「片羽の妖精」ラリー・フォルク。
彼の相棒であり、敵であった男。
1995年、4月。
ベルカ公国はウスティオ共和国に眠る地下資源を口実に、周辺諸国へ向けて宣戦を布告した。ベルカ戦争と言われる戦いの幕開けである。
その戦争の最中に生まれた、畏怖と敬意の狭間を生きる一人の傭兵パイロット。そんな彼には、“片羽の妖精”と呼ばれる相棒の姿があった。
「あれは、雪の降る寒い日だった」
こうして物語の幕は上がる。
彼の最も近いところにいて、今は最も遠いところにいる男の物語。
彼の相棒であり、敵であった男。
1995年、4月。
ベルカ公国はウスティオ共和国に眠る地下資源を口実に、周辺諸国へ向けて宣戦を布告した。ベルカ戦争と言われる戦いの幕開けである。
その戦争の最中に生まれた、畏怖と敬意の狭間を生きる一人の傭兵パイロット。そんな彼には、“片羽の妖精”と呼ばれる相棒の姿があった。
「あれは、雪の降る寒い日だった」
こうして物語の幕は上がる。
彼の最も近いところにいて、今は最も遠いところにいる男の物語。
プロローグ | |
1章:猟犬は鳴いている | |
砦の来訪者 | |
凍山舞う、猟犬 | |
飛び行くは円形の空 | |
スティール・アライブ | |
誰が為に鐘を鳴らす | |
誰が為に鐘は鳴る | |
2章:臨界への空路 | |
地獄遍路 | |
光線一閃(1) |