いやR15は越えてるだろ?というご意見有ればお申し付けください。
憑依転生。
死んだ魂が生きている誰かに憑りついてしまうこと。
そんなことあり得ねぇだろ?
そう思うだろうがここに当事者が居るのだ。
「おはようございます束様。」
そして銀髪糸目の美少女が俺がどっかヨーロッパの実験施設から連れてきた人造人間のクロエちゃんだ。
掃除洗濯爪切りマッサージと出来る自慢の妹分だ。
「おはようクロエ。今日も美少女が決まってるぜ。」
「今日もあなたでしたか。」
「アイツは寝坊助だからな。」
わしゃわしゃと頭を撫でてやると少し上を向いて頬を緩める。
最近分かるようになった気持ちいいのサインだ。
もう一人の、女の方の俺はもっと早くに気付いていたらしいが。
俺の憑依転生は元の人格が残ったままでな。
いわゆる二重人格の状態だ。前世、でいいのだろうか?
の知識を出来る限り思い出してみたとこに寄れば、
この世界はラノベの世界で何やらハーレムものだったらしい。
俺も読んだことないので詳しくは知らん。
(そんな程度の知識しかないが俺含めて顔面偏差値高いのには納得だが。)
「あ、おはようございます。」
この絵にかいたような大和なでしこの美少女は俺の妹の篠ノ之箒。
姉(肉体はそうだ)の俺が技術畑なのに対して凛とした剣道少女だ。
「おはよう箒。別に敬語じゃなくていいぞ?」
「あ、兄さん。おはよう…」
短く挨拶するとそそくさと俺の前からいなくなってしまった。
(嫌われてんのかね?)
まあ心当たりがないでもない。
きっかけはかれこれ2、3年ぐらい前か?
篠ノ之束、この場合は俺じゃない女の方。が友人の織斑千冬と協力して自分の発明品、アイアンマンの親戚みたいなパワードスーツ、インフィニティなんちゃら(名前は忘れた)とかいうのを世に知らしめるためにマッチポンプを行おうとした時の事、憑依転生した俺が訳も分からず束がノリと勢いで造った自爆ボタンを押して基地を吹っ飛ばしてしまったのだ。
え?お前はバカかって?誰だって『押・す・な★』って書いてボタンは押したくなるやん。
逆に消火栓みたいな押せって書いてあるボタンはいずれ押されるだろうと思って押さないじゃん。
まあ兎に角、俺はその衝撃で頭を打って入院したんだが、
その時長い間表が俺のままで固定されてたせいか目覚めた時も俺が表立ったんだ。
それで心配して付きっきりだった箒に俺は
「お前、だれ?」
と心の無い事を言ってしまったのだ。
そりゃ嫌われる。しかも姉と同じ顔で言われた彼女のダメージは計り知れない。
「あー、くっそ!」
「こらこら、あんまり女の子が汚い言葉を使うもんじゃ無いわよ?」
「母上、俺だ。」
「ああ、束君。おはよう。」
「おはよう。」
この人は俺の、ていうか束とこのボディの生みの親の母上。
こんな俺の事も息子と受け入れてくれた恩人だ。
「父上はもうお仕事ですか?」
「ええ。あなたもそろそろ学校よ?
支度して早く行きな、ちふゆちゃんがまってるわ。」
「はい!いただきます!」
朝ご飯をかき込み制服に着替えて、クロエが用意してくれていたカバンを持って外に出る。
「おはよう束君。」
「おはよう千冬。お前も分かるようになってきたな。」
「ああ。それに束が朝起きてることなんて殆ど無いしな。」
「たく、発明家気取りのテロリストが贅沢なもんだよ。」
それを言われると表情が曇る千冬。
そりゃそうだ。こいつも従犯みたいなもんだからな。
「弟君は、一夏少年はどうだ?
風の噂で相変わらずの女癖の悪さを発揮してると聞くが?」
「本当にそうだから困る。
しかもいまだに無自覚だからな。」
また千冬の表情はさっきとは別の意味で曇る。
その一夏少年と言うのは彼女の目に入れても痛くない愚弟のことで、
今年で小学二年生になるのだが、いまだに恋人一人いないのだ。
無自覚に人に惚れられるような行為をやってしまい、
しかもイケメン家事万能性格良しで、
箒もそのファンの一人なのに。
なんだろう。男性も女性も友達としてしか見てないのだろうか?
誰かの自分への想いに気付くという事も無いのだ。
「いい加減思うんだよ。あれで女誑しでも男好きでも両刀でも無かったらそもそも恋愛感情が無いんじゃないか?」
「その発想はなかったが、それはあるかもな。」
(それに一番近くにいる女がこれだけ守り甲斐なくて世話のし甲斐しかない女だしな。)
はっきり言おう。この女、織斑千冬は家事が全くできない。
洗剤と柔軟剤の違いも分からない、
作れる料理と言えばレトルト食品全般だけのだらしない女なのだ。
(俺が思うにこの女腕っ節だけは有るから一夏少年のガード固いんだよな。)
そして両親がおらず、一夏無しでは三日でごみ屋敷を作るであろうこの女が白馬の王子ならぬ白馬の猛獣使いと出会わない限り、一夏少年が結婚する未来は無いんじゃなかろうか?
「束君、今ものすごく失礼なこと考えてなかったか?」
「ああ、お前がもう少し家事が出来るようになれば一夏少年も色恋沙汰に渇ける余裕ができるのにって思ってた。」
「ぐふっ!」
心臓を抑えてうずくまる千冬を無視しながら歩き出す。
「あ、束さん!」
「お、簪ちゃん!おはよう!」
交差点に差し掛かったところで出会った制服の小学生は更識簪ちゃん。
この前公園で一人でいた所を話しかけたら同じヒーロー好きという事で意気投合したのだ。
そしてうちに遊びに来るうちに箒とも仲良くなって、
最近は箒が一夏少年にアタックするのをかげながら応援してくれてるのだ。
「こんどターボレンジャーDVD手に入ったから一緒に見ようぜ。」
「うん!」
簪ちゃんと別れて道をまっすぐ進むと別に愛しくもない我が母校が見えてきた。
さあ、退屈な日常の始まりだ。
「疲れた。」
別に学校の授業はこのアイアンマン擬きを発明できるだけの頭脳があれば問題ない。
問題は人づきあいだ。
俺もそんなに得意な方では無いが、篠ノ之束はもっとひどい。
(人種差別、性差別、動物虐待、
主に千冬とそれを慕う後輩へのセクハラ、etc etc…
あー、頭痛くなってきた。)
そんなわけでレズっ子に責任取って抱けって迫られたり、
不良どもに追い回されたり散々なのだ。
え?その頭脳を使えば解決するって?
逆に校内で完全犯罪が起きたらそんなことできるのはお前だけだって疑われるわ。
「ただいまー。」
「お帰りなさいませ、束様。」
迎えてくれたのはクロエだ。
どうやら母上は夕飯の買い出しに、
箒は剣道の稽古に行ってるらしい。
「束様、その、誰も居ないようなので…」
「ああ。分かってる。」
頬が紅潮したクロエを手招きして部屋に入れる。
俺はその場で上裸になった。そうじゃないとお乳をあげれないからだ。
きっかけは半年ほど前、女の方の束がクロエに料理を作らせた事があった。
クロエは自信ないと言いながら作ったそれはとても料理の形をしていなかった。
少なくとも俺は料理と認識できなかった。
そしてそれを口に運んだ瞬間
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
俺は気絶して救急車に運ばれた。
あまりの不味さに人格が反転して気絶したのだ。
どっちかが表になってる時は五感こそ共有してるが、
もう片方の人格はぼんやりと羊水の中で夢を見てる感じなのだ。
それでも不味過ぎるなんてもんじゃ無いレベルで不味かった。
これが転生してから二回目の救急車騒ぎ。
その間再び長い間俺が表でいたため、
俺が束を引っ込めさせることは出来ても逆は出来なくなったという余談があるのだが、まあいい。
幸い衝撃が強すぎたおかげで一周回って味覚は正常だったがこのままでは死人が出る。
そう判断して一夏少年と箒にも協力してもらって料理の腕を矯正しようと思ったのだが
「食材をそろえるとこまでしか正しく出来て無いんだ。
けどそっから先が異常すぎてどこから手を付けていいか分からねぇ。」
簡単なサラダの材料を基に錬金された何かのスライムをお焚き上げにしながら俺たちは白旗を上げた。
もうあれはどうにもできない。
母乳レベルから味覚をやり直すぐらいしか思いつかない。
「じゃあそうすればいいじゃん!」
と、いきなり俺の身体を乗っ取った篠ノ之束が母乳が出るようになる薬を発明した自分で服用した結果、この乳牛みたいなおっぱいからはミルクが出る様になってしまったのだ。
しかもクロエがそれに病みつきになってしまったのだ。
「た、束様!もう口寂しくて仕方ないです!」
俺がブラを外すとクロエは俺を押し倒さんとばかりに胸に飛び込んできた。
クロエの身長に合わせてかがんでやる。
勢い良く乳首に吸い付いた。
耳まで真っ赤になってふーっ!ふーっ!と荒い息をしながら喉を鳴らしてミルクを飲む姿は背徳感とか被虐心とか罪悪感とか、触れてる肩越し伝わってくる必死さとか諸々相まって興奮する。
(もう、眠いのか恍惚なのか分かんないけど顔トロットロで可愛い!
駄目だ耐えろ。流石に手を出すのはマズい!
けどこの子、おっぱい吸うの上手なんだよ!気持ちいい!)
グニグニと柔らかい乳を揉みながら媚びるように上目遣いで見つめていたが次第に力が抜けていき
(や、やっと寝た……危うく乳首で逝くとこだった……。)
汗ばんで口から白い液を零した銀髪ロリとかいうエロ同人でしかお目にかかれない光景になってるクロエをベッドに封印し、束はトイレに向かおうと思った。
(一発抜いとかなきゃ体に悪いよ。
服は、誰も居ないしこのままでいいか。)
そう思ってドアを開けると
「え?」
「あ。」
「!」
ドアの隙間からこちらを窺っていたような格好で箒と簪がいた。
どうやら割と頭の方から見ていたらしく、2人とも顔が真っ赤だ。
「に、兄さん?それは……」
「あ、ああ。諸事情あって…出るんだよ。」
最悪の空気の沈黙が流れる。
どうする?こんな時どうすればいい?
「それって…吸ってもいい?」
「な!な、なにを!何を言ってるんだ簪!」
・・・・・・・はい?
今なんて?今何と申しましたか簪ちゃん?
「まだ出る?」
「出ると思うってそうじゃなくて本気!?」
こくんと頷き、俺のさっきまでクロエが吸っていた右乳に手を伸ばす。
「正気か簪!?」
「箒こそ、お姉ちゃんに甘えられるうちに甘えた方がいいよ?」
「ッッッ!!! い、嫌しかし!」
なんでやる方向で悩んでるんだよ!
軽蔑してくれ!いっそその方が楽だから!
頼むからこれ以上話を面倒にしないで~~!
「兄さ…お、お兄ちゃん。その、おっぱい吸わせてください…。」
なんて思ってた時期が俺にもありました。
無理だ。断れねえ。もし断ったら罰が当たる。
天使の涙と言うこの世で一番反則な罰が下るわこれ。
「おいで。」
俺は自然とその場で立膝になっていた。
2人がそれぞれ乳首に吸い付く。
(箒はぎこちないけど一生懸命で、
簪ちゃんはちょっと力強いけど上手……)
もう愛おしくて仕方ない。
俺は二人の頭を押さえつけるように抱き寄せた。
息が苦しくなったのか二人の荒い呼吸音が聞こえるが構わず続けた。
(に、兄さんのミルク、ちょっと甘くて粘っこくておいしい……ずっと飲んでたい……)
(よく分かんないけど、汗のにおい凄い。頭、ボーっとして、駄目。)
流石に苦しそうだったので二人を離す。
白い糸を引いて荒い息をしながら紅潮した頬で上目遣いにこっちを見る様子はどう見ても事後だ。
「その、ごちそうさまでした。」
そう言って簪は当初の目的だったDVDを返すと足早に去って行った。
「に、兄さん!……その、一夏には秘密に…」
「ああ。」
箒も去って行くと俺は天井を仰いで今更ながら大変なことをしてしまったと思った。
(あの子ら大丈夫かな?レズに目覚めたりしないかな?
まあ、俺も危うくロリコンに目覚めかけたが……)
もう手遅れかもしれないと思いながら深い深いため息をついた。