FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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今回でガルナ島編は終わりです。なんか途中から書いたのに長くなった...あれ?今後もこれだけかかると思うと大変じゃね?


月の破壊

「いあーーー 終わった終わったー!!!」「あいさーーー!!!」

デリオラを倒したことにより全員が安堵していた

「本当...一時はどうなるかと思ったよすごいよねウルさんって」

「これで俺達もS級クエスト達成だぁ!!!」

「やったー!!もしかしてあたし達2階へ行けるかな!!!」

「ハハッ」

「呑気ですわねあなた達」

その様子をエルザとリートは黙って見ていた事に3人と1匹が気付いて冷や汗をかきはじめる

「そうだ!!!お仕置きが待ってたんだ!!!」

「その前にやる事があるだろう今回の目的を忘れていないかおまえ達」

「こいつらを連れ戻すことか?」

「それは、私とおまえの目的だリート...」

「はぁ...今回の仕事の本当の目的は悪魔にされた村の人々を救う事だS級クエストはまだ終わっていない」

「え!?」

「なるほど...そりゃあデリオラを倒してはいそれまでって訳にはいかねぇな」

リートも座っていた所から立ち上がる

「で...でもデリオラは死んじゃったし‥‥村の呪いだってこれで」

「いや、あの呪いとかいう現象はデリオラの影響ではない。ムーンドリップの膨大な魔力が人々に害を及ぼしたのだデリオラが崩壊したからといって事態が改善する訳がなかろう」

そう、デリオラはリートに倒された後、体が砂のようになり崩れていたのだ

「確かに、デリオラから出ていた魔力で影響があったならともかく、ムーンドリップの影響なら全く呪いと関係がなくなってくるからな」「納得ですわ」

「そ...そんなぁ~」

ルーシィは肩を落として残念そうに言った

「んじゃとっとと治してやるかーーー!!!」「あいさー!!!」

ナツとハッピーはやる気のようだが

「どうやってだよ...あっ」

グレイはリオンを見る

「俺は知らんぞ」

「なんだとぉ!!」「とぉ!!」

「3年前、この島に来たとき村が存在するのは知っていたしかし、俺達は村の人々には干渉しなかった...奴等から会いに来ることも一度もなかったしな」

「3年間一度も?」

「そういえば遺跡から毎日ムーンドリップの光が落ちてきていたのに、ここを調べないのはおかしな話よね」「ムーンドリップによる人体への影響にも多少疑問が残る」

「あっ、それは俺もだ」

「どういうことだ?リート」

エルザはリートに訪ねる

「こいつらは3年間この島でムーンドリップの儀式をやって同じ光を浴びてたんだぞ、おかしいと思わねぇか?」

「?」

「どういうこと?」

エルザは理解したようで

「そうか!!!3年間もこの島にいたとしたら少なからずコイツ達にも影響はあるハズ!!!」

「「「「!!!」」」」

「そういうこった」

リオンは顔を背ける

「気を付けな、奴等は何かを隠してる。ま、ここからはギルドの仕事だろ...」

「そうはいかねぇお前らは村をぶっ...」

むぎゅ

エルザがナツの顎の下から頬をつまみ喋れなくする

「お前...どんな止めかただよ...」

「奴にも奴なりの正義があった過去を難じる必要はもうない...行くぞ」

エルザ達は遺跡の出口に向かった

「リオン」

「なんだ」

「お前もどこかのギルドに入れよ仲間がいてライバルがいてきっと新しい目標が見つかる」

「く‥‥くだらん‥さっさと行け」

・・・

『村の資材置き場』

「あれ?皆がいない...」

ルーシィが村の人たちが居なくなっている事に気付いた

「ここに皆いたのか?」

「そのはずだったんだけど...いねぇな」

「おーい」「誰かいませんかですわー?」

「とりあえず傷薬と包帯もらっとくぞ」

「盗人かお前は...」

リート達が村の人たちを探しているところに遠くの方から村の住民が1人走りながらやってきた

「皆さん!!!戻りましたか!!!!大変なんです!!!!」

「?」

「とにかく村まで一緒に来て下さい!!!!」

・・・

『ガルナ島の村』

「な...なにこれ」

「昨日村はボロボロになっちゃったのに」

村は完全に壊される前に戻っていた

「元に戻ってる...どうなってんだこりゃ!!まるで時間が戻ったみてーだ!!!」

ナツが一件の家を叩きながら確認する

「お前が叩くとまた壊すんじゃねぇか?」

「うん、せっかく直ったんだからナツはさわらない方がいいと思う」

「時間?」

ナツは頭のすみにザルティを思い出す

「まさかな...いや改心したとか...まぁいいか!」「あい」

「いいのかよ」

「そーだ!!!あたし達の荷物!!!」

ルーシィが走り出すと墓の前に座り込む村の村長を見つける、すると村長はルーシィを睨み付けた

「村を元に戻してくれたのはあなた方ですかな?それについては感謝します...ですが!!!魔導士どの、一体いつになったら月を壊してくださるのですかな!!!ほがぁーーーー!!!」

「ひぇーっ」

「ずいぶんと荒っぽい爺さんだなぁ」

リート達もその様子を見ていた

「月を壊すことは容易い」

「オイ...とんでもないことしれっと言ってるぞ」「あい」

「ボケたんじゃねぇか?」「聞こえますわよリート」

ゴン!シュウゥゥゥゥ

リートはエルザに殴られ、たんこぶをつくるがエルザは気にせず話を続けた

「しかし、その前に確認したいことがある皆を集めて来てくれないか‥‥リート」

「俺かよ!!」「さっきの事を根に持ってるんですわね...」

リートは仕方なく村の皆を集めた

‥‥‥

「整理しておこう君達は紫の月が出てからそのような姿になった、間違いないか?」

エルザは村の人達に状況を確認する

「ほがぁ‥‥正確にはあの月が出てる間だけこのような姿に」

「話をまとめるとそれは、3年前からということになる」

「確かに‥それくらいたつかも」「ああ」

「しかし3年間毎日この島ではムーンドリップが行われていた」

エルザは村の人たちの前を歩きまわる

「遺跡には毎日のように光が見えてたはず」

「きゃあ!!」

エルザはルーシィの作った落とし穴に落ちた

「お...落とし穴まで復活してたのか...」「きゃ...きゃあって言ったぞ...」「か‥‥かわいいな」「誰だあんなアホな物を作ったのは」「さぁ?」「あたしのせいじゃない!!!あたしのせいじゃない!!!」

落とし穴からエルザが這い上がってきた

「つまりこの島で一番怪しい場所ではないか」

「うわぁ...何事もなかったかのようだぞ」「たくましいな...」

「あまりイジってあげないで...」

「なぜ調査をしなかったのだ?」

村の人達が騒ぎ出す

「本当の事を話してくれないか?」

村長は村を代表して話し始めた

「それが...儂らにもよくわからんのです、正直あの遺跡には何度も行こうとしましたが何度やっても遺跡に近づけんのです」

「!?」

「遺跡に向かっても気がつけば門の前に来てしまうのです」

「どーいうこと?」「俺達は中に入れたぞフツーに」

村の人たちは更に騒ぎ出した

「こんな話信じてもらえないでしょうが本当なんです!!」「たどり着いた村人は1人もいねぇ!!!」

「やはりか」

「え?」

エルザは納得した顔をする

その様子を少し離れた木の上からザルティが覗いていた

「さすが妖精女王もうこのカラクリに気がつくとはねぇ」

エルザは巨人の鎧に換装する

「ナツ...ついてこい、これから月を破壊する」

「おおっ!!!」「「「えぇーー!!」」」

「やっぱりボケたのか?エルザは...」

ゴン!!シュウゥゥゥゥ

「リートも懲りませんわね...」

‥‥

「今からあの月を破壊するそして皆を元に戻そう」

エルザとナツは見張り台にあがった

村の住民は今か今かと待ちわびていた

「目の前で見られるのか‥‥月が壊れるのを」

「おお‥やっともとの姿に戻れるんだぁ」

ナツは準備をしながらエルザに問う

「エルザ、月を壊すならあの遺跡の方がいいんじゃね?ここより高いし」

「十分だそれに遺跡へは村人は近づけんからな」

「月を壊すってさすがのエルザでも‥‥無理‥だよな」

「何をするつもりだろ」

「ドキドキするね」

「私もですわ」

「俺も...いろんな意味で」

エルザは一歩前に踏み出すと槍を換装した

「この鎧は巨人の鎧、投擲力を上げる効果を持つ」

「そしてこの槍は闇を退けし破邪の槍」

「それをぶん投げて月を壊すのか!!!うおぉ!!!スゲェ!!!」

(((いやいや‥無理だから)))

「しかしそれだけではあそこまでは届かんだろう、だからお前の火力でブーストさせたい」

「?」

「石突きを思いっきり殴るんだ。巨人の鎧の投擲力とお前の火力で月を破壊する」

「おし!!分かった!!!」

「いくぞ」

「二人とも何であんなにノリノリなんだよ」

「まさか本当に月が壊れたりしないよね」

「いや、今の作戦でも無理があるって」

エルザは槍を構える

「ナツ!!!」

「おおう!!!」

エルザの投擲と同時にナツは石突きを思いっきり殴った

「そらぁ!!!」

「届けぇぇぇ!!!!!」

槍はまっすぐ月へと向かっていく

ピキィ

槍が当たったと思われる場所から月にヒビがはいる

「「「うそだぁ!!!!」」」

パキィン!

すると割れたのは月ではなくその下にある巨大な膜だった

「これは!!!」

「割れたのは月じゃない...空が‥割れた?」

「どうなってんだ、こりゃあ」

「この島は邪気の膜でおおわれていたんだ」

エルザが説明をする

「膜?」

「ムーンドリップによって発生した排気ガスだと思えばいい、それが結晶化して空に膜を張っていたその為月は紫色に見えてたというわけだ」

そして膜が割れたことにより村人達の体が光出す

「わぁぁ」

「邪気の膜は破れこの島は本来の輝きを取り戻す」

村の人達はようやく人間の姿に戻れると思っていたが

「あれ?」

村の人達は悪魔の姿のまま光は消え失せてしまった

「元に戻らねぇのか?」「そんな...」

「いや、これで元通りなんだ」

「あ、そういうことか」

エルザの言葉でリートは理解した

「邪気の膜は彼らの姿ではなく記憶を冒していたんだ」

「記憶?」

「夜になると悪魔になってしまうという間違った記憶だ」

「ま...ま...まさか...」

「そう、彼らは元々悪魔だったのだ」

「「「えぇぇぇー!!!」」」

「やっと謎が解けたわけか」

「マ...マジ?」

「う、うむ...まだちょいと混乱してますが」

「彼らは人間に変身する力を持っていたその人間に変身した自分を本来の姿と思い込んでしまう、それがムーンドリップによる記憶障害」

「でも、リオン達はなんで平気だったの?」

ルーシィの疑問にリートが答えた

「アイツ等は悪魔じゃなくて人間だからな記憶障害は悪魔にだけしかきかねぇんだろ」

「あの遺跡に近づけないのも村の人達が悪魔だからだ聖なる光を蓄えたあの遺跡に闇の者は近づけない」

そこに1人の男がやってきた

「流石だ、君達に任せて良かった魔導師さんありがとう」

「幽霊!!?」「あいーーー!!?」

「船乗りのおっさんか!?」

「ボ...ボボ...」「え?だって...ええ!?」

その場の全員が驚愕した

「胸を刺されたぐらいじゃ悪魔は死なねぇだろうがよハッハッハww」

「あんた...船の上から消えたんじゃ」

するとボボは羽を生やして飛び上がった

「あのときは本当の事を言えなくてすまなかった俺は1人だけ記憶が戻り自分達を人間だと思い込んでる村の皆が怖くてこの島を離れてたんだ」

「ボ...ボボーーー!!!!」

村長はボボの元へ空を飛び抱きつく

そして村の人達も羽を生やしボボが生きていたことに喜んだ

「悪魔の島か...」

「でもよこうやって見ると悪魔って言うより天使みてーだな」

「確かになw」

「今夜は宴じゃ~!!悪魔の宴じゃ~!!」

「響きがこえぇな...」

その様子を木の上から見ていたザルティは水晶でジークレインに様子を見せていた

「ご覧になりました?」

「ああ、しかし思いの他やるようだなフェアリーテイル、俺達の邪魔にならなければいいが」

するとザルティが仮面を取り、1人の女、ウルティアに姿を変えた

「そうね」




今回はここまでです、次回はガルナ島から帰るところから書いていきます...帰ってないのに1シリーズ終わりでも良かったのかな...まぁいいか!

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