『親しみやすさに極振りで性的魅力皆無のやつは襲いませんよ』と断言したオレが風呂上りの友人の姿を見て即堕ちする話 作:ギャルのパンティおくれ!と機体に頼みたい
食堂の前で待ちぼうけ。さすがに六時半は早すぎただろうか?
食事に一時間かけたとしても始業の八時半までは一時間も残る。これが家なら朝食の後に学校の準備や身だしなみを整えたりとするかもしれないけど、ここはオープンスペースの食堂だ。
寝起きそのままで食堂に来る……なんて不精をする人は少ないんじゃないだろうか?
特に一夏なんかは異性の中に一人だしな。だらしがない姿を見られたら高校生活三年間が悲しいことになりかねないだろうし。
そんなことを考えながら壁に寄りかかって待ち続ける。
こんな時に携帯があれば便利なのかもしれなけど、オレの携帯はホテル暮らしになる時に解約されちゃったからなあ。
IS学園に移された時に携帯持ってもいいって言われたけど、それも昨日の今日で携帯ショップに行けてないし。
「もしかしてあなた
ぼけーっとしてると女生徒に話しかけられた。リボンの色が鈴と違うので多分上級生だろう。
今までオレの横を通って行った生徒達は遠巻きにこちらを眺めてなにか喋ってそのままスルーされてたので少し嬉しいかも。
先輩と軽く話してるとどうやらISについて色々教えてくれるらしい。
入学準備の時間に教本を渡されて勉強しとけって言われたからある程度知識があるとはいえ、先輩から教えて貰えるのは嬉しい……んだけども。
「でもすいません。千冬さん……織斑先生から学校で基礎を教わるまでは大人しくしてろって言われてるので」
そう返事をすると、具体的には千冬さんの名前を出した瞬間に先輩は顔を顰め「それなら仕方ないわね」と言って去ってしまった。
とても残念である。特に今の先輩は背も高めでスタイルも良い人だったのでぜひともお近付きになりたかったのだが……。
オレの周りの女の子ってあんまスタイルが良いのが居ないんだよな。
篠ノ之さんは小学校の頃に別れたからスタイルとか語る領域にないし、蘭も最後に見たのは小学生の時。鈴は言うに及ばず……というか、知り合いの女の人ってオレが中学一年生の時の、つまり二年から三年前以前の姿しかしらないから仕方ないんだけどね。
年上の知り合いは居ないわけだし、中学一年生に色気を求めるのがおかしいのか。
あ、千冬さんと篠ノ之さんのお姉さんはちょっとね。あの人たちもうアラサーだし。
「うぉお!? なんだ今の寒気。背筋がゾクゾクってしたぞ。箒も感じなかったか?」
「ああ。私も感じた。昔父に浴びせられたそれよりも鋭くドス黒い殺気だった」
「柳韻先生を超えるって、そんな使い手がこの学校にいるのか? なんにせよそんな人を怒らせた奴はご愁傷さまだな」
「食堂の入口で誰か倒れてないか?」
「まさかアレは……!」
「あ、おい! いきなり走り出してどうしたというのだ……」
「あ、起きたぞ」
気がついたらなんか寝かされていた。いつの間に?
「一夏か。久しぶりだな。そっちは篠ノ之さん?」
目の前には一夏。その隣にはポニテ女子。ぶっちゃけ五年くらい前の篠ノ之さんとの共通点はポニーテールくらいしか見当たらなかったけど一夏の隣に何食わぬ顔でいるポニテは篠ノ之さんくらいしか思い浮かばない。
「箒であってるぞ。それで朱雨はなんで倒れてたんだ?」
「待て一夏。なぜ倒れていたかより何故ここにいるかの方が重要ではないか? 見たところ制服も着用している」
「いやこっちこそ待って。倒れてたって何?」
気がついたら食堂の長椅子に寝かされてるのは気絶してたとかそんなことなのか?
「言葉通りの意味だ。お前は食堂の前で倒れていた。一夏が駆け寄って確認した限り外傷はなかったようだが」
「確か……オレの周りには幼い女の子しかいないなとか考えてたんだったか。篠ノ之さんはかなり成長したな。つっても最後に会ったのは小四だし当たり前だけど」
「朱雨の回りって言うと……。箒と鈴と蘭くらいか? 確かに蘭は年下だけど幼くはないだろ?」
「あー、そうだな。まあ最後に会ったのが何年も前だから印象としては幼くても仕方ないだろ? オレの中での篠ノ之さんは小学四年生だったし、鈴は中学一年生だったわけだ」
自身に向けられる好意はともかくシモの話は割かし理解があったと思っていたが……一夏も衰えたか?
事実理解出来ただろう篠ノ之さんは腕で体を隠して冷たい視線向けてきてるし。
ちょっと悲しい。篠ノ之さんは昔から潔癖なところあったから仕方ないけど。
「確かに。俺も朱雨の事は小さい感じで覚えてたかも。今は……百八十センチくらい?」
「七十七だな。一夏も結構背伸びたんじゃないか?」
「この前測った時は七十二だったぞ。昔は俺の方が背高かったのにな」
「んん! それで、何故折原がここに居るのだ」
一夏と話していると篠ノ之さんが話を戻してくれた。その立ち位置は昔から変わっていないようだ。
ちなみに、第二期織斑グループだと五反田弾という中学からの友人がその立ち位置だ。
「ニュースで見なかったか?
「確か三月ぐらいに見つかったんだよな。俺一人じゃない! って喜んだけど入学したら男は居ないしガッカリしたぜ」
「北海道で見つかったとは聞いていたが、一夏の時とは違って実名報道もなかったな。続報もほとんどなかった」
「ん? 北海道? ……もしかして朱雨が二人目なのか!?」
オレがここにいて、二人目の話を出した時に気づけよと言いたいがあまりに現実離れしているため仕方ないのかもしれない。
オレだって自分の幼馴染が……ってなったらすぐには飲み込めないだろうし。
「その通り。時期が時期だったせいで入学が遅れたけどな。今日からオレもここの生徒だ」
「あ、じゃあ朱雨がアレなのか? 噂の代表候補生」
「そんなわけないだろ? オレはまだISに乗ったことすらねーよ」
「そっか。なんかそろそろ代表候補生が来るって噂になってるらしいから時期的に朱雨かなって思ったんだけど」
「ふーん。まあ代表候補生のことはすぐ分かると思うぞ。そんなことより飯食おうぜ」
時計を確認すると七時を回っていた。今から頼んで話しながら食べてってするとさすがにグダグダやってられないだろう。
代表候補生は十中八九鈴の事だろうな。今朝自分で言ってたし。
「あ、そうだ。ここのメシは女の子向けだから一人前の量が少なめなんだ。朱雨も頼む時は気をつけた方がいいぜ」
「そうなのか? 昨日くった時は普通に満腹になったけど……。で、おすすめは? 親子丼は食べた」
「んー……。朱雨なら鶏五目ごはんとかどうだ?
あ、でもお刺身定食とかも美味いぞ」
「なに!? 折原、お前は魚を食べられるようになったのか?」
「まあな。火が通ってなきゃ行ける」
北海道では魚も週一から週二ペースで食べていたからな。
火を通すのは無理……という訳では無いが宗教的に受け付けないが、魚自体は美味しく食べていた。
「箒、驚くのはまだ早いぜ。生魚だけじゃない。朱雨は豚肉も食べられるようになったのさ!」
「なん……だと。あの偏食の極みの折原朱雨が豚肉を食べるだと? この数年で何があったというのだ……」
「色々あったのさ。ほら、混雑する前に行こうぜ」
既に結構な数の生徒が食券売り場に並んでいた。これ以上ここで話してるのはまずいだろう。
「あら一夏さん。その殿方は?」
朝ごはんを食べているとブロンド美人がやってきた。この人の事はどっかで見たことある気がする。
IS学園にいる以上IS関連の人だとは思うけどなんだったかな?
「朱雨っていって俺達の幼馴染なんだ。二人目の男性操縦者らしい」
「あら! セシリア・オルコットですわ」
セシリア・オルコット……ああ、なるほどな。IS関連の雑誌を見ていた時にかなりのページを使って紹介されてた人だ。
イギリスのなんとかって武装を一番上手く使える人らしい。
代表候補生だったと思うが、そういえば鈴の紹介がなかったのは何故だろうか?
「折原朱雨だ。よろしく、オルコットさん」
「セシリアでいいですわ。折原さんはどうしてこの時期に?」
何回目かの質問に同じように答えると、ご苦労様ですと労わられた。
この人最高じゃないか? スタイルいいし優しいし代表候補生だろ? 名前呼びも初対面で許してくれたし、あれ? 欠点どこ?
「セシリアと一夏はどんな関係なんだ?」
セシリアが空いていた席に座り、朝食が再開されたので聞いてみた。一夏に話しかけてきた生徒は結構いたけど、その殆どが『織斑くん』と呼んでいたし、同席しようとしていなかったので少なくとも彼女達よりかは接点があるのだろう。
「よくぞ聞いてくれましたわ! 一夏さんとはクラス代表の座を争った仲ですの。一夏さんは――」
と、熱く語ってくれた。篠ノ之さんなんかはよくも突っついてくれたなとばかりに不機嫌そうな表情でこちらをにらみつけてきている。
セシリアの話を聞く限り、どうやら一夏は実質初乗りのISバトルでセシリアといい勝負をしたらしい。結果はセシリアの勝ちだったようだが、セシリア本人が内容で負けていたというあたり一夏はよっぽど善戦したのだろう。
てか、この感じセシリアも一夏が好きなんじゃなかろうか? 恋愛感情かどうかは分からないが一夏の壁を超えるのは難しそうだ。残念。
「ちょっと朱雨! あたしの席取っといてよ!」
セシリアの話も終わり、一夏からオレの紹介がされていると鈴がやってきた。随分と遅い到着である。
「お、おお! 鈴! 久しぶりだな!」
「一夏、目立ってるぞ」
まあ一夏が喜ぶのもわかる。鈴もオレと同じように転校したって聞いたからな。一年ぶりくらいだろう。
でもただでさえ注目の的だろう一夏が大きい声を出すもんだから食堂全ての視線を独り占めである。
「一夏、こいつは知り合いなのか?」
「どうなんですの一夏さん!」
あ、やっぱりセシリアは一夏ラバーズだったようだ。とても残念である。
「凰鈴音よ。あんたたちとは仲良くできそうね。よろしく!」
「鈴は箒と入れ違いで転校してきたんだ。中二の終わりに転校して行ったから……一年ぶりだな。どうしてここに?」
「ほら一夏、噂になってる人がいるって言ってなかったか?」
「……代表候補生? でも鈴がISに関わってたなんて聞いたことないぞ?」
オレも聞いたこと無かった。つまり中国に帰ったっていう中学二年のケツからの一年未満で代表候補生になったってことなんだよなあ。
オレの友人二人のISの才能がヤバすぎる。
「あたしがISの勉強をしたのはココに入学して朱雨たちに会うためだもの。日本にいた頃はISの勉強なんて全くしてなかったわよ」
まさか同じ学校に通うことになるとは思わなかったけどと鈴。
まあIS学園ってオレらが通ってた中学に電車一本で行けるぐらい近場だしな。
一夏がIS学園にいなくても会いに行くのは簡単だったろう。
オレは……まあ呼ばれたら長期休みに遊びに来るくらいはしてたかもな。
北海道じゃ悲しいことに友達できなくて一人で出来るスポーツをやってただけだし。
「鈴はさっさと座ってメシ食え。さすがに遅刻するぞ」
もう七時半をとっくに回っている。敷地内に校舎があるとはいえ、その敷地が結構広いので登校時間もそれなりにかかりそうである。
鈴に座らせる代わりにオレが席を立つ。
オレはお刺身定食と鶏五目ごはんを食べ終えているからな。
食器を返却したついでにどっかから椅子を持ってくればいいだろう。
「さっさと戻ってきなさいよ」
「はいはい。あ、一夏も食い終わってるのか。食器運んでおいてやるよ」
「悪いな。でも朱雨のほうが鈴と話すことあるんじゃないか? 二年ぶりだろ?」
「オレはもう色々話したからな。ほら、オレは鈴が噂の転校生だって知ってただろ?」
「確かに。じゃあ頼むわ」
ということでオレはその場を離れた。あの視線の集中具合はヤバい。
一夏とつるんでいた時はともかく、北海道行ってからはそんなこと無かったからな。見られているって疲れるんだな。
「ねえねえ。キミっておりむーの友達なの?」
食器を返却してほっと一息つくと、制服の袖がめっちゃ余っている子に声をかけられた。
サイズにしては袖が長い気がするので改造制服だろうか? 鈴と言いこの子といいIS学園は自由だなあ。
で、おりむーってのは一夏の事か? 織斑だしな。
「篠ノ之さんと同じ時期からの仲だぞ」
「へー。じゃあ二人がISを動かせるのも関係あるの?」
「さあ? 一夏は千冬さんの弟だけどオレは普通の人だからな」
まあ北海道の遠縁の親戚が見つかるまでは自分のルーツなんてこれっぽっちも知らなかった訳だが。
と、話していると鈴に呼ばれる。
「じゃあそういうことで」
なんも考えないで五月入学したけどテンプレイベントが使えないせいで難しいです
キャラの関係性はだいたい決まっていますがヒロインムーブさせるかは未定なので一番ヒロインムーブして欲しいキャラに入れてください(参考程度)
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