星々の王と妃   作:旭姫

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五章 第十二話 克人VSカノープス

ベンジャミン=カノープスは抵抗してきた海軍達を殺していた

 

横にいるラルフの暴走に頭を痛めていたが、突如、ラルフが吹き飛ばされた

 

その吹き飛ばした方を見ると、一枚の巨大な障壁が立っていた

 

「『ファランクス』…十文字の人間か」

 

「そちらこそ、〈S.T.A.R.S.〉がなぜそんなところにいる」

 

声がした方を向くと、そこにはプロテクトアーマーを着た十文字克人が立っていた

 

「カツト・ジュウモンジ…相手にとって不足なし」

 

自身の持つ日本刀で斬りかかる

 

しかし、目の前に迫る障壁

 

咄嗟に『分子ディバイダー』を発動して叩き斬る

 

すぐに次の障壁が飛んでくる

 

それをまた叩き斬る

 

それを高速で続けていく

 

「(流石は【都市防衛】の十文字か。『ファランクス』の生成が早い)…だが、私も〈S.T.A.R.S.〉の一員。こんな程度、苦でもないわ!!」

 

向かってくる障壁を斬りながら前に進む

 

ラルフは死んではいないようだが、起き上がる気配は無い

 

よそ見をしたせいで再び押し返されてしまった

 

しかし、横から自身と十文字克人の間に()()()()()()()

 

タツヤ「そこまでだ、ベン。目標は達成した戻るぞ」

 

「大佐殿…了解しました」

 

達也の指示に従い、ラルフを抱えてニューメキシコへと戻る

 

――――――――――――――――――――

 

ベンと克人の戦いを止めた達也は克人へと目を向ける

 

タツヤ「なるほど、日本魔法協会が派遣したのは十文字克人だったか。」

 

克人「【星王】…タツヤ=アルデバラン。」

 

タツヤ「九島烈に伝えておけ。研究データは全て抹消したと」

 

克人「承知いたしました…。」

 

克人は礼をすると、去っていった。

 

達也は克人が去っていったのを確認して、『仮装行列』を解いた

 

達也は空へと飛び上がりシルバー・ホーンを研究所へ向けた

 

達也「『雲散霧消・濃(ディープ・ミスト・ディスパージョン)』発動」

 

達也は上の方から消していって、研究施設を全て消すことに成功した

 

そして、端末に落とし込んだ落下予測データを確認して、バイザーにそのデータを登録すると、該当不明と出た

 

達也は違和感を覚えたが、ニューメキシコに戻ったベンから通信が入った

 

達也「なんだ」

 

『申し訳ありません。実は、本国より通信が入りましたので、内容を報告します』

 

達也「本国から?」

 

『軍事衛星〈セブンス・プレイブ〉の落下を確認、落下予測地点は北緯27°±5°、東経142°±5°…当海域です』

 

達也「なんだと!?」

 

『それで、西太平洋に展開中の艦隊は48時間以内にハワイ基地に帰還せよと』

 

達也「……分かった。なら、先に戻ってくれ。」

 

『大佐殿はどうされますか』

 

達也「〈セブンス・プレイブ〉が落ちてきた場合、被害は日本だけには収まらない。だから、〈セブンス・プレイブ〉を破壊する」

 

『なっ!しかし、『質量爆散』では、被害が増えるだけでは?』

 

達也「宇宙空間に飛べればそこで『雲散霧消』で消せるんだが…」

 

『大気圏内では無理なのですか?』

 

達也「分解できても劣化ウラン弾が厄介だ。」

 

『分かりました、ではニューメキシコに一度来てください。私が飛ばします』

 

達也「ベン…出来るのか?」

 

『お任せを』

 

達也「分かった。」

 

達也はニューメキシコへと飛んでいった

 

――――――――――――――――――――――

 

時は達也が研究施設を消していたときの事

 

艦隊司令部に入ったベンは達也の帰還を待っていた

 

すると、そこに入電が入った

 

「大変です。本国から通信が来ました」

 

「内容は」

 

「軍事衛星〈セブンス・プレイブ〉の軌道離脱を…確認した!?」

 

「…!?続きは」

 

「はっ!落下予測地点は北緯27°±5°、東経142°±5°…当海域です!!」

 

「なんだと!?」

 

「本国からの指示を伝えます。西太平洋に展開中の艦隊は48時間以内にハワイ基地に帰還せよとのことです」

 

「48時間…無茶を言ってくれる」

 

「艦長、大佐殿に連絡をいれてもよろしいですか?」

 

「構わん。」

 

そうして今に至る

 

――――――――――――――――――――――

 

達也はニューメキシコの甲板にたどり着いた

 

そこにはベンが敬礼をしていた

 

達也「ベン。状況はどうなっている」

 

「はっ!大佐殿がとらえた秘密魔法実験の責任者は部屋に軟禁し、扉の前に見張りを付けています。そして、現在の〈セブンス・プレイブ〉の落下予想はこんな感じになっています」

 

達也はベンから端末を受け取って確認する

 

達也「分かった。」

 

「お兄様!!」

 

達也「なっ!?深雪!?」

 

深雪「お兄様、宇宙へ飛ばすのは私がやります。それに受け止めるのも必要ですよね?」

 

達也「まさか…」

 

「実は、通信の後。深雪嬢が大佐殿の手伝いをすると」

 

達也「分かった。頼んだぞ」

 

深雪「お任せください!!」

 

 





一旦ここで区切ります

今回、十文字克人とベンジャミン=カノープスが戦いましたが、結果は引き分けです

その後、ニューメキシコに本国から避難命令が入り、達也は被害を食い止めるために奔走します

ちなみに、ディープ・ミスト・ディスパージョンの雲散霧消・濃は、ディープが濃いとか深いとかって意味だったと思うので濃という感じを付けました。深い意味はないです

さて、もうすぐ五章が終わります。

この章を最終章としているので、エピローグが近いです。

エピローグで完結となります。

もしかしたら番外編をいれるかもしれませんが、とりあえずは完結すると言うことだけは覚えておいてください

では、また次回
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