遊戯王ではない!デュエルモンスターズだ!! 作:なにかの波動に目覚めたトマト
ファン感謝デーという大舞台で4つの異なる召喚をする……あれ、やばくね?
「おい、なにを座り込んでいる!」
アクションカードをそこまで必要とせず、困ったら回避や奇跡を使うプレイを好まないので近くにある手頃な岩に座ると驚くストロング石島。
「別に良いだろう」
「良くはない、デュエル中だぞ!!」
デュエル中だから座るんだろう。ルールやマナーを守って楽しくデュエルというコンマイからの通達を知らんのか……肝心のコンマイはスリーブを売っててスリーブをつけないとダメだと公式大会でルールになってんのにスリーブをつけて遊ぶものじゃないと推奨してるけども。
「ああ、そうだな。だが、デュエルは座ってても出来る筈だ」
「真剣勝負だということを忘れたのか!?」
「なにを言い出すかと思えば、デュエルをするのに必要なのはカードとデュエリストだけ。
デュエルディスクやソリッドビジョンはただのおまけに過ぎない。まぁ、あった方が面白いと言えば面白いが、デュエルモンスターズが出来て間もない頃は座ってやるのが当たり前だっただろう」
因みにだが、デュエルディスクは結構重い。
権現坂と付き合い体育会系の塾長のお陰でデュエルマッスルは鍛えられてはいるものの、重い。
音もなにも出ない玩具のデュエルディスクでさえ結構重く、その中に小型とはいえカードを読み取る機能やソリッドビジョンシステムなんて搭載したら重くなるのは当然である。
別にデュエルディスクを持ったままデュエルが出来ないわけじゃないが、こっちの方が馴れている。
「確かに、お前の言うことには一理ある。だが、お前は遊勝塾のデュエリストで、父は」
「さっき自分で言ったことを忘れたのか?」
「……そうだったな!先攻はオレからだ!」
『え、ええっと……チャレンジャー榊遊矢選手がいきなりのハプニングを起こしたものの、デュエルは続行!さぁ、どの様なデュエルを見せてくれるのか!!』
下手すれば暴動が起きかねない行為だが、俺はデュエリストじゃないので知らん。
ニコの実況と共にストロング石島はデュエルをはじめる。
「オレは魔法カード、手札抹殺を発動!」
「え、ちょ!」
アクションデュエルでそのカードはあきまへん、あきまへんで!!
余りにも予想GUYで尚且つ凶悪なカードが出てきた事に驚いてしまい、若干だが出遅れてしまうものの俺は直ぐに立ち上がりアクションカードを拾いにいく。
手札抹殺は持ってる手札全てを捨てて、捨てた枚数分ドローするカード。墓地肥やしと手札交換が出来る制限カードだが
「アクションカードを拾いに行かないと!!」
このカードは効果を発動し、効果処理で墓地に送るカード。
故にアクションカードを手札に加えて墓地に送ることが出来る……カードの効果処理中に手札にアクションカードを加えるのは出来ないとかやってくれないかな。
「どうしたデュエルは座ってでも出来るんじゃなかったか?」
「っぐ……」
アクションカードを使い手札を増やす。
ストロング石島の手札は5枚、俺の手札は6枚……う~ん、またなんとも微妙な手札だな。このデッキ、墓地肥やししてもそんなに意味ないし、ドローカードに賭けるしかないな。
それはそうと煽られたことが、めっさ恥ずかしい。さっきまで変にカッコつけてた自分を消したい。
「オレはライフを1000払い、魔法カード、
ふぁっ!?
ストロング石島 LP4000→3000
ドローしたカードの中から余りにも予想外のカードが出てきたので、驚く。
おかしいぞ。ストロング石島、バーバリアンキングがメインのデッキな筈だぞ。
「ふっ、驚くのも無理はない。
融合やエクシーズを教えるデュエル塾は数が少ない。オレもLDSのイメージキャラクターにならなければ、このカードは使うことは無かっただろう」
ああ、そう言えばそうだったな。
「このカードはエクストラデッキにあるレベル5以下の融合モンスターを特殊召喚する!ただし、この効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される!王座を守護せし魔と剣技を極めし者よ、一時のみ姿を現せ!魔導騎士ギルティア!!」
簡易融合とかいうロクでもないカードを使ってきたので驚いたものの、出てきたカードを見てホッとする。
初期の方に出てきたカードで、専用のサポートカードもなにもない極々普通のカード。恐れることはない……と言いたいが、簡易融合をはなんかの素材に使う為に使うから、そこからなにかが出てくるのは確かだ。
「更に手札のバーバリアンキングを墓地に送り、ハードアームドラゴンを特殊召喚!」
クソ、こういう時に限って増Gが手札に無い!
「オレはハードアームドラゴンと魔導騎士ギルティアをリリース!
密林の奥地から巨木をなぎ倒し、現れるがいい!!未開の王国に君臨する蛮族の王。バーバリアン・キング!!」
バーバリアン・キング レベル8 地属性 戦士族 攻撃力3000
「更に蛮族の狂宴Lv5を発動!
手札、墓地からレベル5の戦士族モンスターを2枚まで特殊召喚することが出来る。
代わりに特殊召喚されたモンスターの効果は無効となりこのターンは攻撃できないが、先攻で攻撃する事は出来ない。
オレは墓地にいる魔導騎士ギルティアとバーバリアン2号を特殊召喚!」
魔導騎士ギルティア レベル5 光属性 戦士族 攻撃力1850
バーバリアン2号 レベル5 地属性 戦士族 攻撃力1550
「オレは魔導騎士ギルティアとバーバリアン2号でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!現れろ!海に潜みし野獣の戦艦、シャーク・フォートレス!!」
シャーク・フォートレス ランク5 水属性 魚族 レベル5モンスター×2 ORU2 攻撃力2400
「エクシーズまで……」
融合だけじゃなくエクシーズまで口に出していたので、薄々感づいてはいたがやって来るか。
「ターンエンドだ!!」
『これは凄まじいコンボだ!1ターンで攻撃力3000のモンスターに加え、2400。
エースであるバーバリアン・キングを召喚する際に使用したハードアームドラゴンはアドバンス召喚に使用した際にアドバンス召喚したモンスターに効果破壊されない効果を付与する効果持ち!!』
もっと言えば、シャーク・フォートレスが居る限りは他のモンスターに攻撃はできず、自分フィールドのモンスターを2回攻撃出来る様にする効果を持っている。
効果破壊されなくなったバーバリアン・キングにその効果を付与して攻撃。それで倒せなくてもシャーク・フォートレスで攻撃。それでも無理なら、また蛮族の狂宴Lv5を引き当てて、シャーク・フォートレスの2回攻撃付与効果のコストで落ちたモンスターを特殊召喚して、バーバリアン・キングで3回攻撃。
「俺のターン、ドロー……」
「どうやら余り良いカードを引けなかったようだな」
「ああ、そうだよ。
俺はドローしたカードこと、王立魔法図書館を攻撃表示で召喚!!」
キーカードが来ないから、これに賭けるしか無い。
王立魔法図書館 レベル4 光属性 魔法使い族 攻撃力0
「攻撃力0……いや、待て。確かそのモンスターは!」
俺の周りに出現する図書館(内部)
攻撃力0を見て、なんの真似だと呆れるが直ぐにこのカードの効果を思い出す。
「ああ、このモンスターは魔法カードを発動すれば魔力カウンターが1つ乗っていく効果を持っている。
俺は召喚師のスキルを発動!デッキからレベル5以上の通常モンスターを手札に加える。俺はイグナイト・ライオットを手札に加える。王立魔法図書館に魔力カウンターが1つ乗る。
手札に召喚師のスキルは後二枚あるので、二枚発動!イグナイト・キャリバーとイグナイト・デリンジャーを手札に加える。これにより王立魔法図書館の魔力カウンターが3つとなったので効果を発動!魔力カウンターを全て取り除き、1枚ドロー……よし、来た!!」
「なにをドローしたかは知らないが、お前は既に通常召喚をしている。
更に召喚師のスキルで手札に加えれるカードはレベル5以上の通常モンスター!例え二重召喚を引き、王立魔法図書館をリリースしてサーチしたイグナイトモンスターをアドバンス召喚しても、バーバリアン・キングは越えられまい!!」
「お楽しみは、これからだ!!」(プレミするかもしれないから、余計な声を出すな)
まだこのデッキのソリティアは続く!!
「俺は魔法カード、テラフォーミングを発動。デッキからフィールド魔法を手札に加える!
俺が手札に加えるのはイグニッションPで、王立魔法図書館に魔法カウンターが1つ乗り、そのままイグニッションPを発動!これにより2つ目の魔力カウンターを乗せる!!」
王立魔法図書館のお陰により、大きく動く、動くぞ。
あんま見ない感じのテーマだから使えるかどうか心配だったが、これならばいける……筈だ。
此処が一番大事だと乱れた呼吸を整えるとペンデュラムが光を放ち、やるんだと覚悟を決めてカードを手に取る。
「俺はスケール2のイグナイト・キャリバーをペンデュラムスケールにセッティング!!」
デュエルディスクのモンスターを置くスペースの端の更に端にイグナイト・キャリバーをセット。
光の柱が1つだけ出現し、中には半透明で足元に数字の2が出ているイグナイト・キャリバーがいる。
「なんだこれは!?」
本当になんなんだろうな、これって。
遊戯王で主人公達が手元にないけどエクシーズとかシンクロとかする際にカードを創造する事は度々あったものの、ペンデュラムに関しては召喚方法どころかルールそのものに介入してきている。
ペンデュラムモンスターをデュエルディスクに置いた瞬間に今まで無かったペンデュラムスケールのゾーンが出てきた。
「2つあるペンデュラムゾーンにペンデュラムモンスターをセットすることで、1ターンに1度、セットされたペンデュラムモンスターに書かれたペンデュラムスケールの間のレベルのモンスターを特殊召喚出来る!!」
「なんだ、その召喚は!?
いや、その話が本当ならば、何故もう1つのペンデュラムゾーンにモンスターをセットしない!」
流石は遊戯王世界。
聞いたことの無いカードでも、俺が知らないだけとかそんなんで受け入れ普通にデュエルを続行してくれる。
「ペンデュラムモンスターはペンデュラムゾーンにセットされている時は魔法カードとして扱うからだ!」
「魔法カードとして……まさか」
「そう。イグナイト・キャリバーをセットした事により王立魔法図書館の魔力カウンターを1つ追加!!
3つとなったから効果を発動して、更にドロー!まだまだ続くぞ!」
とにもかくにもぶん回す。
「イグナイト・デリンジャーを赤のペンデュラムゾーンにセッティング!1つ目の、魔力カウンターを置く!
更にイグナイト・デリンジャーの効果を発動!もう片方のペンデュラムゾーンにイグナイトモンスターがセットされている場合、ペンデュラムゾーンを破壊して炎属性戦士族のモンスターをデッキ・墓地から手札に加える。
俺はデッキからイグナイト・ドラグノフを手札に加えてイグナイト・ドラグノフをセット、王立魔法図書館に二つ目の魔力カウンターを置いてイグナイト・ライオットをセットして三つ目の魔力カウンターを置いて、王立魔法図書館の効果を発動してドロー。
更にイグナイト・ライオットの効果を発動。もう片方にイグナイトモンスターがいる場合、ペンデュラムゾーンを破壊して炎属性戦士族モンスターを、イグナイト・マスケットをデッキから手札に加える!!
手札に加えたイグナイト・マスケットをペンデュラムスケールにセッティングして1つ目の魔力カウンターを置く!更にイグニッションPの効果を発動!!イグナイト・マスケットを破壊し、イグナイト・キャリバーをサーチ!イグナイト・マスケットをセットして、これにより二つ目の魔力カウンターが置かれ、イグナイト・ライオットの効果を発動。自身とイグナイト・キャリバーを破壊し、三枚目のイグナイト・マスケットをサーチ。二枚目のイグナイト・マスケットをペンデュラムスケールにセット、これにより王立魔法図書館に三つ目の魔力カウンターが乗り、俺は効果を発動しカードを1枚ドローする」
「そこまでドローをしているのに、カードが来ないのか?」
「いや、もうあんたを倒せるコンボは出来てる感じだけど……ちょっと、ロマンに走ったり満足したいんだ」
ストロング石島を倒せる所までは居る。だが、どうせならばオーバーキルしたい。
別にやらなくても良いのにオーバーキルをしたいと思うのは遊戯王プレイヤーならば当然の事であり、とにかく出来るところまで頑張りたい。
「シャーク・フォートレスとハードアームドラゴンでアドバンス召喚をしたバーバリアン・キングを撃ち破るだと?さっきから墓地のカードを増やしているだけでなにも変わっていない」
「それはどうかな?俺の墓地やデッキをよく見てみろ」
俺のやっていることに些か理解を示さないストロング石島。
俺でなくデュエルディスクに目を向け、俺のフィールドを確認する。
「墓地の量と破壊したカードの数が合わない、どうなってやがる!?」
「エクストラデッキをよく見てみな。
ペンデュラムモンスターはフィールドで破壊されると墓地に送られず、エクストラデッキに表側表示で置かれる……よっこいしょっと」
ここから先はアクション要素皆無なので手頃な大きさの岩に座る。
プロでもアマチュアでもそうなんだが、アクションカードをピンチになるか必要になった時にやっと取りに行こうとする傾向にある。
既に詰みかけに近い状態だが、奇跡や回避、それに効果無効系のアクションカードを拾えば一発逆転のチャンスがあるのにストロング石島は拾いにいかない。俺はそこまでだし、そんなに好きじゃないからしないが、OCG次元のガチ勢がやったら開始と同時に走り出すぞ。
「え~と、エクストラには……よし、よし。
手札の三枚目のイグナイト・マスケットをセット、王立魔法図書館に1つ目の魔力カウンターが乗る。そしてイグナイト・マスケットの効果を発動し、二体のイグナイト・マスケットを破壊してイグナイト・マグナムをサーチ。
俺は速攻魔法!竜呼相打つを発動!!デッキから竜剣士ペンデュラムモンスターと竜魔王ペンデュラムモンスターを1枚ずつ選び、相手に見せる。そしてその内のどちらかを相手にランダムに選ばせ、選ばれたカードをペンデュラムゾーンにセットするか特殊召喚することができ、選ばれなかったカードはエクストラデッキに表側表示で置く!」
エクストラを確認し、まだまだやれると竜呼相打ちを使う。
さっきからずっとイグナイトをぶん回してたせいもあり、異なるカードが出てきたと驚くがまだだ。まだ、準備の段階なんだ。
「右手に持っているカードを選ぶ!!」
ビシッと右手に持っているカードを選んだストロング石島。
「お前が選んだのは、竜剣士ラスターP!!このカードをペンデュラムゾーンにセット!そして選ばれなかった竜魔王ベクターPはエクストラデッキに表側表示で置かれる……魔法カードの発動をしたので王立魔法図書館に2つ目の魔力カウンターを置く!
魔法カード、増援を発動!デッキから二体目のイグナイト・ドラグノフを手札に加える。魔法カードを発動したから王立魔法図書館に3つ目の魔力カウンターを置く。三つ目の魔力カウンターが王立魔法図書館に置かれたので効果を発動し、一枚ドロー…今頃、増Gか。
俺は竜剣士マスターPを空いているペンデュラムゾーンにセットし、効果を発動!自分または相手のペンデュラムゾーンのカード1枚を対象として破壊する!俺は竜剣士ラスターPを破壊……ふぅ~」
インフェルニティのソリティアと比べ、ミスをしても多少のリカバリーを出来るイグナイト。
なんとか此処まで持ってくる事が出来た。ここからが正念場。ここからが最後の締めだ。
「俺はイグナイト・ウージーをペンデュラムゾーンにセット!!
イグナイト・ウージーのペンデュラムスケールは7!竜剣士マスターPのペンデュラムスケールは3!これでレベル4から6までのペンデュラム召喚が可能になった!!」
やっと使うぞペンデュラム!
「揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!!」
俺の言葉と共に強く発光するペンデュラム。
イグナイト・ウージーと竜剣士マスターPの間に光の穴が出現し、その中から4つの光がこちらに向かって飛んできた。
「ペンデュラム召喚!!現れろ!
竜剣士ラスターP!イグナイト・マスケット!竜魔王ベクターP!イグナイト・ドラグノフ!」
竜剣士ラスターP レベル4 光属性 ドラゴン族 チューナー 攻撃力1850
イグナイト・マスケット レベル4 炎属性 戦士族 攻撃力1400
竜魔王ベクターP レベル4 闇属性 ドラゴン族 攻撃力1850
イグナイト・ドラグノフ レベル4 炎属性 戦士族 攻撃力1400
『な、な、な、なんと!!
先程から未知のカード、ペンデュラムカードを使っている割にはなにもしないと思いきや、まさかの同時にレベル4のモンスターを召喚!?しかも、エクストラデッキに表側表示で置かれていたモンスター達を召喚しました!?』
「驚くのはまだ早いぞ!?」
『まだあるのですか!?』
「当たり前だ。散々、ソリティアをしていたんだから面白いものを見せてやる!!」
ペンデュラムカードを見て、当初は驚いた観客達。
王立魔法図書館でドローしてばっかなので、飽きられたりつまらなそうな顔をしていたりする。此処までソリティアしまくったんだから、面白いものの1つでも見せてやる。
「イグナイト・マスケットと竜魔王ベクターPでオーバーレイネットワークを構築!」
『こ、これは!?」
「召喚口上は特に考えていないがエクシーズ召喚!現れろ、昇竜剣士マジェスター
先ずはエクシーズ召喚!
昇竜剣士マジェスターP
ランク4 風属性 ドラゴン族 レベル4のPモンスター×2 ORU2 攻撃力1850
「エクシーズモンスター……」
「驚くのはまだ早い。竜剣士ラスターPはチューナー、そう言えばなにをするのか分かるか?」
「まさか、シンクロも使うのか!?」
「シンクロも使うじゃない。シンクロも使えるんだ!!
レベル4、イグナイト・ドラグノフにレベル4竜剣士ラスターPをチューニング!!
燃え盛れ、灼熱の刃!今こそ紅蓮の闘志を燃やし、暴れろその魂!!シンクロ召喚、爆竜剣士イグニスター
もうちょっと良い感じのシンクロ召喚の口上を考えたりした方が良いのだろうか?
爆竜剣士イグニスターP
レベル8 炎属性 ドラゴン族 チューナー+チューナー以外のPモンスター1体以上 攻撃力2850
「自分フィールド場のペンデュラムモンスターこと竜剣士マスターPを破壊し、爆竜剣士イグニスターPの効果を発動!
フィールド上のカード1枚を選択し、持ち主のデッキに戻す。俺が戻すのはストロング石島のエース!バーバリアン・キング!」
「ハードアームドラゴンの効果外効果の耐性の網を掻い潜って来ただと!?」
イグニスターPの燃え盛る剣の一振りにより燃やされるバーバリアン・キング。
熱さに苦しんだ末にストロング石島目掛けて飛び込み、デッキの中に戻っていった。
「破壊する事が出来ず、戦闘でも倒すのが無理ならば強制的に帰す!!それが一番だ!」
「っぐ……だが、まだシャーク・フォートレスが残っている。
シャーク・フォートレスの攻撃力は2400、イグニスターPで倒されマジェスターPの直接攻撃を受けたとしてもまだライフは700残る!」
「いいや、お前のライフは0になる!
イグニスターPの効果を発動!竜剣士モンスターをデッキから特殊召喚する!ただし、特殊召喚をしたモンスターはシンクロ素材には出来ない!現れろ、二体目の竜剣士マスターP!
そしてマジェスターPの効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、エクストラデッキの表側表示となっている竜剣士ペンデュラムモンスターを特殊召喚する。ただし、特殊召喚したモンスターはエクシーズ素材にはできない!現れろ、竜剣士ラスターP!!」
再び現れる二体の竜剣士。
この時点で殴ったら終わりなんだが、ここまで来たらやらなければならない(使命感)
「竜剣士ラスターPと竜剣士マスターPを墓地に送り、エクストラデッキより剛竜剣士ダイナスター
剛竜剣士ダイナスターP
レベル8 水属性 ドラゴン族 竜剣士ペンデュラムモンスター+ペンデュラムモンスター 攻撃力2000
「ふぅ……スッキリした」
はじめてのデッキで、ここまで回すことが出来たことに大★満☆足。
『観客にいる皆さん、お忘れかもしれませんがこれはまだ榊遊矢の最初のターン、後攻で2ターン目ですが、最初のターンなのです!!
それなのに、それなのにペンデュラムという新たなる召喚から一気にエクシーズ、シンクロ、融合を行い我々の度肝を抜きました!!』
「バトルだ!爆竜剣士イグニスターPでシャーク・フォートレスを攻撃!!」
剣に炎を纏い、飛び立つイグニスターP。
シャーク・フォートレスはミニサイズのエアロ・シャークを出撃させるが切り刻まれていく。
「カードは……見事だ」
攻撃の演出が終わるまでの間にアクションカードを拾うストロング石島。
拾ったカードを見た後、満足した表情で目を閉じた。
ストロング石島 LP3000→2550
「昇竜剣士マジェスターPで攻撃!!」
ストロング石島 LP2550→700
「剛竜剣士ダイナスターPでとどめだ!!」
ストロング石島 LP0
『し、試合終了!!スペシャルマッチ、まさかまさかの意外な結末を迎えました!!
新たなコンボを見せつけたストロング石島選手を榊遊矢選手が軽々と上回り、1ターンキルで勝利した!果たして、いったい、誰がこんな結末を予想したのでしょうか!!』
異なる4つの召喚を1ターンで全て行い、その上で1ターンキルで勝利をした。
ファン感謝デーに来ていた人達は盛り上がり、歓声を俺に浴びせる。
「俺はあんたみたいに馬鹿の1つ覚えに笑顔なんて言わない。
けどまぁ、あんたが最後の最後にやり残したことぐらいはやってやった……他の責任は取れよ」
空を眺め、融合次元で遊勝塾を勝手に開いてのうのうとしている無責任な親父に向かって呟いた。
OMKフェイズ(ギャグなので特に気にしない+時系列は気にしない)
沢渡「お前、本当にアクションデュエルが苦手だな」
遊矢「アクションカード依存が苦手で、攻撃時にカード効果を発動できないデッキに片寄ってしまうな」
沢渡「おいおい、そんなデッキばっかじゃつまんねえだろ」
遊矢「とは言うものの、困ったらアクションカードに依存するデュエルもな。というか、デュエル自体はリアルソリッドビジョン無しでも出来るし、それを踏まえた上でのデュエルをすれば良いだけだ」
沢渡「そうはいかねえんだよ。
クイズフロンティアっつーアクションフィールドでは全てのアクションカードが使えばクイズが出題され、クイズに正解すればカード効果を使用することができ、答えなければ自分にダメージが与えられるんだよ」
遊矢「なんかそんなアクションフィールドがあったな……でも、俺、成績とか普通に良い方だぞ?」
沢渡「馬鹿野郎、勉強できたところで無駄なんだよ。
クイズフロンティアを得意とするデュエリストの中には更なるクイズカードを使ってくる奴がいるんだぞ?」
遊矢「更なるクイズって、大逆転クイズとか墓地のカードを当てるあのクイズだろ?」
沢渡「んなわけねえだろう。
永続魔法クイズ・アワーの事を言ってんだよ。
あのカードはな腕立て伏せ10回要求してきたり、一分間息を止めないといけなかったり、早口言葉を言わないといけなかったりするんだぞ!!」
遊矢「おかしい、俺はカードゲームをしているのに、なんでそんな事をしないといけないんだ」
沢渡「エンタメデュエリストだからだ!」
遊矢「絶対違う!」
次回予告
遊矢がストロング石島とのデュエルで勝ったから、こんなに入塾希望者が!
ペンデュラムカードが無いとペンデュラム召喚出来ないのと俺が自力で覚えたから4つの召喚が出来る、はい、解散。
ああ、折角の入塾希望者達が!?
どんだけペンデュラム目的なんだよ。専用のカテゴリーで構築しないと使い物にならないぞ。
確かに、そうだけど……
そう落ち込むな。タツヤはちゃんと入塾してくれるし金ならほら、ストロング石島とのファイトマネーがある。
遊矢、こんなに貰ってたの!?
ニコがストロング石島に勝てないと思ってたから、ギャラを割高に要求してた。
本当にちゃっかりしてるわね。でも、これだけあれば遊勝塾の経営は。
お前達、俺が塾長だって忘れてない?……忘れてるよな?
次回、遊戯王ARCーV 【榊遊矢の目指せさいつよデュエリスト講座!】にガッチャビングデュエルアクセラレーション!!