星々の王と妃   作:旭姫

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五章 第九話 達也の合流

達也をのせた潜水艇は霞ヶ浦から媒島にたどり着いた

 

潜水艇が船着き場に浮上すると、深雪とリーナが出迎えていた

 

深雪「お兄様!!」

 

リーナ「達也。お疲れ様」

 

達也「ああ。」

 

ハーディー「お久し振りです、総隊長殿。」

 

リーナ「ハーディー!?貴方までいたの?」

 

達也「ハーディーは荷物持ち兼、今回の俺の副官だ。」

 

リーナ「そういえば、ベンはどうしたの?」

 

達也「ベンはラルフの制御だ。」

 

リーナ「ラルフまでいるのね…。」

 

達也「そういえば、同じ型の自家用機が停まっているが?」

 

深雪「あれは七草先輩達のです。」

 

達也「なるほど…。じゃあ、ハーディーも準備に戻れ」

 

「はっ!」

 

ハーディーが潜水艇に戻ると潜水艇が潜った

 

リーナ「にしても達也。大佐になってから〈S.T.A.R.S.〉じゃなくなったのよね?確か参謀本部所属だっけ?」

 

達也「確かにそうだが」

 

リーナ「何で参謀本部所属なのに星の名前がついたの?」

 

達也「それはな。リーナ。お前の補佐の仕事を続けることになったからだ。」

 

深雪「ふふ…リーナ1人じゃ仕事出来ないものね」

 

リーナ「何よ深雪!!私だって仕事くらい出来るわ!!」

 

達也「そうか。なら、バランス准将に伝えておこうか?」

 

リーナ「そ、それは遠慮しておくわ…」

 

達也「そうか。さて、向かうぞ」

 

―――――――――――――――――――――

 

水波から連絡が来た真由美達は急いで北山家の別荘がある媒島に来ていた

 

つくと、水波の案内で九亜と会っていた

 

真由美「貴女が綿摘未九亜ちゃん?」

 

「〈わたつみシリーズ〉製造No.22、個体名―九亜…です。…貴女が七草真由美さん…ですか?」

 

真由美「ええ、そうよ。昨日は助けに行けなくてごめんなさい」

 

真由美は九亜を抱き締めた

 

そんなタイミングで達也が部屋に入ってきた

 

摩利がそれに気付いて手で挨拶した

 

ほのか達も達也の合流に驚いていた

 

美月「ところで、七草先輩とその森永さんってどういう関係なのですか?」

 

真由美「私の兄の恩師である森永先生が海軍の秘密魔法実験に参加してたんだけど、そこでの彼女達の扱いの悪さに彼女達の保護を求めてきたのよ。」

 

その言葉に全員が納得したように頷く

 

真由美「さて、九亜ちゃん。お姉ちゃんと一緒に東京に行きましょう?」

 

達也「その件で先輩にご相談があります。」

 

真由美「何かしら?」

 

達也「九亜だけでなく、ここにいるメンバーも東京に連れ帰って頂けませんか?」

 

真由美「達也君以外の全員も?」

 

達也「そうです。それと、雫。北山家の飛行機を少しの間貸して貰えないか?」

 

雫「何に使うの?」

 

達也「九亜と同じ立場の女の子が他に8人いる。」

 

真由美「達也君、何をするつもり?」

 

摩利「君1人で助け出すつもりか?」

 

達也「いいえ。1人じゃないですよ。な?エリカ、レオ、幹比古。」

 

エリカ「もちろん。私は足手まといにならないからね。」

 

レオと幹比古は黙って頷いた

 

真由美「達也君なにするつもりなの?」

 

達也「先輩は知ってますよね?俺の立場を。まぁ、貴女のお父君が知らないのを見るとまだ約束は守っているようですが…」

 

真由美「…わかったわ。」

 

摩利「真由美…」

 

真由美「私達が頼まれたのは九亜ちゃんを東京に連れ帰ること。それ以上は私達の出る幕じゃないわ。」

 

摩利「私じゃ足手まといということか…」

 

真由美「違うわ。達也君とは責任を果たす相手が違うと言うことよ。」

 

摩利「そうか。達也君には大義名分があるのだな。分かった。達也君。心配は要らないだろうが、気を付けて」

 

達也は頷いた

 

深雪「私も残らせてください!!」

 

達也「深雪?」

 

深雪「確かに彼女達の保護はエリカや西城君達の仕事でしょうが、ヘリの護衛は必要ですよね。ならば、私がそのヘリの護衛をいたします」

 

達也「はぁ…分かった。水波」

 

水波「はい!」

 

達也「もともと幹比古にヘリを任せようと思っていたが深雪が入るなら水波、お前が深雪を守って見せろ」

 

水波「はい!!」

 

リーナ「私は?」

 

達也「そうだな。九亜達の自家用機の護衛だな。何かあれば()()()()()()()()()構わない」

 

リーナ「わかったわ。任せて」

 

―――――――――――――――――――

 

真由美達を乗せた自家用機が飛び立つのを確認した達也は早速ニューメキシコを浮上させた

 

「大佐殿。準備完了です。」

 

達也「分かった。ハーディー、俺の後ろにいる男女2名が〈わたつみシリーズ〉保護要員だ。そして、ハーディーはこの2人が保護を終えたら自家用機までの護衛だ。自家用機まで連れていったら、元の任務に戻れ」

 

「はっ!」

 

そんな達也とハーディーの会話の最中、深雪はエリカの持っている刀のことを聞いていた

 

深雪「エリカ、その刀は?」

 

エリカ「〈大蛇丸〉のダウンサイジングバージョン〈蛟丸(ミズチマル)〉。雫にこっそり積み込んどいて貰ったんだ」

 

深雪「用意が良いのね。」

 

エリカ「何が起こるか分からないからね。」

 

そうして船着き場につくと、巨大な潜水艇があった。

 

達也「やっと来たか。」

 

エリカ「流石USNAね。潜水艇って、こんなに大きいの!?」

 

達也「このニューメキシコが特別なだけさ。さて、行こうか。エリカとレオは中に乗れ。深雪と水波と幹比古は北山家の自家用機で南盾島まで飛んできてくれ。秘密研究所の座標は深雪を介して送っておく。」

 

「大佐殿。いつでも出発できます。」

 

達也「だそうだ。2人とも速く乗れ。じゃあ、深雪。また後でな」

 

深雪「はい!どうかお気を付けて」




事後報告、達也の養母ヴァージニア=バランスが将官になりました

今回は達也がやっと深雪達と合流しました。

作品通り、真由美に雫やほのかを送らせて、エリカ達をニューメキシコに乗せました。

リーナが同行していない理由はまぁ察していると思いますが、次の回でわかります。

では、また次回
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