Re:ゼロから始める魔王の異世界生活   作:きゃぷてん

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2019:シン時代の仮面ライダー

ロズワールに突撃し、殴りかかるゼロワン。

 

ロズワールは氷の魔法で盾を作り防御するが砕かれる。

 


しかし、2度ライダーと戦った経験から、ロズワールは気がついた。


このライダーは機動力や瞬発力は高いが、あのこそ泥が召喚した二人や、ソウゴが呼び出したライダーとは違い、魔法を無力化するような能力はない。だが、大魔法ではこの機動力ならかわされる可能性は高く、パワーも高い為に格闘戦など持っての他。

 


なら、搦め手で動きを鈍らせ、強力な一撃を叩き込むのみ。

 


「シャマク!」

 


陰魔法の基礎レベルだが、魔法に対する耐性が無いなら十分効果はある、その考えは当たっていた。ゼロワンは突然視界を奪われ、混乱していた。

 


「うわっ、なんだこれ! 前が見えない!」

 


目論み通りと、魔法を撃ち込もうとするが、紫色の結晶の雨がロズワールに襲いかかる。

 


「ベアトリス……!」

 


苦虫を噛んだような顔でロズワールがベアトリスをにらむ。睨まれた本人はなにかを呟いた。

 



「うぉっ、視界が戻った!」

 


ゼロワンの言葉にロズワールがしまった、と言う顔をした。そこに追撃の結晶が降り注ぐ。

 


「ベティーの前で陰魔法を使うなんていい度胸しているかしら。いくらオマエが宮廷魔術師でも、陰魔法ならベティーの方が上なのよ!」

 



やむ無くロズワールが距離をとる。

 


ゼロワンは一瞬顔をベアトリスに向けて「サンキュ!」と言ったのち、ロズワールに顔を向け直した。

 


「目眩ましはもうされたくないからな……だったらこれだ!」

 


『Wing! Authorize!』

 


ゼロワンはピンク色のキーの電源をいれる。ロズワールが魔法を放つが、突如現れた巨大な金属のピンクの鳥に全て防がれる。

 

『Progrise! Fly to the sky! フライングファルコン!』

 

『Spread your wings and prepare for a force.』

 


そのままゼロワンはフライングファルコンにフォームチェンジし、高速で飛び立つ。

 



「速い……!」

 


そうロズワールが叫んだ次の瞬間、急降下してきたゼロワンにロズワールは上空へと蹴り飛ばされていた。風の魔法で強引に体勢を立て直すが、再びゼロワンが突撃し、吹き飛ばされるロズワール。

 


ゼロワンはアタッシュカリバーを取りだし、フリージングベアーのキーを起動。

 

『Blizzard!』

 

装填し、トリガーを引く。

 

『Polar Bear's Ability』

 


『フリージングカバンストラッシュ!』

 


冷気の斬撃がロズワールを襲うが、風と炎の魔法の同時発動で火炎竜巻を起こし、斬撃を相殺する。だが、その直後にもう一撃が突っ込んできた。

 


『フライングインパクト!』

 


ゼロワンのライダーキックで弱まった竜巻を突破し、ロズワールを叩き落とす。だが、たいして吹き飛ばず、体勢を再び立て直している。強引に風の魔法を展開して、ライダーキックの威力を弱めたのだ。



 

「防がれた……だったらこれだ!」

 


『Hyper Jump! Overrize!』

 

『Progrise! Warning, Warning.This is not test! ハイブリッドライズ! シャイニング! アサルトホッパー!』

 

『No chance of surviving this shot.』

 



ゼロワンはシャイニングアサルトホッパーにフォームチェンジ。オーソライズバスターアックスモードを手に再び突撃する。

 


「速度が上がったようだがそれぐらいでは……!」

 


そう言った次の瞬間、ロズワールの後方から突如ビームが襲いかかった。慌てて振り向くとそこには、水色の結晶が。それは、シャイニングアサルトホッパーの戦闘支援システム、であるシャインシステムによって展開されたエネルギー波動弾シャインクリスタだった。

氷の魔法でまとめて吹き飛ばすが、再展開されたシャインクリスタが次々襲いかかる。さらに、高速で接近する。

 

『Progrisekey confirmed ready for buster.』

 

『バスターボンバー!』

 


考えの無い突撃かとそう思ったが、ゼロワンはロズワールの想定外の位置から突撃し、バスターボンバーを叩き込む。

 


「私の動きが完全に読みきられているのか……!」

 


「お前じゃ勝てない……! お前を越えられるのはただ一人、俺だ! これで終わらせる!」



 

『Bit,Byte,Kilo,Mega,Giga,Terarise! アサルトチャージ!』

 



ライジングホッパープログライズキーを何度も読み込ませてベルトを操作した後、ゼロワンが飛び上がる。ロズワールも連戦で限界が近い。ここで決めねば後がないと、大規模魔法を展開にかかる。が、一歩ゼロワンが早かった。

 



『シャイニングストームテラインパクト!』

 


シャインクリスタと共に突撃したゼロワンのライダーキックは、ロズワールを吹き飛ばし盛大な爆発を起こしたが、強引に防御魔法に切り替えたのか、ギリギリで生きていた。しかし、体力的にもゲートの酷使と言う意味でも、もう戦える状態ではないのが事実だった。

 

「ぐっ……エキドナ……」

 

 限界が来たのか、気絶するロズワール。

戦いを終えたゼロワンはそのまま消えていく。
見届けたベアトリスはラムに問いかけた。

 


「ロズワールの事、任せてもいいかしら?」

 


「……お任せ下さい。助力、ありがとうございました」

 


「私は私でやることが、あっただけなのよ。さてウォズ、ソウゴの元に案内するのよ。……ウォズ?」

 



何故かウォズは呆然としている。

 


「どうしたの?」

 


ツクヨミが問いかけた。

 



「一瞬の間に想定外が色々ありすぎて、新ライダーを祝うのを忘れていた……」

 


「それそこまで重要なこと? この状況で?」

 


「私のプライドの問題だ。新たなライダーの登場ならば、しっかり祝う! それが祝福の鬼足る私の役目!」

 


ツクヨミは、若干あきれつつ、頭に片手を添えながらボヤいた。

 


「……わかったからソウゴの元に案内して。そのためにここに来たんでしょ?」



 

咳払いして仕切り直すウォズ。驚きすぎて忘れていたのを隠すかのようだ。

 


「……言われるまでもなく。さぁ、我が魔王がお待ちだ。あとはエミリア君が試練を突破すれば、役者と舞台は全て揃う」

 


ツクヨミとベアトリスはウォズのマフラーに包まれ姿を消した。

全ては終演に向かって進みだしたのだ。

 




次回 2019:宮廷魔術師

実はリアライジングホッパーにしようか迷ってました
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