Re:ゼロから始める魔王の異世界生活   作:きゃぷてん

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少しスランプ気味だったけど自信取り戻したゾ


2019:パラレル・メモリーズ

ウォズ「何故この世界にアナザーライダーが・・・」

ジオウ「分かんないけどとにかく!」

 

ジオウはキバウォッチを取り出して起動して、ドライバーに装填して回転する。

 

「キバ!」

「アーマーターイム!ガブッ! キバ!」

 

ジオウはキバアーマーに変身する。

 

ジオウ「ハアアアアア!」

 

ジオウがアナザーキバに走り向かって攻撃を始める。

アナザーキバは抵抗するが、ほぼジオウに押されていた。

 

ジオウ「よし!」

「フィニッシュターイム!キバ!」

「ウェイクアップ!タイムブレーク!」

 

右足を高く上げ、カテナが弾け飛び、ヘルズゲートが解放される。

 

ジオウ「でやあああああ!」

 

そして高く飛び上がりアナザーキバにキックを放った。

アナザーキバはキックを喰らって吹っ飛んだ。

 

ジオウ「よし!」

ウォズ(・・・おかしい。こんなに弱かったか?)

 

ジオウが勝利を確信したその時、アナザーキバの体が小さい蝙蝠になって消滅した。

 

ジオウ「何!?」

 

ジオウが戸惑っていると、後ろから小さい蝙蝠で形成されたアナザーキバがジオウに不意打ちをしようとした。

 

レム「ソウゴ君!」

 

レムがそれを防ごうとアナザーキバにモーニングスターを放つ。

しかしそれはアナザーキバに受け止められてしまった。

 

レム「何!?」

 

受け止めたモーニングスターをレムに投げかけえし、ドッガハンマーを持ってレムに急接近した。そしてハンマーで殴りつけて高く空に打ち上げた。

 

スバル「レムーーーー!」

 

打ち上げられたレムの体を受け止め、体の状態を確かめる。悲惨、そのものだった。

スバルが目で確認できたものでも、数え切れないほどの傷があった。白色で全体的に構成されているメイド服は、元の色が何か識別できないほどに赤く染まっている。それがレムの血なのか、魔獣たちの血なのかすら識別ができない。それほどに返り血も、出血も酷い状態だった。

意識は完全に途絶え、息も絶え絶えになっている。

 

スバル「レム、嘘だろ。おい、おい!」

ジオウ「くっ!スバル!レムを連れて村まで逃げて!」

スバル「あ、ああ!」

 

スバルはレムを抱えて、森の中を通り走っていく。

アナザーキバがそれを追って行こうとするが、ジオウがそれを阻止する。

 

ジオウ「ハッ!デヤア!」

 

ジカンギレードで斬りつけていくが、アナザーキバもガルルセイバーを持って対抗してくる。

 

ジオウ「くっ!こんなに強かったっけ!?」

 

そう言って仮面の下で苦い表情をしていると、目から何かが横切るのが見えた。

それはレムのモーニングスターであった。

ジオウは振り返って見る。

 

ジオウ「レム!無事だった・・・」

 

しかしレムを見ると、その顔は血に塗れ恍惚の笑みを浮かべていた。

前髪の隙間から遠くからでも分かるほど大きな白く輝く角が見えてる。

それはまるで鬼のようだった。

 

レム「あは、あははははは。殺す、殺す!」

 

レムがとてつもない速さでアナザーキバに急接近し、先程の仕返しとでも言わんばかりに強烈なパンチを叩き込む。

 

ウォズ「正気を失ってるのか・・・?」

スバル「ソウゴ!ウォズ!」

 

そう思ってると、後ろからスバルが2人を呼んでいた。

 

ジオウ「スバル!レムに何が・・・」

スバル「俺にも分かんねえよ!ただ村に戻る道の途中に魔獣にまた襲われて……そこからずっとこんな感じなんだ!」

狂気に包まれているレムの戦いを、3人は今は見守ることしかできない。

下手に突っ込めば、自分たちがあの魔獣の死体のようになってしまうのが分かっているからだ。

 

スバル「でも……段々押され始めてきたぞ……!」

 

1人なので多勢に無勢なのだ。いくら無双モードのレムと言えど、無限に沸いてくる敵にはどうすることもできない。そんなときだった。

レムがアナザーキバにトドメをさそうとしてモーニングスターを振りかぶり、一瞬力を貯めるために制止しているのが見えた。

スバル「ヤバイ!」

ジオウ「スバル!」

レムの溜めを見逃さずに、さっきまで息を潜めていた魔獣たちが一斉に飛びかかる。

それはスバルも同じだった。考えるよりも速く、スバルは走ってレムの背中を押した。

突如として訪れた衝撃にレムの表情が驚きで強張り、光を失っていた目が綺麗な元の青色へと戻っていく。

直後、スバルの伸ばした腕が魔獣たちに噛み砕かれた。

 

スバル「ぐあっ・・・!」

 

足や脇腹、背中等、体の節々に牙を突き立てられる。

 

レム「スバル君ーーー!」

ジオウ「やめろ!」

 

ジオウがジカンギレードを銃モードに変えて魔獣達を撃っていく。ウォズもジカンデスピアで串刺しにしていった。

 

スバル「くっ、うっ、っ!?」

 

スバルが魔獣に噛まれる中、スバルの脳に記憶が流れ込んできた。

それはどれも知らない記憶だった。

自分の手が飛ばされたり、レムに殺されたりした記憶。

何より印象に残るのは、自分が崖から飛び降り自殺した記憶とレムが死んだ記憶だった。

 

スバル(この記憶は・・・っ!?)

 

知らない記憶への戸惑いと魔獣に噛まれた痛みを受けて意識が薄れていく。

 

レム「死なないで、死なないで、死なないで──!」

 

最後にその声を聞いて、スバルは意識が途切れた。

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