どんな卍解でも藍染様なら使いこなせると思うの 作:ブライゼナーガ
今回は藍染のキャラ崩壊注意です。
空座町における護廷十三隊と藍染一派との決戦。狛村と東仙の戦いに決着が着いた。
「要、友情に絆されたか、ならば私も約束を果たさねばなるまい。……せめて君の死を無駄にしないようにしよう」
周囲の注意が東仙要に向いている隙をつき、藍染は霊圧を上げた。
「ギン、防げ」
「!!」
「卍解
射程内にいる敵を、空座町にいる全ての者を、護廷十三隊のほぼ全員を一瞬で凍らせた。
「なん……だと……」
そう呟いたのは唯一生き残った日番谷だった。他の者は氷像となり、しゃべることすらかなわなかった。
(この一瞬でこれ程の広範囲を凍らせるなんて……俺の大紅蓮氷輪丸とは次元が違う……)
「ここまでは想定内だ。
ただ、
予想外だったのはギン、君だよ。」
日番谷が目を向けると、そこで目にしたのは、市丸の卍解「神死槍」で攻撃され、それを鬼道「断空」で防いでいる、藍染の姿だった。
「君が裏切ることは予想していたよ。意外なのは、タイミングだ。確かに私の卍解には明確な弱点がある。この卍解は発動後、私自身をも一瞬凍らせる。私自身を凍らせた冷気により、周囲を凍らせているからどれだけこの卍解を極めても避けられない。そこから元の状態に戻るまで0.5秒ほどの隙ができてしまう。だが私がそんな弱点を放っておくわけがない。この卍解を発動するときは全身全霊の鬼道により私自身を守っている。そんなことは君も知っていたはずだったんだが、無策で攻撃してくるとは……」
藍染は松本を見ながら呟いた。
「彼女を攻撃され、平常心ではいられなかった、といったところかな?」
(ごめんな……乱菊……)
市丸は倒れ伏した。
「さて残ったのは君だけだね。日番谷隊長。何故君だけ残しているのか疑問におもっているね。その疑問に答えよう。
私は君の絶望に歪んだ顔が好きなんだよ。生まれ出でた時から君は私の玩具だったんだよ」
「なにいって、やがる……」
まるで意味がわからない。そんな思いを顔に出しながら日番谷は呟いた。
「草冠宗次郎、だったかな。」
「!!」
「彼に偽物の氷輪丸を渡したのは私だ」
「なん……だと……」
「君は疑問に思わなかったのかな?何故数ある斬魄刀の中で君だけが同名の斬魄刀を持ち、なおかつそれを持つのが親友だということに。」
「雛守君を私の副官にしたのも、君の幼馴染みだと知っていたからだ。いずれ君とぶつけ、君の絶望した顔が見たいがためさ」
「ふざけんじゃねえ……ふざけんじゃねえぞ!!俺は、俺の人生はてめえの玩具じゃねえ!!」
「玩具だよ。そして今回も……君の絶望した顔が見たくてあえて君だけ氷像にせず残したんだ。フフ……思った通り君は最高の絶望の顔を……
「嘘、やな」
市丸は
「日番谷隊長。騙されたらアカンで。藍染は君に嫉妬しとるだけや。正確には君の斬魄刀になぁ」
「!!」
「藍染が語った発動時の隙以外にも、あの卍解には……あの斬魄刀には、もう二つ弱点がある。一つは山本総隊長の卍解『残火の太刀』、あれの前では氷雪系の斬魄刀は全て無力となる。そのために山本総隊長の斬魄刀を無力化できるワンダーワイスを作ったんや。そして、もう一つ
君の斬魄刀、氷輪丸や。
氷輪丸は氷雪系最強の斬魄刀や。あらゆる氷雪系の斬魄刀は氷輪丸の完全に下位の存在や。もちろんそれは
藍染は顔を歪ませるが気にせず市丸は続ける。
「生まれついて君の方が上位の存在であることを藍染は認めたくなかったから散々嫌がらせをしただけや。幼稚なプライドやで。そのくせ子供の君に直接手を下すのも、敗けを認めるようで幼稚なプライドが許せんかったんやろうな。アホな男や」
「市丸……」
「冷静に、冷淡に、冷徹に、冷酷に、クールになるんや日番谷隊長。そうすれば、君なら勝てるで、日番谷隊長。自分と、氷輪丸を信じ……
「破道の九十 黒棺」
棺のように展開された重力の奔流が市丸の体を跡形もなく押し潰した。
「フフフ……全く、死ぬまで下らない妄想に囚われているとは。恥ずかしい男だ。そうは思わないかね日番谷隊長」
今までの日番谷なら、元部下を、死者を貶すような言葉に激昂し飛びかかっていたであろう。しかし、今の日番谷は違う。
「……てめえはなんで死にかけのやつに、そんな強力な鬼道を使ったんだ」
「なに?」
「それは市丸が言っていたことが図星だからじゃねえのか。だから苛立って、聞くに耐えなくて、思わず強力な鬼道を使っちまったんじゃねえのか?」
「……全く君がここまでの愚物とは思わなかったよ。もういい、いい加減、君で遊ぶのにも飽きてきた。愚かな妄想を抱きながら眠るがいい」
「破道の九十 黒棺」
重力の奔流が市丸同様、日番谷を襲い原形もなく砕け散った。
はずであった。
「なん……だと……」
そう呟いたたのは藍染であった。
藍染の目に写ったものは日番谷に届く前に制止した黒棺と成長した日番谷の姿だった。
「……少し老けたか……この能力を使うためにはこの年齢になる必要があったってことか」
「その能力は……」
「てめえの
驚愕する藍染を無視して呟く日番谷。
「四界氷結、とでも名付けておくか。てめえのように自分自身が凍ることもねえ。……どうやら市丸の奴言う通り、てめえの能力は、俺の完全下位互換らしいな」
「私の斬魄刀は君の斬魄刀の完全下位互換?
フフフ……ハァーハハハハハハハハァ……
ふざけるなよ貴様ァ!!」
藍染は態度を豹変させた。
「これほどの屈辱は霊王の事を知って以来だ!!貴様だけは必ず葬る!!先程はギンがいたので全力を出さなかったが、今度は最大威力の
「全力を出しても俺を凍らせる自信がなかっただけだろ」
「黙れェ!!仮に斬魄刀のおかげで、貴様が生き残ったとしても、その他の者は全てチリへと変わる!!仲間も、守りたい者も、全て失い、絶望に堕ちろ!!日番谷冬獅郎!!」
「藍染……
あんまり強い言葉を遣うなよ…
弱く見えるぞ」
「キィサァマァァァァァ!!」
藍染は
そして……
………………………
………………………………
………………………………………
「雛ァ……守ィ……」
戦いに敗れ、藍染の放った神速の一刀の元に切り伏せられた。日番谷冬獅郎の姿があった。
日番谷は霊圧が切れ、斬魄刀が効力を失い、他の者達同様、物言わぬ氷像となってしまった。
そんな氷像を踏み潰しながら藍染は呟いた。
「四界氷結、恐ろしい技だった。
自分自身の事象を止め、そこでためた力を一気に解放する神速の剣……それこそが
ありがとう日番谷冬獅郎。君ごときがその斬魄刀、氷輪丸を持っていたおかげで、私は劣等感から解放されたよ」
「フゥ……全く、私としたことが少し感情的になりすぎたな。さて、本当の空座町に行くとしよう」
しかし、ネットを見ると弱いといっている人もそれなりに居たので書きました。
弱いと言われている理由は主に4つです
①倒せなかった時の隙が大きすぎる
②後から来た援軍になす術もなくやられる
③味方の援軍もその性質上期待できない
④日番谷が成長し、四界氷結を即使えるようになったら、大紅蓮氷輪丸の下位互換
それに対する私の答えはこんな感じです。
①倒せなかった時の隙が大きすぎる
→一撃で勝敗が決まるという特徴というだけです。ルキアの霊圧でエス・ノト瞬殺してる時点でその一撃も超強いので、弱い理由にはならないと考えています。
②後から来た援軍になす術もなくやられる
→援軍ごと凍らせれば良いだけ。描写された範囲的にできそう
③味方の援軍もその性質上期待できない
→白哉兄様がやったみたいに、一旦範囲外に逃がした後、応援に駆けつければいいだけ。(範囲外に逃がした仲間が敵よりも早く来てくれると信じる必要がありますので、ルキアにあってる卍解だと思います)
④日番谷が成長し、四界氷結を即使えるようになったら、大紅蓮氷輪丸の下位互換
→大紅蓮氷輪丸が強すぎるだけです。