ソウゴ「ただいまー」
ソウゴがベアトリスからレムについて話を聞きスバルの自室に戻ってきた。
スバル「何か分かったか?」
ソウゴ「うん、実は・・・」
ソウゴは話した。レムとラムの姉妹が鬼族という種族であるということ。レム達の故郷が魔女教によって襲われたことを。
スバル「そんなことが・・・」
ソウゴ「で、スバルに襲い掛かった原因もわかったんだ。」
スバル「え?」
ソウゴ「何かスバルに魔女の匂いっていうのが付いてるって。レムが襲い掛かったのはスバルを魔女教だと思ったからだと思う。」
スバル「何で俺に・・・?」
ソウゴ「魔女に魅入られたか目の敵にされたかだって。」
スバル「名前も知らない奴にそんな扱いされるとかこれもう分かんねえな。・・・で情報を得たはいいけどどうするよ?」
レムの方を見る。
スバル「素直に俺達は魔女教じゃないって言っても素直に納得しそうにねえよなあ・・・」
ソウゴ「んー・・・」
ウォズ「とりあえず彼女が起きるのを待つとしよう。」
ソウゴ「・・・うん。」
朝
レム「・・・んんっ。」
眠らされていたレムが起きる。
レム「ここは・・・」
ソウゴ「あ、起きた?」
レムはソウゴに声を掛けられ振り向く。
レム「ソウゴ君・・・!」
レムは咄嗟に身構える。
ソウゴ「そんな身構えなくてもいいって。」
レム「・・・さっきまで殺されそうになった相手に対して怒りとかは無いのですか。」
ソウゴ「まあ、最初は困惑したけどさ。ベアトリスから、色々聞いた。ラムの事を守ろうとしたんだよね?」
レム「・・・」
ソウゴ「レムはレムなりにラムを守ろうとしたんだから悪意があった訳じゃないんでしょ?レムの事は恨んじゃいないよ。」
レム「・・・随分と優しいですね。また狙われるかもしれないですよ。」
ソウゴ「その時はまた止めるよ。」
そう言ってソウゴは立ち上がる。
ソウゴ「さて、と。もうウォズとスバルが仕事してるからさ、俺も行くよ。レムも準備したら来てね。」
そしてソウゴは部屋から出て行く。部屋にはレム1人だけになった。
レム「・・・・・」
レムはしばらく座ったままだったが立ち上がり部屋から出て仕事場に向かうのだった。
スバル「あげえーーーーー!」
厨房で皮剥きをしていたスバルが包丁で再び指を切っていた。
ラム「いい加減成長しなさいバルス。」
スバル「少しは大丈夫の一言ぐらいくれよ姉様・・・いてて。」
ソウゴ「ハハハ・・・」
その時扉が開かれる。
ガチャ
レム「・・・」
スバル「あっ、レム」
レム「・・・えっと、スバル君。」
スバルがレムの元に駆け寄る。
スバル「・・・まあ、昨日の事は気にすんなって。」
レム「・・・でも。」
スバル「とりあえずレムも準備してくれ!早く朝飯食いてえからな!さて、俺も皮剥きに戻るか!」
レム「・・・」
スバルには気にするなと言われたが、レムは昨日の事で頭が支配されていた。それでも仕事をしない訳には行かないのでレムは鍋の準備を始めるのだった。