もしもお嬢様を1mmも理解してないゲーマーがセシリアに憑依したら   作:まみま

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 ご機嫌よう!久しぶりに書いてるライティングお嬢様ですわ!今回はシリアス回なのでネタ少なめかつ、章の終わりで短めになってますわ!


お嬢様一件落着

「……さて、一件落着ですわね」

 

 海中へ沈んだ福音を眺めながら呟きましたわ。はあ、今日は疲れましたわね……帰ったらめちゃくちゃ寝ますわよわたくし。36時間は寝ますわ。

 ……しかし、わたくしの心には一つだけ疑念がありましたわ。他でもないあの天災カスウサギがこの程度で終わらせるのか、というところ。作戦成功でみんなおてて繋いで大団円、あの性格ゴキブリ以下の人格破綻女がそんなことを望むのか? という疑いが。

 

「……杞憂に終わるといいのですけど」

「ん? どうしたのセシリア?」

「ご主人様! どこか痛いのか! 痛いのは私だけで十分だぞ!?」

「大丈夫ですわ。ドMクソロリは一回黙ってください」

 

 

「あ、箒。リボン解けちゃったんだな」

「えっ!? あ! 本当だ……」

「ちょうど良かった! ほら!」

「こっ、これは?」

「これはって、誕生日プレゼントだよ! 今日は箒の誕生日だろ?」

 

 

 視界の端でイチャイチャしてますわ。ああいうとこがあるからモテるんですわね。対女性環境機一夏さんですわね。堕とすのは敵だけにしてもらいたいものですわ。

 

「じゃあ福音のパイロットを救出しなきゃね!」

 

 そう言って海面に近づくシャルロットさん。しかし……

 

「シャルロット! 下がりなさい!」

「えっ?」

 

 わたくしがシャルロットさんの装甲を掴み、後ろへ投げ飛ばすと共に海面が膨れ上がり、とてつもないエネルギーが爆発しましたわ。その爆発に巻き込まれたわたくしは吹き飛ばされ、元々少なかったエネルギーがほとんど底をついていましたわ。衝撃で頭がグラングランしますわ。

 

「セシリアっ!?」

「いいから前を見なさい……! まだ来ますわ……!!」

 

 福音は元々翼ユニットがあった位置にエネルギーの翼を生やし、先ほどよりも濃い弾幕を放ってきましたわ。

 

「回避!」

 

 全員が回避軌道を取り、シャルロットさんはわたくしに飛んでくる弾幕を防ぎ切りましたわ。

 

「威力が今までの比じゃない!」

「そのようですわね!」

『オルコット、そちらからの映像が遮断された。何が起きた?』

二次移行(セカンドシフト)ですわ。その際のエネルギーの余波で電波が狂いましたわね……第二形態はダ○ソだけにしとけって話ですわよ全く……織斑先生、この場の指揮はわたくしが取りますわ」

『了解。指揮はオルコットに一任する。……墜ちるなよ』

「フラグを立てるのはやめてくださいませ!」

 

 再び空を覆う弾幕を回避しますわ。やっぱり第二形態はお排泄物ですわね! それが許されてるボスなんてルド○イークくらいですわ! 

 

「通信の通り、わたくしが指揮を取りますわ! 箒さんと鈴さんは接近戦で押さえ込み、出来るだけ弾幕を張らせないようにしなさい! シャルロットさんとラウラさんは中距離を保ちつつ牽制を! わたくしは遠距離から支援しますわ! ……一夏さん! シールドエネルギーの残量は?」

『もう一撃も使えそうにない!』

「問題ありませんわ! ならば箒さんと鈴さんに加わって近距離戦を! 攻撃を食らったらISが解除されるよりも先に近くの岩場まで退避しなさい!」

『おう!』

 

 一夏さんの一撃必殺がないとなれば、正攻法で削り切るしかないですわね。指示の通りに戦闘を始めるみなさんを後ろから見ながら支援を差し込んで行きますわ。

 しかしあの福音の第二形態は厄介ですわね。近接三人で押さえつけてもなお濃密な弾幕を放ちながら飛び回っていますわ。

 

『ッ! 箒!』

 

 一夏さんが箒さんを庇うために死角から飛んできた弾を受けてしまいましたわ。このまま1人ずつ減らされていったら辛いですわね……戦いは数だっていうのは嘘だったんですの? 

 

「一夏さん、大丈夫ですか?」

『あ、ああ……まだギリギリなんとか戦える……』

「……危険を感じたらすぐに下がってください!」

 

 いつものわたくしならばすぐに下がらせるところですが、今はそんな余裕もなさそうですわね。しかしその時、箒さんに異変がありましたわ。

 あれは……光? 箒さんの紅椿が金色の光に包まれていましたわ。ゴ○ドモードか何かでしょうか? 

 

『これは……シールドエネルギーが回復している……絢爛舞踏? ……一夏! これを受け取れ!』

 

 そして繋がれた箒さんと一夏さんの手の間にも、同じ光が生まれましたわ。なるほど……これがあの天災腹黒カス兎の狙いだったわけですわね? 自分も仲間も回復可能とかマ○シーみたいですわ。

 エネルギーを受け取った一夏さんの白式は姿を変え、巨大化した左手からは雪片のものと同じ青白い光が漏れ出していましたわ。まさか、彼も第二移行(セカンドシフト)とは。

 

『これなら……いける!』

「よし! 畳みかけますわよ! わたくしとシャルロットさんが援護しますので、箒さんと鈴さんで隙を作りラウラさんが拘束しなさい! 一夏さん! 一撃で決めますわよ!」

「「「「「了解!」」」」」

 

 仲間の存在をこれほど心強く思ったことは、どんなゲームでもありませんでしたわ。

 わたくしとシャルロットさんの銃撃を上へ回避することを選んだ福音を追う箒さんと鈴さん。再び弾幕を張ろうとする福音の動きをレーザーで阻止し、両側から箒さんと鈴さんの攻撃が入りましたわ。そして怯んだ福音をラウラさんが拘束し……

 

『決めろ一夏!』

『やっちゃいなさい一夏!』

『うおおおおおおおお!!!』

 

 今度こそ、最後の一撃が決まりましたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんな、よく働いてくれた。特にオルコット。福音を相手に単騎での時間稼ぎと指揮、ご苦労だった。今日はよく休んでくれ」

 

 旅館の中の作戦本部に帰還したわたくし達は労いの言葉を受け、解散となりましたわ。戦闘に時間がかかり、すでに空は橙に染まっていましたわ。

 誰もいない岩場で座り込み、足で水をチャパチャパとかいて海に来た気分だけでも味わっておきますわ……

 

「全く、あなたのせいで臨海学校が全部パーですわよ……ねえ、束さん」

「んー? でも楽しかったでしょ?」

「何が楽しいものですか。……で、今回も勝者はわたくしでしたわね?」

「……はぁ、その通りだね。この束さんが負け越すなんてちーちゃん以来だよ」

 

 いつのまにか隣に来ていた束さんは落ち込むような仕草を見せて、そのまま隣に座りましたわ。

 

「で、もう一つの目的は達成できましたの?」

「うん! そっちについては完璧さ! 予想以上ですらあるね! 君のおかげだよ! ありがとうね!」

「礼を言われたって嬉しくないですわよ。詫び石よこしなさい詫び石」

「そう言うと思ってね、君のために一つ武装を作ってきたよ! ……なにそんな信じられないものを見たみたいな顔して! 失礼だなー!」

 

 いやそりゃそんな顔にもなりますわよ。レートマに強襲固めででたら相手が支援固めだった時みたいな気分ですわ。

 

「IS借りるよー! ここをこうして……はい終わり!」

「ちなみにどんな武装ですの?」

「それは見てからのお楽しみかなー?」

「だろうと思ってましたわ」

 

 どうにも、踊らされた感が拭えませんわね……ただまあ、事件はひとまず終息したのですからよしとしましょうか……

 

「あ、束さんP○4持ってまして? フォーオナ○って言うゲームがあるんですが一緒にやりませんこと?」

「えー、どうしようっかなぁ」

「あら、負けるのが怖いんですのね?」

「やってやろうじゃねえか!」

 

 チョロくて助かりましたわ。この復讐はフォー○ナーでやってやりましょう。わたくしのセン○ュリオンのハメコンで泣かせてやりますわよ。




 
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