Re:ゼロから始める魔王の異世界生活   作:きゃぷてん

34 / 67
スバル「我が魂は、エミリアたんと共にありいいいいい!!」

最近ゴッドスピードラブ見ました。


2019:タイムイズ・バック

現在プリシラ邸の周りには甲冑を装備している兵士達が見回りを行なっていた。

侵入者を防ぐためだ。そして、練兵場にて出現したアナザーオーズがプリシラら王選候補者達を狙っているため、警備は最大限に固めている。

そんな中、屋敷の屋根に灰色のオーロラのようなものが現れる。

そこから人が現れ、歩き出したかと思うとロープを取り出して付いていた鉤爪の部分をうまく引っ掛けて壁を伝って降り、屋敷の一室の窓を開けて静かに侵入した。

その人物が侵入した先はプリシラの私室。

懐から黒い筒を取り出して、光を点灯する。

その部屋にある棚の引き出しを開けては漁っていき、また開けては漁っていきの繰り返し。

一通り漁ると、プリシラの私室の扉を開けて部屋から出る。

隣にあった別の扉を開けると、そこには高級そうなベッドで寝ているプリシラがいた。

侵入した先は寝室だったのだ。

再び部屋にある引き出しを漁る作業に移る。

しばらくすると、漁る手を止める。引き出しからある物を取り出す。

それは、プリシラの徽章だった。

 

「へぇ・・・・・これが王様の資格かぁ・・・・・良いお宝だね。」

 

声質からして男の彼は、徽章に嵌め込まれている石を窓から射す月の光で輝かせる。

 

「おいおい兄ちゃん。欲しいものがあるのは分かるが、泥棒をするのは良くないと思うぜ?」

 

扉から声がしたかと思って振り返ると、そこにはアルデバランがいた。

 

アルデバラン「そんなことしたらお前のお袋さんがきっと悲しむぜ。さっさとそれを戻しておけ。今戻しといたら見逃してやるからよ。」

 

アルデバランが徽章を戻しておくように忠告をする。だが、

 

「ふっ・・・・・せっかくのお宝を、素直に返す訳にはいかないな。」

 

「ほう、ならば。」

 

男の後ろからまた声がして振り返ると、いつの間にか起きていたプリシラがいた。

 

プリシラ「少々痛い目を見る必要があるようじゃな。アル、やれ。」

 

アルデバラン「了解、っと。」

 

アルデバランは携わえていた鞘に納められている剣を抜き、構える。

 

アルデバラン「さ〜て最後の警告だ。兄ちゃん、それをこっちに渡せ。」

 

「嫌だって言ったら?」

 

アルデバラン「お前を成敗してやる必要があるな。」

 

「・・・・・そうか。しょうがない、僕もあんまり手荒な真似はしてくなかったが・・・・・はっ!!」

 

彼は腰から素早くシアンの色をした銃と思われる物を引き抜き、引き金を引く。

銃弾が上に向かって連射され、天井にあるシャンデリアのガラスが割れる。

 

プリシラ「!!」

 

アルデバラン「おおっと!?」

 

それに驚く二人が手で顔を咄嗟に隠す。

その隙に男は扉から素早く出て行った。

 

プリシラ「アル、追え。」

 

アルデバラン「言われてなくても。」

 

アルデバランは男を追うために部屋から出て行き、廊下に出る。

扉から出ると男の姿は既に消えていた。

アルデバランは廊下の窓を開けて、声を上げて叫ぶ。

 

アルデバラン「お前らー!!侵入者だー!!」

 

 

 

 

『アーマーターイム!!サイクロン!!ジョーカー!!ダ・ブ・ルー!!』

 

一方、森で魔女教徒と戦っていたジオウはダブルアーマーに変身する。

 

ジオウ「さあ、お前の罪を、教えろ!!ハアアアアアっ!!」

 

ジオウが魔女教徒達に風を纏ったパンチとキックを繰り出して行く。

 

ウォズ「はあっ!!」

 

ウォズはアクロバティックな動きで相手を翻弄し攻撃していく。

 

レム「はあああああっ!!」

 

レムは自分が愛用するモーニングスターを使い、教徒達を薙ぎ倒す。

戦いの最中、一人の教徒の元にもう一人の教徒が現れる。

その教徒が耳元で何かを囁く。

教徒は頷き、手を挙げる。他の教徒がそれに注目する。手を挙げた教徒が走り出し、他の教徒もそれに続いて走り出した。

 

ジオウ「あっ、待て!!」

 

ジオウ達はそれを追いかけた。

 

 

 

 

ジオウ達は魔女教徒を追いかけて、遺跡のような所に辿り着く。

 

ジオウ「ここか・・・・・行こう。」

 

彼らは入り口に入り、奥に続く道を走る。そしてその先にーーーーー

 

レム「スバル君!!」

 

鎖で繋がれているスバルがいた。

それと同時に魔女教徒達が地面から現れる。

 

ペテルギウス「よく来てくださいました。報告の通り、確かに見たことのない鎧を纏っていますねぇ、貴方。」

 

彼らの前に、ペテルギウスが歩いてくる。

 

ジオウ「お前は・・・・・」

 

ペテルギウス「ああ、申し遅れました。ワタシは魔女教、大罪司教『怠惰』担当、ペテルギウス・ロマネコンティ……デス!以後、お見知り置きを。・・・・・・しかし、これはまた驚かされました。まさか貴方も寵愛をその身に賜っているとは・・・・・」

 

ジオウ「寵愛・・・・・?どういう意味だ?」

 

ペテルギウス「あの方から愛されているという証ですよぉ・・・・・素晴らしきあのお方から、ネ・・・・・それで、貴方がたはこの彼を救いにきたのですネ?」

 

ペテルギウスはスバルの髪の毛を掴み、無理矢理持ち上げる。

 

レム「スバル君!!貴様、その人に触るな!!」

 

ペテルギウス「素晴らしいっ・・・・・!!実に素晴らしい!!愛する彼を救おうとするとは・・・・・・!!しかし、肝心の本人がこんな怠惰なものだと、貴方がたが余りにも報われません。だから・・・・・」

 

跪いていた魔女教徒達は立ち上がる。

 

ペテルギウス「怠惰な彼に思い知らせてあげしょう・・・・・!!行きなさい!!」

 

ペテルギウスのその一声で、魔女教徒がジオウ達に飛びかかっていった。

 

ジオウ「くっ、ふっ!!」

 

ウォズ「はあっ!!」

 

レム「ハアアアアアっ!!」

 

飛びかかってきた魔女教徒をジオウ達は迎撃する。

 

『ディディディディケイド!!』

 

ジオウはディケイドライドウォッチを取り出し、起動する。

ベルトにセットして、ロックを解除し、ドライバーを回す。

 

『アーマーターイム!!カメンライド!!ワーオ!!ディケイ、ディケイ!!ディーケーイードー!!』

 

ジオウはディケイドアーマーに変身した。

 

『ライドヘイセイバー!!』

 

ジオウはヘイセイバーを取り出し、時計の針のようなハンドセレクターを反時計周りに回す。

 

『ヘイ!ブレイド!』

 

ジオウ「はああああああああああっ・・・」

 

そして、トリガーを引く。

 

『ブレイド!デュアルタイムブレーク!』

 

ジオウ「でやあっ!」

 

ジオウが回転切りを行い、魔女教徒を一掃する。雷の勢いで爆発していく。

 

『カマシスギ!フィニッシュタイム!一撃カマーン!』

 

ウォズ「分け身の術!」

 

ウォズがそう言うと、分身して増える。

 

ウォズ「はあっ!」

 

全員がジカンデスピアを振り、緑色の光線を魔女教徒達に放ち、一掃する。

 

レム「アル、ヒューマ!」

 

レムが詠唱し、氷の塊を魔女教徒達にぶつける。

 

ペテルギウス「ふふっ、アッハハハハハハハハ!!!良い、良いのデス!!まさに勤勉!!して、肝心の貴方は・・・」

 

ペテルギウスはチラッとスバルを見る。

 

ペテルギウス「・・・・・ならば、怠惰なる権能、『見えざる手』。」

 

ペテルギウスがそう呟く。

 

スバル「・・・・・あ?」

 

スバルの目には、ペテルギウスの背中から、紫色の複数の手が生えている光景が見えた。

 

ペテルギウス「はっ!」

 

ペテルギウスが手を突き出すと、それが一斉にレムの方向へと向かう。

 

スバル「れ・・・む・・・!」

 

スバルが掠れた声でレムの名を呼ぶ。

しかしその声は当然届かない。

 

 

 

 

 

そして、レムは空中に吊り上げられ、骨が折れるような鈍い音を鳴らし体から血を流した。

 

スバル「あ・・・」

 

ジオウ「!!」

 

ウォズ「!!」

 

スバルが小さく声を鳴らし、ジオウとウォズも、その光景を見た。

 

ペテルギウス「見なさい、貴方は何もせず怠惰であった。それ故に少女は死んだ。貴方が、貴方が少女を死に至らしめたのデスっ!!自分の怠惰さがこれで良く分かったことでしょう!!」

 

その言葉を告げた後、ペテルギウスの高らかな、不快な笑いが洞窟に木霊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でも、それは俺が既に見た未来だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペテルギウス「・・・・・ならば、怠惰なる権能、『見えざる手』。」

 

ペテルギウスがそう呟く。

 

スバル「・・・・・あ?」

 

スバルの目には、ペテルギウスの背中から、紫色の複数の手が生えている光景が見えた。

 

ペテルギウス「はっ!」

 

ペテルギウスが手を突き出すと、それが一斉にレムの方向へと向かう。

 

スバル「れ・・・む・・・!」

 

スバルが掠れた声でレムの名を呼ぶ。

しかしその声は当然届かない。

 

 

 

 

 

だが、その紫色の手が突如全部切断された。

 

スバル「え?」

 

ペテルギウス「は?」

 

二人の声が重なる。

 

そしてスバルの視線の先には、レムが立っている。

 

スバル「レム・・・」

 

レム「何が起こって・・・レムはさっき・・・」

 

レムは、自分の体を確認している。

 

ペテルギウス「何故・・・!?何故デス!!少女は先程死んだはずっ!!なのに、なのに何故っ・・・・・!?それに何故私の見えざる手がっ・・・・・!!」

 

ジオウ「俺が戻したんだ。」

 

ペテルギウスの問いに、ジオウが答えた。

見ると、そこにはジオウ、ディケイドアーマーではなくジオウIIがいた。

 

『ライダーターイム!!ジオウ、ジオウ、ジオーウ!!II!!』

 

ジオウ「それに、見えざる手って言う割には、全然見えるんだけど?」

 

ペテルギウス「何・・・ですと・・・・・私の見えざる手が、目視出来る・・・・・?そんなことは間違っている!!誤っている!!私の寵愛によって授けられた怠惰の権能が、他の者が目視するなど許されないのです!!」

 

ペテルギウスが頭を掻きむしりながら叫び、見えざる手をジオウに向ける。

 

ジオウ「!!」

 

それを見て、ジオウはサイキョーギレードを構える。

迫り来る見えざる手を切り落としていく。

 

ウォズ「我が魔王が見えざる手と戦っている・・・・・助太刀せねば。ちなみに私にも見えざる手が見えてるのは突っ込まないでおくれよ。」

 

ウォズはそう言いながらキカイミライドウォッチを取り出し、起動する。

 

『キカイ!!』

 

ベルトにセットし、ボタンを再度押す。

 

『アクション!!』

 

そして、レバーを倒す。

 

『投影!フューチャータイム!デカイ!ハカイ!ゴーカイ!フューチャーリングキカイ!キカイ!』

 

ウォズはフューチャーリングキカイへと変身。

そして頭のアンテナ部分から、ペンチやらスパナやらの小さい工具が出現する。

それが、魔女教徒達の体に入り込んだ。セミヒューマノイズと化したのだ。

ウォズが、人差し指をペテルギウスに向ける。

 

ウォズ「行け。」

 

そう言うと、魔女教徒達がナイフを持ってペテルギウスに攻撃を仕掛ける。

 

ペテルギウス「なっ!?教徒達、何をするのデス!!」

 

ペテルギウスは突然の襲撃に、見えざる手を解除してしまったのか、手が消えた。

 

ウォズ「私の力で彼らを操り人形にさせてもらった。」

 

ペテルギウス「ぬぅ・・・・・!憤怒と似たようなことを・・・・・!」

 

ジオウ「レム!今の内にスバルを!」

 

レム「!はい!」

 

レムはジオウに声を掛けられ気を取り直しスバルの元に向かう。

 

レム「ヒューマ!」

 

レムが詠唱をして、スバルの手に嵌められている鎖を破壊し、彼を抱える。

 

ジオウ「よし!」

 

『ジオウサイキョー!』

 

ジオウはサイキョーギレードの顔の文字をジオウサイキョーに変える。そして、トリガーを引く。

 

『ジオウサイキョー!覇王斬り!』

 

ジオウ「でやっ!」

 

サイキョーギレードから時計型の光線が打ち出される。

それがペテルギウスに向けて撃たれる。

 

ペテルギウス「!!」

 

ペテルギウスはそれに気付き、間一髪の所で見えざる手でそれを防ぐ。

爆発が起こり、見えざる手の数本が破壊される。

そして、その場にジオウ達はいなかった。

自身に襲い掛かった魔女教徒はセミヒューマノイズ化が解けたのか、地面に倒れ込む。

 

ペテルギウス「・・・・・気に喰わないぃぃぃぃぃ・・・・・っ!」

 

ペテルギウスはそう言いながら、見えざる手でセミヒューマノイズとなっていた魔女教徒の頭を掴み、壁に叩きつけた。

 

ペテルギウス「貴方がたは敵に意のままにされた。それは怠惰なことデス・・・・・だがそれよりも奴に見えざる手が見えている事が何よりも気に喰わない!!何故!!何故!!何故!!何故!!何故!!私にだけ許されている筈なのに・・・・・だが、逃げた所で、今この時間帯には『奴』が出現している・・・・・逃れることなど、出来ない・・・・・!いずれ奴は邪魔者になりますから好都合デス・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

「全くしつこいなあ、君達。」

 

プリシラ邸で徽章を盗んだ男が振り返り、兵を引き連れているアルデバランを見る。

 

アルデバラン「それを取り返さなきゃ色々面倒だからな。しつこくもなるよ。」

 

「ふーん・・・・・まあ、その努力に免じて、僕の名前を教えてあげよう。」

 

男は、シアンの銃をクルクルと回す。

 

「僕の名前は海東大樹。そして・・・・・」

 

海東大樹と名乗った男はカードを取り出す。

 

大樹「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておきたまえ。」

 

カードを、銃のスリットの部分にセットし、レバーを前に引く。

 

『カメンライド!』

 

銃を、天に掲げる。

 

大樹「変身!」

 

引き金を引く。

 

『ディエンド!』

 

銃が撃たれると、彼の周りに三つの影が出現し、彼に重なる。

上から水色のプレートが回りながら降り、頭に刺さる。

 

仮面ライダーディエンドが彼らに立ち塞がった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。