『親しみやすさに極振りで性的魅力皆無のやつは襲いませんよ』と断言したオレが風呂上りの友人の姿を見て即堕ちする話 作:ギャルのパンティおくれ!と機体に頼みたい
性能は暫くあとになるかと
今日は朱雨に専用機が届く日。
その専用機は出処がはっきりしてないフレームに外部からの干渉を受け付けなくなったコアという最悪な組み合わせの機体らしい。朱雨は既に搭乗によるあらゆる損害は自分の責任であるという同意書にサインしているっていうし、気が気でならないわ。
「凰は中国の……いや、そう言えばあいつもそうだったか。分かった。許可しよう。ただし、全ての計測機器は切っておくことだ」
「ありがとうございます!」
千冬さんに直談判して朱雨の初乗りの場に居合わせることが可能になった。
教員やIS学園最強の生徒会長がサポートに付くとはいえ、何が起こるかわからない。それは、朱雨がサインした書類の存在からもわかる事だ。
あたしが居れば助かったんじゃないか、なんて意味の無い思考に沈むことになる。
それだけは嫌だった。
『折原、気分はどうだ?』
『情報過多でちょっと気持ち悪いです』
そして
コアが外部からの操作を受けつけないため朱雨のデータを入力することが出来ず、実際に機体を動かすことでコアが学習するという形でソレを済ませるしかないらしい。
ソレが行える専用機持ちは数少ないし、となれば残る大多数の機体はどっちも無しで動いているからだ。
IS学園で生徒が触る機体だってそうだ。安全性は保証されている。
でも、個々人に完璧に同調してくれるようになった専用機とそうではない訓練機には壁があり、その壁が事故に繋がるのでは? なんてあたしは思った。
出来ることなら万全の状態で始まって欲しかったけど、それが出来ないから朱雨はアリーナで機体に自分のことを教えているのだ。
暫くすると、朱雨は走り始め、飛び跳ね始め、バク転なんかもやり始めた。
機体の操作に慣れ始めたってことだと思う。
一番危惧されていたフレーム内部に爆弾が、なんてことも無い。
フレームが欠陥品ってこともなさそうに見える。
でも、ここで安心してはだめ。コアが外部から干渉できるようになって、それで朱雨が降りるまでは実質的な危険度は変わってないから。
そろそろ朱雨が飛びそうというあたりで千冬さんが朱雨に銃座を使った訓練プログラムをやらせ始めた。
ISの個人訓練で一番危険なのは飛行だ。
それから目を離させるのはさすがだと思う。使われる弾丸も通常のものからゴム弾に切り替えられているみたいだし、ISが欠陥品でも悪くて骨折で済むでしょう。
朱雨が銃弾を回避し続け、プログラムのレベルがどんどん上がっていき、訓練生が候補生になれるかどうかのふるい落としにも使われる――つまり代表候補生の下限の少し下あたりのレベルに到達した時、ソレは起った。
『
コアが朱雨を理解し、朱雨専用になる準備が出来たという証拠。
訓練プログラムは停止され、邪魔するものが無くなったアリーナの中央に朱雨が立つ。
『変身!』
テンションが上がっているのか、朱雨は跳躍してポーズを取りながら一次移行を始めた。
ISによる補助もあるから高く跳んだし、PICによる重力の打ち消しも働いているから落ちてこない。
空中で朱雨が一次移行の光に包まれ、それが収まるとそこに現れたのは今までの塗装がなく素材の色そのままだった無骨な機体ではなく、青、赤、白、黒の四色が使われた鮮やかな機体へと変化していた。
『織斑先生! 映りましたよ!』
『ああ。外部からデータを確認することが可能になったのはいい事だ。これで色々と調べられるし、シールドエネルギーをモニターに表示することも出来る。あのままではISバトルもままならなかっただろうな』
コアが外部からの干渉を受け付けるようになった。それは安全が確保されたと言っても過言ではなかった。
コアから機体の情報を吸い上げることができるならばフレームに何が仕込まれていようともすぐにわかるからだ。
あたしも安心した。だから、あたしは間に合わなかったのだ。
『え、なに? 冬?』
PICが機能しているなら絶対にありえないIS搭乗中の落下。
教師達は誰も動けなかった。気が抜けたところに予想外のことが起こったから。
あたしも出遅れた。これが明暗をわけた。
生徒会長は外部と通信をしていて動けなかった。
隣に立つ生徒会長への迷惑は考えず、
地上でやった事でアリーナの地面はえぐれたけど関係ない。
PICだけではなく搭乗者保護機能まで働いていないとしたら、今の朱雨は鉄くずを纏っているだけ。
物理的な攻撃に対する防御力は僅かにあるかもしれないけど、落下には無防備。むしろ鉄くずが足を引っ張って弱点と言っても過言じゃない。
間に合わせるための瞬時加速とはいえこの距離では止まりきれないため、勢いを打ち消すためにPICをマニュアル制御。
前方への慣性を打ち消す。それだけでは足りないのでスラスターを逆噴射して急ブレーキ。
あたしは搭乗者保護機能に守られているから大丈夫。ちょっと痛いだけ。
あとは最低限の衝撃で朱雨を捕まえればいい。
落ちてくる朱雨のタイミングを図る。キャッチの瞬間の衝撃さえどうにか出来たならあとはあたしのPICが全て消してくれる。
「なにこれ!?」
朱雨が
朱雨の機体が悪さしてるってこと?
幸い、保護機能にはなんの問題もなさそう。
PICが効かなくなる前に今までの落下エネルギーを全て打ち消してここから再び落ちる。そうすれば落下エネルギーの累積も大したことないし死にはしないわ!
「痛いの覚悟しなさいよ!」
朱雨に触れて出力低下中のPICを全力で動かす。落下は目前。歯を食いしばると、背中に冷たく柔らかいものが触れた。
「助かった? オレ死んでない?」
「負傷は覚悟してたんだけど、何とかなったみたいね?」
地面には透き通ったクッションのようなものが設置されていた。このおかげで怪我を免れたんだと思う。
「あのさ」
「なによ?」
「チビったから離してくんね?」
「……はあ。そうね。仕方ないわね」
抱きとめていた朱雨を離すと、朱雨はISを纏ったままアリーナの出口に歩いていった。
朱雨がチビらなかったならもうちょっとロマンチックだったかもしれないのに……。
間に合って欲しかったなあ……。あたしのバカ。
「……朱雨もPICだけがイカれてたのかしら?」
今は普通に歩いてるし、もしかしたら搭乗者保護機能も動いてたのかもしれないわね。
クッションから降りると、それは生徒会長の方に吸い込まれて行った。どうやら生徒会長のISの装備らしい。
「ありがとうございます」
「おねーさんも動くの間に合わなかったしね。あなたが減速させてくれなかったらギリギリ間に合わなかったかもしれないわ」
『凰、何があった? 通常の挙動ではなかったが』
『朱雨との距離が縮まるとPICの出力が低下していきました。無効化はされませんでしたがISを浮かせることが不可能なくらいまで』
『そうか。……折原の機体はこちらで調べておく。お前は保健室に行くように』
「はーい」
まさかこの歳になってチビるとは。
しかもその直後に女の子の腕の中……。しにたい。
やっぱり調子に乗るとロクなことにならないな。今回のだってジャンプしなければ落ちることは無かったと思うし。
次飛ぶ時は鈴にしっかり教えてもらってからにしよう。
……そういえば、一次移行したあとに何かの表示があって落ち始めたんだよな。
なんだっけ? 冬……冬なんとか。
まあ爆弾じゃなくてよかったと思っておくかか。機体のデザインはかっこよかった気がするし問題がないなら使いたいけど、どうなるのかね。
あと待機形態? アクセサリとして持ち運べるようになる奴の形も好きだ。
ウサギが長い耳で弓を引いてるデザインのペンダント。
やっぱりウサギは最強なんだわ。猫も悪くないけどやっぱりウサギだよね。
「折原」
「あ、千冬さん」
「織斑先生と……いや、もういい。誰かに会わなかったか?」
「いや、アリーナ出てからはまだですけど」
「なら問題は無いか。機体を預かる」
なんでも一次移行でコアと情報のやり取りが解禁されたらしいのでこれから解析するんだと。
特に今回の落下事故の原因は念入りに。
「折原はなにか気づいたことはあるか?」
「素人なのでさっぱり。ただ、一次移行のときと同じ感じで『冬なんとか』って文字列が浮かんでた気がします」
「武装かシステムか……。わかった。調べてみる。もう行っていいぞ」
専用機を渡してシャワーに急ぐ。このピッチリスーツはどうやって洗えばいいんだろう?
キャラの関係性はだいたい決まっていますがヒロインムーブさせるかは未定なので一番ヒロインムーブして欲しいキャラに入れてください(参考程度)
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