この気持ちは恋じゃない   作:夜はねこ

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人生、諦めも大事だよね。


三期、おめ!!遅くなったけど、すも誕生日おめでとう!!


アオハルかよ!

 休日の昼下がり。東は石上と会う為、街に訪れていた。待ち合わせ場所には石上の姿はない。どうやら、まだ来てない様だ。

 東は一息ついて、待ち合わせ場所近くの店のガラスで自分の姿を確認する。前髪をいじってみたり、服が変じゃないかと確認する。正直言って緊張していた。

 

(ど…どうしよう。今更になってなんか…すごく緊張してきた。これってデートだよね?変じゃない?私、変じゃない!?)

 

 それ以上考えても仕方ないので、適当な場所に腰掛け、携帯の石上とのメールを見返す。嬉しすぎて顔がニヤけてしまいそうだ。

 途中「なあ、あの子可愛いくね?声かけてみよーぜ」等の声が聞こえてきて、まだナンパなんてする人間いるんだと他人事のように思う。

 

 そう、この女、自分が女子からも男子からも人望があることには気付いていた。たが、自分の容姿には無頓着で、それが自分のことだとはまったく気がついていない。

 四宮かぐやのように一度見たら振り返ってもう一度見る…とまではいかないが、東玉枝は普通に可愛い。しかし、彼女の周りには美形の人間が多く、自分の容姿の周りの評価については疎いのである。声をかけられても気付くことなく、卒なく返す。幸いなのは無理矢理腕を引っ張ったり等をする人間がいなかったことである。

 

 そして、東玉枝がいる場所に行くには、「あの子可愛いな」と思う男子、はたまた女子でさえもをモーセの如く退ける必要があった。しかもかなり目立つ。

 

 したがって、石上は遠巻きにその様子を見て、

(…っ、こういうことを何故予想出来なかった…?もう10分早く来れば…東には悪いし、自分が誘っといて言うのもアレだけど…。正直帰りたい‼︎‼︎)

 

 だが、現実はさらに非情であった。なんと彼女は此方に気付くと、慌てた様子で駆け寄ってきたのだ。

 

「石上くん!」

「(ああああああァァァ…)」

「もしかして集合場所間違えてた?それなら、ごめんね…待たせちゃったかな…?」

「イヤ、ボクガオクレタダケダカラ…。キニシナイデ…。ムシロ、オクレテゴメン…。」

「ううん、それは私もついさっき来たところだから大丈夫。」

 

 嘘である。ちなみに東玉枝が待ち合わせ場所に来たのは1時間前であるから、石上がもう10分早く来ようが、この状況になんら変わりはない。

 

 緊張が緩和された東だったが、石上はカタコトになるくらいそれどころではなかった。

 学校での陰口が些細なことに感じるぐらいの「え、それが待ち合わせ相手?」感のある視線が周りから突き刺さる。他にも色々あるがあまり気分がいいものではないので割愛する。とにかく今、石上には嫉妬やら憎悪やら色々な感情が突き刺さっており、さらに帰りたいと思っていた。

 しかし、そんな石上の目の前に一人の男が通りすぎる。東は背を向けており気づかなかったようだが、その男が現れた瞬間、周りの意識は石上たちから外れていた。美人。その一言に尽きる。石上と目があった彼はニコリと微笑む。だが周り的には「今自分に微笑んだ⁉︎」と感じさせるものだった。石上は誰だ?と思いつつ、意識を戻す。すると、

 

「ええと、石上くん。今日って…その…。」

 

 東の言葉に、石上は約束だけ取り付けて肝心な説明をしていないことに気づく。

 

「お礼。」

「?」

「東のおかげで赤点免れたし。」

「エッ!?」

 

 まさかそんな理由だとは思わず、驚きの声をあげる。お礼だとしても、菓子折などで済むものである。

 

「……東の好きな物とかわからないし。会長に相談したら、外に連れ出してその店の中で好きな物選んでもらえばって。」

「そ…そっか。(白銀先輩、グッジョブ!いつもちょっとポンコツな先輩だなとか思ってたけど、やる時はやるんですね、ありがとうございます!)」

 

 内心の白銀への評価がかなりひどい。東にとって白銀は『ポンコツ残念イケメンな先輩』である。

 

閑話休題

 

 東を連れて石上は行きつけの喫茶店の前にいた。

 この喫茶店は商店街の人通りの少ない路地にポツンとあるため、穴場スポットであった。石上がドアを開けて先頭をきって入っていく。東も後に続き、物珍しそうにキョロキョロ見ながら入っていく。

 店の中は木造作りであり、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。まさに隠れた穴場という感じであった。

 

 

中略!!!!

※ずっと書けなくて、一年間悩み抜いて、でも書けなくて、諦めた。そのため、2人がどんな話をしてどんなことをしたのかは、ご想像にお任せします。

 

 

 

 そんな会話をしてお互いに笑い合う。今日は大変な事もあったが、二人には充実した一日であった。

 

 

 

 

 

【本日の勝敗 両者ともに最終的には幸せな気分になったので、引き分け】

 

おまけ

「やれやれ…っと。」

 

 石上たちへの視線をなくすために通りすぎた男。

 

「アレが玉枝の言ってた『石上くん』か。直接目にするのは初めてだったけど…悪い子じゃないみたいだね。…となると、次の問題は…」

 

 それは東玉枝の兄 満月だった。

 説明しよう!1時間前から待ち合わせ場所にいた東が、何事もなくその場所にいられたのは、悪どいナンパ男を兄が追い払っていたからである。

 石上と東の姿が見えなくなり次第撤収した東兄は、自宅に帰っていた。そのまま後をつけたりはしない。彼は『シスコン』ではあるが、そこら辺は弁えていた。

 

 それはさておき、

 

「そろそろ四宮家が探りにくる頃合いかな。…早坂愛か。少し釘を刺しとかないといけないな。」

 

To be continued・・・・?

 

 

 

YES

NO ←

 




なんて中身のない話なんだ。
そんなことより、すの『アオハル』聞いた?正直、すごく良かったね、感動したわ。
私、すが結婚したら、めちゃくちゃにお祝いするね。


メリクリ!

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