佐藤太郎「夜は墓所荒らしっしょ!」
エキドナ「やめて。」
今回
エキドナ「まあ墓所は資格が無い者は入れないし大丈夫(ry
「佐藤太郎でぇぇぇぇぇす!!」
エキドナ「!?」
レム「!!スバル君の匂いを森から感じてきます。」
ソウゴ「やっぱり森にいるのか。」
現在ソウゴ達はライドストライカーに乗ってリーファウス平原を走っている。
地図を頼りに走ってみると、レムがスバルの魔女の匂いを感知した。
ソウゴ「よし、着いた。」
ソウゴ達が森に到着し、ライドストライカーから降りる。
ライドストライカーはウォッチに戻って地面に落ち、ソウゴがそれを拾った。
レム「それにしても、不思議な物ですね。そんな小ささからあんな大きさに変化するなんて。それにあの乗り物も見たことがありません。ミーティアのような物なんですか?」
ソウゴ「まあ、そんな感じ。」
ソウゴはミーティアについて分かっていないので、レムの問いを軽く受け流す。
後でウォズ辺りにでも聞こうと思った。
ソウゴ「とにかく早くスバルを探そう。」
レム「はい!!」
彼らはスバル捜索の為に走り出した。
スバル「・・・・・・ぁ。」
森の泉の前に。
倒れているスバルの目は既に光が失われていた。
『・・・・・下手に壊れてもらっては困るからな。この辺りで良いだろう。』
フードを被る謎の男。
その声にはノイズが掛かっている。
スバルは男の力で、様々な光景を見せられた。
自分の大切な人の死、死、死、死、死。
それで彼の精神は削られていく。
そして男は何処かある場所を見る。
『奴らが来るか。暫くは元の歴史通りに動いてもらうぞ。まあ・・・・・もしも自分の無力さを嘆くなら、俺に身を委ねるがいい。いつでも歓迎するぞ。』
男は歩き出す。その姿は徐々に森の闇の中に飲まれて、見えなくなっていく。
『お前には・・・・・・・になってもらわなくてはな。』
彼が何かを呟くが一部分だけ聞こえなかった。
スバルの意識はそこで途切れた。
スバルの周りに紫色の衣装を纏った集団が現れる。
彼らが小声で何かを相談した後、集団の内、二人が、スバルの両腕と両足を持って運び出した。
ソウゴ「!あれって・・・・・」
スバル捜索の際に、ソウゴが何かに気付く。
走り出して行くと、そこにはスバルの持っていたガラケーが落ちていた。ソウゴがそれを拾う。
ウォズ「やはりこの近くにいるようだね。」
レム「スバル君の匂いもここから濃くなってきてます。恐らくまだ遠くには行ってませんね。」
ソウゴ「よし、じゃあ・・・・・」
ウォズ「!待つんだ、我が魔王。」
ソウゴ「?何、ウォズ。」
ウォズ「・・・・・どうやら、私たちが何者かに囲まれている。」
「「!!」」
ウォズの言葉に二人が驚き、周りを警戒する。
ウォズ「こそこそしてないで出てきたらどうだい?」
ウォズが声を張ってそう告げる。
すると、森の茂みからぞろぞろと紫色の衣装を纏った者達が現れる。
レム「!!貴様らは・・・・・魔女教徒!!」
レムが怒りを含んだ声で言いながら紫色衣装の者達を睨む。
ソウゴ「魔女教・・・・・こいつらが。」
レム「まさか貴様らがスバル君をっ・・・・・!!」
ソウゴが周りにいる魔女教徒と呼ばれた者達を見る。
彼らの手には赤いナイフが握られていた。
ウォズ「話し合いで済む状況では・・・・・無さそうだね。」
ウォズがそう言いながらビヨンドライバーを取り出し、腰に装着する。
ソウゴもジクウドライバーを取り出し腰に装着する。
ソウゴはジオウライドウォッチを取り出してベゼルを回しライダーの顔に合わせる。
ウォズはシノビミライドウォッチを取り出す。
二人はリューズ部分を押して起動する。
『ジオウ!!』『シノビ!!』
ウォッチをドライバーにセットしてソウゴはドライバーのロックを解除、ウォズは再度ウォッチのリューズ部分を押してカバーを開く。
ソウゴが右手を腰に添えて、左手を顔の近くまで持ってくる。
ウォズは右手を開いた状態で上に上げて、そのまま下に下ろしていく。
「「変身!!」」
叫び、ソウゴが左手首を回した後、ベルトを回しウォズはドライバーのレバーを倒す。
『ライダー!!ターイム!!仮面ライダー!!ジオーウ!!』
『投影!!フューチャータイム!!ダレジャ!?オレジャ!!ニンジャ!!フューチャーリングシノビ!!シノビ!!』
二人の体にスーツが形成され、顔にライダーの文字とシノビの文字が嵌まる。
二人は仮面ライダージオウと仮面ライダーウォズ・フューチャーリングシノビへと変身を遂げた。
『ジカンギレード!!ケン!!』
『ジカンデスピア!!カマシスギ!!』
二人は自身の専用武器を取り出し、構える。
レムも自身のモーニングスターを構える。
ジオウ「行くぞ!!」
ジオウの声で三人は魔女教徒に向かって走り出す。
月照らす夜に戦いが幕を開ける。
水滴音が響き、それでスバルの意識は覚醒する。
目を徐々に開けていくと、そこにはーーーーー
スバル「ひっ・・・・・」
「なぁるほどぉ・・・・・」
目を大きく見開き、おかっぱの髪型で緑髪の人物がいた。
性別は声質からして男性と思われる。
スバルは、自分の両手首に冷たい感触を感じ、見ると手枷が嵌められていた。
他にも、いたのは何処かの洞窟のような場所だった。
「これはこれは確かに興味深いですねぇ・・・・・あなた・・・・・もしや傲慢ではありませんですかねぇ?」
男とスバルの顔の距離は近い。
その至近距離でスバルに何かを言っている。
スバル「・・・・・」
「ふ〜む、お答え頂けないようですねぇ〜、無視は悲しいデス。・・・・・ああ、そうだ。私としたことがまだ挨拶をしていないではありませんか。」
男は振り向いて歩き出し、跪いてる魔女教徒達の前まで歩いた後、再びスバルの方へ振り向く。
「ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!」
男はペテルギウス・ロマネコンティと名乗った。
ペテルギウス「いやぁ、しかし・・・・・滑稽なりですねぇ。中々中々中々にぃ〜・・・・・興が乗る光景ですうっ!!実に実に実に実に実にぃ〜・・・・・!!脳が震えるぅ〜・・・・・!!」
頭の髪を掻きむしりながら言う。
ペテルギウス「彼は何なのですかねぇ?」
ペテルギウスがそう言うと、彼の側に一人の魔女教徒が地面から現れる。
小声でペテルギウスに何かを言った。
ペテルギウス「ほう、泉の前で倒れていたと・・・・・成る程ぉ〜。まあそんな事は良いです。して、貴方。何故そんな体から漂ってくる濃密なまでの寵愛を賜っているのか・・・・・私は疑問に思っているのデス。福音書は持っていないのデスか?」
スバル「・・・・・ぁ。」
ペテルギウス「無視は寂しいですねぇ〜!!私はこんなにも好意的に接しているというのにッ!!・・・・・ならば問いを変えてみましょう。貴方・・・・・何故壊れたフリをしているのデスか?」
スバル「・・・・・は。」
これが壊れてないとでも言うのか。自身の事を何も知らない癖にこいつは何を言っているのか。スバルはその考えが頭に浮かぶ。
ペテルギウス「実際の所、疑問なんですよぉ〜。何故に、何の意味があって、何の為に、そんな狂気に染まった演技をしているのか。貴方の狂気は正気に過ぎる。そのように同情を買うように振る舞うなど、狂気に対して失礼とは思いませんか?真に狂人であるならば、他者の目など意識してはいけない・・・・・!」
スバル「ぁー・・・・・」
ペテルギウス「私は憐んでいます。罪深い貴方を心から・・・・・!!それ程までに愛されていながら!!寵愛に報いず風化することを望むとはっ・・・・・!貴方、怠惰ですねぇー。」
ペテルギウスがそう言った時、彼の側に一人の魔女教徒が現れる。
そして耳元で何かを小声で話す。
ペテルギウス「ほうほう・・・・・青い髪の少女と・・・・・見たこともない鎧を纏っている男が二人・・・・・デスか。」
スバル「!!」
ペテルギウスのその声を聞いてスバルが顔を上げ反応する。
ペテルギウス「貴方・・・・・その反応、知っているのデスかぁ〜?・・・・・やはり貴方は怠惰ですねぇっ!!その者達は貴方を救おうとしている。貴方はそれ程愛された存在だと言うのにっ!!脳が震えるぅ〜・・・・・ならば!!彼らの愛を受け入れなければっ!!迎えいれるのデス、この怠惰で憐れな彼を救おうとするもの達を!!それで、今は他の者達が彼らと戦っているのですかぁ?」
ペテルギウスのその問いに魔女教徒は頷く。
ペテルギウス「ならばその者達にここまで誘導してくるように伝えなさい。」
ペテルギウスのその指示を受け、魔女教徒は地面へ沈んだ。
ペテルギウス「試練の目前に愛されている存在と出会えるとは・・・・・運命、というものですかねぇ?」
スバル「・・・・・・・・」
スバルの目は虚ろだった。
スバルきゅんは闇堕ちするにしてもまだ先の話デス。