で初期装備の大盾を持った女の子が話しかけてきた。
この子が本条 楓さんだ。
「あ、本条さん。こっちではレインね」
「うん!分かった!私はメイプルね!」
「よし!まずはレベリング行こっか。どんな感じにステ振ったの?」
「えっとね!ステータスポイントは全部防御力に振ったよ!
what??
聞き間違いかな…?なんか全部防御力って聞こえたんだけど。
「ちょ…ちょっともう1回言ってくれない?」
「?全部防御力に振ったよ?」
……はぃい?
「えっと、どうして?」
「痛いのが嫌だったからだよ〜!」
はぃい?(二度目)
「あ、私モンスターが出るところ聞いてくるね〜!」
「わ、分かった…」
なんだあれ!?白峯さんに聞いてはいたけど限度があるだろ!!!!!!!
そして、メイプルさんが情報聞いて、帰ってくるまでの間ずっとどうするか考えていた。そして出した結果は.........
「聞いてきたよ!西の森に行けば.........どうかしたの?」
「いやー凄いなーって(棒)」
思考停止
考えるのがバカバカしいくらい凄いな…ホントに。え?いい意味か悪い意味か?んなもん自分で考えろ。(辛辣)
まぁ、そんなことはどうでもいいとして、ただ今絶賛問題発生中だ。
問題というのはもちろんメイプルさんのAGI。
0だよ?0。
大事なことなのでもう一度言います。0。
つまり歩くのが超遅い。そして、俺は数分後、我慢の限界に達した。
「…失礼!」
「えっ、わひゃっ!」
もう速度合わせるのに疲れたから俺が運んじゃえってね。
つまり今、おんぶ状態。
そして歩き出して5分、ようやく森に着いた。
「いきなり過ぎてびっくりしたよ〜」
「ごめんごめん。でもこっちの方が速いでしょ?」
この森、初心者のレベリングにちょうどいいそうだ。ここでレベルを15くらいまでは上げたいな。
「よし、行こう!」
「おー!」
数 分 後
「うん、この辺でいいかな」
俺たちは、森の少し奥辺りに来ていた。
「よーし!モンスターさん!どこからでもかかってきていいよ!」
「どこからでもはダメだからね!?」
俺がメイプルさんの天然発言にツッコミを入れたその瞬間、その声に反応したのかは分からないが、草むらから尖った角を持った白兎が草むらから飛び出してきた。
そして、白兎はかなりのスピードでメイプルさんに突進をした。
「うわっ!痛っ…く、ない?」
「メイプルさん大丈夫?」
俺はもうこの時点で攻撃が入ってないことが分かってはいたが、思わず心配してしまった。
「おおおおっ!凄い!痛くない!流石は VIT 128!ふっふっふ…どうだ兎さん!私の腹筋は?」
まぁ、だよなぁ。
大丈夫そうだ、と思ったため、俺は。
「別行動しようか。二時間後くらいに戻ってくるから」
「うん!分かった!気をつけてね〜」
「そっちもね!」
こうして、俺たちは別行動を取る事になった。
〈三人称視点〉
レインは、森のかなり深くまで来ていた。
気分を戦闘モードに切り替える。
そして、目を閉じ、集中し敵の気配を探る。
「…集中!」
ガサッ、と後ろの草むらから音がした時、レインはもう動いていた。
「…ふっ!」
気合いを発し、目にも止まらぬ速さで背から剣を抜き放ち、一閃。
レインが切り裂いた巨大蜂は、声にならない悲鳴を上げながら光となって消えた。
「よし!さすがにこの辺のモンスターは大した事ないな」
そんなことを言いながら、背中の鞘に剣をしまい、更に奥に進んで行った。
この後、その辺のモンスターをほとんど狩り尽くし、レベルが16になったんだとかなんとか。
そして、その光景を見たどこぞの名無しの大盾使いさんは、それはもう凄い驚いたらしい。
【NWO】やばい初心者発見した
1 名前 : 名無しの大盾使い
やばい
2名前:名無しの槍使い
kwsk
3名前:名無しの魔法使い
どうやばいの
4 名前:名無しの大盾使い
初期装備で無双してる奴がいた
5 名前:名無しの大盾使い
モンスター10匹以上に囲まれたのに見た限り無傷
6 名前:名前の大剣使い
は?
7 名前:名無しの弓使い
マジで?
8 名前:名無しの大盾使い
マジ。俺も隠れてたけど何故か見つかった
9 名前:名無しの魔法使い
VR慣れしてるのかも
10 名前:名無しの片手剣使い
あー
11 名前:名無しの大剣使い
そうかもな
と、言う具合に、気付かないうちに自分が話題になっているなんてこと、レインには知る由もない。
タイトルにあった魔剣は次の回に出します。
進む速度遅くてすいません…