もしもお嬢様を1mmも理解してないゲーマーがセシリアに憑依したら   作:まみま

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 ご機嫌よう!生まれつきのジオニストお嬢様ですわ!このSSのお気に入り数も600を超えましたわね!600といえばバ○オペでも最高コスト帯、この先も無制限に増えていくように頑張りますわ!
 あとこの回、ちょっとサディスティックお嬢様の性癖が暴走してしまったちょっとネタ少なめでなかなかサディスティックな仕上がりになっておりますわ。ご注意ください。


お嬢様サディズむ

 さて、行事に事欠かないこの学園はクラス代表戦が終わった直後にもまた新たなイベントがありますわ! その名は『学年別個人トーナメント』! 一週間かけて執り行われる一大イベントですわ! 名前の通りに、学年別に全ての生徒が参加し、トーナメントを勝ち進んでいく、という大きな催しですわね! 

 このイベントで煽りがいのある生徒に会えることを期待しながらも、今日もギリギリの時間で教室に向かうわたくしですが、途中で珍しく一夏さんとシャルロットさんに会いましたの。

 

「あら、おはようございます」

「おう、おはよう!」

「おはよう……えっと……セシリアお嬢様?」

 

 カーッ! お嬢様なんて呼んじゃって可愛いですわねこの子は! 男装してても可愛さを隠しきれてないですわねほんと! 

 

「学園にいるときは呼び捨てで構いませんわよ。それに雇ってからも勤務中以外ではお嬢様なんて呼ばせる気はありませんわ」

「うっ、うん! セシリア、本当にありがとうね!」

 

 笑顔が眩しいですわ……心なしか1620万色に発光してるようにすら感じます……ゲーミングシャルロットですわね。いや、でも彼女にはこのゲーマーサイドに堕ちずに眩しいままであって欲しいですわ……

 

「わたくしのやりたいことをやったまでですわ。それに、可愛いメイドさんと有能なスパーリング相手を同時に手に入れたんです。わたくしの方がお礼を言いたい気分ですわ」

「か、可愛いだなんてそんな……」

「可愛いですわよ。ね、一夏さんもそう思うでしょ?」

「えっ、あっ、ああ! そうだな!」

 

 と言うと、顔を赤らめるシャルロットさん。ちょっと一夏さん、わたくしのメイド予定の子を落とさないでいただけます? ゲーマーの闇に堕ちるのも問題ですけれど、彼に落ちるのも問題ですわねほんと。

 

「ん? なんか騒がしいな」

「ええ、なんの騒ぎでしょうか?」

 

 教室についてみると、クラスの女子全員が中央の机に集まって話をしていましたわ。何が起こったのでしょうか? もしかしてア○グガイがついにナーフを受けたのでしょうかね? あいつが嫌で低コス出れないのでいっそ削除して欲しいくらいですわ。

 

「何をしてるんだ?」

 

 一夏さんが戸を開けながら言うと、みんなそそくさと退散してしまいましたわ。コミケやゲーセンで台車が通るときみたいですわね。その辺の民度の高さがわたくしは好きですわ。

 

「なんだったんだろうな?」

「さあ?」

「わかりませんわね」

 

 疑問符を頭に浮かべていると、もう時間がやばいので急いで着席しましたわ。瞬獄殺を喰らうのはごめんですもの。

 

 

 

 

 

 さて、その昼休みのことですわ。いつもより昼食を多く食べ過ぎてしまったので、腹ごなしに散歩をしていた時、ラウラさんの声が聞こえて来ましたわ。

 

「教官! こんな極東の地になんの役目があると言うのです! どうか我がドイツへ戻って、再び教鞭を取ってください! ここの生徒達になんの価値があるのですか!?」

 

 あー、どうやら彼女の目的は一夏さんではなくて織斑先生の方だったようですわね。会話から察するに、過去にドイツ軍で教官をやっていた織斑先生を連れ戻したいのでしょうか? しかしドイツ……ISの世界一を決めるための大会、モンド・グロッソの第二回がドイツで行われていましたわね。確か決勝まで勝ち進んだ織斑先生は試合開始を前に棄権していましたが……それと何か関係がありそうですわね。

 盗み聞きは趣味が悪いですが、好奇心に勝るものではありませんわ。

 

「ほう、ここの生徒には価値がないと? そう言うのか?」

「その通りです! 頭が軽く、危機感もない! ここはISをファッションか何かと勘違いした馬鹿どもの巣窟です! こんな程度の低いもの達のために教官が時間を割くなど───」

「そこまでにしておけよ、小娘。それに貴様はその程度が低い中にいるオルコットに手酷くやられていたじゃないか、アリーナの監視カメラの録画を見させてもらったぞ?」

「くっ……あれは! あれは油断していただけです! 

「ほう。ここの連中を危機感がないと評しておいて、よく油断などと言えたものだな? いいか、貴様は選ばれた者などではない。一度自分をしっかりと見直すことだ」

 

 あいも変わらず容赦のない方ですわね。10先やったら3敗もしないうちにリアルファイトおっぱじめそうですわあの人。

 

「何にせよ、授業の時間だ。教室に戻れ」

「……はい」

 

 悔しそうに走っていくラウラさん。まあ鬼神に迫られてはしょうがないことですわね。流石のわたくしでも彼女を煽る勇気はありませんわ。

 

「オルコット。盗み聞きとは感心しないな?」

「……散歩をしていただけですわよ。それとも、飛び出て行って彼女を慰めた方が良かったですか?」

「回れ右して帰るのが最適解だ。……はぁ、お前の戦闘のためにその減らず口が必要なのはわかっているが、普段はもう少し抑えろ。これでも私はお前を買っているんだ」

「世界最強に評価されるとは、身に余る光栄ですわ」

「どうでもいいからお前も教室へ戻ることだな」

「仰せのままに」

 

 織斑先生のため息を背後に、わたくしも教室への道を急ぐこととしましたわ。

 それにしてもラウラさん、また仕掛けてきそうな雰囲気でしたわね。楽しみに待っておきましょう。

 

 

 

 

「で、本当に仕掛けてくるとは、ずいぶん短絡的な思考の持ち主ですわね? 頭にソーセージとか詰まってらっしゃる?」

『そんな軽口を叩けるのは今日までだ!』

 

 案の定、一人で訓練中にラウラさんが仕掛けてきましたわね。その短気さたるやFPSゲーマーですわね。少しは引くこと覚えろカスと言ってやりたいですわ。

 

 早速距離を詰め、今度はワイヤーの先についた刃をこちらへ差し向けてきますわ。まあ、劣化版BTって感じですわね。

 

「有線と無線の致命的な差をわかっていらして?」

 

 その場から動くことなく、展開したBTをもってして全てのワイヤーを焼き切りますわ。常にBTに動きを指示しているわたくしにとっては、メイン兵装でない有線のインコムなど止まって見えますの。

 ならばと格闘戦を仕掛けてくるラウラさんから距離を取り、超ガソを撒き散らかしますわ。

 

「短絡的ですわね。まさか具体的な策もなく仕掛けてきたんですの? ドイツ軍人が聞いて呆れますわね?」

『うるさいうるさいうるさいッ!』

 

 あー、いい具合ですわ。そろそろ心を完璧に折れそうですわね。出る杭は打つに限りますもの、彼女はどこも出てはいないツルペタですけれどもね。このままガチ撮り100本勝負のえ○れほたてさんみたいにメンタルを叩き折ってやりますわ。

 着火されたガソリンが爆発し、彼女の視界を奪いますわ。当然、レーザーライフルとBTから5本の攻撃が飛び、彼女を滅多打ちにしますわ。

 

『クソッ! イギリス人が!』

「煽りに人種を使う時点で底がしれてますのよ。広辞苑読んで煽りスキルを磨いてはいかがですか?」

 

 そのまま吶喊してくる彼女の背中をBTが打ち抜き、よろめいたその隙に真上から銃剣突撃を喰らわせて地面に叩きつけますわ。

 

「あの壁を使わないところを見ると、発動には随分と集中力が必要なようですわね? ダメですわよ。こうやって煽りながらでも戦えるまで練度を高めないと」

 

 彼女の真上に立ち、弱々しく張られたバリアを踏み潰すように彼女の顔へ向けて足を下ろしていきますわ。プライドの高い人間にとっては随分と堪えることでしょうねえ? わたくしも煽られたときクッソキレ散らかすからわかりますわよ。

 

「よほど地面が大好きなようですわね? ほら、あと数センチ。気合入れて守らないとプライドをグチャグチャに踏み潰されますわよ? ほら、がんばれ♡がんばれ♡」

 

 由緒正しき応援にも動かされなかったのか、わたくしの足はそのまま沈んでいき、彼女の顔を踏みにじる……

 

 

「そこまでだ。オルコット」

 

 

 ……寸前に停止が入ってしまいましたわね。ちぇっ、もう少しで最高に楽しい時間でしたのに、残念ですわ。

 

「まったく、ガキどものお守りも楽ではないな……」

「あら、仕事が楽になるようにうるさいのを片付けて差し上げようとしましたのに」

「余計なお世話だオルコットよ。お前のサディズムの言い訳に私を使うんじゃない」

 

 呆れたように言う織斑先生。ていうか先生生身にIS用のブレード担いでますわね。もしかして化け物ですか? いや、問うまでもなく化け物でしたわね。

 

「これより学年別トーナメント戦まで一切の私闘を禁じる! 破ったものには重い罰則を与えるから、覚悟しておくように!」

 

 そのようにして、2回目の襲撃も終わりましたわ。本当にもう少しでしたのに、残念なこと。

 

 

 

「セシリア……あのな……流石にあれは性格が悪いとかそういう問題じゃないと思う……」

 

 ちょうど練習にきていた一夏さんに言われてしまいましたわ。性格が悪いとはお言葉ですわね。シャルロットさんは問題ないと思いますわよね? 

 

「僕……メイドになったらあんなことされたりするの……?」

 

 まさかのガチ怯えでしたわ。大丈夫ですわよ、素直で可愛い子にはあんなイジメ方は致しませんから。

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