遊戯王ではない!デュエルモンスターズだ!!   作:なにかの波動に目覚めたトマト

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お楽しみはここまでだ!

「いや~終わった、終わった」

 

 瑠璃を助けてから朝帰りをして、丸一日ご飯を食べれなかった日から時が過ぎた。

 ユーリの奴は今度はリンを拐いに来たので、普通に倒した。もう、その辺に関してはどうだっていい。

 

「柚子、これ」

 

「なにこれ?」

 

「フトシもアユも、講義に呆れてたから改良したもの……のサンプル的なものだ」

 

「へ~」

 

 何時も通り学校の授業を終え、そのまま遊勝塾に向かう俺と柚子。

 何時も通りの光景で今日はとこの前、起きたと言うか必死になって作っていた教科書の一部を渡す。

 

「妥協召喚に眠れる巨人ズシンに、2体扱いのリリース、3体必要なリリースに、それらを応用したコンボやデッキも……流石だわ」

 

「こういうのがLDSの基礎で、当たり前だって言ったら?」

 

「うっ……」

 

 カードプールがおかしいから、デッキ破壊とかレベルデッキとかバーンデッキとか1つの事しか教えないデュエル塾が多い。

 そのせいか教えることが偏ってたりし、色々なデュエル塾の買収に成功しているLDSは色々なカードを手にすることができ、色々な戦術を教えることが出来る。

 

「流石はLDS……大手の企業の資本力はなんて強いの」

 

 うちみたいな弱小デュエル塾はなー。大手って本当に恐ろしい。

 

「って、あれ?」

 

「どうした?」

 

「融合にシンクロにエクシーズまで書いたの?」

 

 アドバンス召喚や特殊召喚のページを飛ばし、エクストラデッキを使った召喚方法に目を向ける柚子。

 その前のページにリリーサーカオスMAXとかいう恐ろしいコンボを書いてあるが目を向けていない。リリーサーカオス、恐ろしいんだぞ。

 

「そりゃまぁ、教科書だから教えるか教えないかは別として一通りの事は書いている。

とはいえ、アユのデッキみたいにエクシーズには向いているけど融合はちょっと難しいとか色々とあるけど。あ、塾長のデッキもエクシーズ向いてるぞ」

 

「ねぇ、遊矢。もしかして……全部の召喚使えるの?」

 

「柚子……そう難しく考えるんじゃない。

結局のところ、ルール通りにしとけば誰でも使えるもので物凄く頭を捻るものじゃない。なんだったら、細かな要所要所を除いた生徒手帳ぐらいのページのルールブックあれば出来るだろう」

 

 未だにデュエル塾に関して謎だと思ってるんだぞ。

 

「はぁ、そういうことをいうから遊矢はデュエリストじゃないのよね」

 

 なんか解せない。

 そりゃ最後は実戦あるのみだが、基本的には本とか動画とかを見て遊戯王はやるもんでしょう……ああ、そうだな、そうだったよな。やっぱり、意識の問題だな。デュエリスト向いてないな。

 

「私にも使いこなせるかしら」

 

 それ以前にカードを買ってこい

 

「大丈夫、プロデュエリストだってはじめはなにも知らないまま覚えたんだ。

柚子はもう元プロの塾長より強いんだから、いけるし……こうしている間にも、未来のライバル達は成長しているんだから胡座をかいたらダメだ」

 

「そうよね」

 

「と言うことで、柚子。

その教科書(仮)を使って3つの召喚方法とコンボ、それに弱点を覚えてくるんだ」

 

「えぇ……もしかして、最初からそれが目的なの!?」

 

「もし覚えられたら、良いものやるぞ」

 

「良いもの……」

 

 ゴクリと唾を飲み込む柚子。

 なにを想像しているんだ、絶対に変なものを想像してるぞ。柚子って意外にスケベ……いや、元からエッチいか。

 

「来たか、遊矢よ!」

 

「ああ……って、早いな」

 

 教科書とにらめっこする柚子と一緒に遊勝塾に辿り着くと先に権現坂があがっていた。

 普通に下校した筈なのに、先に来ているとは……凄まじいデュエルマッスルの持ち主だ。

 

「ふっ、今日こそはお前を完全勝利の上で倒す!!」

 

「今日はお前にとっても面白いデュエルをしてやる」

 

 俺とデュエル(非公式戦)する気満々の権現坂。

 俺と権現坂の成績は俺の勝ち越しで、ほぼ負けなし。一番最初のデュエルではマテリアルドラゴンと黒蛇病を使いライフポイントを10万まで回復させて削りきれなくし、終焉のカウントダウンで終わらせると言うヤバいデッキを使った。

 自分からは一切攻めず、威嚇する咆哮や一時休戦で延々と攻撃させずにターンを重ねてパワーデッキでも削れないレベルにライフを回復させて、ライフで相手を打ちのめすデッキ。ロマンに溢れているが楽しかった。

 

「おお、お前達ナイスタイミングだ!!」

 

「お父さん、どうしたの?」

 

 塾内に入るとよっしゃとガッツポーズする塾長。

 

「遊勝塾に見学に来ている子がいるんだ」

 

「ええ!?」

 

「まだ何処のデュエル塾にも所属していなくてな。

取りあえず、設備とか基本的な説明は終えたんだが保護者の方が物足りなさそうでな」

 

 うちは、設備とか講義が売りじゃないからな。

 そもそも未だにエンタメデュエルってなんだよと思ってるからな。

 

「そういうことならば、この男、権現坂、力を貸そう。

今日こそは遊矢に完全勝利すべくここに参った。遊矢との真剣勝負を是非とも見てほしい」

 

 他塾の生徒なのに遊勝塾の事を気にしてくれる権現坂はマジでイケメンである。

 ここでくだらない議論を続けるのもあれなので、話は終わり塾の見学者がいる応接室に向かうと保護者の方とうちにいるジュニアクラスの生徒、アユとフトシぐらいの子がいた。

 

「はじめまして、俺は榊遊矢だ」

 

「は、はじめまして。僕は山城タツヤ。えっと、遊矢さん?」

 

「そんなに畏まらなくて良いよ」

 

 そうか……タツヤというのか……ああ、そういうことね。うん、大体わかった気がする。

 

「デュエル塾に来るのははじめてか?」

 

「うん。今までは本とか、DVDだけで勉強をしてて」

 

「そうか……なんか申し訳ないな」

 

「え?」

 

「うちの塾、父さんが居なくなってから色々と大変な事になってな。

塾生も少ないし、売りのエンタメデュエルを教えようにも教えれる人が居ない」

 

「ちょ、ちょっと遊矢。なに言ってるのよ」

 

 事実を述べたまでだ。

 柚子が頑張っているが肝心の経営は上手くはいっていない。俺がこんなんだから、エンタメデュエル要素薄いし。

 

「タツヤはデュエルは好きか」

 

「うん、僕はデュエルが大好きだよ」

 

「なら、お前に面白いデュエルを見せてやる」

 

「面白いデュエル?」

 

「ああ。デュエルは無限の可能性を秘めている。

1ターンに全てのデッキを破壊するコンボもあれば無限ループにより攻撃力を10万以上にすることだって出来る。

俺は今から権現坂とデュエルをする……あっと驚く面白いデュエルをお前に見せてやる」

 

 尚、エンタメ要素は皆無である。

 

「遊矢よ、今日こそは勝たせて貰う!」

 

「今日も勝たせて貰うぞ!戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!」

 

「モンスター達と地を蹴り、宙を舞い!」

 

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「見よ!」

 

「これがデュエルの最強進化系!!」

 

「「アクショーーーーン、デュエル!!」」

 

 この口上、毎回必要なのだろうか?

 アニメの方でアクション要素皆無になって、困ったらアクションカードな展開があったが……まぁ、いいか。

 

「俺のターン!

モンスターをセット、カードを1枚セットし、永続魔法、暗黒の扉を発動!!」

 

「っぐ……相変わらず、凶悪なカードを使う」

 

「これ、ロックデッキに近いからな」

 

「あの魔法カードはいったい……」

 

 余り見ないカードなのか、頭に?を浮かべるタツヤ。

 スゴくあれな話だが、タツヤのお母さん物凄く教育ママな見た目だな。

 

「え~とですね……遊矢、説明を頼む!!」

 

 おい、塾長!

 確かにこれを使うデッキはロクでもないデッキがほとんどで、使う機会は少ないけれども、そこは頑張って答えようよ。

 

「暗黒の扉は発動している限り、お互い一体のモンスターでしか攻撃できない。後は考えてみろ」

 

「ええっと……沢山のモンスターを並べても一体しか攻撃できなくて、モンスターを守備表示にしていると戦闘ダメージは免れる。でも、それだとその次のターンに……そうか!魂を削る死霊みたいに戦闘で破壊されないカードをセットしておけば、鉄壁の守りが完成する!!」

 

 そこにスピリットバリアが出てこないのが、惜しいな。

 戦闘破壊出来ないモンスター+スピリットバリアのコンボは地味に厄介だ。しかも9期以降から戦闘でも効果でも破壊されないとか、対象を取らない効果じゃないと破壊されないとかの色々な効果を持つカードがどんどん増えているし。

 とはいえ、そのコンボはバーン系のデッキとの相性は最悪である。

 

「ということで、ターンエンドだ」

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

 さぁ、どうする?

 

「俺は超重武者カゲボウーCを攻撃表示で召喚!更に俺は超重武者カゲボウーCの効果を発動!

カゲボウーCをリリースすることにより、手札から超重武者モンスターを特殊召喚する事が出来る!現れよ、超重武者ビッグベンーK!!」

 

 出たな、初手ベンーK。

 だが、それだけじゃなにも出来ないぞ。

 

「更に俺は超重武者装留ダブルホーンの効果を発動!

超重武者モンスターを対象とし、このカードを装備する。俺は超重武者ビッグベンーKにダブルホーンを装備!!」

 

「早速、越えてきたか」

 

 暗黒の扉のロックを簡単に越えてきたか。

 まぁ、これぐらい越えてもらわないと権現坂道場の後を継げないからな。

 

「バトルだ、超重武者ビッグベンーKでセットしているモンスターに攻撃!!」

 

「守備表示のまま攻撃するの!?」

 

「その通り。ビッグベンーKは守備表示のまま攻撃できるモンスター。その際に守備力を攻撃力として扱いダメージ計算等を行う!!」

 

「かっこいいが、これが魂を削る死霊だったらどうすんだ?」

 

「その時はただ耐え忍ぶまでよ」

 

 あ、こいつ手札にイワトオC握ってないな。

 

「ゆけぇい、超重武者ビッグベンーK!!」

 

 セットモンスターに攻撃するべく、飛んでくるビッグベンーK。

 ダブルホーンの角でセットモンスターを、巨大なネズミを貫くと座禅を組む。おい、不動のデュエルは何処にいった。

 

「更にダブルホーンを装備した超重武者は、1ターンに二度のバトルができる!」

 

「暗黒の扉で一回しかバトルできないんじゃないの?」

 

 塾長、説明してくれ。

 

「それは違うぞ。

暗黒の扉は一体のモンスターでしか戦闘が出来なくなるカードだ。だから、一体のモンスターでなら複数回攻撃する事ができる」

 

「じゃ、じゃあ遊矢兄ちゃんはビッグベンーKのダイレクトアタックを」

 

「そうその通り……って、いかん。いかんぞ、遊矢!!このまま負けてしまえば、折角の入塾希望者がぁあああ!!」

 

「それは問題無い」

 

 権現坂のデッキにダブルホーンが入っていることは知っているし、これぐらいは余裕で越えてくるのも理解している。

 そして権現坂自身も俺がこれを越えてくると予測している……だが、その越えた先になにをするかの予測は出来ていない。

 

「俺が倒したモンスターは巨大ネズミ、戦闘で破壊された時に攻撃力1500以下の地属性モンスターを特殊召喚する事が出来るモンスター。やはり、ただでは転ばぬか」

 

「権現坂、ただでは転ばないんじゃないぞ。

暗黒の扉を越えれなければお前はそこまでのやつで、越えたら越えたで更なる脅威が待ち構えている」

 

 一粒で二度美味しい体制だ。

 

「ならば、その脅威を乗り越えてお前を倒してみせよう!!」

 

「巨大ネズミの効果を発動!

戦闘で破壊された時、地属性の攻撃力1500以下のモンスターを特殊召喚できる!!俺が特殊召喚するのは超重武者ビッグベンーK!!」

 

「な、なにぃ!?」

 

 ネズミからのベンーK、強いよな。

 スターダストとかEMとかHEROみたいに色々と出張できず、専用構築にしないと使えないけどもそれでもこれはスゴく便利だ。

 

「ビッグベンーK……」

 

 巨大ネズミをもう一度呼び出し、攻撃を免れようとすると予測していたのか放心状態の権現坂。

 

「言っただろう。面白いデュエルをすると」

 

「まさか、ビッグベンーKを召喚するとは……しかし、超重武者は!」

 

「甘いな、権現坂!お前の不動のデュエルも面白いが、俺の可動のデュエルも面白いんだ!」

 

 権現坂を相手に作り上げた魔法罠ありのビッグベンーKデッキ。

 シンクロやエクシーズは搭載していないが、ブラックガーデンやD2シールド、仁王立ちなんかの相性の良いカードを多く搭載している。

 

「さぁ、どうする?」

 

「まさかこんなデュエルがあろうとは……ターンエンドだ!!」

 

 ビッグベンーK同士の相討ちは不可能で、どうすることもできない権現坂。

 悔しそうな顔をしターンエンドをする。

 

「俺のターンドロー!

俺は手札から超重武者カゲボウーCを墓地に送り、ワン・フォー・ワンを発動!

手札、デッキからレベル1のモンスターを一体、特殊召喚する!俺が特殊召喚するのは、ブロック・スパイダー!!」

 

 ブロック・スパイダー レベル1 地属性 昆虫族 守備力100

 

「ブロック・スパイダーの効果を発動!

デッキからブロック・スパイダーを特殊召喚する!この効果は1ターンに1度だけしか使えないから、3体目は来ないが、2体あれば充分だ。このモンスターがフィールドにいる限り、このモンスター以外の昆虫族には攻撃できない!」

 

「あれ、でも超重武者ビッグベンーKは機械族だよね?」

 

「ああ、ビッグベンーKは機械族でブロック・スパイダーの効果の対象とならないから攻撃はできる。

普通ならばビッグベンーKの圧倒的な守備力のお陰で攻撃を防ぐことが出来るが、対戦相手の権現坂はビッグベンーKをエースとし、超重武者装留を装備すれば遊矢のビッグベンーKの守備力を越えられる……遊矢の奴、いったいなにが狙いなんだ?」

 

 権現坂とのデュエルを何度も見ているせいか、俺の手を予測することが出来ない塾長とタツヤ。

 

「俺はモンスターをセットし、ターンエンドだ」

 

 切り込み隊長ロックよりちょっと下位互換に近いかなと感じるものの、それでも強烈なスパイダーロック。

 効果破壊を狙うのが良いと思える圧倒的な守備力を持つビッグベンーK

 全てを倒そうにも一体しか通すことができない暗黒の扉。

 

 

 OCGじゃここからワンキルがあるんだよな……というか、面倒なデッキ。

 入れなかったけど、素早いモモンガと終焉のカウントダウンでもっと面倒な事が出来るんだよ。

 

「なんの、俺のターン、ドロー……よし。

俺は俺の超重武者ビッグベンーKで、遊矢の超重武者ビッグベンーKに攻撃、この瞬間、俺は超重武者装留バスターガントレットの効果を発動!このカードを手札から墓地に送り、バトルする超重武者モンスターの守備力を元々の守備力の倍にする!」

 

「ドローをしたか、バスターガントレットを!」

 

 守備力がバスターガントレットにより倍増したビッグベンーK。

 俺のビッグベンーKに巨大ネズミを倒した時と同じように飛ぶのだが何時もの二倍飛んでおり、突撃するときには回転しながら……通常の三倍の回転を加えて突撃した……それは攻撃力12倍になる計算だぞ。

 

「続いて、セットしているモンスターに攻撃!!」

 

「セットしていたモンスターはメタモルポットだ!リバース効果発動!」

 

 メタモルポットは互いに手札を全部捨てて、5枚ドローする手札リセットカード。

 俺の手札は0で権現坂の手札は3枚。墓地発動できないカードを握っている権現坂は大損だ!!

 

「メタモルポットは守備表示でダメージは0!そして俺は手札を補充できた!」

 

「手札が増えたのはお前だけではない!

俺は超重武者ジシャーQを通常召喚!更にジシャーQの効果、このカードが召喚に成功した時、レベル4以下の超重武者モンスターを特殊召喚し、その後、このカードを守備表示にする。俺は二体目のジシャーQを特殊召喚!!」

 

 超重武者ジシャーQ×2 レベル4 地属性 機械族 守備力1900

 

「ジシャーQがフィールドに居る限り、他のモンスターには攻撃できない。そしてジシャーQは二体!」

 

「遊矢兄ちゃんのスパイダーロックと同じ!!」

 

 いや、こいつは昆虫族限定で権現坂のは制限が無いぞ。

 

「スゴい……どっちも同じモンスターを使っているのに、全く別のデュエルをしてる……」

 

「不動のデュエルの道を歩んだ事には後悔はない。

しかし、不動のデュエルを歩むことなく突き進んだ先にこの様なものがあるとは思いもしなかった!流石だな遊矢」

 

「それは単純にお前の勉強不足だ!!もっとカードを覚えろ!!」

 

 フルモンデッキは色々とあるんだ。お前のデッキ、ガリスとの相性が良いのに入れてないの知ってんだぞ。

 

「っぐ……ターンエンド」

 

「エンドフェイズ時にお前のビッグベンーKの守備力は元に戻る。

後、リビングデッドの呼び声を発動して墓地の俺のビッグベンーKを甦らせる。んでもって、効果で守備表示な」

 

「復活してきたか……」

 

 さて、どうするか。

 ジシャーQのせいで攻撃はできず、権現坂の墓地にはカゲボウーCがいる。

 カゲボウーCは墓地から除外することにより超重武者を対象とする効果を無効にして破壊にする効果を持っていて、ジシャーQのロックによって殴れない。

 

「カッコつけたのは良かったけど、相性悪いんだよな……」

 

 レベル制限B地区とかつまずきとか平和の使者を入れているが権現坂との相性はビックリするほどに悪い。

 エクストラ無しでも回るには回るが、やっぱりエクストラ欲しいな。ライオンハートでカウンターをしたい。

 

「とりあえず、波動キャノンを発動してっと……なんか忘れてる気がするような……」

 

「また恐ろしいカードを」

 

 ライフ4000の世界で波動キャノンは強い(確信)。

 殴れない相手に対してなにも考えていない俺じゃない。波動キャノンとかステルスバードとか入れてるし、本来ならばライオンハートも出せて、効果ダメージを狙える。

 

「……う~ん」

 

 なんか忘れている気がする……なんだっけな?

 

「遊矢よ、真剣勝負の時だ。他の事はかんがえ……なにぃ!?」

 

 あ、そうだった。

 タツヤが塾の見学に来たってことは、リアルソリッドビジョンシステムが壊れるんだった……。

 突如として消える超重武者やスパイダー……。

 

「お楽しみは、ここまでだ!!」




OMKフェイズ

遊矢「遂に原作がはじまったな……あのハゲをどうにかしても無理なんだし、どうすれば良いんだろう?」

柚子「どうかしたの?」

遊矢「……いや、父さんが居なくなってからカレコレ3年だなって」

柚子「3年、長いようで短いようで……おじさん、いったい何処にいったんだろう。警察の人達も知り合いも探してくれたのに、見つからないなんて」

遊矢「その間に遊勝塾が大変な事になって……今日まで頑張れたのは柚子のお陰だよ」

柚子「遊矢があの時、私を守ってくれたからよ……おじさんを絶対に見つけ出さないと」

遊矢「デュエルを続ければ会えるよ」

柚子「遊矢は会えたら、どうするの?」

遊矢「この禁止カード満載のデッキで心が折れるまで叩き潰す!!」

柚子「酷すぎない!?」

遊矢「母さんを泣かせた罪は重いから。そういう柚子こそどうするんだよ?」

柚子「えっと……ハリセンで叩く?」

遊矢「それ同じだろう!?」

次回予告


権現坂とのデュエルは中断になったが、手札とか墓地からして俺の勝ちだな、うん。

そんな事を言ってる場合じゃないでしょ、リアルソリッドビジョンシステム壊れちゃったわよ!!

俺にそんな事を言われて、俺は蟹じゃなくてトマトなんだぞ

折角タツヤくんが入塾したいって言ってくれたのに……このままだと、遊勝塾が運営できなくなっちゃう。

次回、遊戯王ARC-V 【ショーの舞台裏】にガッチャビングデュエルアクセラレーション!!
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