FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」   作:タイキック新

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完全アニオリでしたけど、やっぱここも長編だしやっとくべきかなぁって思ったのでやっておきます。
これ原作にないぶんアニメ観ながらになるため、気合い入れねば、あ、ケツプリ団とかは出すならスピンオフで書こうかなって思ってます。


ルーシィの親戚

「んあ?墓がどうしたって?」

 

ナツ、リート、ハッピー、ラリカ、エルフマン、リサーナの6人でギルド裏で畑を耕していた時、ミラがやってきて、とある相談を持ち込んできた。

 

「大聖堂にあるリサーナのお墓のことよ」

「どー扱ったらいいもんか」

 

「壊しちゃうの?」

 

ハッピーが心配そうに尋ねるが、リサーナも壊したいとは思っていないらしく、困り顔で否定する。

 

「それはちょっと」

「教会からは、好きに決めてくれって言われてるけどなぁ」

 

「じゃあ、置いといてもいいんじゃねぇのか?」

 

リートの問いに、ミラも話しを続けて合わせてきた。

 

「うん、記念碑として置いとくのもいいのかもね碑文だけ書き換えてとか」

「なら、その方がいいと思いますわよ。結果的リサーナも生きていたのですし、むしろ撤去する方が費用がかかるんじゃありませんこと?」

「確かになぁ」

 

リサーナは教会という言葉を聞いて、とあることを思い出す。

 

「教会で思い出したんだけど、そろそろじゃない?」

 

だが、ナツにはピンと来ないらしく、疑問符が浮かんでいた。

 

「なにが?」

 

「あー、大司教を拝めるとかって言うアレか」

「そーいやそろそろだな」

「オイラ知ってるよ。

教会の大事なお祭りでしょ?大司教って人が数年に1度だけ人前に降りてくるんだよね」

 

「その姿をひと目見ようと、遠方の外国からも巡礼者がやってくるのよ」

 

「ほーーん」

 

「ナツも少しは覚えた方がいいですわよ」

「うるせーっての!」

 

 

それからリート達は、ギルドへ戻り、雑談くらいにルーシィ、ウェンディ、マーラ、シャルルを含めて話しをしているところに、ロメオがとある少女を連れてルーシィに声をかけに来た。

 

「ルーシィ姉、お客さんだよ」

 

「?」

 

ロメオは入口から、ルーシィに指をさしながら少女に紹介を行う。

 

「あそこにいるのがルーシィ姉だよ」

「ありがとうございます」

 

少女はブロンドのウェーブがかった長髪に、ピンクのドレスを着た年齢はおそらくルーシィと同じくらいの、Theお嬢様と呼べるような少女であった。

 

「誰だ?」

 

「えーっと…… 」

 

ルーシィを尋ねて来た少女だが、どうやらルーシィはまったく見覚えがないらしく、少女を見ながら首を傾げていた。

 

「お前の知り合いなんだろ?」

「覚えていませんの?」

 

少女はゆっくりとルーシィに歩み寄り、若干不安げな様子でルーシィを尋ねた。

 

「あなたが、ルーシィ・ハートフィリア?」

「う……うん、そうだけど、あの、誰?ですか?」

「誰っ……て」

 

少女は目に涙を浮かべて、いきなり大泣きだす。

 

「ミッシェル・ロブスターですよぉぉぉぉ!!!!うぇーーーん!!!!」

 

「ハイィィィ!!?」

 

「お知り合いでしたか」

「ルーシィさん、人の顔くらい覚えておこうよ」

「いきなり泣かすなよ」

「ルーシィひでぇな」

「例えレディでも、女の子を泣かせるモノではありませんわよ」

 

「えぇ!?えぇぇ!!?」

 

ミッシェルは泣き止むと、鼻声のまま話し続ける。

 

「ごべんなだい、随分ひさしぶりだから、分からないのも無理ないわね」

「とりあえず鼻かめよ」

 

リートはギルドの奥からティッシュを持ってきて、ミッシェルにティッシュを手渡す。

 

「あびがとうございます」

 

「リート、私、あなたにそんな事されたことないんだけど?」

 

ミラがリートに圧力をかけながら、リートの頬をつねる。

 

「お前別に鼻声な時ねぇじゃん……」

「あなたがティッシュを渡してくれるなら、私は強引に風邪を引いてでも鼻声になるわ」

「そんな所で変に努力するんじゃねぇって」

 

「可愛い子じゃねぇか、誰だあの子」

「いや、だから」

 

ルーシィの知り合いと思ったエルフマンが、ルーシィにミッシェルの紹介を求める。

 

「改めまして、私ミッシェル・ロブスターと申します。やっと会えましたね。ルーシィ姉さん」

 

姉さん!?

 

ミッシェルからの意外な言葉に、ギルドのメンバー一同が驚愕する。

 

「驚きの真実!ルーシィパパに隠し子!」

「ルーシィ妹がいましたのね!」

「じゃなくて、ロブスター家はハートフィリア家の遠縁に当たるの」

 

「つまり、ルーシィの親戚」

「そーゆーことね」

「でも何でお姉さん?」

「実はルーシィさんって、昔はちょー悪の暴走族のリーダーだったとか、俗に言う姉御肌」

 

「違うからっ!!」

 

エルフマンとナツがミッシェルを、ジロジロと見ながらルーシィと比較する。

 

「雲泥の差ってのはこの事か」

「よく分かんねぇけど、お前ルーシィの娘ってことか?」

 

「なんでそーなるのよ!!!?」

「冗談だっつーの」

 

「それで、何でアタシがお姉さん?」

「だって、歳上だから」

「でも、どー見たってあなたの方が歳上でしょ?」

「それは……」

 

ルーシィとミッシェルが会話している姿を、ナツ、リート、リサーナ、エルフマン、ミラの5人はカウンターからじっと見ていた。

 

「ナツ、話し飲み込めてる?」

「つまりアレだろ?時のアークだ」

 

「違ぇよバカ、オレらは天狼島で7年時間が止まってたけど、他の奴らはその分時間が進んでるんだよ。だからルーシィの本来の年齢分を考えたら、ミッシェルって子がルーシィを姉さんって呼ぶのもおかしくねぇ……混乱してんな」

 

「アラアラ」

 

ルーシィと再会出来た喜びに、ミッシェルはまた涙ぐんでいた。

 

「やっと……やっと姉さんと会えた、ぐすっ」

「まぁまぁ、ってかあの……その荷物何?」

 

ルーシィは、ミッシェルが持っていた巨大な荷物に目をやり、ミッシェルに尋ねてみた。

 

「これは、私はこれを……姉さんに!」

 

ミッシェルは荷物を離し、そのままルーシィに抱きつこうとしたが、ミッシェルの足の上に荷物が落ちてしまい、抱きつくことに失敗した。

そして、痛みのあまりに足を抑えるミッシェルの代わりに、ルーシィとウェンディとマーラの3人が重たそうに荷物を持ちあげていた。

 

「アタシ、どうしてもそれをルーシィ姉さんに渡したくてずーっと探してたのぉー」

 

「泣かすなよ!それでも漢か!!」

「アタシ女の子ぉっ!!」

 

「これっ……かなり」

「重いですよ!!」

 

「なんだアイツ……」

「さすがルーシィの親戚」

「信憑性がありますわね」

「あい、あのドタバタ感が」




ミッシェル結構好きですわたくし
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