龍球 悟はテンプレ通りの展開を持って
人間には過ぎた力であるスーパーチートを持って転生した

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ドラゴンボールの力は持って転生した男

龍球 悟はトラックに轢かれて死んで神に会ったのでドラゴンボールの力を持ってISの世界に転生させてもらった。

もはや細かく語る事もないテンプレ展開であり、あこがれの漫画の力を手に入れた悟は

前世の平凡ぶりは何だったのかと言うほど、己を鍛える事に没頭した・・・が

鍛えても鍛えても、手からビームは出ないし、空も飛べないし、髪が金色になる事も無かった(そもそも尻尾も無かったし、頭髪も不気味に変化していた)

そういえば、ドラゴンボールの力をと望んだ物の、ドラゴンボールの誰とは言っていなかった。

力は与えてやろう、ただしミスターサタンくらいのな!という事なんだろうか・・・その事実に気づいた時、悟は修業を辞めた。

 

が、ここはIS世界、男で転生者となれば当然ISだって動かせる。

そうなればテンプレのごとく悟もIS学園に入学したものの

テンプレとは違って一夏に対する隔意は特になく、ついでにハーレム願望もなかったし

さらに言えば、悟に与えられた専用機は、手からビームが撃てる仕様だったため

一夏と一緒にアリーナでドラゴンボールごっこをする学園生活に

悟はおおむね満足していた。

 

「つまりこの剣が無ければ、貴様がわしに勝つことは」

「マジで出来ないからそろそろ返してくれよ・・・白式も手からビーム出せればなぁ」

「頑張ってればその内出るようになるから大丈夫だって」

「いやそれは無いだろ」

「いや出る出る、ほんとに出るから」

 

出るだけで大して役に立たないけど。

 

「馬鹿なことを言ってないで早く構えろ、時間が勿体無い」

「箒さんの言う通りですわ、一夏さんにはクラス対抗戦までに少しでも訓練しませんと」

「待ってくれ、二組の奴の甲龍には実体剣があったはずだから、白刃取りの訓練は無駄にはならないはずだ」

「無駄にしかならん、それが出来るなら普通に剣で払った方がいいに決まってるだろう」

 

箒は悟の言い訳を一刀両断すると、さっさと行けと打鉄のブレードで悟の背を突っついた

 

「しぇんろん、って鈴のISの名前か?なんかドラゴンボール思い出すな」

「ドラゴンボール?」

 

一夏の一人言に、セシリアは何ですのそれ?と疑問の声を上げた

 

「え、ドラゴンボール知らないのか?もしかしたら世界一かもってくらい有名な漫画なんだけど」

「漫画ですか、わたくしはそもそも漫画自体読みませんので・・・」

「あー、確かにセシリアが日本の漫画を読んでる姿はイメージ出来ないな・・・簡単に言えば、ランプの魔人みたいに願いを叶えてくれる奴だ。

七つの球を集めて、いでよ神龍、そして願いを叶えたまえって言うと」

 

その瞬間、空が黒雲に包まれた。

アリーナから光の筋が立ち上り、天を貫く。

そして光の中から現れたのは、何kmあるかという長大な緑の体と、深紅の光を宿す瞳をもった巨大な龍。

 

「は?」

 

一夏は・・・いや、IS学園にいた全ての人間は、何が起きているのか全く理解する事が出来なかった。

 

「シェン・・・ロン・・・?」

 

そう、そこに現れたのはドラゴンボールを象徴するキャラクター、神龍だった。

何故漫画のキャラがここに?という疑問よりも先に浮かんだ感情は・・・恐怖。

原作では意外とお茶目な面があり、Z戦士達やその敵たちのインフレに願いを叶える力がついていけず

どんな願いも・・・から可能な限りという控えめな表現に変わる等、半ばマスコットキャラと化している神龍だが

リアルに現れれば、人間など一飲みに出来る巨大爬虫類が眼前に出現するなど、恐怖以外の何物でもない。

原作では攻撃力など発揮しなかったが、もし彼が火を噴く事が出来れば?そんな力が無くても

体の一部で地表を薙ぎ払えば?

サイズ比から言って、どう控えめに見てもIS学園は一撃で崩壊するだろう、よしんば自分たちは絶対防御で守られたとしても

大多数の生身の人間は、ほぼ確実に死ぬ。

一夏がごくりと唾を飲むと同時に、神龍は声を上げた。

 

「さぁ願いを言え。どんな願いも一つだけ叶えてやろう」

 

まさに原作通りの文言。

こいつは本当に神龍なのか?

ドラゴンボールを知る者達がそう思う中、果たして誰が言ったのか。

だがそれは、ドラゴンボールファンなら言わずにいられない一言だった。

 

『ギャルのパンティーおーくれー!』

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「願いは叶えた、ではさらばだ」

 

そうして神龍は光となり、空の彼方へと消えていった。

空から舞い降りるギャルのパンティーを残して・・・。

 

「えっと・・・一夏さん、つまり今のがドラゴンボール?」

「いや、今のはドラゴンボールから現れる神龍っていう・・・っていうか、セシリアも見たのか?ってことは幻覚じゃないんだな、あれは?」

「ええ、ISにも確かに記録が残っていますわ」

「マジかよ、箒!悟!お前達も・・・あれ?悟は?」

 

一夏が視線を向けた先には、茫然とした箒と、操縦者を失ったISの姿があった。

 

その後、巨大怪生物の出現、同時にISをその場に残して男性操縦者が失踪した事件は世界中を騒がせる事になる。

そして一年後・・・

 

 

 

「悟!無事だったのか!」

「一夏、いや無事だったっていうか・・・まぁ無事だったよ」

 

悟は自身に何が起きたのかまったく解らなかった。

アリーナに居たと思ったら、なぜか次の瞬間にはISスーツだけの姿でアメリカに居て、身振り手振りと拙い英語を駆使して

何とか電話を借りてIS学園に連絡したら、自分は一年間失踪していた等と伝えられたのだ。

 

「脳の検査とかも受けたけど、記憶喪失とかじゃないみたいだし・・・俺の感覚としては、一年間タイムスリップした感じだよ」

 

最初はドッキリかと思ったが、一夏達は明らかに肉体的にも精神的にも、ラノベ10巻弱分くらい成長しているのが見て取れたので

実際に一年の時が経過していたのだと受け入れていた。

 

「へぇ~、彼があの事件の時に失踪したっていう、もう一人の?」

 

一夏の後ろからヒョイと姿を現したウサミミ、その名は篠ノ之束。

何故一夏以外の男性がISを動かせるのか?その内ちょっと解剖してみたいなと思っている内に突如失踪し

例え殺されていても死体くらいは回収できるだろう、と高を括っていたにもかかわらず

足跡一つ見つけられなかったため、チャンスがあればサンプルの一つでも取っておこうと思い

悟発見の報を聞くや否や学園に駆け付けたのだ。

 

「束さん。そうです、こいつが二人目の男性操縦者の・・・」

「あ、それさ、なんか一年前の事件って俺の失踪が大事件なのかと思ってたら、大事件と俺の失踪があったみたいな感じなんだけど

一体何があったんだ?」

「そっから覚えてないのか?すごい事件だったんだぞ、いでよ神龍、そして願いを叶えたまえって言ったら本当に神龍が出てきてさ」

 

その瞬間、空が黒雲に包まれ

IS学園から光の筋が立ち上り、天を貫いた。

 




ちなみに原作一夏の独白によるとサボテンダーとドラゴンボールはIS世界にも存在するらしい

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